2年前に茨木市の総持寺駅から徒歩圏内に移転した追手門学院中学校・高等学校は、同じ法人のプログラミングロボットによる実践で有名な追手門大手前とまた異なった最新の教育が魅力ですが、2022年度からは高等学校に従来の「表現コミュニケーションコース」に代えて「創造コース」という探究学習をさらに強化したコースを設置します。そちらの入試は英数国の3教科に加えて特色入試というのを行うのですが、そこに「TW入試」と書いてあります。なんじゃ、こりゃ。
そこで、調べてみると、TWとはチームワークの略で、グループワークを行って共同発表し、その振り返りを提出、という90分ほどの試験となっています。
このTW入試、中学校入試でも一部の日程に取り入れられることになったのですが、中学受験の小学生が共同レポートを作成して発表するのは大変そうだなぁ、と思っていたところ、学校側からサンプル問題が送られてきました。
サンプル問題によると・・・
①3人でチームを組む
②協力しながら「ミッション」に取り組む
というものです。学校側が示したミッションの例は「レゴで一番高いタワーを作成せよ!」というものですが、どのような形を目指して、どのような役割分担で作成するのか、という打ち合わせがポイントとなりそうです。
③完成後、振り返り
ここで他のチームの作品を見ながら個人で振り返りを行い、紙に書きます。次にチームで振り返りの話し合いを行います。
④今度はチームを変えて2回戦
5分間の作戦会議ののち、5分間制限でより高いタワーを作ります。
⑤完成後、振り返り
終わったら、次はチームで話し合いをして、最後に個人で振り返りながら紙に書きます。
入試という緊張感のある中で、初めて出会う受験生と共にチームワークを行うというのはどんなものかわからなかったのですが、今回の例では、普通の小学生でも抵抗なく取り組める内容を想定しているという事がよくわかりました。当日はどのような「ミッション」が待っているのか、受験生の皆さん、お楽しみに。