大阪教育大学附属高等学校平野校舎 学校説明会

2018年7月13日 金曜日

大阪教育大学附属の中学校は池田、天王寺、平野の3つの学校があります。同じく附属高校も3か所にありますが、組織上では「1つ」です。つまり3つの高校に対して校長は1人で、たまたま校舎の場所が3か所に分かれているという考え方です。それぞれの「校舎」には「校舎主任」という最高責任者がいるという形態を取っています。

平野校舎は1学年120名(3クラス)と3校の中では最小で、高校からはそのうちの40名という小さな単位での募集しかないうえに、A日程は適性検査、B日程は学力検査という入試の方式も一般的ではありませんので難易度がわかりにくいのですが、決して合格は簡単でないことは確かです。少ない校則、自由な校風とされていますが、少数精鋭の指導やフィールドワーク、ディベート、論文作成といった多彩な教育プログラムのおかげでしょうか、昨年の東京阪神合格者数は14名、大阪市立大・府立大・兵庫県大合計で19名、関関同立98名(いずれもサンデー毎日4月15日号参照)の合格者数を出すなど、卒業生数に対する割合では大阪でのトップグループと肩を並べています。

 

先に述べたように募集人数が少ないので、入試に関する情報が一般的に出回っていませんので、興味のある中学生は明日の説明会に参加してみてはいかがでしょうか。

(画像をクリックするとPDFが開きます。)

申し込みはメールかここに添付しているチラシをファックスする必要があります。締め切りは今日です。明日の参加が無理でも、10月にも説明会がありますので、ご安心ください。

大阪工業大学 オープンキャンパス

2018年7月12日 木曜日

先日はこのエントリーで摂南大学の紹介をしましたが、今回は同じ法人が運営する「大阪工業大学」のお話です。大阪梅田、阪急梅田駅の横に地上21階、地下2階、高さ125mの「OIT梅田タワー」というのがそびえたっていますが、このOITというのは「大阪工業大学」のことで、「ロボティクス&デザイン工学部」という、最先端の工学を学ぶことができる学部が入っています。授業の合間には眼下に広がる大阪の景色を楽しむことができるオープンスペースやレストランもありますが、勉強用の設備も充実しています。講義形式だけでなく、小集団での演習や作業ができる多様なスペースも用意されています。というわけで、7月22日は普段は入ることのできないOIT梅田タワーを探検してみましょう。因みに、「情報科学部」は枚方キャンパス、「工学部」と「知的財産学部」は大宮キャンパスで、それぞれオープンキャンパスの開催日も異なります。ご確認ください。事前申し込みは不要です。

★18学校説明会特集!(岡山理科大学)

2018年7月11日 水曜日

学校法人加計学園 岡山理科大学の学校説明会に行って来ました。

7学部(理学部・工学部・総合情報学部・生物地球学部・教育学部・経営学部・獣医学部)を持ち中四国地区の私立大学では最大の規模(入学定員)であり、近畿地区で比較すると12番目のスケールに相当するそうです。『岡山理科大学』は以前から名の通った大学であったと思いますが、ご承知の通り昨年度より『加計学園・獣医学部』が有名となりました。

7学部のうち、[理学部・工学部・総合情報学部・生物地球学部・教育学部・経営学部]は岡山キャンパス(岡山県)に集まっており、6学部・19学科・1コースで構成されています。〔獣医学部〕は今春から今治キャンパス(徳島県)に新設され、1学部・2学科(獣医学科/獣医保健看護学科)でスタートしました。

今回の説明会では、まず今春開部された『獣医学部』の紹介から始まりました。

「獣医学部」と言っても単に《動物》を相手にするのではなく、『動物とヒトの健康を科学する』としておられ、〈世界は一つ〉⇒〈健康も一つ〉⇒《医学も一つ》、すなわち《ヒトの医学》も《動物の獣医学》もともに医学であり共通であるとしておられます。獣医学部では、「獣医師」とそのパートナー「獣医関連専門家(Veterinary Para-Professional=VPP)」をともに育成する。「獣医師」は、創薬ライフサイエンス/公共獣医師/医獣連携獣医療を。ⅤPPは、実験動物技術者/公務員/高度医療看護を学びます。何やら難しい言葉が並びました。HPなどで探ってください。

それともう一つは今春の入試結果報告です。

志願者総数:7,449人(昨年比109.4%)/実志願者数:4,064人(〃106.6%)/入学者数:1,618人(〃105.0%)となりました。新設の獣医学部は、志願者数2,395人で、志願者総数の32.2%を占めました。(募集人員は、6学部計1,615人、獣医学部200人)なお、既設学部の志願者総数は2年連続でダウンしており厳しい状況にあります。(前年比74.2%)

