【スクープ】初芝立命館高校 コース変更!【立命館が滑り止めに?】

2017年6月12日 月曜日

今春の入試まで、「立命館コース」「グローバルSコース」「グローバルAコース」の普通科3コースおよび体育科の4類型で募集していた初芝立命館高校ですが、次年度からの募集から普通科の区分けを変更するようです。

「立命館コース」はそのまま残りますが、その上に「アドバンスト英数コース」という難関国公立や医歯薬系を目指すコースを増設するようです。もちろん難易度は「立命館コース」よりも上に設定されるため、岸和田や三国丘志願者もこのコースで出願しておいて、このコースでの合格通知が来れば安心して公立トップ校に出願、立命館コースに回された場合は、泉陽や鳳を受験するか、そのまま立命館大学進学が可能な立命館コースに入学するか、という選択が可能となります。

また、「グローバルS」と「グローバルA」も差が大きく、併願受験した場合の、公立出願のための指標としては使いにくかったのですが、こちらも「Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ」と細かい区分けに改善されるようです。もちろん入学後の生徒に対しても学力的にフィットしない生徒を減らし、進学実績の向上につなげようという意図があるようです。

中学校は今までと同じく、「アドバンスト立命館コース」「立命館コース」「セレクト・アカデメイアコース」としての募集ですが、高校入学時に「アドバンスト英数コース」に進むという選択肢が増えますので、例えば立命館大学に無い医学部に進みたいぞ、という場合には、頑張ってアドバンスト英数コースに進めば学校が受験対策をしてくれるというわけです。

大学と連携している高校は、学力的にトップの層を連携クラスにするのが通例ですが、今回の変更で、立命館大学への連携枠が2番目の位置づけとなるわけです。しかも今回の変更の提案は、大学側から示されたともいわれています。同じような連携枠を持つ高校のみならず、連携校に対する大学の姿勢にも影響を与える改革だといえるでしょう。

学校説明会などでの今後の詳しい内容が発表されると思います。気をつけておきたいと思います。

 

 

京都芸術高校の学校説明会に行って来ました!

2017年6月9日 金曜日

JR奈良線黄檗駅・京阪宇治線黄檗(おうばく)駅からすぐの立地です。アクセスがよく通学のしやすい学校です。美術科のみの学校としては、生徒数が全国1位です。   全校生徒は約500名で2年次より、5つのコースに分かれます。 【絵画表現コース】油絵や日本絵など絵を描くことに注力するコース。 【マンガ文化表現コース】マンガを描くことに重きを置くコース。 【造形表現コース】彫刻など立体的なものを創作するコース。 【視覚デザイン表現コース】ポスターなど主に平面にデザインをしていくコース。 【映像メディアデザイン表現コース】デジタル機器を用いて、デザインを作成していくコース。 前後期の2期制で、土曜日は4時限目まで授業があります。3年生の時には、大学の一般受験を志望する生徒向けに7,8時限目にセンター対策を実施しています。 生徒の進路は、大学70%、短大10%、専門10%、就職10%となっており、平成29年度大学合格実績は、・・・ 京都教育大学2名、大阪教育大学1名、富山大学1名、京都精華大学28名、京都造形芸術大学18名、京都美術工芸大学3名、成安造形大学10名、京都嵯峨芸術大学29名、大阪芸術大学3名、大阪成蹊大学3名、日本大学1名、同志社大学1名、龍谷大学2名、大谷大学6名、京都文教大学1名、大阪保健医療大学1名、花園大学1名、奈良大学1名などです。美術に関係する仕事を将来したいと考えている方にとっては、大学のことなども考えられる学校なので、おすすめの一つです。ぜひ一度、学校を覗いてみてください。

 

 

関西大学 併設中学校・高等学校 合同説明会開催!

2017年6月8日 木曜日

私立中学校・高等学校への進学のための学校選びの一つに、大学併設の中学校・高等学校の選択肢があります。以前からのニーズとして今なお強い人気があるようです。特に近年は、少子化により各大学が魅力をアピールして生徒獲得に熱が入っており、併設の中学校・高等学校からも進学しやすい条件をつくり出しています。

例えば、関西大学併設の中学校・高等学校では、単に関西大学に進級するだけでなく関西大学への進級を担保に国公立大学を受験することもできます。併設私立中学校⇒併設私立高校⇒国公立大学の道も開けています。

昨今、変わりつつある中学・高校入試の入り口だけでなく、出口(大学進学)もしっかり見据えて学校選びをしなければならないと思います。

関西大学 併設中学校・高等学校(関西大学第一/関西大学北陽/関西大学中等部・高等部)合同説明会が、7/8(土)に開催されます。是非、ご参加・ご参考にしてみてください!

