大阪女学院中学・高校にお邪魔してきました(学習環境編)

2016年6月23日 木曜日

大阪女学院は古いばかりではありません。実は全教室電子黒板になっています。


理科室は顕微鏡が一人一台ずつ、実体顕微鏡も完備です。文系のイメージが強い学校ですが、7クラス中2クラスは理系です。

 

最新のパソコンが並んだマルチメディア室では放課後に映像授業を利用した個別学習ができるようになっています。かと思えば本格的な美術室。立体造形まで扱っているそうです。

 

英語を重視する教育も安定しています。ネイティブの先生が7名!特に英語コースでは毎日1~2時間のコミュニケーション英語を中心とした授業が行われているそうです。

 


図書室は2層になっており、なんと蔵書17万冊。洋書だけ集まっているコーナーもあり、自習コーナーも十分なスペースがありました。


それ以外にも自習室があります。

中学校ではリベラルアーツを重視し、「意欲と関心」を育てつつ、中高通じて英語力の養成に力を入れているこの学校では、高い大学進学実績も無理なく実現できているような余裕を感じました。

 

大阪女学院中学・高校にお邪魔してきました(伝統編)

2016年6月22日 水曜日

大阪市のど真ん中、大阪城公園の南、玉造駅の近く、上町台地にある大阪女学院にお邪魔してきました。ちょうど放課後の、生徒さんたちが部活をしている時間帯です。


 

ヴォーリズが設計したといわれる建物は、歴史を感じさせる雰囲気がありつつ、古さは感じません。南向きのこの校舎はむしろ2階まで立ち上がったひさしなどモダンなつくりになっています。この学校は太平洋戦争末期の1945年、大阪大空襲で校舎はほぼ全滅したそうなのですが、戦後、バラックで授業を受けていた当時の在校生たちが、アメリカの教会に抗議の手紙を送ったそうです。(元から英語教育が盛んな学校なので、きっと英語で書いたのでしょう。)それをきっかけに寄付が集まり、今の日本円で20億円近い資金が寄せられたそうです。その資金をもとにこの学校の戦後の復興は早く、1951年にはこの建物とチャペルは再建されたそうです。

 


チャペルの中も見せていただきました。2階席まである立派なホールです。舞台横にスタインウェイ社のコンサートグランドピアノもありますが、これがなんと珍しいドイツ製のもの。戦後間もないころにこれもアメリカから寄贈されたものだそうです。象牙の鍵盤を軽くたたいただけで、張りのある華やかな音が響きました。

 

廊下のロッカーはなんと無垢の木でできています。そこは体操着などを入れるところかと思えば、教科書やノートが詰まっています。(いわゆる「置き勉」状態)しかし、先生はこれをけしからんと思わずに、「こんなに重たいものを毎日全部持って帰れなんていう精神論は言わないことにしているんですよ。」とのこと。なるほどです。建築当時そのままのトイレも一か所ありますが、作ったばかりのテレビドラマのセットのようです。築65年のこの校舎、古いものを大切に使うという精神は大切にしているようです。生徒にも好評なのだそうです。(続く)

 

追手門学院大手前中高の学校説明会に行って来ました。

2016年6月21日 火曜日

6/9(木)、いよいよ梅雨の季節が始まりそうな少し曇った天気の中、天満橋駅から徒歩で5分程度の所にある素晴らしい景色に恵まれた学校に到着しました。大阪城が目の前にド~ンと見えました。

説明会は、まず校長先生の教育の変化についてのお話しでした。これからは『時代を認識』し、『新しい教育』それが2020年度の大学入試改革とつながっているとの内容でした。校長先生の言葉の中で生徒に対する教育方針とし分かり易く、重要な単語がありました。それはまず生徒の〔気持ち〕を高めて学習意欲を持たせること。そしてそれを〔行動〕に移していくこと。さらに〔継続〕させることが重要だというものでした。まさしく教育の基本だと感じました。

