新型コロナウイルスの私立中高への影響

2020年2月27日 木曜日

新型コロナウイルスによる新型肺炎の広がりは、学校教育にも影響を与えるようになってきました。報道の通り臨時休校を余儀なくされた北海道など、地域によってはすでに大きな影響が出ていますが、2月27日正午~13時30分の間に大阪府下の各私立高校の対応状況を調べてみました。

すると、49校はホームページには特に記載がなく、注意喚起している27校の中にも、「3月2日以降も予定通り行事を行います」と明記しているなど、まだ様子見といった感じの学校が約8割を占めています。ただし保護者専用ポータルや別の手段で在校生に伝達している学校もあるでしょうから、それも加えると、実際にはもう少し減るとは思いますが、それでも過半数は様子見だといえるでしょう。しかし、清風中高や大阪産業大学附属高はスキー合宿(実習)を中止、東大阪大学柏原高は修学旅行を延期、清教学園中、桃山学院高も宿泊を伴う研修などを取りやめるなど早めに対策をとっている学校もあります。また、卒業式に関しても在校生が参加しないなど縮小、または大阪成蹊女子のように保護者は別室でモニター越しに視聴とするなど、配慮がされています。卒業式後の謝恩会など付随行事の中止を決めた学校(大谷、上宮、好文学園、桃山学院など)もあります。履正社高は吹奏楽部の定期演奏会を中止にするなど、部活動への影響も出始めています。

今後の感染拡大によっては状況も変わってくると思いますが、何とか早く収束することを祈るばかりです。