 

 

新しい 柏原!(東大阪大学柏原高等学校)

2017年6月7日 水曜日

柏原市・八尾市・藤井寺市の境界付近に立地し、女子校から男女共学の時代を経て、現在では府内では少なくなってきている男子校のひとつです。

今年度のニュースとしては新校舎が完成しさらに制服もリニューアルされました。

設置コースは【アドバンストコース】【キャリアアップコース】【キャリアアシストコース】と【スポーコース】に分かれています。特徴は進学や就職など、進路希望に応じた各コースと高いレベルでのスポーツにも力を入れている点です。

また、この中で特徴あるコースは【キャリアアシストコース】です。中学校生活が「うまく馴染めない」「出席日数が足りない」「塾には通っていたけど…」などご事情のある生徒さん達を受け入れ、学校生活・進路をサポートされている点です。大学進学はもちろんのこと、就職希望者にもしっかり進路指導されている印象です。

入試説明会が夏以降に開催されます。興味がある方は、是非参加してみてください。

 

第37回近畿高等学校総合文化祭は大阪で開催されます

2017年6月5日 月曜日

文化系のクラブに所属の高校生の皆さん。特に「部活優先(?)」の方は注目!文化系クラブの近畿大会ともいえる近畿高等学校総合文化祭(近総文)に関してのお知らせです。

1981年に兵庫県で第1回大会が行われて以来、毎年行われているイベントです。「近畿ブロック」に属する10府県が参加しています。会場は各府県の持ち回り制です。

兵庫⇒大阪⇒徳島⇒京都⇒和歌山⇒滋賀⇒奈良⇒三重⇒福井⇒鳥取⇒・・・

の順で行われるのですが、昨年が兵庫県で開催されましたので、今年は10年ぶりに大阪が会場となります。合唱・吹奏楽・管弦楽や邦楽といった音楽関係の演奏、美術、書道、写真などの展示、囲碁・将棋や百人一首かるたの対局や放送、芸能、演劇、バトントワリングなどの演技などが各会場に分かれて披露されるという大規模なものです。部門ごとに各府県の大会や展覧会で推挙された団体や個人しか参加できませんので、毎年レベルの高い演奏や展示を楽しむことができ、根強いファンもいるようです。

部門ごとの日程と会場です。中学生の皆さんは、高校選びの材料探しに出かけてみてはいかがでしょうか。(時間などは10月頃、学校などに掲示されるポスターをご確認ください。)

中間テストが終わった今頃は、文化部の生徒さん達はこの大会への参加を目指して、放課後も(から?)本気を出していることでしょう。

 

宇宙に一番近い学校

2017年6月2日 金曜日

いきなりですが、公立の中学校・高等学校なのに、男子校、しかも全寮制という学校が九州にあります。2015年に開校した「鹿児島県立 楠隼(なんしゅん)中学校・高等学校」はこの春、初めて全学年が揃ったという新しい学校です。

 

(Google Mapより)

まず特徴的なのは7時間授業が行われるうえに、全寮制ですので、寮にも学習室があり、先生方が夜も学習指導を行っていることです。つまり365日学習合宿をおこなっているような学校です。さらに英語や中国語漬けの語学キャンプも行っているようです。

中学校は1学年60名、高校からは30名募集ですので、来年度の高1が90名になるはずですが、これだけの人数が寝食を、それも3食を一緒にいただくという世界です。

この学校がある鹿児島県肝属郡(きもつきぐん)肝付町(きもつきちょう)にはJAXA(宇宙開発事業団)の内之浦宇宙観測所というロケット発射設備があります。その縁で、この学校は「JAXA県教育委員会提携宇宙航空教育推進モデル校」となっており、実際にその観測所を訪問するなど、宇宙事業への関心を高める取り組みがなされているようです。また、大学の先生による宇宙物理の講義が行われるなど、単に体験で終わることが無いような工夫がなされています。

 

