2018年5月14日
入試情報室では塾生保護者向けガイダンスを通じての情報提供も行っています。
先日は開成ベガ前期保護者会を行いました。
・5月13日(日)本社2F会議室
午前の部(4・5年の部):10:30~12:30
午後の部(6年の部):14:00~16:00
時折激しい雨の降る中、参加予定の約9割にあたる200名以上の方に参加いただきました。
内容としては、中学入試の現状や、大学入試改革など教育関連の最新ニュース、そして、開成ベガの今後のイベント案内などをお伝えしましたが、皆さん熱心にメモを取りながら最後まで聞いていただきました。近畿圏の私立中学で志願者が増加した学校のうち、2割以上が大学付属、提携校だというデータや、英語利用や自己推薦型など入試科目の多様化の広がりについての説明にも興味を持っていただいていたようです。

アンケート結果
①保護者会は役に立ったか?

アンケート結果によりますと、概ね好評だったようです。

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2018年5月11日
毎年秋口に近畿の私立中学校で行われる「プレテスト」についてです。

まず、こちらは昨年度にプレテストを実施した学校の割合を示したものですが、大阪府下でも約8割の学校がプレテストを実施していることがわかります。中にはテストを実施するだけでなく、解説授業や個別のアドバイスまでしてくれる学校もあります。
例年10月、11月に実施する学校が多いのですが、7月、8月に実施する学校もありますので、わかっている範囲でご紹介しましょう。
7月15日(日) 大阪学芸中等教育学校 (この時期のプレテストは今年初です。)
7月16日(月・祝) 清教学園 (3年連続プレテストで500名以上の受験生を集めました。)
7月22日(日) 近畿大学附属和歌山
7月29日(日) 堺リベラル (昨年初でした、つまり今年で2回目)
8月25日(土) 羽衣学園 (年々受験者数が伸びて、昨年は76名)
(各学校のHP等で日程、時刻をご確認ください。昨年この時期にプレテストを実施していたPL学園や東海大学付属大阪仰星高等学校中等部はまだ日程を発表していません。)
1月の入試まで日数がありますので、まだ受験準備が不十分だという受験生もいると思いますが、ひとまず練習だと思って参加してみてはいかがでしょうか。点数が取れなくても損をすることはありません。
はじめて受験を経験する小学生にとって、1発勝負の入試というのは怖いものですが、同じ会場で同じ傾向の問題を解く機会があるというのはありがたいですし、実際プレテストを受験した生徒の方が、合格する割合も高くなっています。今後も各学校のプレテスト情報はこちらに掲載しますが、受験を考えている学校のHPを確認の上、日程を確認するようにしましょう。

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2018年5月10日
6月16日(土)は大阪の女子中学校のイベントが重なっています。
①大阪女学院中学校 English Open Campus
英語体験をテーマにしたオープンスクールです。ネイティブスピーカーの先生と在校生のステージや、英語でのコミュニケーションの体験授業など、この学校の語学教育を直接体験することができます。もちろんキャンパスツアーやクラブ体験も用意されています。

(クリックするとPDFが開きます。)
②四天王寺中学校 オープンスクール
理系進学にも強い学校らしく、生物や化学、物理などの授業も体験できる「体験授業」や英語教育講演会、クラブ発表などが行われます。クラブ体験や校内ツアーもあるようですが、クラブ体験は12:30までだそうです。

(クリックするとPDFが開きます。)
そこで、この2つの学校をハシゴしようとすると、まず、四天王寺に朝行って、保護者が英語教育講演を聞いている間にクラブ体験をし、その後体験授業を受けてから食堂でお食事。その後、大阪女学院に移動して13:00からのイベントに参加、というパターンになるのでしょうか。同じ日に二つのイベントに参加するのは大変ですが、それぞれの学校の特徴を生かした企画となっているようですのですので、可能なら両方参加してみる事をおすすめします。
どちらも事前申し込み制です。(大阪女学院は5月27日から、四天王寺は5月14日から受付)詳しくはそれぞれの学校HPをご覧ください。

