社長の出身大学 ランキング(地域別編③)

2018年12月27日 木曜日

次は京都です。

堂々のトップは同志社大。関西学院大と同じようにアメリカのキリスト教会と関連のある学校ですが、こちらはキリスト教が布教を目的として作った学校ではなく、皆様ご存知新島襄が独自に日本で作った英学校がルーツで、1920年には関西で最も古い私立「大学」となりました。今でも同志社大の受験者層は、近畿圏のトップレベルの高校に占められており、今でも記述問題を含むというこだわりのある(逆に時代の最先端?)入試問題の難易度も他大学と一線を画しています。

一昔前は教員・公務員志望の男子学生が目に付いた立命館大学も2位にランクインです。とはいえ、一部上場企業で比較すると、同志社大32人に対し、立命館大は9人とまだまだ差を感じてしまいます。しかし経営学部では起業を応援する教育プログラムも用意されていますので、今後はこの差が縮まるかもしれません。

6位に京都府立医科大が入っているのは、「社長」というより病院経営の「院長」としてカウントされているからです。京都府下の医学部は京大医学部と京都府立医科大の2大学だけで、募集人数はどちらも約100名と同じような規模なのですが、京都の地域医療は京都府立医科大が主に担っているという状況も見て取れると思います。(続く)