近畿大学理系学部 2023年度入試結果分析(東大阪キャンパス以外)

2023年4月5日 水曜日

昨日に続いて、今回は東大阪以外のキャンパスにある学部(奈良キャンパスの農学部、和歌山キャンパスの生物理工学部、広島キャンパスの工学部、福岡キャンパスの産業理工学部)について分析してみました。但し入試問題と制度が異なる大阪狭山キャンパスの医学部は除いています。

農学部は相変わらず人気です。特にクロマグロの完全養殖でも有名になった水産学科は2年通してみても倍率、合格最低得点率ではトップレベルとなっており、人気の高さを表しています。そんな中で穴場(?)となっているのが工学部のロボティクス工学科と産業理工学部の生物環境化学科です。広島キャンパスの工学部ロボティクス工学科は名前の通り、ロボットの設計と制御について研究している学科ですが、既に実用化されている産業ロボットの改良や水中を泳ぐ魚のようなロボットの開発、自動運転など最新のモノづくりに直結する分野です。一方福岡の産業理工学部生命環境化学科は遺伝子医薬という最先端の考え方で新薬の開発につながる研究を行っているという魅力的な学部なのですが、合格最低得点率はそれほど高くありません。生命科学を志す受験生には是非選択肢の一つに入れてほしい学科です。さて、新高3の皆さん、若しくは次年度近畿大学を目指す既卒の皆さん、このように東大阪以外のキャンパスは倍率や合格最低点にも幅がありますので、出願時には学部・学科の併願を考える参考にしてみましょう。そしてみんなで来年の4月にはつんく♂プロデュースの入学式に参加しましょう。