夏といえば・・・。塾は夏期講習会や合宿、オープンキャンパスへの誘導など何かと忙しい時期なのですが、世間的にはやはり「夏の甲子園」でしょう。今年も「筋書きのないドラマ」が繰り広げられます。また、この期間、ホームグラウンドを奪われるあの球団には気の毒なのですが、やはり甲子園球場でプレーできるというのは高校球児にとってやはり最高の勲章だといえるでしょう。それだけに地区予選といっても熾烈な戦いが毎年繰り広げられるわけです。
大阪では176校168チーム(連合チームが4つあるため、数が合いません。)の予選が行われるわけですが、代表を1校選ぶための合計167試合を一つの球場で行うと秋になってしまいますので、8つの球場を使うことになります。
大阪独自のルールもあります。ここ30年間、大阪大会では吹奏楽での応援が禁止となっております。確かにこの8つの球場の中には周りが住宅地のものもありますので、周囲への騒音防止という観点からは致し方が無いような気がします。なんだか物足りないという意見もありますが、音楽が無ければ盛り上がらないのかといえば、そうでもありません。選手の声や、走る音が聞こえるという妙な緊張感がありますし、声援や拍手だけの応援によって観客も一体感が感じられるという効果もあります。
ところで、大阪大会での優勝校は私立高校が続いています。ここ50年間でも、公立の優勝は1982年の春日丘、1992年の渋谷高校の2回だけです。優勝回数のランキングでも、私立が優勢となっています。
1位:17回 PL学園
2位:13回 大阪体育大学浪商
3位:10回 大阪府立市岡高校
4位: 8回 大阪桐蔭
4位: 8回 明星
さて、今年の代表校はどこになるのでしょうか。昨年の優勝校といえども、生徒は1年間で代変わりしていますので戦力は未知数です。これから毎日の結果が楽しみです。