関西大倉高等学校 学校説明会はあと2回

2017年11月15日 水曜日

神戸市の各線三宮(JRのみ三ノ宮)駅から地下鉄で2駅目に「大倉山」という駅があり、その近くに「大倉山公園」という広い公園がありますが、この地名と大阪府茨木市の関西大倉高等学校、実は深い関係があります。関西大倉高等学校は実業家、大倉喜八郎氏が1907年に堂島川の南に開校した「大阪大倉商業学校」を母体とする学校ですが、その大倉喜八郎氏の別荘があったのが神戸の「大倉山」というわけです。神戸市にその広大な土地を公園にでも、と豪快に寄付しています。単に売却していたら、地名に名前は残らなかったかもしれません。

それはさておき、再び学校の方の話に戻りますが、1963年(昭和38年)大阪市北区大淀(今の金蘭会中高の近く、ザ・シンフォニーホールの北)から、茨木に移転します。(その跡地にはABC朝日放送やプラザホテルが建ちましたが、ザ・シンフォニーホール以外の施設は現在解体されています。その朝日放送は現在堂島川北側の大阪大学医学部付属病院の跡地(ほたるまち)に移転していますが、実はその川の向かい側が、大阪大倉商業学校創業の地なのでした、というややこしいお話でした。)

関西大倉中学校高等学校は1997年に創設後初めて男女共学を中学校から順次始めていきます。2003年に中1~高3が、2007年には全コースが共学となり、今や女子の方が元気なくらいの学校となっています。

特進S、特進、総合に加えて中学校から上がってくる6年一貫のコースが二つの合計5コースとなっています。それぞれのトップクラスからは、毎年のように京都大学、大阪大学への合格者を出しているようです。(2017年度入試では京都大3、大阪大17)

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学校説明会は11月18日、12月16日の残りあと2回です。専願受験の方はもちろん、併願受験を考えている中学生も、是非説明会には参加してみましょう。

 

大阪府立岸和田高校「岸高スーパークラス」導入

2017年11月14日 火曜日

今月11日(土)に行われた岸和田高校の説明会で、「岸高スーパークラス」の導入が発表されました。

夏には発表されましたが、次年度の入試から、昨年まで文理学科と普通科が混在していた大阪府立Top10高のうち、北野高校と天王寺高校を除く8校も、1学年すべてが「文理学科」のみの募集となりますが、岸和田高校は、その文理学科の中に選抜クラスを作る、ということです。

このクラスは難関大学(京都大学・大阪大学を想定)の合格実績の向上を目標に、高2から「文系スーパークラス」(文スパ)と「理系スーパークラス」(理スパ)を各1クラスずつ(40名)設置するというものです。

公立高校で学力別クラス編成というのも思い切った方法ですが、3年度(2021年度入試)でどのような難関大学合格実績が出るのか、楽しみでもあります。

詳細はPDFをご覧ください。

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京都産業大学 一般入試対策講座

2017年11月13日 月曜日

以前、このエントリーで京都産業大学の公募推薦入試対策講座を紹介しましたが、次は一般入試対策講座のお知らせが届きました。

全国9か所で行われるこの講座は、ガイダンスと2科目分の対策講座がセットになっており、その後個別相談が行われるという手厚さです。開催地によって日程が異なりますので、京都産業大学志願者は、日程を確認の上、是非参加するようにしましょう。

 

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ところで、地図を見ると京都産業大学って遠いなぁ、という受験生の感想を時々聞きますが、実は地下鉄や京阪の駅からバスが頻繁に出ていて便利です。個人的には北大路駅から賀茂川(今出川通より北の鴨川は「賀茂川」と表記します。)沿いに15分ほど北上するバスが好きなのですが、地下鉄で国際会館駅まで行きますと、バスに乗っている時間は10分もかかりません。バスターミナルは大学の中にありますから、降りたらあとは学内の移動だけです。このように通学は便利なのですが、バイク通学をしている学生も多いのか、広大なバイク駐輪場もあります。バイクを使う場合は、晴れた日に鞍馬や大原までツーリングするのもお勧めです。

 