次は、【教育内容・成果】についての説明でした。成果として挙げられたのは次の3つ。
①:学力伸び率No.1 ②:授業力No.1 ③:成長伸び率No.1です。

1:学力伸び率No.1は、・・・
・〔2サイクル学習システム〕で「知識の獲得」と「知識の活用」を実践している。
・〔スパイラル習得サイクル〕で繰り返しの学習を行っている。
・〔思考力探求サイクル〕で総合学習を通して、疑問の解決をしていく。
・〔フォローアップ体制〕で放課後の振り返り学習を行い、また自習室の活用、チューターの配備、ラーニングセンター(小スペース)での生徒同士の教え合い学習などを行っている。

2:授業力No.1は、・・・
・〔リフレクション(振り返り)〕型授業を実践。
・教員研修の実施で力をつける。

3:成長伸び率No.1は、・・・
・追手門型『ほめ言葉シャワープラス』を実施し、ポジティブなパワーを生み出す。
・『ことば教育』『主体性教育』『グローバル教育』『ロボットサイエンス教育』が行われ成果をあげている。
★『ロボットサイエンス教育』では世界大会にも出場する高いレベルで、出場した生徒の発表は素晴らしいものでした。
★総合学習=『洪庵講座』(緒方洪庵に由来しているそうです。)といわれ、2020年の大学入試改革に対応することを目標に取り組んでいるそうです。

最後に入試についてです。
中学校入試は一般入試と志入試(育成型)を昨年度から実施されています。志入試での入学者は今春10名でした。一般入試では、来春は〔英語〕が選択できる入試型が導入されます。

高校入試は、今春男子98名、女子62名の合計160名が入学しました。

来年度入試は、インターネット出願を予定しておられるそうです。

オープンスクールや入試説明会は、今年度もたくさん用意されているようです。HPなどをチェックしてぜひ参加してみてください。

以上、追手門学院大手前中高の学校説明会についてでした。

 

アサンプション国際中高(現・聖母被昇天学院)の学校説明会に行って来ました。

2016年6月20日 月曜日

6/8(水)、梅雨の晴れ間と言いましょうか、日差しが照りつける暑い日、アサンプション国際中高(現・聖母被昇天学院)の説明会に行って来ました。校名変更などを来年度実施することもあり、今年度は多くの参加者が見込めるため、会場は学校ではなく近隣の千里中央付近の会場での実施でした。

説明会は、副理事長からの校名変更に至る経緯の説明から始まりました。『これから〔教育改革〕が始まる。大学入試制度が2020年度から変わることを機にセンター試験に縛られない〔21世紀型教育〕を進めていくために、改革の一環として実施するものである。校名変更が第一ではなく、教育改革が出発点となっている』と強調されました。

21世紀型教育とは、
①:英語イマージョン教育(英語4技能を身に付ける) 
②:アクティブラーニング(課題解決型授業) 
③:ITC活用による学習(集団学習を個別学習に転換)
を3本柱として、知識・習得・応用からさらに「分析する力」「批判できる力」「創造する力」を付けることを目的とするとのことでした。

続いて校長先生から、〔教育改革の3本柱〕として、
①:21世紀型教育
②:共学化
③:校名変更
を挙げられました。モットーは、「世界の平和に貢献する人の育成」。世界30か国以上に広がる姉妹校・教育団体を展開しているのが強みのようです。

学校説明では、新コースの紹介がありました。中学校は、「アサンプション イングリッシュコース」と「アサンプション グローバルコース」を設置。高等学校は、「アサンプション イングリッシュコース」と「アサンプション グローバルコース」および高校2年生から「アサンプション サイエンスコース」をそれぞれ設置されます。

入試概要においては、中学校入試では、今年度まで行われていた「夢サポート入試」は廃止し、「自己推薦入試」となるそうです。また、A日程入試では、理社まとめての4科型や、英語型、思考力型などが新たに設定されるようです。また、中学校入試、高校入試とも〔帰国生入試〕が設定されます。

オープンスクール:6/18土・7/23土、学校説明会:8/27土 入試説明会:10/1土・11/5土に実施されます。まず、共学化による学校の様子が受験生にとっては大きな関心点かと思いますので、HPなどをチェックしてぜひ参加してみてください。

以上、アサンプション国際中高の学校説明会についてでした。

※学校の玄関にお邪魔してパチリです。

 