今回の説明会では、厳しい状況にあることを数値で示し報告いただいたとともに、来年度に向けた入試のPointをしっかりとご説明頂きました。その主な内容は、【1】『指定科目重視型』を導入。基礎的な学力試験①を指定し、さらに基礎的な学力試験②と調査書の総合点判定をします。指定学力試験①100点+学力試験②50点+調査書25点=175点となり、指定学力試験①は総点の57%を占めます。【2】一般入試前期日を従来の2/1・2/2・2/3から1/30・1/31・2/1に変更し、他大学との併願のバリエーションを広げます。他にも、一般後期日程の変更(少し早めて手続きをしやすくする。)AO入試で『グループ面接』を実施されます。

興味のある方は、オープンキャンパスに是非一度参加してみてはいかがでしょうか。

★18学校説明会特集!(武庫川女子大学附属中学校・高等学校)

2018年7月10日 火曜日

武庫川女子大学附属中学校・高等学校の学校説明会に行って来ました。
2019年度で創立80周年を迎える学校で、現在では、附属中学校・附属高校・大学・大学院・短期大学部を持つ女子校です。
2018年度の大学合格実績では、卒業生の約80%が武庫川女子大学へ進学しています。
(2018卒業生348名中279名進学)

昨年度より新しいコース「創造グローバルコース」「創造サイエンスコース」を設置しています。
今回の説明会での重要情報は、2019年度入試より【中学入試】では[英語入試]や[思考力入試]を導入することです。
[英語入試]では英語だけの入試ではなく、勿論他教科の学力も検査されます。すなわち、《グローバル入試》という受験方式で、英語(50分100点)、国語(50分100点)、算数(50分100点)から選択受験ができます。また、[思考力入試]では、《みらい思考力入試》という受験方式で、60分100点で〔思考力を問う合科型の問題〕を4題出題されます。
【高校入試】では、《SA方式入試》では、提示した課題について〔プレゼンテーション〕を行うものです。

 

★2019中学入試募集要項

①:自己推薦入試:専願のみ
・英検、漢検などの資格取得、課外活動の活躍を評価
・人物重視の評価基準

②:4/3科選択入試
・4科=国語・算数・理科・社会の4科または3科選択

③:グローバル入試

④:みらい思考力入試
・思考力を問う合科型の問題を4題出題。

⑤:2科入試
・国語と算数

※また全方式において、資格取得・課外活動などの活躍を加点があります。

 

★2019高校入試募集要項

①:自己アピール入試:専願のみ

②:3科選択入試
・英語、数学は必須。国語もしくは理科を選択。(ただしグローバルサイエンスは理科を必ず選択。)

③:アスリート・アーティスト入試:専願のみ

更に詳しくは、学校説明会に是非とも参加して確認してください。


★★18学校説明会特集!(相愛中学校高等学校)

2018年7月9日 月曜日

今春!地下鉄から名称変更したOsaka Metro御堂筋線本町第4出口すぐにある相愛中学校高等学校は、小規模の女子学校です。

中学校は、府下で唯一の音楽を専門に学ぶコースを持ち、高校音楽科を目指し基礎力を養成する[音楽科進学コース]があります。

高等学校では、作曲・声楽・器楽など多彩な専攻の中から選択でき、専門的な授業が週11時間~15時間で大学教授を含む優秀な講師陣が丁寧に指導される[音楽科]があります。

もちろん、普通科として中学校では、[特進コース/進学コース]、高等学校では、[普通科特進コース/普通科専攻選択コース]である【大学進学を主な目標にしたコース】と【学業とクラブなどを両立させ将来の夢に向かって進めるコース】もあります。

興味ある女子教育の選択科目は以下に示したものです。(学校説明会資料より)

学科の勉強はもちろんのこと、〔ピアノレッスン〕〔フードデザイン〕、〔着つけ〕や〔バレエ〕など女子ならではの科目となっています。

大学への進級、そして社会人となるためにどのような企業に就職しているのでしょうか。是非、オープンスクールに参加して『未来予想図』を見てきてください。

【大阪で】摂南大学「農学部」誕生【初めて】

2018年7月6日 金曜日

大阪には55(国立2、公立2、私立51)の大学がありますが、考えてみれば農学部が一つもありません。いやいや大阪府立大学や近畿大学があるでしょう、とお思いの方、大阪府立大学の農学部は「生命環境科学域」と改称され、近畿大学の農学部は奈良県奈良市なのですよ。まあ、名前が違っても大阪府立大学に実質農学部が一つあるとしても、私立大学の「農学部」は一つもなかったわけです。

