光泉中学校・高等学校の説明会に行ってきました

2017年5月15日 月曜日

月10日、滋賀県草津市の光泉中学校・高等学校の入試結果説明会が学校内で開催されました。180名ほどの塾関係者が集まっていました。

キリスト教(カトリック)の学校として、生徒の人格形成を「心の教育」として取り組んでいる例が紹介されました。なかなか生徒さんたちの満足度が高い学校のようです。

中学校からは3分の1ほどが県立高校などに進学するそうです。膳所や石山、守山、彦根東といったトップレベルの高校にも15名進学しています。中高併設校の場合、外部への進学をあまり良しとしない学校も多いのですが、この学校は教育成果の一つとして説明してくださったのでした。

一方、高校から大学への合格実績も立派なものです。大阪大3、神戸大4をはじめ、難関私立の関関同立にも合計で170名、中でも同志社大46名というのは過去最高なのだそうです。

光泉高校はⅠ類、Ⅱ類、Ⅲ類とコース分けがなされていますが、国公立を目指すⅢ類から実際に国公立には実人数で3分の1ほど、関関同立まで含めると半数近くが合格している計算になります。東京大に合格した生徒が一人います、というのではなく、みんなで合格実績を出しているという点で、安定した進学校だといえるでしょう。

さて、Ⅲ類の中に、今年度から「World Level」というプログラムを設け、希望者を募集し始めました。普通科の約2倍の英語授業数や海外研修プログラムが用意されており、海外の大学に進学することを目的としています。今年度は初年度という事で5名が応募したそうですが、2名が正式にこのプログラムに参加することになったそうです。

英語のコミュニケーション力のみならず、プレゼンテーション能力も養われるハイレベルな教材を使った授業が既に始まっているそうです。

その他、放送や将棋、ラグビーフットボールやテニス、硬式野球などの部活の成果が紹介された資料も配布され、学校全体の元気良さが印象付けられた説明会でした。

 

「第8回大阪キリスト教 学校フェア」が開催されます

2017年5月9日 火曜日

大阪のキリスト教系の学校合同の説明会で、ブース形式の進路指導や各学校の生徒によるパフォーマンスが行われます。実はこのイベントが始まったのは2010年、ある意味でライバル関係である私立中学・高校が合同の説明会を始めた時期でもあります。

キリスト教系の学校が集まるという事で、過去にはシスターによる講演やゴスペルコンサートなど、キリスト教に因んだイベントが行われました。キリスト教思想という共通部分がわかりやすい企画だったと思います。一方キリスト教という共通部分があっても、その思想の学校教育への生かし方や、教育方針は当然学校によって異なります。このフェアではその違いを比較することができるというメリットもあります。

 

今では昨日報告した「女子中学フェア」のような合同説明会も珍しくなくなり、受験生やその保護者にとっては、その違いを手軽に比較する機会が増えたといえるでしょう。

 

大阪府立高校 中途退学率について

2017年5月2日 火曜日

入学式、始業式を経て、高校もようやく落ち着いてきたこの時期ですが、残念ながら5月6月は最初に中退者が出てくる時期でもあります。年間で最も多いのは年度替わりの3月だそうですが、これは留年が決定した、他の学校に変わるために単位だけでも確保しておきたい、という理由のようです。

さて、大阪府立高校の中退率に関する資料を手に入れましたので、グラフ化してみました。どのように変化しているのか見てみましょう。

 

残念ながら大阪府は全国に比べて高校を中途退学する率が高いといわれています。しかし、大阪府立高校については2007年(平成19年)の2.9%をピークに一気に下がっています。

その理由は何でしょうか。大阪府の橋下知事による教育改革の効果でしょうか。

そこで、大阪府の教育に関する大きな変更を書き込んでみました。橋下府政が始まったのと中退率が急落している時期が同じなので、改革の成果と思われがちですが、実はその前の学区統合の効果だと考えられます。学区が統合されることで、より個々人のニーズに合った学校を選ぶことができるようになったという事でしょうか。

 

