【スクープ】奈良帝塚山中 難化の予想【校舎ぱんぱん】

2017年7月10日

奈良学園前駅徒歩1分の帝塚山中学校ですが、とても人気が高く、今年度の中学入試では全日程で2009名が出願し、1690名が受験しました。その結果、募集定員の300名をはるかに超える344名が入学しました。この学校は男子と女子が別の部屋で授業を受けるという「男女並学」方式ですので、はみ出た44名を均等に割り振ることができません。しかも男子は2コース、女子は3コース募集ですので、コースごとの人数にばらつきも生じます。その結果、1学年のクラス数が予定よりも2クラス多くなってしまったようです。昨年度も同じ状態でしたので、ついに学校の部屋が無くなってきました。

と、いうわけで、来年度、特に女子の「スーパー選抜クラス」の合格ラインは多少上がる可能性が出てきました。この情報を得た受験生が出願を思いとどまり、倍率が落ち着くことも考えられますが、新たなグローバルプログラム(英語圏の大学院生に手伝ってもらい、英語のプレゼンができるような学内での集中講座など)を取り入れるなど、さらに人気が上がるようなニュースも伝わってきました。

来春の受験生は前年度の過去問演習の結果、その年の合格点ぎりぎりでは不安が残りますので目標を少し高めにしておきましょう。模試の志望校登録数など今後の動向にも注意が必要ですが、まずは併願パターンの組み方も含めて、再検討が必要だと思われます。