大学入試実績は2018年度入試からなのですが、最初の3年間は高校から入学した30名による実績となります。中高一貫含めて1学年90名が揃うのは2021年度入試からになりますので、その実績が楽しみであります。

このようにまだ、今のところ進学に関する実績が無い状態でも、2017年度入試では、出願者数:143名(県内:77名/県外:66名)で倍率:2.38倍となっています。実際には出願はしなかったけれども、この学校の教育に関心を持っている人も結構多いようです。

寮費は月に6万円前後必要なようですが、3食+大きなお風呂、お洗濯のサービスと先生の補習がついていると考えると安いかもしれません。

学校説明会が日本各地で開催されます。関西では大阪梅田で6月10日 午後2時から、京都で6月11日 午前10時からです。

宇宙物理学者や宇宙飛行士を目指す小学生は是非、ひとまず説明会に参加してみましょう。

(下の画像をクリックすると、PDFが開きます。このチラシの裏面に説明会場が記載されています。)

 

 

 

堺リベラル中学校・高等学校 入試関連イベントのご紹介

2017年6月1日 木曜日

以前、このブログで紹介したように「堺リベラル中学校」に高等学校が設置されるという紹介をしましたが、どのような学校になるのかを紹介する、生徒・保護者向けのイベント一覧が届きました。

(画像をクリックするとPDFが開きます。)

中学受験生向けには「夏の勉強会」や「プレテスト」といった受験向きのイベントが多数用意されていますが、今回設置される高校に関しては、どのような学校になるのかといった説明会に加え、オープンキャンパスや校外ライブ(!)など、体験型のイベントが用意されるようです。チラシによるとランチの試食もあるようですが、この学校のランチは、ホテル・ハイアットリージェンシー大阪が監修しているというぜいたくなもので、お値段は一食あたり390円と大変お得になっております。

生徒の健康を考えたという独自のレシピで開発したオリジナルのカレーもあります。試食してみたところ、これが辛すぎず、甘ったるくはなく、さっぱりとしているのに具はしっかり入っているというとてもおいしいカレーでした。

というわけで、元気な女子校を全身で体験していただきたいイベントのご紹介でした。

 

神戸龍谷高校が変わります

2017年5月24日 水曜日

1921年、成徳実践女学校として設立されたこの学校、名前の通り女子校として81年間運営されてきましたが、2002年に「神戸龍谷高等学校」と校名を変更して特進文理コースを共学にしました。その後ほとんどのコースが共学となったうえに、校名に「女子」とも入っていないので、普通に共学の学校と思われがちですが、創立当時の伝統を守り続け、今でも女子だけのコースが2クラス分存在しています。女子バスケットに詳しい方は草彅結の出身校といえばピンとくるかと思いますが、そのバスケットボールをはじめとして、少林寺拳法やテニスなどの部活でも女子が活躍しています。

この学校が、ついに全面共学化することが決まったようです。

 

このわかりやすいチラシがすべてを物語っていますが、表にまとめてみますと、このようになります。コース名を黄色に塗っているところは次年度入試から新設されるコースとなります。まず、今年度も一番人気の特進グローバルコースに理系のクラスも作って「特進グローバル理系コース」を誕生させます。また、今年度までの「特進文理コース」(共学)と「進学GRコース」(女子)は併せて、「龍谷総合コース」となり、全面男女共学となります。校名からわかるように、この学校は龍谷大、京都女子大の系列であり、指定校推薦枠も数多く持っています。このコースはその指定校推薦の利用を想定しつつ、授業時間数を削減して部活動も頑張ってもらおうというコースになりそうです。

 

一方、中学から入学した6年一貫生から国公立に11名、高校から入学した特進文理Sや特進グローバルコースから、同じく14名が国公立に合格しており、大学入試の実績も次第に上昇しています。上位のコースでは指定校推薦が使えないという高校もありますが、神戸龍谷高校の場合はどのコースからでも基準を満たしていれば指定校推薦を使うことができるようですので、高校入学時・中学入学時にそこまで考えなくてもいいという点で選択の幅が広い学校だといえます。

新コースの詳細については、今後の説明会で明らかにされるでしょう。今回はひとまず概要の紹介をさせていただきました。

 

大阪府立高校入試に追試 これでインフルエンザも怖くない?

