2022年6月2日
各地域で混迷を深めている国際社会ですが、そんな中で存在感が増してきているのは外交官です。軍事的な国際紛争になるのを未然に防ぐことができる最後の手段が外交ですので、国益を守るどころか、世界の平和を守るための砦ともいえるこの職種、実は大変な難関です。令和2年度(2020年度)には368名が申し込みましたが、合格者は51名(うち女性は23名)と7.2.倍の狭き門です。このような国家公務員試験には東京大学が強いのかな、と思いながら調べてみると、なるほどのランキングとなりました。
1位 東京外国語大学 10名 なるほどこの試験は、英語、フランス語、ドイツ語、ロシア語、スペイン語、ポルトガル語、イタリア語、アラビア語、ペルシャ語、ミャンマー語、タイ語、ベトナム語、インドネシア語、中国語、朝鮮語の15種類の言語から1つ選択することになっていますから、外国語大学が有利なのですね。
2位 早稲田大学 6名 国際化の指標も高いこの大学、外交官を目指す人が多いのも納得です。
3位 大阪大学 5名 大阪外国語大学をルーツに持つ外国語学部にはハンガリー語やスウェーデン語など、日本でここでしか学べない言語の専攻があることでも知られています。こちらもなるほどですね。
4位 慶応義塾大学 3名 海外在住経験のある学生も多く、一般入試でも日本最高レベルの英語試験を課す慶応義塾大学、法学部の学生でも一般の公務員ではなく、外交官狙いという学生もいるのでしょう。
5位以下となりますと、2名ずつなので省略します。
というわけで外交官になりたい方は、これらの大学を目指してみては如何でしょうか。
(参考:AERAムック「大学ランキング2023」朝日新聞社刊)
カテゴリー: 大学・大学入試 |
2022年6月1日
大阪府箕面市、大阪平野が一望できる高台にある「大阪青山大学」についてです。管理栄養、看護、こども教育の3分野を持つ大学で、就職率の高さでも知られている学校ですが、今年も在学生も一緒に運営するオープンキャンパスが行われます。大学紹介やミニ講義、キャンパスツアーといったお楽しみプログラムに加えて送迎バス、午前の部は無料ランチ付きという至れり尽くせりのおもてなしを受けることができます。それに加えて、なんとこのオープンキャンパスに参加した受験生は「検定料が15000円割引」となります。いいですか?受験生の皆さん、箕面に15000円が落ちているっていう話ですよ。参加されぬのはいかにぞや(現代語訳)参加しないのはどういうわけであろうか。
詳しくは大学HPをご覧ください。
カテゴリー: 大学・大学入試 |
2022年5月31日
この春、国際科1期生が卒業し、大阪大学、慶応義塾大学、上智大学をはじめとした国内トップ校だけでなく、海外の有名大学へも合格という大成功を収めた大阪学芸高校についてです。
昨年は、この国際科の中に「グローバルコース」を新設するというニュースをここで書きましたが、そのタイミングで専願のみで募集していた国際科は併願可能となりました。つまり「特技」以外の7コース、すべて併願が可能というわけで、公立高校が第一志望の生徒も大変受験しやすくなったわけです。
また、入学後のコース間の異動は可能なのか、といった質問もよくいただきますので、こちらも貼り付けておきます。簡単に言えば、ほとんどのコースで可能です。というわけで、選択の幅が広い大阪学芸高校、受験もしやすくなった、というお話でした。
カテゴリー: 高等学校・高校入試 |
2022年5月30日
大阪府下で最も古いとされる140年以上の歴史を持つ、大阪府豊中市の梅花女子中学校からオープンキャンパスのお知らせが届きました。春のオープンキャンパスはコロナ禍の影響でここ2年ほど開催が難しかったようですが、今年は人数を制限し、日程を分散する形で再開しています。今回の案内は、その第3回目となるイベントです。
ダンスやチアリーディングでも有名な学校ですが、その体験や、アートデザイン、製菓体験などお楽しみイベントが盛りだくさんとなっています。しかも箕面が本店のお菓子の名店「デリチュース」のスイーツも用意されているとの事・・・。テレビでも紹介されたここのチーズケーキ、なかなか濃厚なのに甘すぎず、上に載っているソースの上品な酸味とのコントラストが絶妙・・・しまった、ここはスイーツブログじゃなかった。すみません。
