日本大学のイメージと志願者数の変動

2018年12月13日 木曜日

本日の産経新聞東京版の報道によりますと、日本大学の志願者数が26%減少したとのことです。河合塾全統マーク模試の志望校登録は前年の55,377人に対して40,857人と26.2%減少しているとのことです。昨年度の延べ志願者数(学部第一部合計)は114,316人(大学公表値)ですからこの全統マーク模試の約2倍の出願があったということを考えると、約3万人分の出願が減ることになります。

受験料収入の事だけ考えると、日本大学は1出願35,000円、2併願目から15,000円になるという割引がありますので、平均で25,000円払うと考えると、2万5千円×3万人=7億5千万円の減収となります。この影響が教職員の待遇や研究費の削減などにつながらないことを祈るばかりです。

今回の報道を見て、今年は狙い目だと判断して流入する受験生もいると思いますし、逆にやはりネガティブなイメージを多くの人が感じているのだなと知って志望校から外すという受験生もいるでしょう。レベル的に絡む東洋や駒澤、明治学院等の志望動向も含めて注意が必要でしょう。