【ようやく】岡山理科大学 獣医学部 【認可答申】

2017年11月10日 金曜日

もはやここで説明しなくても、マスコミ等で有名になってしまった「加計学園」の運営する岡山理科大学の獣医学部についてです。52年前の北里大学以来の学部新設というのは報道の通りなのですが、募集定員やその中身についての情報がほとんど報じられませんのでここで紹介します。

 

そもそもこの「岡山理科大学」は理学部・工学部・総合情報学部・生物地球学部、という理系の学部と、教育学部・経営学部の文系学部を持つ総合大学です。既存の理学部に生命科学、臨床生命科学、動物学科が、工学部にもバイオ・応用科学科が、さらに生物地球学部があるわけですから、農学部か獣医学部があっても不思議ではないといえるでしょう。

獣医学部の定員は200名ですが、実は2つの学科があります。

「獣医学科」(6年制)140名 「獣医保健看護学科」(4年制)60名と分けて募集されます。「獣医学科」の140名のうち20名は四国入学枠となっていますので、他地域からは約120の募集ということになります。

 

「獣医学科」はもちろん獣医師養成の課程なのですが、動物病院のお医者さんを養成することだけが目的ではありません。想定される進路は以下の3点です。

  1. ライフサイエンス分野=製薬会社など医薬品開発関連の研究機関
  2. 公共獣医事分野=公衆衛生、産業動物(いわゆる家畜)臨床
  3. 医獣連携獣医分野=実験動物研究施設、中央競馬会など

口蹄疫や鳥インフルエンザなど様々な脅威が現実となっている今、さらに輸入食肉の検疫など2に関する需要は増える一方なのに、そのための人材は不足しています。この学校はそういった人材育成を目標としています。

一方、「獣医保健看護学科」は、いわゆる動物看護士を養成する学科ですが、人間向けの看護師は国家資格であるのに対し、動物看護士は通信教育で取得が可能な民間資格であり、法的根拠がないためその水準は様々だといわれています。しかし、獣医師と同じように獣医療従事者の需要は高まっていますので、公的な資格に格上げされる方向で進んでいます。そこで、そのレベルに対応できる人材育成を先にやっておこうというのがこの学科です。こんな難しいこと、新しい大学ができるのか、と思ってしまいますが、実はこの加計学園、倉敷芸術科学大学という大学も運営しており、そこではすでに獣医看護の教育が行われています。つまり、新設学部となるものの、積み上げられたノウハウのもと、数少ない有資格者を目指せる大変魅力的な学科になるといえるでしょう。

さて、入試関連の情報です。多くの私立大学は公募制推薦入試がすでに行われているわけですが、この学部は認可が遅れたため、ここまで入試が実施できていません。12月16日(土)、17日(日)の公募推薦が初回の入試ですので、ここで大きく合格者を確保することが予想できます。つまり狙い目だということです。出願は12月9日(土)までですので、出願はお早めに。

ちなみに、教育学部でも、これからの教育に備えた「IB(国際バカロレア)教員養成コース」を立ち上げるなど、時代の変化に機敏に対応するという姿勢の学園です。現在建設中の獣医学部図書館も医学書を中心に1万3千冊以上の図書を用意するなど準備が進んでいます。獣医学部の1期生になるのなら、今がチャンスですよ。(次の機会は52年後か???)

 

藍野高校 オープンスクール

2017年11月9日 木曜日

高齢化を迎えつつあるわが国では看護師の需要は高まっていると思うのですが、看護師養成系の高校はなぜか減っています。かつて大阪には府立白菊高校という衛生看護科のある公立高校がありましたが、残念ながら、2003年に廃校になりました。今は私立で3校、大東市のアナン学園高校、河内長野市の大阪暁光高校、そして茨木市の藍野高校が衛生看護科を設置しています。しかし、アナン学園、大阪暁光の2校は5年一貫教育で看護師になれるのに対し、藍野高校は3年で准看護師、その後系列の短大に進めば看護師が取れる、というシステムになっています。つまり大阪では高校卒業と准看護師の資格が3年で取得できる唯一の学校となります。准看護師というのは医師や看護師の監督のもとでしか業務ができないため、不自由な資格だという人もいますが、個人経営のクリニックなどのように准看護師を求めているところも多く、就職後にもう一度勉強して看護師になることも可能ですので、ひとまず18歳で看護の仕事に就けるというのは大きなメリットだといえるでしょう。

