第99回全国高校野球選手権大阪大会、いよいよ今週末に大阪予選が開幕

2017年7月3日 月曜日

夏といえば・・・。塾は夏期講習会や合宿、オープンキャンパスへの誘導など何かと忙しい時期なのですが、世間的にはやはり「夏の甲子園」でしょう。今年も「筋書きのないドラマ」が繰り広げられます。また、この期間、ホームグラウンドを奪われるあの球団には気の毒なのですが、やはり甲子園球場でプレーできるというのは高校球児にとってやはり最高の勲章だといえるでしょう。それだけに地区予選といっても熾烈な戦いが毎年繰り広げられるわけです。

大阪では176校168チーム(連合チームが4つあるため、数が合いません。)の予選が行われるわけですが、代表を1校選ぶための合計167試合を一つの球場で行うと秋になってしまいますので、8つの球場を使うことになります。

大阪独自のルールもあります。ここ30年間、大阪大会では吹奏楽での応援が禁止となっております。確かにこの8つの球場の中には周りが住宅地のものもありますので、周囲への騒音防止という観点からは致し方が無いような気がします。なんだか物足りないという意見もありますが、音楽が無ければ盛り上がらないのかといえば、そうでもありません。選手の声や、走る音が聞こえるという妙な緊張感がありますし、声援や拍手だけの応援によって観客も一体感が感じられるという効果もあります。

ところで、大阪大会での優勝校は私立高校が続いています。ここ50年間でも、公立の優勝は1982年の春日丘、1992年の渋谷高校の2回だけです。優勝回数のランキングでも、私立が優勢となっています。

 

1位:17回 PL学園

2位:13回 大阪体育大学浪商

3位:10回 大阪府立市岡高校

4位: 8回 大阪桐蔭

4位: 8回  明星

 

さて、今年の代表校はどこになるのでしょうか。昨年の優勝校といえども、生徒は1年間で代変わりしていますので戦力は未知数です。これから毎日の結果が楽しみです。

 

 

寮のある私立中・高等学校も大健闘!

2017年6月29日 木曜日

以前に『寮のある公立中高一貫校が熱い!』という内容でご紹介いたしましが、今回は『寮のある私立中・高等学校』についてもご紹介いたします。

今回、ご紹介させていただきます学校は、沖縄県にある《沖縄尚学高等学校 附属中学校》です。
高校野球で名門校であることはすでに多くの方がご存知かと思いますが、実はそれだけではなく、【文武両道】を実践されている学校です。

文①;進学実績が物語る!(卒業生382名)

[国公立大学140名][難関私立97名][医学科23名][海外大22名]など。

文②:英検習得者が多い!(平成28年度取得)

《高校》1級11名、準1級47名、2級426名、準2級367名

《中学》1級4名、準1級14名、2級115名、準2級262名

武①:平成28年度 沖縄県空手道連盟認定 段位(黒帯)取得者がすごい!

《全校》610名(弐段162名 初段448名)

武②:海外異文化交流が積極的!

平成28年度海外派遣した生徒数は346名。グローバル力を身に付けている。

その他にも、【国際バカロレア】大学入学資格に2名取得、学園直営の尚学グローバル寮も備えている。

[文]と[武]をそれぞれ生徒で分担するのではなく、生徒全員が[文&武]を兼ね備えた学力とともに人間力もあげる指導をされています。

入試にも特徴があり、県外(東京)でも実施。さらに関西では、個別受験が可能です。
詳しくは、添付の案内をご覧ください。

※添付の中央部の赤枠内のイベント(●開成進学フェア)は弊社主催の【開成進学フェア(大阪会場)】(9/18月祝開催)です。ぜひ、ご参加下さい。詳しくは、7/3より随時弊社HP上でご案内いたします。

 

 

プール学院中学校・高等学校にお邪魔してきました(その2)

2017年6月28日 水曜日

こちらは、弦楽部の練習。2年生以上の合奏です。MozartやBeethovenを聞かせてもらいました。この人数とは思えない音量の、熱意あふれる演奏です。

それに続いて大阪環状線の各駅発車メロディーのメドレーを聴かせてもらいました。どこにそんな楽譜があるのかと思えば、これは顧問の先生が編曲なさったとの事、じつはこの先生は作曲家なのでした。校長先生も吹奏楽の指導をされているし、案内してくださった先生も吹奏楽の指導をされているとの事、音楽の指導ができる先生はいったい何人いらっしゃるのでしょうか。ところで、この学校では音楽が6年間必修だそうです。
学校のHPに学校としての教育方針が端的に示されていました。3つ目を見て・・・納得です。

最後に礼拝堂を見せていただきました。カナダ製のパイプオルガンが光っています。ストップが8つの2段鍵盤、パイプオルガンとしては小型ですが、高級外車以上のプライスだと思います。いいなぁ、ここの音楽の先生はパイプオルガンも弾けるのですね。

