【そろそろ再開】梅花中学校 オープンキャンパス【リアル体験その2】

2020年6月25日 木曜日

2014年度入学生から、当時は「標準コース」「舞台芸術・チアリーディングコース」という名称でしたが、中学校が2コース制を導入して6年目、つまり今年で完成年度を迎える梅花中学校・高等学校についてです。高校では大学進学から舞台芸術や保育、調理製菓、漫画イラストといった専門分野のコースも併設しており、幅広い進路が魅力的な学校でもあります。 今回案内いただいたオープンキャンパスも、その幅広いコースを体験できるような様々なコーナーが用意されているようです。小学生女子、及び保護者は学校HPから予約の上、参加してみましょう。

【男子向けの】京阪神カトリック男子校フェア【新企画】

2020年6月23日 火曜日

かのイギリスには「パブリックスクール」と呼ばれる寮を併設した中高一貫の私立男子校(今では多くが共学化)があり、その上位数校はまさにエリート養成校として機能しているわけですが、同じように日本のキリスト教系の男子校の多くが実業校ではなく、進学校として高い評価を得ています。

男子校といえば、何となく「いかつい」イメージを持っている人もいるようですが、実際には多くの生活を男子だけで完結させなくてはいけないためか、手芸や料理が得意な女子力の高い(?)男子も少なくありません。また、学外に宿泊施設を持っている六甲学院や大阪星光(大阪星光は学内にも合宿所が)、運動部ばかりではなく、文化部の活動も盛んな明星、洛星など、幅広い教育施設や課外活動も魅力です。ちょっと脱線しますが、洛星には「洛星反響板同好会」なる団体があります。音楽専用ホールの舞台上には、音響効果を高めるための高さ数メートルの「反響板」が複数あるものですが、普通は業者を使って行うセッティングや片づけを自分たちでやってしまおうというわけです。その活動を通して、オーケストラ部や演劇部、グリークラブといった舞台を使う部活動を支えているようです。  

と、男子校の面白さをここに書き始めると、大変なことになりますので、小学生男子及び保護者の皆さんは、男子校合同の説明会に参加してみましょう。

【そろそろ再開】ノートルダム女学院オープンスクール【リアル体験】

2020年6月19日 金曜日

学校が本格再開して1週間。警戒感マックスでこわごわ集まっていた生徒たちも、次第に慣れてきたのでしょうか、楽しそうに登下校する姿を見るようになってきました。そんな中で今まで中止、またはオンラインに限られていたオープンスクールが再開される動きも見えてきました。

来週末は、ノートルダム女学院中学校のオープンスクールが開催されます。在校生も登場して学校を紹介していただけるようです。小学生女子は注意事項をお読みの上、お申し込みください。

兵庫私立中学校 2020年度入試 定員充足率/歩留率相関

2020年6月18日 木曜日

大阪に続いて、兵庫県の私立中学校の募集状況についてもまとめてみました。こちらは過年度のデータが揃っていないので、本年度入試における定員充足率(入学者数÷募集定員)と歩留率(入学者数÷合格者数)の相関を充足率が100%超の16校で作ってみました。

定員の1.35倍も入学したのは夙川。須磨学園の傘下に入ったことによる期待感と、須磨学園との併願が容易になった入試施策によって兵庫では定員充足率トップです。但し、入学者数は合格者数の4割もありません。同一人物がこの2校を併願、または複数日程受験したことも影響しています。

トップ校である甲陽学院や白陵、神戸女学院の歩留率、すなわち合格者に占める入学者の割合が高いのは理解できますが、灘合格者の2割以上が辞退しているのは首都圏など遠隔地からの、つまり合格しても入学を前提としていない受験生も居るからです。

関西学院と、同じ系列の啓明学院や、神戸学院大学附属といった大学付属系の学校も定員充足率が高めとなっています。東洋大学附属姫路も大学附属でしょ、というツッコミを入れられる前に断っておきますが、この学校から東洋大学への進学者は今年も13名と限られています。淳心学院や六甲学院、甲南女子、三田学園、雲雀丘学園と同じように、進学校としての実績が評価されていると思われます。甲南は大学附属(いや、歴史的には大学のほうが附属?)という安心感に加えて、京都大学、大阪大、神戸大や今年は名古屋大学の医学部に合格者を出すなど進学校としての実績も評価されているというところでしょう。

というわけで、次年度入試でもこれらの学校の志願状況には注意が必要でしょう。

大阪私立中学校 2020年度入学者数 伸び率ランキング(その3)