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2018年5月9日
2016年から始まった文科省による「入学定員管理の厳格化」によって、一定規模以上の大学は入学者数を段階的に減らす必要があります。そのために今年度も合格者の絞り込みが行われた模様です。関西でも2016年度~2018年度の一般入試における合格者数を比較してみると、関関同立はいずれも合格者を減らしている様子がわかります。特に減少数が大きいのは立命館、2016年の31,953名から2018年の24,995名と6,988名、割合で約22%も減少していることになります。約7,000名といえば、中規模大学2校分くらい、高校約20校分に匹敵する規模ですので、かなり狭き門になったといえるでしょう。


合格者数だけでなく、実際の入学者数によって来年度の減少率も影響を受けますから何とも言えませんが、これらの規模の大きい大学だけでなく、推薦入試の割合を増やし、一般入試での募集を絞る傾向のある中堅大学でも難化が予想されますので、今年の受験生は、学力をつけるのはもちろんの事、様々な評価方法での出願など、受験作戦も考えておきましょう。

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2018年5月8日
最近大学のオープンキャンパスも次第に芸が細かくなってきました。文系学部の学生の方が人数は多いのですが、薬学、看護などの資格系にも強い大学として有名な摂南大学のオープンキャンパスも、合計8回!も計画されています。しかも9月は模試までセットになっています。
大学職員によるガイダンスや説明会は当然として、学生スタッフもキャンパスツアーやプレゼンテーション、女子受験生向けのカフェの運営などに参加することで、学生自身のスキルアップにも役立っているようです。
摂南大学の紹介だけでなく、それぞれの専門分野やその後の進路についての説明もあるようですので、摂南大学の志願者だけでなく、それぞれの学問分野に興味のある受験生も参加すると得るものが多いのではないでしょうか。
当日は無料バスも出るようですが、乗り場や運行時間は大学のホームページでご確認ください。

(画像をクリックすると PDFが開きます)

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2018年5月7日
ゴールデンウィークも終わってしまいましたが、皆さんお元気でしょうか。京都観光をした方もいらっしゃると思いますが、神社仏閣に加え、応仁の乱以来、大きな戦乱に巻き込まれなかった京都の街並みも風情があって楽しめたことでしょう。1895年(明治28年)には京都で平安遷都千百年紀念祭と第四回内国勧業博覧会が開催されたのですが、その跡地である岡崎公園内の京都市勧業館(「みやこめっせ」)で今年も私学フェアKYOTOが6月10日に開催されます。

(クリックするとPDFが開きます)
学校ごとのブースがある「学校相談コーナー」に加えて生徒によるブースやパフォーマンスが見られるステージも用意され、毎年活気あふれるイベントとなっています。特に生徒コーナーは受験生に人気のコーナーですので、時間帯によってはステージをみながら待つ必要も出てきます。時間には余裕をもってご参加ください。入退場自由です。

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2018年5月2日
大阪府の私立中学校と中等教育学校の入学者数が確定しました。
大阪府下62校合計では定員7838名のところ7190名と91.7%の充足率となっています。学校別に見ますと、募集定員を満たしたのは24校 4割弱の学校が定員を充足したことになります。そこで、駸々堂模試偏差50前後の18校を選んで充足率を調べてみました。すると、なんと大学附属、係属系の学校が充足率100%以上10校のうち9校を占めています。2020年大学入試改革の先行き不透明感から、大学付属系の人気が高まっているという意見もありますが、常翔学園、近畿大学附属、追手門大手前は、大学への内部進学を期待してというより、高大連携の多彩な教育プログラムや進学実績が評価されて受験生を集めたといえるでしょう。帝塚山学院や樟蔭のように、女子教育に特化した特色のあるコースが人気を集めているところもあります。いずれもこれらの学校は安定した人気を誇っている学校だといえるでしょう。一方、ランクインの中では唯一大学を併設していない履正社学園豊中は、新校舎が完成し、参加できる部活動も増えるなど、ハード、ソフト両面の改革が進んでいます。今後、こちらにも注目が集まっていくことでしょう。

