2018年4月25日
全国高校選抜ボクシングで決勝に進出した高校生や中学でボクシング全国優勝した生徒が入学するなど、マスコミにも生徒さんの活躍が新聞等で報道されている芦屋学園中学校・高等学校は、町内会費が数十万円もする芦屋市六麓荘町にありますが、学費等の諸費用は兵庫県の私学のなかで平均以下、最寄り駅からのスクールバスも無料と、お買い得な学校です。昨年も学校にお邪魔しましたが、学生が気持ちよく挨拶してくれるなど、他の学校には見られないアットホームな学園です。昔、大阪府立豊中高校の校長先生だった方が昨年度より校長として就任され、様々な改革も行われています。

その芦屋学園中学校・高等学校の年間の入試関連イベント案内が送られてきました。まず、中学校のオープンスクールは6月16日、高等学校のオープンスクールは9月8日です。
イベントの詳細はもう少ししてから学校のHPをご確認ください。

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2018年4月24日
以前このエントリーでも紹介した(http://www.kaisei-group.co.jp/nyushiblog/university/20565.html)大阪南港、コスモスクエア駅近くの森ノ宮医療大学ですが、今春から開設された「臨床工学科」に加えて、2年後には「診療放射線学科」が設置されるかもというニュースが入ってきました。

ガンの治療法として手術や抗がん剤が知られていますが、実は歴史が一番古いのは放射線治療であり、今でも手術ができない深部のガンでも放射線なら治療可能な場合が多いそうです。しかし、実は高度な技術が必要です。
レントゲン写真を撮るときには、体の一か所に放射線が集中しないように、体の外を中心とした扇形に輻射する必要がありますが、逆に体内の一か所に放射線を集中させる必要のある放射線治療では、その周囲の組織の被ばくを防ぐために、逆に線源の方を移動させてターゲットの周りを回転させる必要があります。つまり、放射線を利用する点ではレントゲン写真も放射線治療も同じですが、技術的にはかなり異なることになります。
このような高度医療を行う技術者は実は限られており、人材不足だといわれていますが、この森ノ宮医療大学ではその人材の養成も行おうというものです。
しかし、放射線治療の機器は非常に高価で、低価格の物でも3億、一般的に5億以上となっていますので、実習は既に設置されている病院に出向くことになると思いますが、興味ある方は、学校の説明会に行ってそのあたりも詳しく聞いてみましょう。

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2018年4月23日
そろそろゴールデンウィーク。ということはこの春入学した高校生の「仮入部」の時期が終わる頃でもあります。数年前にわずか8人の部員が楽器を次から次へと持ち替えて見事な演奏を披露している中学校の吹奏楽部の動画が話題になったことがありましたが、やはりある程度の人数がいなければ成立しないジャンルもありますので、先輩方も部員獲得に苦労していることでしょう。

4/20読売新聞朝刊からの孫引きですが、このような資料を手に入れました。
(新聞は設置校数と部員数のみが掲載されていましたので、右端の「1校あたり」というのはこちらで追加し、設置校が多い順に並べ替えています。)
ご覧のように文化系の部活で一番多いのが「美術・工芸」。1校あたりの部員数は13.7名とそれほど大所帯ではありませんが、多くの学校に設置されている様子がわかります。日本では一般的な「吹奏楽」も2位と多くなっていますが、やはり平均部員数は35.1名と一番多くなっています。
3位の書道部も近年リズムに乗って一気に大作を仕上げる「書道パフォーマンス」の流行などで、多くの部員を抱える学校も増えてきたようです。
4位の写真部といえば酢酸の匂いのする暗室に、高価なカメラを買うことができる少数の生徒が集う、というイメージは過去のもので、デジカメやスマホの普及で手軽に写真の世界を楽しむことができるようになりました。結構大所帯の写真部もあるようです。
女子高に多く設置されている合唱部ですが、混声の場合は男子が慢性的に不足するらしく、共学校ではお取りつぶしになっているところも多いようです。逆に考えると男子の確保に成功すれば、競争相手(?)が少なくなっていますのでコンクールなどでも狙い目だと思うのですが。
弁論部はまだ、設置校も少ないですし、平均部員数も4.3人と最少になっていますが、これからの大学入試では集団討論やプレゼンテーションなどの選考方法も増えてくるようですので、進学校を中心に、今後盛んになっていくのではないでしょうか。
この春高校に入学した皆さん、入部届はお早めに。

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2018年4月20日
化学繊維メーカであるクラレが新小学校1年生に毎年行っている「将来就きたい職業アンケート」の集計結果が新聞に掲載されていました。約4000人へのアンケートだそうですので、なかなか手間がかかっています。

ユーチューバーが15位に来るなど、時代を反映している微笑ましいランキングとなっていますが、進学という立場で見てみると、大学や専門学校の卒業が必要な職業は、男子では6位の研究者と7位の医師、だけですが、女子では5位の医師、7位の教員に加えて、保育士、看護師、美容師と専門の学校に行かなくてはいけない職業が並びます。男子の10位の自営業というのは一体どのようなイメージで選んでいるのかわかりませんが、5位にTV・キャラクターが来ているのを見ると・・・、やはり小さいころから女子の方が職業観もまじめですね。
このように見てみると、製菓調理や看護系、保育系のコースを持つ女子校が多いのはなるほどです。東大阪にある大阪商業大学高校は、隣の自動車学校と提携していて高校在学中に運転免許の取得が可能となっています。就職や進学をする前に免許が取得できる制度は男子を中心に好評なのだそうです。
少しは現実を見ていった方が良い場合もありますが、新1年生には是非、自分の夢の実現のために進んでいってほしいものです。

