2019年3月5日
英語教育にも力を入れており、ネイティブの先生も数名いらっしゃいますし、オンライン英会話を行うためのパソコンルームも完備されています。日本語禁止の部屋はカーペットが敷かれていてリラックスできるようになっていますが、この4名はお行儀よく正座しています。

文系のイメージの強い学校ですので、ここまでは想像の範囲内ですが、実は理科の実験室は4つあり、実験助手も常駐でそれぞれ活用されています。

化学実験室には島津のドラフトチャンバーが鎮座。(ここで、「おーっ」と心の中で叫んだあなたは化学系)ガラス棚には色とりどりの金属塩の入った瓶が化粧品売り場のように整然と保管(というより展示?)されています。

地学の部屋には小型プラネタリウム(これは折りたたまれている状態)と天体望遠鏡2種(反射と屈折)と鉱物標本がありました。学校内に合宿所もあるらしく、お泊りの天体観測会も行われたとのことです。学校外に宿泊所を持っている学校は少なくありませんが、寮のある学校を除いて、京阪神の中高で学校内に合宿所があるのは私が知る限り、大阪星光とここだけです。(学校の先生方への業務連絡です。うちにもあるよ、という情報があればお知らせください)

さすが女子校らしく家庭科関連も充実しています。こちらは被服の部屋。ミシンやアイロンが整然と置かれています。

授業中の美術室です。全員美大志願者かと思うくらい真面目に課題に取り組んでいます。こんな整然とした美術の授業を見るのも初めてです。廊下には外部の美術展で入賞した作品が展示されていました。今の美術の先生も精力的に創作活動を続けている芸術家だそうですが、戦前の一時期、かの小磯良平氏もここで講師をしていたそうです。ちなみに校歌の作曲者は「赤とんぼ」「うさぎのダンス」の作曲でも有名な山田耕筰氏というハイスペックぶりです。
やはり伝統校としての蓄積でしょうか、人文科学、自然科学、社会科学、芸術、生活力の何かに重点を置いて伸ばすのではなく、人として全部養成しようという体制が出来上がっています。大切な哲学も中1から高3まで設置されている聖書の授業を通して育成していくという徹底ぶりです。(続く)

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2019年3月4日
神戸市灘区の王子公園から北側は学校が集中している文教地区です。そもそも王子動物園を含む王子公園は関西学院大学発祥の地ですが、その山手に神戸海星女子学院中高大、神戸龍谷中高、県立神戸高校、市立葺合高校が半径500メートルの範囲に集中しています。その中心に位置するのが松蔭中学校・高等学校です。
今年で創立127年。これより古い兵庫県の女子高は神戸女学院と親和女子だけです。つまりこの近辺のどの学校よりも歴史のある学校です。白いワンピースの夏服が有名で、毎年衣替えの頃に新聞に季節ネタとして写真が掲載されることでも有名ですね。

まず、玄関を入ってびっくり。古い建物と聞いていましたが、とてもきれいです。職員室前には広い廊下があります。窓際にはベンチも。質問に来た生徒さんたちもじっくり待つスペースがあります。その前には華道部の生徒さんによる生け花が飾られています。

自習室も御覧の通りです。中学生用と高校生用に分かれており、授業後自由に使えるのだそうです。ところで、お手洗いもすべて改装されており、「音姫」完備とのことです。(続く)

