常翔学園中学校・高等学校 ICT公開授業

2017年11月16日 木曜日

常翔学園中学校・高等学校の公開授業を見てきました。今回は265名の申し込みがあったそうです。教育大学の付属校や、公立の学校で公開研究授業がよく行われていますが、私立の学校で、この規模の公開授業が行われるのは珍しいと思います。同志社中や大阪信愛学院(現、大阪信愛女学院)中高など、私立の中高の先生方も結構参加されていました。

 

今回見せていただいたのは、今年から新入生全員に導入されたiPadを活用した授業です。

しかし、同じ機械なのに、先生によって(科目によって)様々な使われ方がされていました。

高校世界史の授業では、補助資料として、中学数学では課題の一斉提供し生徒全員の解答状況が一覧となって投影されるという小テスト管理ツールとして、中学国語では紙に記述したものを画像にして投影し、マーカーを引くなど皆で共有、中学英語では音声認識ソフトを使って発音の練習、中学社会では調べ学習とレポート作成に利用するなど、いずれも授業効率を上げるために活用されていました。また黒板にチョークの授業と、iPadを利用した授業の使い分けがスムーズに展開されており、先生方のスキルの高さにも感心です。周りに見学者が居て落ち着かない環境だったと思いますが、中学生の皆さんも授業に積極的に取り組んでいました。校長先生もご説明ありがとうございました。

それよりも教室移動するときに、エレベーターで生徒さんたちと乗り合わせましたが、皆さん気持ちよく接してくださいました。先生方との信頼関係もしっかり築けている良い学校だな、と感じたのでした。