大阪の私立高校 在籍生徒数ランキング

2018年9月12日 水曜日

先日、このエントリーで大阪最大の男子校である興國高校を紹介しましたが、他の学校の規模はどうなのだろう、というご質問を頂きましたので紹介します。大阪府立の普通科は900名規模の高校が多いので、それを超える1,000名以上を大規模として、私立高校の在籍数ランキングを作ってみました。ついでに男女の人数も表記してみました。

男子校の最大はこの前紹介した「興國」ですが、女子校最大は美術でも有名な「成蹊女子」そして、共学の最大は「近畿大学附属」です。実は近畿大学附属は大阪最大というよりも、西日本最大なのだそうです。職員室も教科ごとに分かれていて、各フロアに設置されているというマンモスぶりです。2位の「浪速」3位の「大阪産業大附属」4位の「大阪学芸」、5位の「上宮」、6位の「大阪桐蔭」と続きますが、この6位でも府立2つ分を超えるマンモスぶりです。

小規模な学校のアットホームな雰囲気も捨てがたいのですが、大規模校では集団スポーツの部活が盛んであるなどのメリットもあります。16日、17日に開催される「開成進学フェア」では、学校の規模についても質問してみましょう。

 

【大阪最大】興國高校の説明会に行ってきました【最強男子校】

2018年9月10日 月曜日

大阪環状線寺田町駅が最寄りの興國高校の説明会が学校内のアリーナで開催されました。約2300名の生徒が学ぶマンモス校です。多くのJリーガーを輩出しているサッカー部をはじめ、ボクシング部、ゴルフ部、硬式野球部など全国レベルの部活でも有名です。校舎入り口から礼儀正しい生徒さんたちによるお出迎えです。
築1年のアリーナの入り口は劇場の様な豪華さ、可動式の客席が出るとシアターになるという仕様です。

開会に先立ってウインドアンサンブルによる素晴らしい演奏が行われました。お揃いのユニホーム、学校のマークの入った譜面隠しなど細かいところまで本気です。選曲はマスカーニ。渋いです。

DVDによる学校紹介のあと、生徒さんが英語で学校紹介のスピーチ、続いてこの春京都大学に合格した卒業生のスピーチが披露されました。その後、コースごとに在校生十数名が登場してのインタビューです。ともかく生徒さんが前面に登場しての、各コースの特徴が紹介されました。最後に部活生十数名が舞台上に勢ぞろい。

国公立37名、医学部への合格者も出ている大学合格実績も紹介されましたが、豊富な指定校推薦枠や公務員試験や就職に向けての対策など、進路実現にも隙がありません。

こちらの学校も、9月17日の開成進学フェアに参加していただけます。ゲームITビジネス科や男子校ですが保育のコースもあるなど、多彩なコースについて詳しく聞いてみましょう。

 

【祝】大阪産業大学附属高等学校の説明会に行ってきました【90周年】

2018年9月7日 金曜日

大阪市城東区、しばらく前にこのエントリーで紹介した大阪信愛学院の近く、この夏の甲子園で優勝した大阪桐蔭の兄弟校(?)でもある大阪産業大学附属高等学校の説明会に行ってきました。

元々は鉄道に関係のある学校だったことから、校舎もSLっぽい形だったりするのですが、8割ほどの卒業生が4年生大学に進学していますし、アメフト、野球、ソフトボール、ラグビー、サッカーなどスポーツ面でも有名になりましたので、今では実業校ではなく、「スポーツも盛んな進学校」だといえるでしょう。

 

説明会に先立って生徒の活躍の動画が流されました。学校のコース紹介と併せて学校の理念がわかりやすく説明されていました。

 

校長先生からは昭和3年創立からの歴史を聞かせていただきました。「附属」と校名にあるのですが、大学の方が後でできたようです。今では生徒数が2100名を超える大きな学校になりました。

また、国際科グローバルコースが出来て3年目、今年初めて3学年が揃ったことになります。実績はこれからです。楽しみです。

校長補佐の先生からは5つのコースの違いについて細かく説明していただきました。

週39時間授業のある特進コースはⅠとⅡに分かれますが、特進コースⅡはクラブも参加可能とのことです。2年次からは習熟度別、文理に分けて授業が行われます。

進学コースは週33時間授業。大学への推薦枠も使えます。

スポーツコースは男子のみです。9割がクラブ推薦で入学してくるとのことです。運動部への加入が必須です。

今年で3年目の国際科グローバルコースは英語力の育成は当然として、非英語圏からの留学生と英語で交流するという取り組みも行なっているそうです。関西外大との連携も行ってネイティブの講師によるプレゼンテーション重視の授業を展開しているそうです。