さて、明日から連休に入りますので、このブログも4日間休載となります。また5月7日からよろしくお願い申し上げます。

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2018年5月1日
大阪天王寺からですと阪和線で56分の六十谷(むそたに)駅から徒歩5分という、大阪からでも通学圏にある和歌山の開智中学校・高等学校の入試関連イベントです。
昨年の卒業者数も305名と、標準的な大阪府立高校1校分くらいの学校です。全国大会レベルのサッカー部やテニス部、近畿総合文化祭にも出場の音楽部など部活動も盛んな学校ですが、早朝からの自習や授業後の補習など、学習にもまじめに取り組む生徒が多い進学校です。今年の大学合格でも東大1名、京大2名、阪大7名、神戸大6名に加えて国公立医学部医学科に5名、私立の医学科に4名、関関同立は130名と立派な実績をあげています。また慶應1名、東京理科1名、明治9名、中央16名など首都圏の大学にも多くの合格者を出しています。中学入試も高校入試も日程が京阪神の解禁日に拘束されず、それよりも早い日程に行われますので、大阪の私立の併願としても利用できます。受験の機会を増やすためにも是非一度見学してみましょう。思ったより和歌山は近いです。


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2018年4月27日
大阪市生野区の大阪偕星学園は校名変更から6年目、野球部が3年前の夏の甲子園に大阪代表として出場したことで名前が一気に知られることになりましたが、進学校としても改革が進んできました。もちろん伝統のあるキャリア教育がなくなったわけではありませんが、ここ数年、大学進学希望者が増加したとのことで、次年度募集から総合コースを「文理進学コース」「進路探求コース」に改編するとのことです。

ご覧のように大学進学に向けたコースの割合が高まりますが、保育系を目指す生徒のためのピアノレッスン室を新たに作るなど、従来のキャリア形成のコースも大切にしたいとのことですので、学校として難易度が上昇するわけではありません。学校としては幅広い生徒層に向けた対応が可能になったという意味で、難易度的に上下に広がるのでは、という見方もできると思います。
電子黒板を完備した新校舎も完成しましたし、e-ポートフォリオのシステムも導入するなど教育環境は更に向上している学校ですので、8月25日のサマーフェスタ(オープンスクール)にも参加してみましょう。


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2018年4月26日
京都市営地下鉄烏丸線、国際会館駅2番出口を上がったところが校門という、アクセスも抜群な同志社中学校ですが、今年もオープンデイというオープンスクールのお知らせが送られてきました。

そもそも何故カバなのか、という説明をする前にこの学校はクラスルームがありません。廊下にロッカーがあって、登校するとまずそこに荷物を置いて、それぞれの教科の教室に出向く仕組みです。

考えてみれば普通の学校では体育の授業や理科、音楽など特別教室を使っている授業の時には教室は空になっているわけですが、同志社中は全教科特別教室状態ですので、クラスルームは必要ないという考え方です。先生方が教材や教具をもって教室を移動するという無駄もありません。
一方教科ごとの教室の前にはその教科に関連する掲示物や物品、教具、標本などの展示スペースがあり、その教科のテーマパークのようになっています。

たとえば数学の部屋の前には数学パズルや数式で時刻を表している時計など、数学が好きになる仕掛けが用意されています。

同じように理科教室の前も標本や模型がジャングルのようになっているのですが、今では入手困難なカバの剥製が並んでいて、この学校の象徴となっているのでした。
というわけで、この学校の面白さは実際に行って体験してみてみましょう。
4月22日に京都で行われた私立中学校フェアで、同志社中のブースには、受験生や保護者が結構集まっていましたので、このオープンデイも多くの来場者が予想されます。詳細は学校ホームページでご確認ください。

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