大阪・滋賀・京都・兵庫・奈良・徳島・東京・神奈川・埼玉・千葉に展開する小学生・中学生・高校生 クラス指導、個別指導の進学塾・学習塾

開成教育グループ


ノートルダム女学院中学校・高等学校 オーケストラクラブ推薦

2019年6月21日

京都のイメージといえばお寺や神社、和服や茶道など伝統的な和のイメージが強いのですが、実は西洋音楽が盛んな地域でもあります。日本で最古の自治体直営のオーケストラである「京都市交響楽団」を始めとして、100周年を迎えた京都大学交響楽団、毎年ヘンデルのメサイア全曲演奏を行う同志社大学、こちらも60年以上の歴史のある立命館大学、さらに龍谷大学、京都産業大学、京都女子大学、京都薬科大学、京都教育大学にもそれぞれオーケストラがあり、京都府立医科大学、京都府立大学、京都工芸繊維大学は合同で「京都三大学交響楽団」を構成しています。

中学校、高等学校でも洛星、京都女子、ノートルダム、同志社、同志社女子の5校にオーケストラ部があります。つまりそれほど広くもない盆地に、プロオケ1つ、大学オケ9つ、中高オケ5つ、その他それらの卒業生たちが作ったアマチュアオケを含めると、数十のオーケストラがひしめいているという不思議な街です。

そんな京都ならではの企画なのですが、以前このエントリーでも紹介したノートルダム女学院中学校・高等学校では、入学段階でオーケストラに入りたい女子への優遇策が発表されました。

詳細は学校ホームページから要綱を確認していただきたいのですが、オーケストラで使われる楽器(バイオリンなど)だけでなく、中学入試ではピアノやエレクトーンでも楽器経験があればOKであるようです。何らかの楽器を習得した生徒なら、別の楽器に取り組んでも成長が早いわけですから納得です。

というわけで、こちらのエントリーは10月1日と早めとなっておりますので、お気を付けください。

 

(画像をクリックするとPDFが開きます。こちらは中学入試用で、高校入試用のものは別に学校ホームページに掲載されています。)

箕面自由学園にお邪魔してきました(部活編)

2019年6月20日

 

箕面自由といえば全国レベルの吹奏楽、チアリーダー部、アメリカンフットボール部は超有名、女子バレーボール、男子バスケットボールも近畿大会レベルなど、部活で全国に知られています。

ちなみに、ここまで部活に打ち込んでしまったら、大学進学の準備は大丈夫か?となりますが、3年生の大半がすでにスポーツ系の推薦で行先が決まっております。ここには書けませんが、日本を代表する難関私大にもぞろぞろ・・・。まあこの学校の部活で身についた日本一の集中力と持久力があればスポーツ以外の世界でも力を発揮することでしょう。

 

「桂門ホール」にお邪魔してみます。2層の大きなホールですが、1階部分で吹奏楽が、2階部分でチアリーダー部が練習しているはずです。

おや?美しい歌声が聞こえる・・・。吹奏楽部が楽器を持つ前にトレーニングとして合唱を行っているのだそうです。聞かせていただきました。ん?座って歌うの?おお・・・なんという力強い歌声、正確な音程、声楽の声の出し方ではないのに音程が安定している。しかも鍛え上げられた横隔膜による切れの良いブレスがばっちり合っているので、パート間の掛け合いではそちらに自動的に目が行きます。なるほど、楽器を持つ前に音楽を一緒に作るというところから指導していらっしゃるのですね。基礎練習だというのに思わず感動いたしました。今年のコンクールも楽しみです。頑張ってね。そういえば楽器吹くときは座っているから座ったまま歌う方がトレーニングとして合理的なのかぁ。

(楽器を持っていないですが、吹奏楽部です)

2階に移動しますとジャパンカップ19回優勝、全日本高校選手権14回優勝、海外遠征も多数というチアリーダー部にお邪魔しました。

いや、凄すぎます。全身筋肉女子が空中を飛んでおります。人の上に立っております。後ろ向きに飛び降りたら仲間が複数でキャッチ。命がけのチームワークですが、常にバキバキの笑顔も忘れません。世界レベルの演技の迫力は写真や文章では伝えられません。因みに私も持ち上げられてみました。いやぁ怖かったぁ。

最後にカイセイを応援していただきました。ありがとうございます。これで明日からも生きて行けそうです。というわけで、中学生は勿論、中学入試をお考えの小学生も、毎日全力な箕面自由学園を見るために一度オープンスクールに参加してみましょう。