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2019年3月1日
2月28日16時に立命館大学の追加合格(1回目)が発表されました。
まだ国公立の発表がでていない時期ですが、かなりの人数が繰り上がっています。
惜しくも不合格だったという受験生も、確認してみてはいかがでしょうか。繰り上がっている可能性があります。
対象の学部・日程・繰り上がった人数は以下の通り
法学部(2/1~2/4) 60名
産業社会学部(2/1~2/4) 現代社会92名 メディア44名 スポーツ9名 福祉15名
国際関係学部(2/1~2/4) 24名
映像学部(2/1~2/4と2/7) 81名
経済学部経済専攻(2/1~2/4) 53名
スポーツ健康科学部(2/1~2/4) 24名
理工学部(2/2~2/3) 電気電子工49名 ロボティクス10名
情報理工学部(2/2~2/3) 67名
食マネジメント学部(2/1~2/4と2/7~2/8、センター利用3教科型) 158名
特に産業社会と食マネジメントはかなりの規模になっています。このように追加合格が出ると、次の偏差値帯の大学で辞退者が増えるなど、その他の大学にも影響が出ますので、注意が必要でしょう。

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2019年2月28日
私立大学入学定員厳格化の影響で年々ハードルが高くなる私立大学入試ですが、そろそろ大勢が判明してきました。開成教育グループからも多くの受験者がいますので、その合格率からの分析です。
「関関同立」の4大学に関して今年は同志社が多少難化、それ以外はほぼ昨年並みではないか、という感じです。2016~2018年で合格者数を数千名も減らし難化していた立命館大学も、学部による差はありますが、全体的に2019年度入試ではほぼ去年並みだといえます。
一方「産近甲龍」は混戦模様です。公募推薦入試からすでにハードルが上がっていた近畿大学、一般入試でも難化、甲南も多少アップしたとみられます。一方、京都産業大学は定員増に伴って多くの合格者を出すことができ、全体的に昨年並みですが、経済・経営、京都文化など一部の専門分野は合格最低点が上がっているようです。

まだ途中段階でのデータですが「関関同立」合格者(実人数)のうち、17.6%が「産近甲龍」で不合格となっていますので、この2つの大学群の難易度差は縮まっているとみるべきです。しかもその内訳をみるとやはり近畿大学が約半数を占めています。中には第一志望ではないので十分な対策をせずに受験したというケースもあるかもしれませんが、近畿大学に限らず、どの難易度の大学であっても受験に際してはそれなりの準備が必要だということはお伝えしておきたいと思います。

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2019年2月27日
兵庫県西宮市の北東部、武庫川の近くの静かな住宅地の中の、普通の中学校3つ分くらいの広大な敷地を誇る男子校、報徳学園から説明会の案内が届きました。
その名も『報徳学園中学校ってどんな学校!?』という説明会です。
スポーツ強豪校としても有名ですが、国公立への合格者も多く輩出するなど進学校としての実績も素晴らしいものです。

進学校としてのカリキュラムに加えて、これからのグローバル社会に対応するための国際教育など時代を先取りした教育も始まっています。野球部、ラグビー部、バスケットボール部はもちろん、柔道部、スキー部など運動部に加えて文化部も盛んなのですが、その活動を通じての教育効果もあるのでしょうか、生徒さんたちは大変礼儀正しいイメージがあります。今回の説明会ではこれらの教育内容や施設の見学に加え、祝日ですが部活をしている在校生の姿を見ることもできるでしょう。ついでにお天気が良ければ隣接する武庫川河川敷にも行ってみましょう。最初に書いたようにグラウンドも十二分に広いのですが、ここも報徳学園生にとって絶好のトレーニング場となっております。
というわけで、こちらも事前申込制となっていますので、学校ホームページよりお申し込みください。

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2019年2月26日
こちらも早めの入試関連イベントです。夏休みには小学生を集めての勉強会を開催するなど、子ども目線での企画力でも定評のある追手門学院大手前中学校ですが、3月9日には楽しそうな体験授業が用意されています。大阪城のすぐ近くという地の利を生かしたミステリーツアーや世界大会出場で有名なロボットプログラミングなど魅力的な内容ばかりです。
なるほど、子どもは喜びそうですが、保護者は?と思った方、ご心配ありません。保護者対象の講演会も用意されています。なんと講師はあの「ビリギャル」の母(通称ああちゃん)。どんな子育てをなさったのでしょうか、興味深いですね。

