【ついに和歌山も!】大阪府の高校授業料「完全無償化」和歌山県の私学も参加

2023年11月28日

大阪府民に対する高等学校授業料の無償化に関するニュースをこのエントリーでも5月にお知らせしましたが、

【大阪府が大盤振る舞い】大阪府 高校授業料完全無償化【現高2生から順次】 « 学校選びの道しるべ|開成教育グループ 入試情報室 学校・入試情報ブログ (kaisei-group.co.jp)

この世帯年収に関係なく授業料が無償となる制度は、大阪府民が大阪府外の私立高校に通う場合でも適用される方向なのですが、この制度に参加するかどうかはその大阪府外の高校の判断によります。学費が63万円以上の私学にとってはその超過分を学校が負担する必要があるため、例えば兵庫県にある授業料が70万円の高校の場合、大阪府民が通学する場合は大阪府からは補助金63万円しかもらえませんが、兵庫県民からはそれで足りない部分も含めて70万円以上払ってもらうという二重価格になってしまいます。それも含めて11月7日には大阪府以外の近畿圏の私学団体が大阪府に対して反対を表明していました。

しかし、27日の報道(共同通信)によると、和歌山の複数の私学がこの大阪府の制度に参加する意向を示したとのことです。

その報道で確認できる範囲では、開智、高野山、初芝橋本、智辯学園和歌山、和歌山信愛、近畿大学付属和歌山、近畿大学付属新宮の7校です。

この7校に関してはいずれも授業料が63万円以下なので、先に述べたような二重価格の心配はありません。特に在校生の半数以上が大阪府民で占められている初芝橋本がこの制度に参加してもらえることは、大阪側から例年受験生を送り出している私どもにとっても一安心です。

今後、他の府県の動きにも注目しておきたいと思います。