そこに手を上げたのが拡大路線を続ける「摂南大学」です。毎年のように募集定員を増加させ、学部だけでも8000名を超える学生が学ぶマンモス大学となりましたが、新たに校地を拡大するなど、規模の拡大はまだしばらく続きそうです。

35年の歴史を誇る薬学部など、大学として生物系の蓄積もあると思いますが、それに加えて新たな学部設置のための詳細な検討も既に始まっているようです。340名の定員も含めて、学科名やその内容など、かなり具体的なところまで構想されているようです。企業とのコラボレーションや資格試験取得でも定評のある摂南大学ですので、卒業後の進路も考えられていることでしょう。続報が楽しみです。

★18学校説明会特集!(大阪信愛学院中学校・高等学校)

2018年7月5日 木曜日

7月3日(水)大阪信愛学院の塾対象説明会に行ってきました。

6月の地震では体育館が一部傷んだそうですが、以前このエントリーで紹介したようにスポーツも盛んな女子校です。

校長先生の御挨拶は、吹奏楽部でフルートを吹いていたという卒業生の保護者がお嬢さんの結婚の報告にいらっしゃった時のエピソードでした。そのお嬢さんが困難に向き合ったとき「信愛スマイル」で乗り切った、というお話を通して、お勉強の知識以外に身に着けたものも大切だとのお話でした。また「皆かけがえのない存在である」ということを伝えたい、という学校の理念を自らのお言葉で伝えてくださいました。

続いて進路状況の説明です。これも以前のエントリーで紹介した通りですが、138名の卒業生に対し、現役で国公立大学14名、関関同立26名、関西医大1名、薬学22名合格。さらに併設短期大学に10名、他の短期大学に8名など幅広い進路状況が紹介されました。きめ細かなコース制が成果に結びついています。

入試に関する説明も頂きました。

2019年入試から中学校に新たなコース制を導入します。
学習内容の先取りを行う「スーパー文理コース」は7限授業を行います。高校進学時にも、高校からの入学生と混ぜないクラスです。
一方先取りをせずに教科内容を深める「学際コース」は6限授業が基本としますが、補習や学びなおしが加わります。こちらのコースは高校進学時に、高校からの入学者と一緒になり、5つのコースに分かれます。
「スーパー文理コース」の五ツ木駸々堂模試での目安は45程度を想定しているとのことです。入試で「スーパー文理コース」の基準に達していなくても、「学際コース」への回し合格もありますので、安心ですね。

 

高校のコース制についてです。

5つコース(「文理」「進学ソレイユ」「進学エトワール」「看護医療」「子ども教育」)の違いについて、詳しく説明がありました。
大学進学に特化している「文理コース」ですが、高2までは国公立進学も視野に入れた全教科履修、高3になってから科目を絞り込んだ私立大学型にすることが可能だそうです。
グローバル教育が特徴の「進学ソレイユ」(ソレイユとはフランス語で「太陽」のこと)、学ぶことの大切さと楽しさ、わかることの喜びが実感できる少人数制の「進学エトワール」(エトワールはフランス語で「星」のこと。)も魅力ですが、済生会病院での実習もある「看護医療コース」とお隣の幼稚園での実習やピアノレッスンもしてくれる「子ども教育コース」は併設の短期大学に進学する場合、単位の先取りもできます。
※看護以外の理系は「文理コース」に入る必要があるとのことです。理系進学の可能性がある場合は注意が必要です。
成績の基準はありますが、希望により高校2年時で転コースも可能となっています。

 

入試に関しての情報です。

中学入試は(19日午前、午後、20日午後)の3回設定です。
英語も選択できますが、内容としては英検5級程度のリスニングです。放送された英文を聞き取って選んで答える形式です。
高校募集は内部からの進学50名と別に、外部募集として、文理コース30名、他コース合計で70名を定員としています。
5教科、3教科双方で合否判定が行われますので、5教科選択で、理社で失敗しても心配はありません。こちらも中学入試と同じく他コースへの回し合格があります。

副校長先生による、「今の校風を大切にしていきたい。」というお言葉で説明会は終了しました。合格の目安など入試に関する詳細は9月17日の開成進学フェアなどで、直接学校の先生方からお聞きください。