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2018年4月19日
大阪にある6年一貫女子中学校は、高校からの募集のない、「完全一貫」の学校でしたが、「大谷中学校」が来年度入試より高校からの募集を開始します。
女子教育の3つの方針~「やさしく かしこく 美しく」=「宗教的情操教育 学習指導 生活指導」を重視して「次代の母たるべき若い魂に、深い信仰と豊かな教養を培おう」との教育方針の元、専門的知識と技能を持って社会貢献できる女性の育成をしたいと、校長先生も熱く語っておられました。
募集は普通科80名。〔プレミアム文理コース40名〕〔アドバンス文理コース40名〕となっています。
ここで、学校のコース紹介をしておきます。
中学校では〔医進コース〕〔特進コース〕〔凛花コース〕があります。
〔医進コース〕では、医学部・歯学部・薬学部に加えて、最難関国公立・私立大学のハイレベル理系学部への進学をめざすコースです。
〔特進コース〕では、難関国公立・私立大学の文系・理系学部への進学をめざすコースです。
〔凛花コース〕では、広い視野を獲得するためのバランス良い独自の教育プログラム・プロジェクトを通して、自ら考える力を育成します。伝統文化を重んじ、自己の存在の価値を発見するとともに、多様な文化や価値観を背景とする世界を受け入れる心を培います。
今回募集が始まる高校からの3年コースの方では
〔プレミアム文理コース〕は、難関国公立大学(文系・理系)・医学部医学科及び医療系を目指すコース。
〔アドバンス文理コース〕は、国公立大学(文系・理系)及び関関同立・早慶上智などの難関私立大学(文系・理系)を目指すコース
の2コース制となっています。
今春の大学進学状況は、現役合格率約95%で[京都大学1名][大阪大学8名][神戸大学3名]など国公立大学47名合格となっています。また、医学部医学科や獣医学部獣医科、歯学部歯学科などにも進学生徒がおり、理系に強い女子校としての実績も申し分ありません。また、詳細が発表されればここでお知らせしていきたいと思います。


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2018年4月18日
「雲雀丘学園を知る会」として校外説明会が実施されます。
来年度(2019年度)入試より、中学校も高校もコース名の変更が実施されます。それは単に名称の変更だけではなく、「主体的・対話的な深い学び」を目指した授業改善を図り、大学入試改革と連動されるようです。また、グローバル教育やサイエンス教育にも取り組み、論理的思考力と表現力の向上を目指されます。
会の内容と実施日時は以下の通りです。
【内容】
・今年度の入試結果報告
・雲雀丘学園の目指すもの
・素顔の雲雀丘学園(卒業生との対談)
・来年度入試の展望
【実施日時】
・5月19日(土) プレラにしのみや「西宮プレラホール」
時間10:00~/受付9:30~(予約は不要)
・6月9日(土) 千里ライフサイエンスセンター
時間14:00~/受付13:30~(予約は不要)
・6月16日(土) アクセス梅田フォーラム
時間10:00~/受付9:30~(予約は不要)


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2018年4月17日
関関同立の合計数で見てみましょう。

合計数を卒業生数で割った(率)が100%を超える27校です。100%を超える数値になるのは、一人で複数合格した生徒がいるためです。上から12番まですべて公立高校となっています。これらの公立高校では当然複数合格が多数いた事になりますが、一人当たりの受験回数が多いということは、試験回数が多い文系である可能性が高く、現役志向が強い文系の受験生が多いことを示しています。
今小学生・中学生の皆さんは、中学校選び、高校選びの材料に今回のランキングも参考にしてみてください。また、現在高校生の皆さんは、自分の高校がランクインしていたらそれを励みに、そうでなければ自分の力でランクインさせてやるぞという気持ちで大学受験準備をしましょう。(終わり)

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2018年4月16日
次は同志社のランキングです。

ここで、他の大学と上位層ががらりと変わります。東京阪神で上位に来ている高校が並びます。つまり同志社大学は受験者層が他の関西私大と異なるということがわかります。上位に近畿各地の公立トップ校が並んでいます。
次は立命館のランキングです。

やはりキャンパスの立地から京都・滋賀のトップ校が並びます。ここでの注目は神戸高校、昨年とほぼ同じ22位なのですが、関西学院のランキングは5位から21位と大きく落としています。つまり兵庫のトップ校の一つである神戸高校では、関学を受験した生徒と関学を通り越して立命館まで受験しに行った生徒がほぼ同数だったと考えられます。神戸海星女子学院でも同じ傾向が見られます。(続く)

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2018年4月13日
次は有名私大ランキングです。こちらも学校規模を補正するために、合格者数を卒業生数で割った「率」で並べています。まず関西大学のランキングのベスト50です。昨年3位だった岸和田がトップに来ました。しかしやはり入学定員厳格化の影響でしょうか、実数では昨年217に対し、今年は180と減らしています。

次は関西学院大学です。昨年度トップだった西宮市立西宮高校、今年は3位ですが安定した実績を出しています。私立では神戸海星女子学院、甲南女子、小林聖心、大阪女学院と女子校が上位に並んでいます。昨年20名でランクイン外だった甲南が25名に伸ばすなど進学校化が進んでいる様子もうかがえます。

(続く)

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2018年4月12日
東京阪神の実数の伸びについてもみてみましょう。今年の実数が10名以下の学校は除外しています。

大阪府立天王寺高校が昨年より41名伸ばして1位、兵庫県立姫路西も30名プラスで堂々の100名越え。大阪桐蔭も京都大学で大躍進です。残念ながら昨年減らした西大和、今年は復権です。1学年200名弱の大阪星光も85名、医学部受験の生徒も多い学校ですので、中位の生徒でも東京阪神に合格できるといえるでしょう。(続く)

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