ところで、中途退学の理由の一つに、学習面でついていけない、というのがあります。確かに英語ひとつ例にとっても、高校の英語教科書は一気に冊数も増え、内容も高度になっていますので、その科目が不得意な生徒にとっては辛いと感じることでしょう。

大阪府は中学校での基礎学力に不安のある生徒に対してそのフォローを目的とした「エンパワーメントスクール」という制度を作り、一部の学校を指定しました。その効果でしょうか、その時期からも中退率が下がっています。今では学区が撤廃されていますので、広い範囲からその学校を選ぶことができるようになり、ここ15年で中退率は最低水準まで下がっています。

 

と、ここまでこの文章を読んでいる方、では大阪の高校教育は良くなっているのだなぁと感じられたと思いますが、2013年の私立も含んだ大阪府全体としては2.4%とまだ全国最悪レベルなのだそうです。府立高校の中退率は下がりましたが、私立高校の中退率は約3.8%と推計されます。実は2011年に拡充された私立の授業料無償化によって、従来は格安な公立高校を選んでいた経済的に厳しい環境の子どもも私立高校に進むことができるようになりました。そのような背景から経済的な理由での中退者が私学に移っているとも考えられます。

 

中退といえば、勉強に対する意欲を失って学校に行かなくなるという、本人に理由があるかのような古いイメージを持っている人もいますが、意欲を失わせたのは社会だともいえますし、意欲があっても通えなくなる生徒をひとりでも減らすのが社会の責任だといえます。学校はもちろん、私たち学習塾も含めて地域全体で子どもが学びたくなるような環境を提供することや、私学に対する助成や経済的な扶助システムの拡充が求められるところです。

 

追手門学院中学校・高等学校 移転情報

2017年4月26日 水曜日

昨年発表されていた追手門学院中学校・高等学校の移転に関してですが、次第に具体的な内容が明らかになってきました。

まず、これは以前発表された内容ですが、場所はJR京都線(東海道線)の茨木・摂津富田間に新設される新駅から徒歩12分、その昔大型トラックがひっきりなしに出入りしていた東芝の冷蔵庫工場跡地です。JRの新駅設置工事は既に始まっています。ここに大学の一部と一緒に追手門学院中・高が2019年に引っ越してくるというわけです。

ここからが新ネタです。

移転によってスクールバスが必要なくなる、というだけではありません。設備も最新の学びに対応する仕様を予定しているようです。まず、教室が個別の箱の形式ではなく、前の廊下と空間がつながっているオープンタイプです。また、その広い廊下は自由に使える「ラーニングスペース」にもなります。可動式の壁を取り払うと大講義室にもなるという仕様です。普通は1か所にまとめられている図書館も、4つのフロアにそれぞれ配置された「メディアライブラリー」という形態になります。学年や目的に応じて必要な情報は違いますので、それぞれに応じた情報だけを集めておくと、検索性も良い、という発想です。

さすが、大学まで併設している中学校・高校です。このようにこれからの学び(学習形態)を研究して実際の設備に生かしていくというのは、特に公立の学校ではなかなか実現させるのは難しいでしょう。

また、土曜日に使わない大学の設備も利用して、アクティブ・ラーニングなどに利用することも想定されているようです。今の小5が入学する年には移転は完了しています。これらの充実した学習環境が迎えてくれることでしょう。

 

平安女学院 耐震補強工事終了しました

2017年4月25日 火曜日

平安女学院中学校・高等学校は、京都御苑(御所)の烏丸通を挟んですぐ西側、京都府庁や警察署、ホテルや放送局、能楽堂など非常に文化度の高い場所に位置しています。京都の旧市街は美しい街並みや大文字山などの眺望がいたるところで可能であるなど、伝統的な景観が維持されている素晴らしい街ですが、これは美観地区として建物の高さ制限はもちろんの事、外壁のデザインや屋根の形・色まで厳しく規制されているためです。この規制は一般的には良い話なのですが、学校にとっては校舎の建て替えが簡単にできないという事につながっています。同志社大学や立命館大学が市外や府外にキャンパスを分離しているのも、この厳しい規制が影響しているといわれています。

 

