2018年8月8日
阪急正雀駅、JR京都線岸辺駅近くの大阪学院大学高等学校ですが、2020年に新校舎に移転が発表されました。今の中3が入学すれば、高2から新校舎で学ぶことができるようです。

学校が校舎を建て替えるときには、グラウンドが狭くなったり、工事車両出入りしたりと、または仮設の校舎で不自由を強いられることが多いものですが、大阪学院大学高校の場合は大阪学院大学の反対側に新校舎を建てて、一気にお引越しをするというプランです。しかも大学と図書館を共用にするなど、合理化も進められるようです。JR岸辺駅から徒歩3分ほどの便利な場所にこれだけまとまった土地が空いていたのも不思議ですが、こんなに近い所に全く新しい学びの場が誕生するというのは魅力的です。

9月2日にはオープンスクールも開催されるようです。もちろん現在の校舎で行われますが、部活や授業体験に行ってみてはいかがでしょうか。

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2018年8月7日
台風の影響で1週間開催が伸びてしまった中地区の結果と、先週水曜日に行われた北摂大会の結果をお伝えします。先週同様、(金賞+代表)の学校のみ紹介します。
★北摂地区 高等学校A

ここでも6校中4校大阪府立高校が入賞しています。私立2校は金光大阪と箕面自由という吹奏楽業界では知らない人のいない強豪校です。
★中地区 高等学校A

こちらは私立ではマーチングでも有名な大阪学芸と、充実した音楽教育を誇るプール学院が入賞です。
★北摂地区 小編成

履正社豊中と大商学園、共に豊中の私立高校が入賞です。
★中地区 小編成

こちらも私立高校が独占しています。あべの翔学は3学年で600名弱、建国は200名弱といずれも少人数の生徒を丁寧に育てる学校ですが、その成果はこの結果にも表れています。民族学校である大阪朝鮮高級学校も350名ほどの学校で、吹奏楽部の部員も少ないのですが、2012年に続いて今回も金賞代表ということで、指導者の間でも評判の学校です。
というわけで、大阪の地区大会の結果は出そろいました。大阪府立トップ10高からは、北野、天王寺、豊中の3校が入賞しています。
ところで、高等学校Aでは課題曲と自由曲の2曲を演奏します。課題曲はこの5曲のうちどれかを選ぶわけですが、地域によって課題曲の採用割合が違うことに気が付きました。


しかも、その課題曲によって、金賞+代表になる割合も違っているようです。

しんみり始まる3拍子の「課題曲3」は採用数こそ少ないですが、勝率が高いようにも思えます。そういえば作曲者の高 昌帥(こう ちゃんす)先生は豊中にある大阪音楽大学の教授です。吹奏楽作品も多い先生ですので、今後もお世話になる機会もあることでしょう。ところで唯一課題曲5を採用したのは堺市の精華高等学校です。10年前まで女子校でしたが、今では男子が女子の2倍ほどと人数が逆転しています。難曲「課題曲5」を採用するとは各種打楽器がそろっているなど今の先生・生徒さん方の頑張りだけでなく、過去の蓄積や先生方の長年にわたる尽力があったおかげでしょう。底力を感じます。
今回紹介した学校とシード校は今週末の大阪府大会に進むことになります。高レベルの争いです。その結果も楽しみです。

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2018年8月6日
灼熱の日々が続きますが、もうすぐ芸術の秋でございます。
というわけで、10月のイベント紹介です。
10月6日、7日にはこのようなイベントが開催されます。

(画像をクリックするとPDFが開きます。)
部活動に関して、運動系のクラブは対外試合がありますので、その分野の力量が客観的にわかりますし、文化系では吹奏楽や合唱はコンクールが、美術系でも展覧会があり、そこでの評価や全国大会への出場などでその技術水準がわかります。しかし、それ以外の分野を見比べる機会はなかなか無いものです。
このイベントでは筝曲だけでも3校が、洋舞も4校、チアリーディングも4校出場と、それぞれの分野をまとめてみることができます。また、生徒さんたちにとっても他校の演奏・演技を見ることで、大いに参考になることでしょう。また、先日このエントリーで紹介した美術展の優秀作品もここに展示されるそうです。
小学生の皆さんはもちろん、中学生の皆さんは中間テストの時期ですが、可能ならNHKホールに出かけてみてはいかがでしょうか。入場無料です。