ということで、小学生女子の皆さん、詳細は学校HPをご覧ください。
カテゴリー: 中学校・中学入試 |
2022年5月27日
先日このエントリーでも入学者が多いという事で紹介した箕面自由学園高等学校ですが、次年度からコース改編を行うというニュースが飛び込んできました。
「文理進学コース」が「文理探究コース」と名称が変わり、探究学習に軸足を置いたコースにリニューアルするとの事ですが、大きいのはこのコースは専願のみの募集になるというところでしょう。
今年でしたらSS特進を頂点として進学系4コースが用意されていたのですが、そのうちの1つが専願のみになるわけですから、この学校を公立高校の併願校と考えていた受験生には大きな影響が考えられます。しかし、逆に考えると「文理探究コース」で用意される多彩な探究プログラムも魅力ではないでしょうか。併願受験ではなく、専願にするべきかどうか、今後の入試イベントに参加して聞いてみましょう。
カテゴリー: 高等学校・高校入試 |
2022年5月26日
2022年4月に、大阪市から大阪府に移管された「咲くやこの花中学校・高等学校」「水都国際中学校・高等学校」ですが、ちょっと調べ物をしようとしてGoogleで検索して一番に表示されたページをみたら、あれ?更新されていない???
それもそのはず、移管されたので、HPのURLも変更されているわけですが、Googleさんは過去のアクセス数から古いほうのサイトを案内してくれるようです。過去データから判断するAIさんって、やっぱりまだまだ使えません。AIを利用した自動運転の車も、年に1度のお祭りによる交通規制とか予想できないんだろうなぁ。
こちらが更新されていない古いURL
大阪市立咲くやこの花中学校 (city-osaka.ed.jp)
こちらが、新しい「咲くやこの花中学校」のHPです。
大阪府立咲くやこの花中学校
(osaka-c.ed.jp)
Googleさんの検索では「大阪府立」といれるより、「府立」と入れた方が早く見つけ出してくれますが、それでも7番目の表示です。
水都国際はURL変更無しで新しいHPを見ることができます。
大阪府立 水都国際中学校 & 水都国際高等学校 (osaka-city-ib.jp)
富田林は変更ありませんが、一応念のため。
大阪府立富田林中学校・高等学校 | (tonko.ed.jp)
しばらく不便ですが、大阪府のリンクが一番確かなようです。
大阪府/府立中学校(併設型中高一貫校)に関すること (osaka.lg.jp)
ときどき各学校のホームページをパトロールするのも大切だなと思った次第です。
カテゴリー: 中学校・中学入試 |
2022年5月25日
1925年に創設された商業学校をルーツに持つこの学校は、1968年には幼稚園を、1969年には大学を開学するなどの発展をしていたのですが、中高は2014年に大学・幼稚園と法人分離しました。こうして独立した「京都学園高等学校」は翌年文部科学省からSGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定されるなどの進化を続けていました。一方で「京都学園大学」は理事長が交代し、「京都先端科学大学」と校名変更し、学部改編や新校舎建築、組織改編等大きな改革を矢継ぎ早に実行し、注目を集めています。そんな中で大学が付属の中高を設置するのでは、と憶測されていましたが、結局もと同じ法人だった「京都学園中高」と復縁(?)する形で2021年に法人統合し永守学園「京都先端科学大学附属中高」となりました。
法人統合元年である2021年度入試では、70名の中学募集に対し、125名が出願、そして今春の入試では188名が出願(いずれも全日程合計)と人気急上昇となっております。