さて、この平安女学院の、室町通りに面した建物も、今の耐震基準を満たしていないため、立て替えなければいけないことになったのですが、立て替えるとなると景観面への配慮を考えると何かと大変です。そこで、耐震補強工事を行うことにしたのですが、これまた工事期間が長くなると周辺環境に悪影響が出ます。そこで、学校は短い工期で一気に補強工事を行うために、全生徒を「疎開」させる思い切った方法を取りました。昨年の2学期から中学は廃校になった京都市立西陣小学校へ、高校は同じく廃校になった今熊野小学校で授業を行ったそうです。それらの小学校は一度廃校になり使われていなかった設備ですので、修理や清掃、引っ越し往復など先生方のご苦労も大変だったと思うのですが、校長先生からは、「それぞれの地域の方に温かく受け入れていただくなど良い経験ができました。」と、とても前向きなコメントがいただけました。地域との交流や、中学と高校が分離したため、初めて行われた中学校単独の文化祭も生徒にとっては良い経験になったことでしょう。

 

また、耐震補強のついでに内装も新調し、さらにクラブボックスの「クインビー館」をリニューアルするなど今まで以上に教育環境が整ったようです。今ではこの環境で生徒たちは再び中高一緒に学んでいます。

オープンスクールなどできれいな学校を見る機会があれば、先生方、在校生はもちろんの事、そのほかの方も含めて多くの方の支援の賜物であることを意識しながら見なければいけないなぁ、と思うお話でした

私立高校の授業料(兵庫県)

2017年4月24日 月曜日

私立高校に入学するには様々な費用がかかります。まず、入学前から受験をしなければいけませんので「考査料(受験料)」が必要です。合格して入学するには「入学金」が必要です。併せて「施設費(設備費)」が別途負担になる場合もあります。それ以外にも制服や教科書代が必要になりますが、そこは今回除いておきます。

兵庫県の私立高校48校の、入学金の平均は292,500円ですが、先ほどの費用をプラスした「入学時費用」の平均は429,760円となります。

入学時にはそれに加えて1年分の年間費用が必要になります。これも「授業料」(平均379,269円)以外に毎年「施設費(設備費)」や「寮費」(全寮制の学校のみ)「育友会費」「生徒会費」などが付け加わり、平均で498,514円が必要になります。この合計順に兵庫県の学校を並べてみました。(普通科かもっとも定員の多いコースを基本としています。)

 

(平成26年度実績。平成27年度以降の実際の費用については各校の募集要項等でご確認ください。)

 

1位の「生野学園」は全寮制の学校ですので別格ですが、それを除くと実は「灘高校」が最も高額になっています。9割近くが旧帝国大学や国立の医学部に進学しますので、そこで元が取れるような気もしますが、平均金額より2割以上高額になっています。それ以下「小林聖心」、「関西学院」と続きます。

以前このブログでも紹介した、「神戸学院大学附属高校」は新たに建築した校舎も魅力的なのですが、費用は平均程度に抑えられています。(48校中19位)。

高級住宅街の中にそびえたつ「芦屋学園」は実は平均よりも15万円ほど安く、48校中43位とお安くなっています。多くの学校で年10万円ほどの負担金が必要なスクールバスも無料とのことですので、とてもリーズナブルな学校だといえるでしょう。

一応定価(?)で最安値は「三田松聖高校」です。広大な敷地に公認50mプールや人工芝のテニスコート、本格的な体育館など設備も充実しており、部活動も盛んな学校です。入学金も150,000円、初年度費用合計も605,900円と兵庫県の平均の65%と、大変お得になっています。

学校は実際に通う生徒の適性や目的で選ぶべきものですので、安い方がお得、というものでもありませんが、迷った時にはこれらのデータも参考にしてみてはいかがでしょうか。

 