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2018年8月3日
南海本線羽衣駅、またはJR東羽衣駅から徒歩4分と便利なところにある高石市の「羽衣学園高等学校」はもともと女子校でしたが、共学化6年目、毎年安定した入学者を迎え、いまでは3学年合計1100名以上で、その4割ほどが男子である共学校です。以前このエントリーでも紹介しましたが、体育館やグラウンドなどの設備も充実しており、部活動も盛んです。中学校と大学も併設されたキャンパスはいつも活気に満ち溢れています。
少し先ですが、「オープンキャンパス2018」が9月29日の午後1時半より開催されるようです。
学校説明から始まり、校内施設やクラブ見学や、ICT体験やお菓子作りなど体験プログラムが準備されています。以前このエントリーでも紹介した、初心者ばかりなのに全国大会常連のホッケーと硬式テニスの体験ありますが、それ以外も魅力的な内容です。じっくり一つ選んでみましょう。もちろん代わりにクラブ見学するという作戦もあるようです。それぞれのプログラムには定員があるようで、「クッキング」と「プレミアム見学」は残りわずかです。申し込みは以下のリンクもお使いください。
http://www.hagoromogakuen.ed.jp/prep/event/index.htm

(画像をクリックするとPDFが開きます。詳細は裏面をご覧ください。)
開成進学フェアの2週間後です。個別の相談は「開成進学フェア(大阪会場)」もご利用ください。
(開成進学フェアはこちらをクリック↓)
http://www.kaisei-group.co.jp/sc/kaiseifair/

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2018年8月2日
公立の中高一貫校では、あくまでも「公立」ですので、学力の優劣で入学者を選別するのは好ましくない、とされています。そこで、その学校に「適した」人を入学させるとし、入試も「入学試験」と呼ばずに「適性検査」と呼ばれます。そして、その内容も教科ごとではなく、教科横断型(または融合型)で、思考力や表現力を重視したものが多くなっています。
神戸大附属中等教育学校でも入学に際しては「適性検査」が行われていますが、親和中学校でも昨年から適性検査を導入しました。しかし、私立では適性検査型の入試を取り入れている学校は少ないため、市販の問題集も少なく、その対策が難しいというのが実情です。(開成教育グループが得意とする大阪市立「咲くやこの花中」をはじめとして各地域の公立中高一貫校でも「適性検査」がありますが、傾向がそれぞれ異なるため、それに向けた対策が必要となります。詳しくはこちらをご覧ください。)
http://www.kaisei-group.co.jp/seminar/course/chukou_ikkan/
そこで、今回は親和中学校では適性検査型の問題を実際に解いて、解説するというイベントを開催します。親和のような難関中学といえば受験専門塾に通っていなければなかなか合格できないようなイメージがありますが、今からのスタートでも教科型ではない入試であれば力を発揮できるお嬢さんもいるのではないでしょうか。

以前このエントリーでも紹介しましたが、広くて明るい食堂や、神戸湾が一望できる校舎からの眺望も併せてお楽しみください。

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2018年8月1日
奈良女子大と奈良教育大が法人統合を目指すというニュースが入ってきました。岐阜大学と名古屋大学の法人統合も驚きでしたが、今回のニュースは「女子限定の工学教育課程」という新たな学部を創ろうという、前向きな話です。法人統合といっても大学の合併ではないので、両大学は今の形で存続します。
将来的には奈良先端科学技術大学院や奈良工業高等専門学校、奈良文化財研究所、奈良国立博物館とも協力しようという壮大な構想もあるそうです。奈良高専から奈良先端科学技術大学院までの9年間一貫教育もできるのでしょうか。また、教育と研究の融合が進み、考古学上の新たな発見を生むのでしょうか。期待は高まります。
奈良の大学も面白くなってきました。

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2018年7月31日
昨日は美術展を紹介しましたが、吹奏楽も熱い夏を迎えております。現在地区大会真っ最中ですが、高校でも吹奏楽を続けたい、または高校に入学したら音楽を始めてみたいという受験生の皆さんの為に、北地区と南地区の結果が開きましたので、金賞+代表の学校をご紹介しましょう。
★北地区 高等学校A