箕面自由学園中高の学校説明会に行って来ました。

2016年6月17日 金曜日

6/7(火)、いよいよ梅雨の始まりを思わせるしとしとと雨の降る中、説明会に行って来ました。今年度は、中学校と高校の入試結果を一緒に実施するということで、大阪グランフロントの一室で実施されました。

説明会は、理事長の挨拶から。教育方針は、バランスの取れた教育。マナーをわきまえてのびのび育つ。楽しい学校・楽しい授業を目指す。この方針をを受け校長先生は、講師力を向上させ、人間力の育成を目標として掲げられました。

中学入試・高校進学については、募集70名に対して54名の入学。充足率は77%であるが、第1志望としてもらっている生徒は増えたとのことでした。そして2クラス運営ではあるが、英数国は習熟度別クラスを3クラスとし、さらに今年度からは、最上位(1番上)と一番下(5番目)にレベルを設定し5段階で指導をしているそうです。また、5科対応補習や、週100分の英作文授業も取り入れられており、ここではネイティブによる英会話だけでなく英作文添削指導も受けることができるのが強みのようです。
高校進学は、卒業生の60~70%が内部進学をし、あとは公立高校へと出ていく生徒が多くなっています。(外部進学は認められている。)北野・豊中・池田・箕面など近隣の上位公立高校に進学しているようです。

高校入試は、受験生2041名、入学者645名の16クラスとなっており、マンモス校になりつつあります。専願入学者も75%となっており、人気も高くなっています。
入学者の増加の原因は、3科型指導から5科型指導を重視した結果、大学進学実績が伸びたこと。高い内申点を持つ生徒の併願校になったことを挙げられていました。

H29年度入試においては、特別進学コースを特別進学Ⅰコースと特別進学Ⅱコースに分け、より学力別のコースにより指導力強化を図られる予定となっています。

大学入試については、国公立合格者は21名、関関同立105名となりました。受験型については、受験者割合で、AO入試7%、指定校推薦20%、公募推薦31%、一般42%となっています。

オープンスクールや入試説明会は、今年度もたくさん用意されているようです。HPなどをチェックしてぜひ参加してみてください。

以上、箕面自由学園中高の学校説明会についてでした。

 

東海大付属仰星中高の学校説明会に行って来ました。

2016年6月16日 木曜日

6/3(金)、梅雨入り前の日差しの厳しい晴天の日、淀屋橋駅から京阪電車に乗り枚方市駅で乗り換え、「交野線」の村野駅で降りました。淀屋橋駅からは約30分。案外近い印象でした。(「交野線」は車掌さんのいないワンマンカーでした。)

駅から徒歩約10分と聞いていましたが、暑い中、少しのぼり坂の影響(年齢も)か、住宅地をぬけ15分ぐらいで学校に到着しました。

説明会は、メディアセンターの1階で行われました。本来は、生徒の「図書館」や「自習室」さらに「パソコンルーム」でもあるそうです。

まず校長先生のお話。教員の指導目標を述べられました。

①:挨拶・ふれあいの強化、②:自己研鑽、③:学ぶ楽しさ・希望を与える教育、④:自己行動に責任を持つ、⑤:建学の精神の5つでした。

また、生徒に身につけさせたいのは「自分で考える力を持つことができること。」つまりしっかりと振り返ること。そして次に活かす―ということだそうです。

大学入試改革にも触れておられました。やはりポイントは「英語の強化」です。

続いて、学校の説明です。特徴は何と言っても《ラグビー部の全国大会・優勝!》です。【チーム仰星】の力だとのことです。ただし、クラブで大学進学ではなくて、しっかり勉強して進学させるそうです。今春の私立大学進学は、公募推薦179名、指定校推薦62名、クラブ進学29名です。ちなみに東海大学へは47名と地理的なこともありあまり多くはないようです。

※国公立24名、関関同立94名、産近甲龍165名

中学校入試については、志願者数・合格者数とも昨年を上回りました。クラブの充実などが原因の1つと考えておられます。

高校入試は、併願受験が増加。しかし、専願率も113%と入学者数は毎年安定して募集定員を上回っているそうです。
※「専願率=専願者数÷募集定員」

学校の取り組みは、①グローバル教育、②教育のITC化、③キャリア教育 ④学習サポート体制 を挙げておられます。

来年度より、中・高とも『インターネット出願』を予定されています。

説明会の後は、中学校&高校の授業見学がありました。ロの字型の校舎で中庭も印象的でした。

 