現在の理事長である永守氏は教育・人材育成に対する熱い思いを持っています。日本電産という小型モーターメーカーを創業し、時価総額約5兆円の巨大企業に成長させ、今や個人総資産も1兆円(1ドルを127円として換算)を超える永守氏ですが、実業家としての視点から今の教育界の人材育成力、特に大学の教育力について疑問を持っているようです。実は同じような疑問や不満を持っている財界人は少なくないのですが、永守氏は学校教育を非難するのではなく、自分の理想とする学校を自分の私財をつぎ込んで作ろうとしているのです。
その熱い思いを詳しく聞く機会があります。小学生保護者でご興味のある方はこちらをどうぞ。
カテゴリー: 中学校・中学入試 |
2022年5月24日
6年前にこのエントリーで紹介させてもらった大阪府高槻市の「関西大学中等部・高等部」についてです。関西大学中等部・高等部にお邪魔してきました①(情報機器編) « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)この記事を書いた時には開校して7年目でしたので、今は開校から12年経過、つまり初等部1期生の1年生がこの春に大学に初めて入ったことになります。
さて、初等部から高等部まで12学年(お隣の関西大学社会安全学部と大学院まで含めると21学年)が共に学ぶキャンパスなのですが、それぞれの節目の入試で入学する人は、進級してくる生徒と同じクラス?コース分けはいつから?という疑問への答えとなる図が、学校から頂いたパンフレットに掲載されていたので紹介します。
中1では初等部からの進級者と中学募集の生徒が混ざり、そのまま中3まで、高1では同じように中等部からの進級者と高校募集の生徒が混ざり、進路希望に合わせて高2から2つの類に分かれるというわけです。
難関大学附属の高校から、他の難関大学への進学も増えてきており、附属校と進学校の垣根が低くなったといわれますが、この学校は最初から両方狙える設定ですので、「関西大学も良いなぁ、でも難関国立大も良いなぁ」という方にはお勧めとなっております。今年の大学進学実績など詳細については、7月16日のオープンスクールでお聞きください。
カテゴリー: 中学校・中学入試, 高等学校・高校入試 |
2022年5月23日
7月16日に、大阪府茨木市の追手門学院中学校でオープンスクールが企画されていますが、今回の目玉は「TW入試体験会」です。
TW入試については、昨年こちらのエントリー「追手門学院 TW入試って何?」【最新】追手門学院中学校 TW入試って何?【斬新】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)で紹介させてもらいました。探究学習にも力を入れているこの学校の教育方針を具現化したこの入試方式は大変良いと思います。しかし、他に例のない新しいこの方式、これから受験する小学生にとっては少しイメージがつかみにくいのではないかと思います。と余計な心配していたら、流石でございます。このオープンスクールにこのTW入試の体験会が用意されているではありませんか。というわけで、小学生の皆さんは一度体験してみていはいかがでしょうか。
カテゴリー: 中学校・中学入試 |
2022年5月20日
堺市の北部の「堺リベラル中学校」に関するお話です。2017年度までは、難関高校受験を推奨する学校でしたが、2018年度から「堺リベラル高等学校」を併設し、6年一貫としての進学校に進化しました。一方、キャリア教育で定評のある「香ヶ丘リベルテ高等学校」への進学も可能ですので、①Top10高をはじめとする難関高校進学、②「堺リベラル高校」に進学して大学受験、③「香ヶ丘リベルテ高等学校」に進学してキャリア教育(さらにファッション業界直結の「堺女子短期大学」への進路保障がついています)という3つの選択肢が整備されている学校となりました。
小学生女子の皆さん、 このようなわけで人気上昇中のこちらの中学校を一度見てみては如何でしょうか。 先着100名様にプレゼントもございます。申し込みはお早めに。(このブログを書くために、ウィキペディアで堺リベラル中学校を調べたら、5年前に書いたブログが参考文献になっていました。こうやってネット上の情報って作られるのかぁ。)
カテゴリー: 中学校・中学入試 |