【もしかして】国立大学附属校はどうなる?【もしかして】

2017年8月29日

8月2日の新聞に、国立大学の教員養成大学・学部を縮小する、という提案が、文部科学省の有識者会議から出されたと報道されていました。まだ、何かが決定されたわけではありませんが、2015年の国立大学法人評価委員会の報告を受けて、国立大学は文系学部縮小や学部の再編を行う大学が増加しましたので、何らかの影響は避けられないと思います。その時も教員養成系に対する風当たりが強かったのですが、今回の報道は具体的な統合の方法まで言及されている点でも、もう1歩踏み込んでいるといえるでしょう。

 

(8月2日 日本経済新聞 朝刊より)

この中に、「県内外の単科大や総合大教育学部を統合する」という提案がありますが、先日、ある教育関係者から、「教育大学がなくなったら、附属校もなくなるのでは?」という情報を伺いました。確かに多くの国立大学附属校は教育学部に紐づいているわけですから、その学部がなくなれば、附属校もなくなるという理屈です。

今後、国立大学の組織改編と合わせて、国立大学附属校の再編や統合、廃止も発表されるかもしれません。注目しておくべきでしょう。