 

★18学校説明会特集!(関西大倉中学校・高等学校)

2018年7月4日 水曜日

関西大倉中高の説明会に行ってきました。
茨木市の山手、都会の喧騒から離れた絶好の学習環境にある関西大倉中学校、高等学校ですが、北摂有数の進学校としても知られています。7月3日の入試説明会にお邪魔しました、といっても会場は梅田の阪急インターナショナルホテル。今回はお楽しみのスクールバスはお預けです。

オープニングは学校紹介ムービー。上空からの映像はドローンも使ったのでしょうか。手が込んでいます。
校長先生のごあいさつの後、広報の先生より入試状況の報告を頂きました。
中学入試では2教科選択も可能になりましたが、A1日程での2科目選択は14%と、やはり基本は3~4教科での受験生が多かったようです。

高校入試では数学の平均点が半分程度と難しすぎた、とのことですので、来年は多少緩和されるかもしれません。

学校での取り組みについても詳しく説明してくださいました。国公立大学の先生方を招いての「学問体感」という特設講座や、企業とのコラボによる「企業探求」といった実践など、進学校の枠を超えた面白い取り組みが行われています。
クラブの加入率は60〜70%とそれほど高くはありませんが、どのコースからでも参加可能なのだそうです。
大学合格実績については国公立大学 194(現役146) 過去最高。
高校からの入学者では114名合格と、近隣の難関公立高校を凌駕する実績です。

2022年には校舎を建て替えるなど、進化していく関西大倉なのでした。

合格の目安など詳細については、9月17日(月祝)の開成進学フェアで直接学校の先生にお尋ねください。

第2回 水都国際中学校説明会に参加してきました

2018年7月3日 火曜日

6月30日(土)、住吉区民ホールで開催された大阪市立水都国際中学校の説明会が開催されました。
以前、このエントリーでも紹介しましたが、水都国際中学校は今年から募集を開始する公立中一貫校です。広々とした公園と市民図書館に隣接している、いつもは静かな区民ホールが、数百名の来場者で、混雑している状況からも、人気の高さが伺えます。中学校に関しての説明は13:30からと、16:00からの2回行われましたが、合計で1500名以上の来場です。

ロビーには制服の案が4つ展示されています。実はアンケート用紙に人気投票コーナーがついています。まさにみんなでこれから作っていく学校という感じですね。
この学校は公設民営という前例のない運営方法ですが、今回の説明会の前半は運営団体である大阪YMCAではなく、大阪市教育委員会が主体となって行われました。

前回の説明会でも紹介された教育課程や課外活動について紹介がありました。部活動は初年度としては地域活動などを想定しているようです。やはり1年生しか在籍しない初年度は中体連への所属も難しそうです。
今回は入学者選抜に関しても説明がありました。約4割の授業が英語で行われる中学校ですが、入試では英語力を問われることはありません。但し面接で英語学習への意欲や関心は問われるようです。

後半では大阪YMCAが主体となって模擬授業体験会が開催されました。

ドラえもんの登場人物の中でのび太に悪影響を与えているのは誰、という英語での質問(もちろん小学生用に日本語訳も付けてくれます。)が提示され、来場者(主に子ども)にその答えと、その理由を答えてもらうというものです。この例を通して答えが大事なのではなく、プロセス、つまり考える過程を大事にしたいという学校の教育方針が示されました。

1回目の説明会よりも、教育内容が具体的に示されたという点で、今回の説明会もとても意義深いものだったと思います。この学校を是非受験させたいと思った保護者も増えたことでしょう。
ちなみに、開成教育セミナーでは大阪市立中高一貫校対策のコースを設置しています。各種イベントも実施していますので、ぜひこちらもご覧ください。

女子校合同進学相談会 in高槻

2018年7月2日 月曜日

いやぁ、驚きです。大阪府と京都府の境界を越えた新しい企画です。阪急沿線かとも思いましたが、大阪国際滝井は京阪沿線ですし、好文学園女子は阪神沿線・・・。そして、合同進学説明会の会場はJR高槻駅前?と思いましたが、JR高槻駅は阪急高槻市からも徒歩圏内ですし、京阪枚方市駅からもバスが出ていますので実は絶妙なロケーションかもしれません。今回参加の7校は、コース変更や部活の活躍など話題性のある学校ばかりです。暑い時期ですが、駅からすぐですので、日焼けの心配もございません。中学女子、および保護者の皆様、参加して各学校の魅力を聞いてみましょう。