【スクープ】大阪緑涼高校(旧大阪女子短期大学高校)大改革【共学化・コースリニューアル】

2017年4月20日 木曜日

この4月から校名が変更になった「大阪緑涼高校(旧大阪女子短期大学高校)」で動きがあるようです。校名から「女子」の文字が消えたあたりから、共学化するのではと思い、学校の先生に昨年も突撃インタビューをしてみましたが、「いやぁ、今は何も・・・」とはぐらかされるばかり。しかしついにこのようなチラシを入手しました。来ました男女共学!女子校としての伝統を残した女子コースも残るようですが、思い切って多くのコースを男女共学にしていく方針のようです。

 

また、現在この高校は4つのコース制を取っています。募集時には一括募集、つまり1年生の間は「特別編成コース」という進学に特化したコースも含めて「希望制」となっており、2年次から「特別編成」「進学」「保育系進学」「看護系進学」の4つのコースに分かれていくという仕組みになっています。

しかし、これも変更されるようです。大きなところでは昨年募集停止した短期大学(生活科学科に栄養士と製菓のコースが設置されている)の設備を利用するかたちで「調理」、「製菓」といったコースの新設が可能とのことで、今後設置申請を行う方針のようですが、まだ詳細は決まっていないとのことです。(コースについてはまだ決定されたことではないので、チラシではそれっぽ~いマークで示されています。それぞれのマークが何を意味するのかは皆さんの洞察力にお任せします。)

高校としては男女共学の調理系のコースも希少ですが、さらに調理や製菓に関する資格試験の受験資格が得られるなどとなれば、インパクトがありそうです。近年大学進学の割合も高まっているこの学校ですが、それに加えて大阪の食文化を支える人材育成という新たな目的が加わるかもしれません。

 

東京オリンピック出場を目指すなら常翔啓光学園

2017年4月18日 火曜日

2016年8月4日、国際オリンピック委員会(IOC)は、2020年の東京オリンピックに、「スポーツクライミング」を正式に追加種目とすることを決定しました。「スポーツクライミング」とは、人工的に作った壁を登る競技です。自然の岩場を登る「ロッククライミング」をヒントに生まれた競技ですが、こちらは安全性を確保された設備で行います。

スポーツクライミングは「ボルダリング」「リード」「スピード」といった3つの種目で競います。「ボルダリング」とは岩のようなでっぱりに、手足をかけて壁を登る競技で、時間内に何通りの登り方ができたかを競います。「リード」はボルダリングと違ってロープをかけながら壁を登ります。こちらはしたから何番目のポイントまで登ることができたかで評価されます。「スピード」は10メートル(国際規格では15メートル)の壁を登る速さを競います。

「ボルダリング」の施設は5メートルほどの高さで作ることができますので、商業施設の中などにも建築可能で、数も次第に増えてきました。しかし、もっと高い壁が必要な「リード」や「スピード」用の設備は数が限られているようです。特に「スピード」ではコースや突起物の配置が国際基準で決められていますが、競技人口もまだ少ないため、その本格的な練習施設は国内には無いのだそうです。

その国際規格に準拠し、この3つの種目が練習できる施設が大阪府枚方市の常翔啓光学園の中に間もなく完成します。常翔啓光といえば全国制覇7回を誇るラグビー部も有名ですが、ワンダーフォーゲル部も登山やクライミングで全国大会に毎年出場する強豪です。今回建設されるクライミングウォールはこのワンダーフォーゲル部のトレーニングにも使われるそうですが、この壁でトレーニングを積んだ高校生が3年後のオリンピック選手になることは十分考えられます。

また、昨年クラブに昇格したばかりの吹奏楽部(といってもすでに中高合わせて部員が53名もいて、ダブルリードやバスクラ、ハープまでそろっているんですけど)のために、音楽棟も建設中です。ちなみに系列の大阪工業大学では、この4月梅田に新キャンパス(OIT梅田タワー 地上22階 地下2階)がオープンしましたが、常翔啓光学園も負けないくらいハード面でも充実してきました。これから中学選び、高校選びをする皆さんは、一度学校を見学してみてはいかがでしょうか。

 

8大学を合計してみました

2017年4月14日 金曜日

関関同立と産近甲龍のランキングを紹介しましたが、それならその二つを足したらどうなるの、というお声も頂戴しましたので作ってみました。 8大学をそれぞれ色分けすると見にくくなりますので、関関同立と産近甲龍を2色に塗り分けてみました。