大阪唯一の学校ですから、遠くから志願する学生もいるでしょう。そのために女子寮が用意されています。食費込みで月5万円だそうです。(男子には寮はありません。)

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というわけで、1年でも早く看護のお仕事がしたいという中学生は、こちらのオープンスクール、説明会に参加してみてはいかがでしょうか。12月の対策講座もお勧めです。

 

相愛高等学校 入試対策講座

2017年11月8日 水曜日

大阪を南北に貫く地下鉄御堂筋線の本町駅の5番出口から出て、10歩以内で到着、小雨なら傘も不要という大阪で最も通学しやすい相愛中学校・高等学校は来年で130周年を迎えるという伝統のある女子校です。龍谷大学と同じ浄土真宗本願寺派が運営母体となっているため、相愛大学だけでなく、龍谷大学や京都女子大学への推薦枠も持っています。

ところで、この学校は普通科以外に音楽科があります。大阪の高校で音楽科を併設しているのは大阪府立夕陽丘と相愛だけですので、私立としては唯一となります。(近畿地方全体を見ても、今では兵庫県の山手女子と相愛の2校しか募集がありません。)したがって文化系のイメージが強いと思われていますが、スポーツ系の部活も盛んな学校です。

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今週末から「入試対策講座」が行われます。全部で3回行われますが、それぞれ内容が異なるそうですので、3回とも受講する方がよいそうです。この高校の受験を考えている女子は、事前に申し込んで参加してみてはいかがでしょうか。

 

関西国際大学オープンキャンパス

2017年11月7日 火曜日

大阪駅からJR神戸線に5分ほど乗りますと、かつては工業地域だったJR尼崎駅があります。駅の北側は8年ほど前に再開発が行われ、今はホテルやショッピングモールが並ぶにぎやかな場所になりました。その一角に「関西国際大学」の教育学部のキャンパスがあります。「関西国際大学」は兵庫県の三木市に本部がある大学ですので、かなり離れた場所に引っ越してきたなぁ、という印象でしたが、実はこの大学は昭和28年(1953年)に作られた「尼崎幼稚園教員養成所」という学校がルーツとなっていますので、尼崎に「帰ってきた」わけです。

 

60年以上教育系の歴史をもつこの学校は、今年度44名が教員採用試験の合格者を出し、教員免許更新の講習を行うなど、教育、保育の人材育成でも定評があります。2013年には三木市の本学にある看護学科が開設されましたので、この分野でも今年から卒業生が生まれることになります。

 

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今年はあと1回になりましたが、オープンキャンパスのお知らせを貼っておきます。

大阪からでも十分通学範囲内ですので、教員養成系を考える受験生は一度のぞいてみてはいかがでしょうか。

 

★中学受験(近畿圏)【プレテスト】真っ最中!

2017年11月6日 月曜日

2018年度中学入試(近畿圏)に向けて、現在【プレテスト】が各中学校で盛んに実施されています。中学入試の場合は、公立小学校の成績だけでは生徒・保護者にとって合格目安になるものが不足しがちです。勿論、外部模試の活用も一つの方法ですが、各中学校が実施する【プレテスト】を受験すると合格の目安を知ることができます。また、その学校の入試問題傾向や学校の様子など様々な情報を得ることができます。多くの学校がこの【プレテスト】を実施していますので、中学受験を考えられている生徒・保護者の皆様は是非、受験することをお勧めします。前半期9月・10月の【プレテスト】は終了し、もう後半期に突入して11月には2回目・3回目を実施する学校があります。チャンスは逃さず、トライしてみてください。

今回、前半期の受験者数について51校から回答を得ました。昨年度との増減については他校との日程の関係や、台風接近の影響もあり、学校によって様々ですが、51校の平均受験者数は昨年度の約96%となっています。以前に比べてあちらこちらと受験するのではなく、早めに志望校を絞って受験する生徒さんが増えているようです。プレテストは色々な学校の様子や合格目安を知る場だといえますが、それまでの説明会やオープンスクールの効果も大きくなったといえるでしょう。

 

★学校説明会特集!(履正社高等学校)

2017年11月2日 木曜日

履正社高等学校の学校説明会に参加してきました!