箕面自由学園にお邪魔してきました(デザインタイム編)

2019年6月19日

7限目は箕面自由学園高校生にとって、とても楽しい時間となります。特に高校1年生には週4回、英検対策やビブリオバトル、ゲーム作成、基礎韓国語、グローカルリーダープログラムなどの20種類もの多彩な探究活動から自分の希望するものを選んで参加できる「デザインタイム」というプログラムが用意されています。

今の1年生は全員タブレットを持っていますので、教室前のスクリーンに各人の意見を投影するなど、かなり熱い時間になっています。自分が興味を感じる分野だけに生徒たちも身を乗り出して参加しています。自分たちで考えた成果はe-ポートフォリオとなって学びの記録として残っていきます。このように自分たちで調べて考える教育活動が、今年の国公立大学合格者の急増【国公立大学前年度22名➡77名(内既卒2名、省庁大学校含む)】にも結び付いているのでしょう。因みに高校2年以上の学年は、希望者参加という原則は同じですが、教科の補習といった内容が多くなっています。(続く)

箕面自由学園にお邪魔してきました(施設編)

2019年6月18日

このエントリーでも紹介した豊中市と箕面市の間に、甲子園球場(のグランド部分)5つ分の広大なキャンパスを持つ箕面自由学園は、同じ敷地に保育園・幼稚園から高校まで併設する総合学園です。

この併設されているというのは実は利点が多く、堺の賢明学院でも同じ話を聞きましたが、小学生の下校時間が早いので、中学生・高校生がその後部活に使うことができる、保健室も共同なので、保健の先生が3名も常駐しているなど、スケールメリットがあります。食堂も、幼稚園に迎えに来た保護者の待ち合わせ場所になっているそうです。

食堂にはセブンイレブンの自販機があり、食堂の営業時間以外でも軽食を買うことができます。スポーツ系の部活をしている生徒を含めて、好評なのだそうです。

紀伊国屋書店に運営が委託されている図書館はなんと3万冊の蔵書があり、毎月50~80冊の本が入れ替わっています。最新ニュースをテーマにしたコーナーなど展示にも工夫がなされています。奥の方には自習コーナーもあります。

(続く)

【夏といえば】関西8大学大研究 今年も開催します【業務連絡付き】

2019年6月17日

もはや関西を代表する夏の風物詩、関関同立産近甲龍の入試担当の方々が一堂に会する「講演形式の合同説明会」およびその合格を手にするための「ガイダンス」がセットになった一大イベント『関西8大学大研究』。今年も開催します。

大学学部の詳細情報、昨年度の入試状況に加え、当社の教育技術研究所から、全8大学英語の出題傾向比較やその対策方法もお教えします。参加費が無料である上に、抽選会も開催!このお得な1日で合格率も、ググっと変わりますよ。

さらに今年から首都圏の『上智大学』『東京理科大学』『明治大学』『立教大学』『法政大学』の5大学も一緒にご参加していただけることになりました。各大学の入試広報の方から講演会形式でご紹介していただけます。だけど首都圏の大学に行くつもりはないからなぁ、と思っている皆さん、関西の大学を比較によってより深く理解するためにも有効です。是非どうぞ。

ここで学校関係の方々への業務連絡です。今年も高校の先生方向けの講演会も開催します。「やっぱり定員厳格化で去年より厳しくなったなぁ」とおっしゃる方、実はすべての大学がそうなっているわけではないのですよ。続きは・・・。というわけで、そちらのお申し込みもお待ちしております。

↓詳しくはこちらをクリック。お申し込みもこちらからどうぞ。↓

https://www.kaisei-group.co.jp/freestep/event/800

立命館アジア太平洋大学(APU) オープンキャンパス

2019年6月14日

というわけで、こちらのブログはAPUウィークとなりましたが、最後に来月のオープンキャンパスのお知らせを貼っておきます。しかし、関西や関東の受験生にとって、そんなに手軽に行けませんよ、というご心配はご無用。交通費とホテル代がセットになったJTBのパッケージツアーが用意されています。何と普通の半額以下の激安料金となっております。

(画像クリックするとPDFが開きます。裏面にツアーパックの料金がありますのでご確認ください。)

 