希望者参加ですが、3か月と1年の留学も準備されています。

 

部活動ですが、運動部に所属するのは全生徒の約43%にあたる929名、文化部は同じく約10%にあたる209名が加入しているそうです。部活の加入率としては高くはないですが、各クラブが強いので、スポーツも盛んなイメージもあるというわけです。

 

その他、特待生制度の説明などがありましたが、ここに書いたら怒られますので学校説明会で個別に聞いてみてください。もちろん9月17日の「開成進学フェア」にも参加していただいています。こちらでも質問できます。ご来場お待ちしております。

金光大阪中学校・高等学校にお邪魔してきました(進学実績編)

2018年9月6日 木曜日

2018年度の大学合格実績ですが、神戸大学をはじめとして国公立11名、関関同立51名、産近佛龍106名、摂神追桃66名。ハンガリー国立大医学部1名など、なかなかの実績をあげています。中学校の先取りカリキュラムと、高校の3コース制(2年生からは理系を加えた4コース制)といったきめ細かな対応が効果を上げているようです。

さらに中学から入学の6年一貫生には段階的に学べる「海外体験プログラム」が用意されています。中2でオーストラリア研修11日間、中3でニュージーランドに1か月(全員)、高1でオーストラリア3週間、高2でカナダ/ニュージーランド1年など、基本は希望者参加ですが、毎年少しずつ日数が伸びて、無理なく海外でのコミュニケーションが取れるような仕組みがあります。これからは「使える英語力」が必要な時代になりますが、この学校はかなり前からその仕組みを持っていたわけです。

中学受験の説明会は10月8日、高校受験の説明会・部活体験は10月20日となっています。興味を持った受験生は是非参加してみましょう。

金光大阪中学校・高等学校にお邪魔してきました(学校生活編)

2018年9月5日 水曜日

明るく広い食堂では、朝から数名の生徒さんが自習をしていました。その片隅からいい香りが・・・。実はここにはパンを焼く窯があって、焼き立てパンを販売しているそうです。

中庭にも人工芝が敷かれています。そこに目印が付いていますが、これはチアリーディングやマーチングの練習用とのことです。そういえばこの学校のチアリーディング部は関西大会レベルですし、吹奏楽部はコンクールでもマーチングでも有名ですね。

校舎の一室に和室があります。中には祭壇がありました。金光教は神道の一派ですが、他の宗教の教祖も神様がつくったと考え、すべての宗教を容認するという心の広い教えなのだそうです。というわけでどのような宗教の生徒であっても自由に入って参拝することができるようになっています。次の試合に勝てますように、とか、点数が取れますように、といった現実的なお祈りも多いとのことですが、落ち着いて自分を振り返ることができる場所が常設されているのは良いと思います。

書や美術作品も廊下に多く展示されていました。スポーツが盛んな学校だと思っていましたが、文化面でも誇れるものが多いと感じました。(続く)

金光大阪中学校・高等学校にお邪魔してきました(スポーツ編)

2018年9月3日 月曜日

あの夏の甲子園で2度目の春夏連覇の大阪桐蔭に地区大会で敗れはしましたが、2点対1点という接戦まで持ち込んだ野球部でも有名な金光大阪にお邪魔してきました。

阪急京都線上牧駅から徒歩4分ほどで校舎に到着すると元気な部活生の声が聞こえてきます。お邪魔したのは8月31日ですが、この日まで夏休みなのですね。

中日の吉見一起、阪神の陽川尚将など活躍中のプロ野球選手を育てた硬式野球部が練習試合をしています。素人目でも高校生とは思えない高い身体能力を感じます。野球部といえば厳しい練習と規律性が要求されると思っていましたが、なぜかこの学校の皆さんは楽しそうにプレイしています。

 

2年前に整備した人工芝のグラウンドでは、サッカー部も練習しています。彼らも気持ちよく挨拶してくれます。

体育館では女子と男子のバレー部、バスケットボール部が、その下のフロアでは剣道部が練習していました。本当にスポーツが盛んな学校です。部活の加入率は8割ほどで私学にしては高い割合です。(続く)