2017年5月19日 金曜日

大阪府教育委員会は5月17日、インフルエンザなどで体調を崩した高校受験生への救済策として次回の入試から追試を実施すると発表しました。文部科学省の通知を受けて方針変更されたかたちです。

追試は一般選抜(2018年3月12日)の6日後、3月18日(日)に英数国の3教科で本試験とは別の問題で実施されます。実はその次の日の19日(月)午前10時の一般選抜の発表までは府立高校生は学校に立ち入ることができませんので、部活などへの影響もないという絶妙なタイミングです。合格枠については、一般選抜で定員までの合格を発表し、追試についてはその枠外で基準を満たした受験生を合格させるとのことです。それなら、たとえば320名定員の高校で322名合格とかあり得るという事になりますが、実は今までも帰国子女など特別な受験生は枠外で受け入れるという事がありましたので、不思議ではありません。ともかく今まではインフルエンザで高熱を発していても試験日には学校に出向いて別室で受験する必要がありましたが、別日の追試が用意されることで何人かは救われることになりそうです。

インフルエンザといえば2009年5月の新型インフルエンザ騒動の時は大阪府立高校でも大変でした。ちょうど中間試験の前に1週間臨時休校になり、学校が再開されても体調のすぐれない人は欠席するようにといわれ、そう言われれば行きたくなるのが人情で、結局全員マスクで登校。中間試験も風邪気味だと感じる生徒を別室受験としましたが、その別室の方が人数が多く、どっちが危ないんだかわからない状態になっていました。結局中間試験結果そのものも参考記録にとどめた学校も多かったようです。

これが入試の時期でなかったのは幸いでした。しかし、これと同じことが今後起きる可能性も否定できませんので、入試についても追試をシステム化しておくことは大切なことだと思います。

もちろん試験当日万全の体調で臨むのが一番ですが、万が一インフルエンザと診断された場合の手続き方法も入試要項に記載されると思いますので、受験生は念のために確認しておきましょう。

 

TOP10高フォーラム 開催されます

2017年5月17日 水曜日

大阪の府立高校のうち、大阪府教育委員会からエリート人材育成に注力するための「グローバルリーダーズハイスクール」に認定し「文理学科」を設置している10校はTOP10高と呼ばれています。この学科名ですが「文理」という言葉から、早い時期に文系と理系に分けて大学受験の準備をするのかな?と思われがちですが、本来はそういう意味ではありません。文理とは文系+理系、つまりリベラル・アーツ(自由七科)に近い概念の言葉です。リベラル・アーツとはヨーロッパでは中世以降「文法学・修辞学・論理学」と「算術・幾何・天文学・音楽」およびその上位に位置づけられる「哲学」から成る学問体系で、大学では教養部、戦前では旧制高校がその教育を行ってきました。つまり、大学に合格する受験学力の育成というより、大学入学後に必要となる考え方を身に着けることを目的としています。

(画像をクリックするとPDFが開きます。)

今回、開成教育グループのために、TOP10高の校長先生に集まっていただきます。そして、文理学科としての教育の目的(この10校に共通な部分)と各校の伝統や特色(この10校が違う部分)について、大いに語っていただきます。(10名同時ですと、お一人あたりの発言時間が短くなってしまいますので、実際には5名ずつ2組に分かれてパネルディスカッションを行います。)

今年から校長先生になられた方もいらっしゃいますので、また昨年と違ったご意見を頂戴できるかもしれません。大学進学実績も驚異的に伸びている「TOP10高」の熱い教育について聞ける絶好のチャンスです。一般のご来場もお待ちしております。

(お申し込みは↧こちらからどうぞ。)

https://www.kaisei-group.co.jp/entry_event/?course=154

(♪業務連絡です♪。私立高校の先生方や大学の職員様など学校関係の方でご来場ご希望の方は、入試情報室までお知らせくださいませ。お席を準備させていただきます。)

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開成教育グループ主催 文理学科設置 TOP10高フォーラム

 

 日時:6月4日(日)12:30~15:30

会場:大阪市中央公会堂大集会室

( 館の東側鉄扉門よりお入りください。)

入場無料

<最寄駅>

大阪市営地下鉄

御堂筋線 淀屋橋駅から徒歩約5分

堺筋線 北浜駅から徒歩約3分

京阪電鉄

本線 淀屋橋駅から徒歩約5分

中之島線 なにわ橋駅から徒歩約1分