やはり大学の良さや面白さは実際に行ってみなくてはわかりません。この機会に是非どうぞ。

立命館アジア太平洋大学(APU)にお邪魔してきました(学習支援+マルチカルチュラルウィーク編)

2019年6月13日

大学HPに詳しく説明が出ていますが、学内に「SALC=Self-Access Learning Center」という「言語自主学習センター」なる施設があります。簡単に言えば、授業以上に語学を勉強したい学生が利用できるもので、TOEFLなど英語力を高めるだけでなく、中国語・韓国語・マレー/インドネシア語・スペイン語・タイ語・ベトナム語を学ぶこともできるというところです。実は実際にここでの実働部隊は学生のアルバイトで、外国人に日本語のサポートをする日本人学生もいれば、日本人にベトナム語を教えるベトナムからの留学生もいるというわけです。学内のこれらの「お仕事」にはお給料が出ますが、職種は関係なく同じお給料だそうです。

それ以外にも健康相談や心理相談、就職についてなどそれぞれ専門のスタッフがカウンセリングに応じてくれるオフィスもあります。

さて、学内にはChinise Weekののぼりが目に付きましたが、これがこの大学特有のイベント「マルチカルチュラル・ウィーク」です。今週は「中国週」だそうです。なるほど、それでチャイナドレスの女子が踊りの練習をしているわけですね。

このイベントは中国出身の留学生を中心に中国の文化を踊りや劇で紹介する、というもので、居ながらにして世界のテーマパークを巡っているような体験ができるとのことです。中には在日大使館の後援や企業からの寄付を集めるなど、ビジネスマンさながらの活躍で経費も集め、本格的な演出を行っているものもあり、昨年のコリアン・ウィークではレーザー光線での舞台効果付きのK-popのダンスパフォーマンスがおこなわれ、一般市民や他大学生の観覧で大混雑したとのことです。

 

というわけで、APUを堪能させていただきました。自分が高校生の頃にこの大学があったらよかったのにな、と思いながらバスで下界に帰ったのでした。

立命館アジア太平洋大学(APU)にお邪魔してきました(APハウス編)

2019年6月12日

自宅から通えない生徒は、基本的に1年間、こちらの学内の寮で1年間過ごします。寮は一人部屋と二人部屋が選択でき、二人部屋は海外からの留学生と同室になります。同室といっても間に両方からカギがかかる仕切りがあって、寝るときやお出かけするとき、もちろんお着換えの時などは閉めておくことができます。最初は英語でしかコミュニケーションが取れませんが、留学生の日本語能力も上がってきますので、最後は日本語も使えるようになってきます。1人部屋にはトイレと洗面所がありますが、二人部屋にはそれが無い代わりに本棚が広くなっています。キッチンとお風呂は共同。当番制でお片づけをすることになっていますが、留学生の中には、家事は使用人がやってくれている、といった豊かなご家庭の出身者もいて、ともかく自分で使った後を自分で片付ける、という文化からご理解いただく、という局面も少なからずあるようです。

エアコンや冷蔵庫などひとまず必要な設備は整っていますので、最小限の衣類などの荷物だけで一人暮らしを始めることができます。電気の消し忘れを防ぐ意味もあって、部屋の鍵を壁の鍵穴に差し込むと、部屋の電気が点くようになっています。

フロアによって男子、女子に分かれています。大学全体では先に書いたように国内学生:留学生=はほぼ1:1ですが、自宅通学の国内学生もいますので、寮では4:6、つまり国内学生の方がマイノリティとなります。したがって共用部分には英語による掲示物が目に付きます。

自炊はできますが、食材はどうするのかといえば、学内の生協は結構充実しており、寮の中にも小さな生協の売店がありますので、ひとまず困ることはありません。その生協の店舗でレジを打っているのはヒジャブ(イスラム圏の女性が頭にかぶる布)を身に着けた女子学生ですし、宗教上の理由で食品に制約がある学生のために、牛肉が入っていない、豚肉が入っていない、などのお弁当や、製造過程で全くお酒を使わない醤油、ハングルしか書いていないカップ麺など、ここに来ただけで世界の広さを感じることができます。もちろん少し慣れてくると、休みの日には近所のスーパーや、バスで山を下りて買い物にも出かけるそうです。(山を下りることを「下界に行く」と彼らは言います)