(画像をクリックするとPDFが開きます)
というわけで、3月9日のこちらのイベント、結構人気が出ると思いますので、お早めに学校のWebサイトよりお申し込みください。

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2019年2月25日
今年100周年を迎える甲南大学は、今でも阪急岡本駅近く、閑静な高級住宅地の中のキャンパスがメインですが、フロンティアサイエンス学部はポートアイランド、マネジメント創造学部は西宮北口(の西宮ガーデンズの隣)と、いずれも通学に便利な大学です。推薦入試による入学者が少ない大学でもあります。今の段階での印象ですが、今年度入試では昨年より合格者を絞り込んでいるのでしょうか、合否ラインは昨年よりも高めになっているような気がします。

さて、こちらの大学も2020年度入試に向けてのオープンキャンパスが3月からスタートです。いずれのキャンパスでも開催とのことですので、できればいろいろ見に行ってみてはいかがでしょうか。

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2019年2月22日
まだ、国公立大学の前期日程が始まっていないというのに、もう来年向けのオープンキャンパスのお知らせが届きました。

(画像をクリックするとPDFが開きます。PDFだと裏面も見ることができます)
この女性ファッション誌の表紙のような色合いの案内は大阪工業大学のものです。(実はシルバーを基調としたバージョンもありますが、こちらは女子生徒を意識したカラーなのだそうです)
3月17日(日)は阪急梅田駅すぐの「梅田キャンパス」です。便利な場所ですし、大阪府立高校の生徒は、入試のために19日まで学校立ち入り禁止で部活もできませんからちょうどいいです。参加予約不要となっております。行ったついでに2階のパンケーキのお店もおすすめですが、量が多いのでお友達とシェアしましょう。というわけでお友達も誘ってお出かけしてみてはいかがでしょうか。

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2019年2月21日
国公立大学といえばセンター試験と2次試験という一発勝負を2回クリアする以外に入学方法が無かったというのは昔の話で、今では選抜方式も多様化しています。近畿圏でも京都大学、大阪大学をはじめとして多面的な評価による合格者を出しています。そこで、近畿圏の24の国公立大学の全学部(夜間部が合算されているため滋賀大学経済学部を除いた93学部)の2018年度入学者のうち、一般入試による入学者率の低い順、つまり多様な評価方法で入学を許可した学生数が多い大学、学部をランキングにしてみました。(こちらも数値は旺文社「2019年度用 大学の真の実力情報公開BOOK」を参考にしました)

すると、推薦系入試での入学者が4割を超える学部が2つ、25%を超える学部が18と思いのほか多くなっています。したがってこの学校への入学を考えている高校生は、推薦系の入試についても調べておく必要があるでしょう。
因みに、推薦系の入学者がゼロの大学はといえば・・・
大阪市立大の医学部、大阪府立大の獣医学部、神戸大学の文、理、法、医学部保健、京都市芸術大学(美術も音楽も)なのでした。つまり今のところ学力(芸大の場合は実技の実力)1本での勝負となっておりますが、今後は大学入試改革の影響を受けて変更される可能性もありますので、未来の受験生は情報収集もお忘れなく。

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2019年2月20日
中学入試、高校入試が終わったばかりだというのに、早くも来年の入試に向けた学校説明会のお知らせです。
まず今週の土曜日、プール学院中学校の学校説明会があります。最新の入試問題解説に加えて校内見学など、実際にお子さんを連れて見に行ったほうがよさそうなイベントとなっています。

来月の同じ日付(23日)は、授業体験やクラブ体験もできる、より児童向けのイベントとなっています。
中学入試を成功させるには早めの目標設定も有効だとされますので、是非この機会に一度中学校を訪れてみてはいかがでしょうか。申し込みは学校ホームページをご利用ください。
持ち物は「上履き」「靴袋」「このハガキ」となっていますが、直前に申し込んだなど、参加日時点でハガキが届いていない場合は別になくても結構だとのことです。

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