公立高校入試 進む一本化

2016年3月18日

3月14日の読売新聞に下のような記事が載っていました。

読売新聞が全国の都道府県について調査したところ、入試日程を原則一本化したのは10府県に上るとの事です。

多様な能力を評価しようとして20年ほど前から全国に広がった公立高校の複数回受験ですが、入学した生徒の学力差や、同じ学校の中に、最初に合格した生徒と1回不合格になった生徒が混在する事で生まれる心理的な影響など、様々な問題点も指摘されていました。

しかし、逆に1発勝負だと、経済的な理由や地理的な理由で公立高校へ入学したい生徒が学校選びに慎重にならざるを得ないなど、別の問題点も生じます。

入試一本化は一部の府県で導入されている、私立高校授業料無償化などのセーフティーネットとセットで実施されることが望ましいでしょう。