2020年6月12日 金曜日

5位 羽衣学園=女子ホッケーで有名なこの学校は2013年度から共学となり、今では約半数男子が占めていますが、その男子も大学進学実績に寄与し、今年も国公立大学18名と進学校として様変わりしました。放課後は大学が隣接し余裕のある校地でのびのびと部活動が行われています。

4位 浪速=校地の整備も完了し、全生徒にタブレットを配備しており、このコロナ禍の中でも安定した教育活動が行われたこの学校は、スタジアムや合宿所など学外設備も充実。高校も含めて強豪校といわれる部活が数多くあり、知名度は抜群です。

3位 堺リベラル=2017年度までは高校受験をさせる中学校でしたが、2018年度から高校も併設、同じ校地にありファッション系の実業校のイメージが強い「香ヶ丘リベルテ」とは異なり進学校として「堺リベラル高等学校」を開校し、六年一貫進学校となったことで支持を集めています。

2位 梅花=舞台芸術と英語教育の2本柱で北摂、阪急沿線で人気を集めているこの学校ですが、女子ならではのマナー教育や予備校の授業を校内で開講するなど多彩な教育活動が人気です。高校には漫画・イラストの専攻も増設する予定だそうです。

1位 大阪青凌=新校舎完成、移転によって、駅から徒歩圏内に引っ越してきた大阪青凌は、伸び率では第1位。元々募集人数も30名と少なく、丁寧な少人数指導で定評がありましたが、今回は定員以上の入学者を迎えることができました。京都と大阪どちらからでも通学圏内ですので、来年の募集も楽しみです。

というわけで、募集が好調だった15校を紹介しましたが、これ以外にも魅力あふれる学校は数多くあります。まだオープンスクールの開催などは難しい状況ですが、学校のホームページなどをチェックし各学校の良いところを探してみましょう。

大阪私立中学校 2020年度入学者数 伸び率ランキング(その2)

2020年6月11日 木曜日

10位 東海大学付属大阪仰星=こちらはちょっと変化球。昨年度のうちに先生方が集まってこれからの学校はどうあるべきなのかを議論し、教育目標について各分野別にまとめたものを作成しました。この作業を通じて学校のあるべき姿の共有が進み、先生方の一体感もさらに深まったようです。もちろん盛んなスポーツ系の部活人気も手伝って、多くの受験生が集まりました。

9位 四天王寺=国公立や医学部への進学実績では大阪トップの女子校ですので、安定した入学者数をキープしています。医学部進学など理系のイメージが強い学校ですが、次年度は海外大学も目指すことができるコースを新設、グローバル教育にも力を入れています。

8位 常翔啓光学園=公式試合にも使えるクライミングウォールでも知られる常翔啓光学園ですが、同じ法人である大阪工業大学とのコラボによるアクティブラーニングの授業を見学させてもらったことがあります。多彩な教育も支持されて昨年度から安定基調に入っています。

7位 初芝立命館=人気の立命館コースに加えてそれ以上の進学を目指す新コースも募集にとってプラスに作用しました。3年ほど前から大学付属・係属系の中学入試は大人気ですが、大学進学に有利、というだけでなく、多様な選択も可能なコースへの人気がここでも証明された形です。

6位 初芝富田林=真面目な進学校としての伝統に加えて、2019年度から就任した新校長先生のリーダシップによる学校改革や積極的な広報活動が実を結びつつあります。国公立を中心に進学実績も連続上昇中。全国レベルの書道部や写真部など多彩な文化部の活動も魅力です。 (続く)

大阪私立中学校 2020年度入学者数 伸び率ランキング(その1)

2020年6月10日 水曜日

大阪府下の私立中学校の入学者数がまとまりましたので、分析してみました。中学校募集については定員も少なく設定している学校もありますので、前年比だけだと全体状況がわかりにくいと思い、 2015年度~2019年度までの5年間の平均と今年度の入学者数を比較してみました。そして、その「比」= 2020年度÷2019年度までの5年間平均、という数値でランキングを作り、その値が120%を超える15校を挙げてみました。

カウントダウン形式で・・・

15位 プール学院=「キリスト教大学推薦」コース人気に加えて国公立にも20名合格( 2019年度)と進学校としての実績も手伝い、堅調に推移しています。英語教育、異文化理解、宗教音楽教育など、この学校独自の教育活動も支持されている様子です。

14位 常翔学園=このエントリーでも何度か紹介しましたが、ICT教育と大学進学実績といった車の両輪で成長を続けている学校です。隣接地に新たに校地を取得、教育環境の向上も期待されています。

13位 箕面自由学園=かつては中3段階で他校を受験するのがメインでしたが、高校の進学実績向上に伴って、六年一貫に舵を切りました。この学校は複数ある全国レベルの部活での知名度に加え、近年進学実績でも頭角を現してきました。

