【ここだけの】同志社大学に合格する秘策(?)【お話】

2019年7月9日 火曜日

関西で私立大学最難関と言われる同志社大学の入試統計が発表されました。規模の大きい私立大学は定員以上入学させたら補助金が減ったり新学部が作れなくなったりと辛い目に合うよ、という文部科学省の方針により、ひとまず合格者を絞っておいて後で追加合格を出すというのが一般的になってきましたが、なぜかこの大学発表のデータにはその追加合格者を含んでいないのだそうですので、参考程度に見ていただければと思います。センター利用や学部個別方式もありますが、学部ごとの最低点を比較するために、今回は一般入試の全学部日程だけ取り出してみました。学部ごとに配点が異なりますので、得点率の順に並べてみました。


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「文高理低・国際人気」という傾向はこの大学でも当てはまるようで、合格最低点の得点率が高いのは文系で、しかもトップはグロコミ英語の81.5%と、とても厳しい戦いになっております。英語250点、国語150点、選択150点の合計550点満点で、失点が102点しか許されないというハードな戦いです。

一方、生命医科学部の医情報学科は得点率53.3%。入試科目が違うので単純比較はできませんが、英語200点、理科200点、数学200点の合計600点満点で、320点取ればよいという落ち着いたラインです。英語がバキバキにできる受験生なら理科だけ頑張れば、数学が0点でも合格できる理屈です。つまり、たとえば生物選択の文系受験生でも合格が可能な理系というわけです。因みに理系の受験生に向けてですが、同志社の理系数学はほとんど数Ⅲで構成されているので、数Ⅱ・数Bまでが範囲のマーク式の模試の判定は外れますよ、とご忠告しておきましょう。


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人気の心理学部や文化情報学部、スポーツ健康科学部、理工学部の情報システムデザイン学科では文系入試と理系入試という2通りの入り口があります。それだけ抜き出してみると御覧の通り。こちらは逆に理系の受験生が文系に転身できるチャンスです。しかも理系入試は合格最低点がはるかに低い!というわけで、これらの文系分野もしくは情報システムに興味のある理系受験生は理系入試で合格切符がゲットできるぞというわけです。

 

いずれにせよ作戦も大事ですよ、というお話でした。

詳しくは7月14日(日)「関西8大学大研究」

https://www.kaisei-group.co.jp/freestep/event/800

でお伝えします。ご来場待ちしております。