大阪公立高校2018年度入試 募集定員が発表されました

2017年11月27日 月曜日

先日、2018年度・大阪府公立高校の募集人員が発表されました。全日制などの公立校計155校の募集定員は43,190人。少子化による公立中学校の卒業生の減少を受け、前年度より1,795人少ない募集人員となっています。

2018年度については「学校統合」も発表されています。現「西淀川」高校と「北淀」高校が統合して「淀川清流」高校(エンパワーメントスクール)に、「泉尾」高校と「大正」高校が統合して大正白稜高校(総合学科)になります。さらに「能勢」高校は「豊中」高校の分校となり「豊中高等学校能勢分校」(総合学科)としての募集となります。

また、2019年度の学校統合案も正式決定されたようです。「柏原東」高校は「八尾翠翔」高校と、「長野北」高校は「長野」高校と統合されます。府立学校条例(「3年連続定員割れし、改善見込みがなければ再編対象」)による統合ではありますが、近隣の中学生やこれからの受験生、さらに在校生への影響は大きいと思われます。

 

既に報道されている通り大阪府立の「グローバルリーダーズハイスクール」(TOP10高)は定員のすべてが《文理学科》のみでの募集になります。以前の入試制度では、《文理学科》➡《普通科》への回し合格がありましたがほとんどの受験生は第1志望を《文理学科》としていることから影響は少ないと考えられます。ちなみに前年度・前々年度の学校倍率を見ると、全10校合計で2016年度入試は1.41倍、2017年度入試は1.35倍と人気を集めていましたが、回し合格がなくなる=難化する、と考える中学生もいるでしょうから、2018年度入試では多少倍率が落ち着く学校があるかもしれません。

 

【2018年度募集人員】(抜粋 統合校・文理学科設置校)

・淀川清流:210名(クラス数不明)

・大正白稜:240名(6クラス)

 

・北野:320名[↓](8クラス)

・豊中:360名[↑](9クラス)

・茨木:360名(9クラス)/・四條畷:360名(9クラス)

・大手前:360名(9クラス)/・高津:360名(9クラス)

・天王寺:360名(9クラス)/・生野:360名(9クラス)

・三国丘:320名[↓](8クラス)

・岸和田:320名[↓](8クラス)

※昨年度より、[↑]:1クラス(40名)増、[↓]:1クラス(40名)減