代表6校中4校が大阪府立高校です。また4校が課題曲4を採用しています。
★南地区 高等学校A

代表5校中3校が大阪府立高校です。精華高校は敢えての課題曲5という難曲を選択、生野高校もリズムの取りにくい課題曲3に挑戦しての受賞です。
★北地区 小編成

こちらは逆に代表5校中、私立が4校、元気な学校が並んでいます。
★南地区 小編成

代表4校中、府立が3校。4校とも日本人作曲家の作品での入賞です。
(続きはまた後日発表いたします)

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2018年7月30日

このエントリーで紹介した「大阪私学美術展」出品作品の審査結果がわかりましたのでお知らせします。美術に興味がある小学生、中学生は、ここに出てくる学校名を覚えておきましょうね。学校団体賞以外はもちろん個人受賞なのですが、ここでは個人名ではなく、学校名だけで紹介します。

団体では帝塚山学院が高と中、毎度のダブル受賞です。作品の質・点数とも充実していました。以前このエントリーで紹介した大阪信愛学院高も受賞多数です。校舎内の廊下が美術館になっているだけのことはあります。進学校のイメージが強い大阪国際大和田中も堂々の入賞です。好文学園高は版画・デザイン・イラストなど様々なジャンルでの作品が多数出品されており、見ごたえがありました。
絵画だけでなく、立体や工芸作品もユニークなものが多く楽しめました。オープンスクールで学校に訪れたときに、このような作品が展示されている場合も有りますので、要チェックです。

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2018年7月27日
学生にとって、お楽しみの一つ「学校食堂」についてです。一昔前までは弁当持参を前提としていた高校もありましたが、今ではかなりの少数派です。大阪の清風中学校・高等学校も新たな校舎には明るい食堂とカフェテリアが作られました。


(写真は学校HPから借用しています。)実際に見せていただきましたが、開放感のある気持ちの良い空間でした。食材も有機栽培のものを使うなど、味だけでなく、安全性にもこだわりをもっているとのことです。
ほとんどの学校では昼食の時間帯は皆同じですから、食堂は込み合うことになりますが、それ以外の時間帯はもったいない空間にもなっています。そこで、放課後の自習室として活用している学校もあります。冷房の効いた食堂で、水分補給しながら友達と教え合いをしている姿を見ることもあります。
チェーン系のファーストフード店やカフェがある大学もあります。関西大学や立命館大学、龍谷大学、関西外大にはスターバックスが入っていますし、ハンバーガーのマクドナルドは関西外大、武庫川女子大にあります。

先ほどカリフォルニアのSaint Mary’s College を訪問中の方から、学生食堂の写真が送られてきました。隣の部屋がビュッフェになっていて、こちらの席運んできて食べるというシステムです。この画像は食事時間帯ではありませんが、学生たちが思い思いに談笑している姿が映っています。しかし、木の机といす、周囲の壁面の絵画や高い天井など、大学でもここまでお金をかけているのは見たことがありません。根本的に設計思想が日本と違うようです。
というわけで、オープンスクールでは学校食堂も見に行きましょう、というお話でした。
ところで、9月17日(月祝)には開成進学フェア(大阪会場)が開催されますが、来場の皆さんにはできるだけ多くのイベントに参加していただきたいので、軽食用に「ミスター・ドーナツ」の臨時店舗をマイドームおおさか内に設置します。こちらもお楽しみに!

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2018年7月26日

現在、大阪市立美術館では大阪の私立中学校高等学校の美術作品が集う、「第67回大阪私学美術展」が開催されています。高等学校60校、中学校29校からの出品作品によるこの美術展の面白いところは、1校あたり○点まで、といった制限がないため、とても多くの作品が展示されているところと、絵画のみならず、版画や立体・工芸、イラストなど多岐にわたっているところで、飽きることがありません。美術系に興味のある中学生は、学校選びのヒントにもなることでしょう。御覧のように入館は16:00までです。
9月17日の開成進学フェア(大阪会場)でもKaisei School Gallery(開成スクールギャラリー)として、美術作品を展示します。この私学美術展で展示された作品も出品されるかもしれません。お楽しみに。

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