12位 大阪薫英女学院=英検取得を第一に考えるなら、大阪ではこの学校一択です。20年以上にわたる徹底した検定対策のノウハウと毎年英検1級取得者を出し続けている実績は、ようやく英語4技能の重要性が語られる今日脚光を浴びた形です。

11位 関西大倉=創立120周年行事として新校舎の建築の進む関西大倉ですが、先行きの見えない大学入試改革に対し、六年一貫の進学校が見直されたというのもありますが、ここ1年で学校側の情報発信量が増えたというのも原因の一つでしょうか。(続く)

【コロナに】ノートルダム女学院中学高等学校(Webで)オープンスクール【負けるな】

2020年5月27日 水曜日

今春の卒業生は97名という規模の学校ですが、現役で京都大学2名を含む国公立へ6名、関関同立21名、上智3名などかなりの高確率で難関大学への合格実績を出している京都のノートルダム女学院中学校高等学校では、このコロナウイルス感染症の影響で各校が休校を余儀なくされている中で、4月15日から実技教科も含めてオンラインでの授業が提供されています。したがって勉強面での遅れは心配ないわけですが、実際に集まることは難しいため、部活は難しい状態です。そこで、毎年恒例の定期演奏会も、無期延期状態のオーケストラクラブの生徒さんのために顧問の先生が作曲ソフトで、ZARDの「負けないで」をオーケストラバージョンに編曲して、楽譜と音源を部員に配信、そして出来上がったのがこの動画です。

というわけで、部員さんたちが「コロナに負けるな」というメッセージと共にお伝えくださいました。元気が出ますね。

緊急事態宣言が解除されたといっても、生徒さんや受験生の安全と健康を第一に考えたこのノートルダム女学院ではオープンスクールをWebで開催します。参加希望者は学校のホームページよりお申し込みください。何千人申し込んでも感染リスクはゼロです。交通費もかかりませんから、小中学生女子は是非ご参加ください。

【うちで踊ろう】大阪国際大和田中学校・高等学校 「ボトルフルートチャレンジ」【おうちで説明会も】

2020年5月20日 水曜日

以前このエントリーで学校の移転計画について紹介した「大阪国際大和田中学校・高等学校」に関するお話です。こちらの吹奏楽部は昨年の「開成進学フェア」のミュージックフェアにも出場してくれた礼儀正しくて元気な皆さんなのですが、春の定期演奏会も開催できず、吹奏楽部コンクールの中止も発表され・・・と今までの努力が形に残らないという大変かわいそうな状態になっていました。実はこの吹奏楽部、各自の担当楽器を練習するだけではなく、水を入れて音程を調整した空き瓶を、一人1本か2本ずつ持ってその音のタイミングになったら横から吹いて音を出す、という、空き瓶を使ったハンドベルのような練習もしており、その成果はミュージックフェアでも披露していただきました。今回のStay Home状態で脚光を浴びたのはこの技術。おうちにいても、ビンはあるぞ、そんなに大きな音は出ないので近所迷惑でもないぞ、というわけで、星野源の「うちで踊ろう」に合わせて演奏してみて、編集したらみんなで演奏したように見えるのではないか。と企画したここまでは良いのですが、集まった動画を見ると、それぞれ互いに人の音が入っていない状態で演奏しているわけですからタイミングは悪い、音程もあっていないなど、想像以上の困難が・・・。そこを何度も修正してできた動画がこちら。

というわけで、なかなかのクオリティーです。皆さん楽しそうですね。先生も楽しんでます。というわけで、できるだけ引き続きおうちに居ましょう。

因みにこちらの学校でもオンライン説明会が実施されます。 お申し込みは学校のHPをご覧ください。おうちでどうぞ。

浪速高等学校・中学校 オンライン個別相談会

2020年5月19日 火曜日

部活の戦績も、大学合格実績もうなぎのぼりと人気上昇中の浪速高等学校・浪速中学校ですが、まだまだ外出がはばかられる状況の5月中には オンライン個別相談会を実施するそうです。実はここ数か月間、直接人が集まることが難しい今の状況が続いていることで、ご家庭のインターネット環境やオンラインに関するスキルが向上し、そればかりか映り込み用に背景の壁の装飾や観葉植物のセッティングにこだわるなど、独特な文化が発達してきています。そんな今、 オンライン個別相談会はもはや生徒・保護者にとって大歓迎な企画といえるでしょう。

こちらの学校ではZoom中継での相談会を企画しているようです。予約制となっておりますので、学校のHPからお申し込みください。人気の秘密を学校の先生方から直接聞いてみましょう。