やはり進学に強い学校が並びます。1位は文理学科併設の公立トップ校の一つ四條畷高校ですが、2位から4位まで私立が並んでいます。700以上の合格数、さすがです。そのあとも石山、生野、茨木、と公立のトップグループが並んでいます。そのあと、草津東、東大津、三島、池田、泉陽といった、高校入試の難易度では、2番手以下の学校が続きます。三島と泉陽はともに学校行事が充実しており、部活の加入率が高いなど、のびのびと生徒が自主的に活動しているイメージが強い学校ですが、近年大学進学にも力を入れており、現役での合格数も向上しています。こちらも卒業者数で除して学校規模補正を加えてみました。

御覧のように、やはり近畿外からのランクインはありませんでした。通学が困難な距離からの志願者は全国的に減少しているといわれますが、特に私立大学の場合は学費の問題も含めてその影響が強く出ているのでしょう。

高校入試の難易度ゾーン別にみてみましょう。占有率125%以上の50校の入試難易度(開成公開テスト基準偏差値)と占有率を散布図にしてみました。高校募集を行っていない学校は推定値、複数学科がある学校は定員が多い方のコースの偏差値を代表値としています。 縦軸が難易度となりますので、同じゾーンで右に行くほど関西8大学に強い学校ということになります。ただし、上位ゾーンでは国公立大志願者層も増えますので、左に位置していることが、大学入試に弱いという意味にはなりません。あくまでも関西のトップ私大受験に強いのかどうかの判断材料として御覧ください。とはいえ、これらの学校は占有率が125%以上とそもそも高めの集団ですので、いずれも難関私大に強い高校だといえるでしょう。

 

産近甲龍につよい高校

2017年4月13日 木曜日

今日は産近甲龍の合格者数の合計数でのランキングを作ってみました。ベスト50です(50位と51位が同数ですので、51校です。)

(数値は週刊朝日を参考にしています。空欄は高校からのアンケートで無回答という意味ですので、ゼロでない可能性もありますが、集計上一応ゼロとして集計しています。)

東大津、草津東、桃山学院の3校が抜きんでています。ただし東大津と草津東は京都産業大と龍谷大の割合が高いのに対し、桃山学院は近畿大学だけで240名合格しており、大半を占めています。近畿大学だけでランキングを作ると、1位は桃山学院、2位は泉陽、3位は清風、4位は清教学園、5位は初芝富田林と2位の泉陽以外は私立高校が並んでいます。募集定員のうち理系が占める割合が高く、難易度も上がっているため私立の進学校の優位性が表れているということでしょうか。

しかし、公立高校も健闘しています。昨日と同じように卒業者数で割って、学校規模による有利不利を補正してみました。

この補正を加えると、1位から7位まで公立高校が並びます。1位の草津東は体育科もあり、サッカーも全国レベルという学校ですが、大学受験に関しては推薦制度の利用を勧めないなど、私立の進学校のような方針をとっているようです。2位の東大津は部活も盛んな学校ですが、レベルが高い教材を使用し、高1から大学入試を意識した内容で授業が進められています。公立としては規模が小さい八日市高校や槻の木高校も上位にランクインしています。槻の木高校は単位制普通科の進学校として、14年前に作られた学校です。(正確には旧高槻南高校と旧島上高校を統合し、旧島上高校の校舎に設置)2学期制(半年で単位を認定できる)というメリットを生かして機動的なカリキュラムが組まれています。2学期制といっても前期、後期にそれぞれ3回、つまり年間6回の定期テストがあり、長期休暇でも受験対策の補習授業が組まれ、先生も生徒もとても忙しい学校なのですが、国公立大学への合格者数も伸ばしており、進学校として立派な実績を上げています。

この、槻の木高校と八日市高校、ともにこの春の高校入試に関してはなぜか低倍率となりました。(槻の木高校は1.03倍、八日市高校はまさかの0.99倍)御覧のような進学実績をたたき出している高校ですので、狙い目だといえるでしょう。