オープンスクールや入試説明会は、HPで確認してください。

以上、東海大付属仰星中高の学校説明会についてでした。

 

追手門学院茨木中高の学校説明会に行って来ました。

2016年6月15日 水曜日

6/1(水)、さわやかな晴天の日、阪急茨木市駅からスクールバスに乗車し茨木市の北部のキャンパスに向かいました。乗車時間は約20分と思っていたより短い印象でした。

学校での説明会自体が初めてということもあり、学校の様子がよく分かりました。1つ目は、多くの自然があることの実感。2つ目は生徒の様子を生で見ることができました。3つ目は、通学手段や所要時間を体験したことでしょうか。

説明会は、まず校長先生の教育の変化についてのお話しでした。これからは『社会が変わる』だから『教育が変わる』よって『大学入試が変わる』という内容でした。これからの社会に変化(グローバル化、ICT化、少子高齢化、人口減少社会、AI(人口知能)の進化、自動化、機械化)に対応するため、〔主体性〕〔社会性〕を身に付けて、自らの可能性を広げ、社会に貢献できる『高い志を持って生徒』を育てることが重要と締めくくっておられます。

具体的な教育として、今回は【新追中宣言】を掲げあげられました。

【新追中宣言】①:新学力教育、②:ユネスコ教育、③:情報サイエンス教育、④:コミュニケーション教育、⑤:キャリア教育の5つの教育でした。

説明会の後は、大学の見学・中学校&高校の授業見学がありました。中学校&高校の校舎は、吹き抜けのある広々としたスペースに教室以外にも勉強スペースがたくさんある印象でした。

オープンスクールや入試説明会は、今年度は「イブニング説明会」なども含み、数多く開催されるようです。HPなどをチェックして是非参加してみてください。

 

以上、追手門学院茨木中高の学校説明会についてでした。

 

兵庫「女子教育セッション2016」が開催されます

2016年6月14日 火曜日

7月17日(日)に神戸三宮で兵庫県の中高一貫女子校14校合同のイベントが開催されます。学校ごとの個別の相談はもちろんのこと、制服展示や生徒によるパネルディスカッションなど盛りだくさんのイベントです。

兵庫県の女子校もそれぞれ特色のある意欲的な取り組みをしていらっしゃいますが、各学校を回ってそれらの説明を聞くのは時間的にも体力的にも大変です。そこで、私立中学受験を考えている女子小学生と保護者の皆さんは、このようなイベントを利用して、志望校の幅を増やしてみるのはいかがでしょうか。

入場料無料、予約も不要とのことです。

 

高槻中 注目を集める共学化の内容とは

2016年6月13日 月曜日

高槻中の塾対象説明会に行ってまいりました。

当ブログでも以前より取り上げさせていただいておりましたとおり、新たな取り組みをここ数年続けてきていた同校ですが、2017年入試よりついに「共学」での入試が始まります。

気になるポイントはたくさんあるかとは思いますが、
① 募集定員
② 男女比
③ 入試日程
④ 入試科目
あたりといったところになるのではないでしょうか。

まず、①の募集定員ですが、「男子約180名」と「女子約90名」となります。募集定員自体は、昨年までと大きく変わるわけではありませんが、男子校としての募集だった昨年までと比べ、「女子約90名」分男子の募集定員が少なくなるということもできるでしょう。②の男女比については、「2:1」となります。

次に、③の入試日程です。これまで同校は、前期・中期・後期の名称で計3回の入試を行われてきました。2017年度入試からは回数が「2回」になり、名称も「A日程・B日程」と変更されます。「A日程」は1/14(土)の午前8時45分から、「B日程」は1/15(日)の午後2時30分から実施されます。昨年までと違い連続日程となりますので、受験を検討されているみなさんは、注意が必要となります。

④の入試科目については、「A日程」が3教科型(国語・算数各120点、理科80点)と4教科型(国語・算数各120点、理科・社会各80点)のいずれか一方の型で受験することになります。問題自体は共通問題で、400点満点で判定が行われます。3教科型は「3教科の合計点×1.25」で判定され、4教科型は「4教科の合計点or国語・算数・理科の合計点×1.25 or国語・算数・社会の合計点×1.25 のうち最も高い得点」で判定されます。「B日程」は国語・算数各120点、理科80点の320点満点で判定が行われます。