甲子園高校野球大会では有名で、今夏大活躍の野球部員・安田尚憲君はプロ野球ドラフト会議でロッテ球団より一位指名を受けました。

履正社高等学校の前身は大正11年に大阪福島商業学校をして設立され、昭和42年に現在の大阪府豊中市に移転し、昭和58年、現在の『履正社高等学校』と改称し、今年度新校舎が完成しました。

 2017年度大学進学状況(卒業生438名)は、京大・阪大・神大14名、(現役率93%)その他国公立大学に31名(同81%)、関関同立に274名などとなっており、全体の現役率は95%です。ここでもう一つ興味ある数字には、女子生徒の進学状況(卒業生134名)です。国公立大学13名(現役率80%)、関関同立84名、薬・看護系大学35名などとなっており、女子全体の現役率は97%です。(女子には送り用のマイクロバスがあるようです。女子への配慮もされています。)

コース設定は3コース。〔集約文理コース・Ⅰ類〕〔集約文理コース・Ⅱ類〕〔普通コース・Ⅲ類〕です。

〔集約文理コース〕は早朝15分間テスト(8:15~)が名物で、【放課後進学講座】も定評があります。ただし、来年度から〔集約文理コース・Ⅱ類〕では、教育システムが大きく改革されます。放課後の時間帯の自由度が増し、高1・2年生には週3回【選べる課外活動】が新設されます。[復習・演習講座]、[クラブ活動]そして[帰宅研修]があり自由に選択ができるようになります。今までの勉強漬け?の毎日からは緩やかになった感じです。

新しい履正社を一度見にそして聞きに行ってみてはいかがでしょうか?

●入試説明会  各日 午後 2 時~ 会場本校本館2F・釜谷記念ホール

第1回2017年11月11日(土)

第2回2017年11月18日(土)

第3回2017年12月2日(土)

①:教育方針について/②:大学進学指導・教育システムについて

③:2018年度募集要項について/④:新校舎見学/⑤:質疑・個別相談

申込み事前申込みは不要です。都合のよい日程でご参加ください。

 

★学校説明会特集!(大阪夕陽丘学園高等学校)

2017年11月1日 水曜日

大阪夕陽丘学園高等学校の学校説明会に参加してきました!

大阪夕陽丘学園の前身は昭和14年に大阪堺に設立され、昭和17年に現在の大阪市天王寺区に移転し女子を対象とする学校となりました。その後、改称などを行い平成17年に『大阪夕陽丘学園高等学校』となり、一部男女共学の学校として今年度まで至っています。

大学合格実績は、地方国公立大学をはじめ関西圏の私立大学(関関同立・産近甲龍などの4年制大学)に多くの生徒が進学をしています。

学校の様子は、(個人的な印象ですが)公立高校に近い自由度の高い私立高校という印象です。そこで当塾生の併願公立高校を見てみると[阿倍野][港]高校(普通科)をはじめ、[泉北(国際文化)]高校、[旭(国際教養)]高校、[市立西・南(英語科)]高校など英語が得意あるいは興味がある女子生徒が志望しているようです。

来年度入試からいよいよ全コースが男女共学となります。今年度までの〔総合進学コース(女子)〕を廃止し、〔文理進学コース(男女共学)〕となって設置されます。このコースのポイントは、①:基礎学力の習得を重視。②:多彩な分野の進路に対応できるカリキュラム。③:AO入試や推薦入試で求められる小論文・プレゼンテーション能力の養成。④:4年制大学進学希望者への入試対策講座の実施。⑤:部活動・ボランティア活動など、多種多様な活動への参加を推奨。となっています。

コース設定は魅力ある6コース。〔特進Ⅰ類コース〕〔特進Ⅱ類コース〕〔英語国際コース〕〔音楽コース〕〔美術コース〕〔文理進学コース〕です。

受験を考えておられる生徒・保護者の皆様は是非、入試説明会に参加してみてください!