さて、寮の話に戻りますが、このように共有部分には畳の部屋(ここで一緒に勉強するのが楽しみだったそうです)や卓球、ビリヤードなど一緒に楽しめる部屋もあり、寮を出た2年生以降でも、そのころに仲良くなった留学生と一緒に勉強(日本語の朗読練習に付き合う代わりに英語で書いたレポートの添削をしてもらう等)するようになるようです。因みに(RA=レジデント・アシスタント)という1年生の寮での生活サポートを希望すれば2年になっても寮に住むことができます。もちろんお給料も出ます。(続く)

立命館アジア太平洋大学(APU)にお邪魔してきました(教室と図書館編)

2019年6月11日

一般の講義室はご覧のようにプロジェクタ標準装備の今風なつくりになっていますが、特徴的なのは図書館です。

まず、1階部分に「PANGEA(パンゲア=2億5千万年ほど前に、大陸が分裂する前のつまり世界が一つだった大きな大陸の名前)」と呼ばれるスペースがあり、ここでは議論や相談をするスペースです。この写真は休日の朝ですが、既に数組集まって議論しています。

こちらのコーナーは壁面がすべてホワイトボードになっている個室がいくつか並んでいます。女子学生2名が何やら楽しそうに何かを書いているので、絵でも描いているのかなと覗いてみると、「公的領域」「私的領域」「民主主義」・・・・。学生の政治参加についての議論をしているグループでした。恐れ入りました。ちなみにこのお二人は4月に入学したばかりの日本人の1年生だそうです。意識高いなぁ。

こちらの図書館では「Writing Center」というコーナーで論文作成の指導も受けられます。基本は大学院生などのアルバイトが論の組み立て方から校閲までしてくれるらしく、学生にとってとても心強いのだそうです。もちろん図書館の蔵書も充実しており、開学当初は京都の立命館大学からも多くの本を移送してきたそうですが、英文の雑誌類も多種類収集しており、日々蔵書は増えています。

海外へ出かける日本人学生も、日本国内旅行に出かける外国人学生も多いので、旅行ガイドコーナーも充実。

集中したいときは自習室も完備

山の緑もさわやかな落ち着いた閲覧室。

うらやましい限りです。

実は図書館を案内してくれたのは東京都立高校出身の2年生女子ですが、彼女によると「APUの求める学生像というのは、海外に留学するとか、プレゼンテーションで活躍するとか、将来は起業するとか、何か外への発信をすることを推奨しているように感じるのですが、不十分な知識でそんな活動に意味があるのかと、疑問を持っていて、もっと本を読まなければいけないと思っています」とのこと。大学が推奨する「批判的思考力」によって大学を批判しているという、なかなか興味深い状況になっています。とはいえ、こうやって大学案内のスタッフをやっているので、APUが大好きなのだと思いますけどね。(彼女の写真は許諾を得ていませんので掲載いたしませんのであしからず。)

(続く)

立命館アジア太平洋大学(APU)にお邪魔してきました(キャンパス立地編)

2019年6月10日

大分県別府市の山の上、JR別府駅からバスで40分位の眺望良好な場所に学校法人立命館によって2000年に設立された「立命館アジア太平洋大学」にお邪魔してきました。開学にあたって、生徒募集のための事務所を2年前から韓国やインドネシアに開所するなど準備も万端で、初年度から28か国より791名が入学、その後の定員増を経て、今では学部学生に限ってみても63の国・地域から集まった(無国籍1名含む!)2894名の留学生と2587名の国内学生が一緒に学んでいます。留学生:国内学生の比率は約1:1という比率は国内の大学で第1位となっています。

今回キャンパスを案内してくれたのは2人の在校生ですが、そのうち一人はこちらの4回生で実はフリーステップの卒塾生。お元気そうでなにより。お懐かしゅうございます。確か京都の立命館大学に入学したはずでしたが、連携制度を使って国内留学の末、こちらに編入していたようです。

彼女はインドネシアの高校で日本語を教える活動や、海外留学を複数回経験しているのですが、実はこの大学、普通に4年間授業を受けて、卒論書いて卒業という学生生活ではなく、彼女のように長期海外留学にでかけたり、国によっては兵役のため帰国しなければならないなど様々な状況にも対応できるように、休学制度や自主退学した後でも2年以内なら簡単な手続きで復学(再入学)できるなど柔軟な制度を持っているようです。

御覧のように別府湾一望の眺望。平日のお昼にはランチトラックが数台やってきて、屋外での食事を楽しむ学生も多いとのことです。楽しそうですね。(続く)