日程ごとの入試科目については、従来の前期・中期日程と同じになりますが、試験時間については変更があります。国語・算数はそれぞれ「60分」に、理科・社会はそれぞれ「45分」と少し長くなります。同校としては試験時間を長くし、受験生にじっくり考え問題を解いてもらうことで、高得点で合格してもらいたいとの思いがあるようです。結果、募集定員の変更なども相まって、合格者平均点が上昇する可能性があります。特に女子については、男子に比べ定員が少ないこともありますので、かなり高レベルの入試が行われることが想像されます。問題傾向については、2017年入試については大きく変更されることはないとのこと。これまでに行われた入試問題をしっかりと解き、きっちり対策を行う必要があるでしょう。

その他、出願は「インターネットを利用して同校HPから行うWeb出願」に変更されます。どうしても不安のある方は、事前連絡が必要ですが同校にある専用端末を利用して出願を行うことも可能のようです。ただし、事前連絡については年内12/24(土)までに行う必要がありますので、ご注意ください。

新しい校舎についても、一部が2017年入試の行われるころに間に合うとのことです。HPもリニューアルされ、新たな取り組みが次々に目に見える形となっている同校に、ますます注目が集まります。気になる学校説明会については、以下の画像をクリックするとPDF文書が開きますのでご確認ください。女子受験生向けの学校説明会はWebでの予約が必要ですので、同校のHPを注意してご確認ください。

以上、高槻中の塾対象説明会についてでした。

※記事作成には万全を期していますが、2017年入試の内容については必ず同校HP等でご確認ください。

高槻中学校・高槻高等学校HP
http://www.takatsuki.ed.jp/

関連記事:
高槻中学校・高等学校にお邪魔してきました

 

城星学園中学校・高等学校にお邪魔してきました

2016年6月10日 金曜日

大阪森ノ宮、玉造駅から徒歩10分ほど、大阪城公園南側に広がる文教地区にあるミッション系の女子校、城星学園を訪ねてきました。夕方のお忙しい時間帯にすみません。

入り口のマリア様の像の前で下校時にお祈りをして帰る小柄な中学生がいました。なるほどそういう決まりになっているのか、と思って後で先生にお伺いすると、そのような決まりはなく、たまたまそういう生徒がいたのだろうというお話でした。その生徒さんは今日の一日に感謝していたのでしょう。

中学校は1学年30名ほど、高等学校は90名ほどのこの学校は、少人数を生かして英語教育を強化していることでも知られています。

古くから受験英語にとどまることなく、コミュニケーション能力を高める仕掛けを持っています。まず、毎朝15分のリスニングの時間を設け、耳を慣らした後、中1で英語漬けの「イングリッシュキャンプ」という合宿を兵庫県で行い、そこで英語劇にも取り組みます。中2ではさらにネイティブと交流する多くの時間を作って対話能力を高め、中3でグアムに修学旅行という段階で、無理なく英語でコミュニケーションをとる能力を高めていっているそうです。

 

高校生ではGTECや英検にも積極的に挑戦させ、成果を上げているようです。それに加えて「英語広場」「数学広場」「美術広場」というそれぞれの科目を自主的に学ぶことができるコーナーを放課後に設置しているそうです。

こんな都会の真ん中ですが、案外広いグランドがあります。体育館もピカピカです。運動部も盛んなようです。写真は写せませんでしたが、日本水泳連盟公認の室内温水プールもあるそうです。


音楽や保育などに進む生徒向けでしょうか、個人レッスン室も整備されています。聖歌隊や吹奏楽など音楽系の生徒も使えるようです。

 

部活が終わった生徒たちが中庭に続々集まっています。その場所には聖人「ドン・ボスコ」の像が立っていて、生徒さんたちを見守ってくれています。なんだか微笑ましいですね。

  また、この学校は生徒さんたちがよく声をかけてくれます。このような家庭的な雰囲気を持つ学校の教育力の大きさが実感できました。