定員管理厳格化と関関同立一般入試

2018年5月9日

2016年から始まった文科省による「入学定員管理の厳格化」によって、一定規模以上の大学は入学者数を段階的に減らす必要があります。そのために今年度も合格者の絞り込みが行われた模様です。関西でも2016年度~2018年度の一般入試における合格者数を比較してみると、関関同立はいずれも合格者を減らしている様子がわかります。特に減少数が大きいのは立命館、2016年の31,953名から2018年の24,995名と6,988名、割合で約22%も減少していることになります。約7,000名といえば、中規模大学2校分くらい、高校約20校分に匹敵する規模ですので、かなり狭き門になったといえるでしょう。

合格者数だけでなく、実際の入学者数によって来年度の減少率も影響を受けますから何とも言えませんが、これらの規模の大きい大学だけでなく、推薦入試の割合を増やし、一般入試での募集を絞る傾向のある中堅大学でも難化が予想されますので、今年の受験生は、学力をつけるのはもちろんの事、様々な評価方法での出願など、受験作戦も考えておきましょう。