ホールとしても響きが素晴らしいこの場所で、弦楽部の定期演奏会が開催されたとの事。贅沢です。

実はその弦楽部の皆さんには9月18日(月祝)の「開成進学フェア」で演奏をお願いしています。まだ曲目は決まっていませんが、皆さんぜひ楽しみにしていてください。
 

 

プール学院中学校・高等学校にお邪魔してきました(その1)

2017年6月27日 火曜日

JR大阪環状線桃谷駅からほど近いキリスト教系の女子校「プール学院中学校・高等学校」にお邪魔してきました。閑静な住宅地にそびえたっています。横を通ったことはありますが、中は初めてです。やはり入口の警備は厳重です。今回は放課後の生徒さんの様子を見せていただきました。


まず、去年も地区大会で金賞・代表を勝ち取った吹奏楽部の練習をみてみましょう。

おや?人数が少ないな、と思って聞いてみると、初心者練習とのこと。この春入学した中1と高1だけを集めて、基礎練習を行っています。なるほど、そういうカリキュラムが出来上がっているわけですね。各生徒の前にある譜面台のチューナーはスイッチが入ったままです。音程を厳しくチェックしているのでしょう。基礎練習といっても立派にZimmermanの行進曲を合奏しています。しかしこの部屋の天井の高いこと!本番に近い響きのなかで練習することができるわけですね。

隣の部屋では軽音楽が練習しています。さらにその隣の部屋で吹奏楽の上級生が練習しています。音楽室は3つ、それに加えて楽器庫が3つ。当然のようにその中にはグランドハープも鎮座しておりました。まるで音楽大学のようです。

美術の部屋では美術部が黙々と作品制作に取り組んでいます。デッサンから鉛筆によるイラスト作成、大きな油絵の作成などを先生が丁寧に指導されています。

学年に応じて段階的に課題を与えて指導なさっているのでしょうか。まるで美術大学のようです。

(続く)
 

 

英検(外部検定)と入試

2017年6月22日 木曜日

大阪公立高校入学者選抜入試で、今年度(2017年度)より、英検など外部検定資格による英語選抜試験のみなし得点が採用されていることはご存知かと思います。(以下の資料を参照)
 

実際にこの制度を利用した利用率などについては今後明らかになるかとは思いますが、この入試制度を受け、私立中学校入試や私立高校入試でも採用が進んでいるようです。

試験免除・判定優遇・点数加点など対応はさまざまですが、ある私立高校の対応は英検資格取得級によって・・・

 

例1:『学科試験に点数加点方式 2級40点、準2級30点、2級20点』(※入試当日の英語の点数に加点)

例2:『得点換算方式 準1級以上100点、2級90点、準2級、3級70点』(※入試当日の英語の点数と換算点を比較し、高い方の点数を採用)

などとなっています。

2020年度大学入試制度改革にあわせて英語教育への関心が高まっていることは、中学入試・高校入試からも感じられます。外部検定も一考に値するものでしょう。

 

 

梅花中学校・高等学校の進化

2017年6月21日 水曜日

梅花中学校・高等学校の学校説明会に行って来ました。

来年度で創立140周年を迎える女子中学校・高等学校です。大阪府内で最も古い女子校だそうです。近年、女子校は生徒募集に苦慮されておられる学校が多い中、順調に生徒を集め進学実績も着実に伸ばしています。来年度募集からさらに充実した指導を目指すための新たなコース編成を行います。

副校長の六室(むつむろ)先生は、『伝統は継承しつつ時代にあった新しいもの取り入れる事が大切』とおっしゃっておられたことが印象に残ります。

梅花中学校は、興味に合わせて選べる新2コース設定。(進学チャレンジコース/舞台芸術エレガンスコース)梅花高等学校は、将来を見据えた2コース7専攻(リベラルアーツコース/アドバンスコース)に改編されます。

※〔リベラルアーツとは・・・〕人が持つ必要がある実践的な知識・学問の基本と見なされた基礎・教養科目のこと。
また、【国際教育】も新たな取り組みを行いより身近で身につく楽しむ英語を体験できるシステムを構築しているようです。
ぜひ、学校説明会やオープンキャンパスに参加してみてください。

梅花中学校高等学校 2018年~ コース改編

 

 

兵庫県高校総体2017 学校対抗総合得点

2017年6月20日 火曜日

インターハイ(高校総体)の予選ともなる都道府県ごとの高校総体が開催される時期ですが、兵庫県では6月3日に開会式が行われ、11日に各競技の集中日程が終わりましたので、学校対抗総合得点が発表されました。(会期以降に開催される競技や、終了している競技の記録訂正が行われる可能性があるため、現段階では県の体育連盟は「暫定」として発表しています。)

 

男子は2年ぶりに市立尼崎が、女子では48年間連覇でしたが、昨年惜しくも須磨学園に明け渡した首位の座を夙川が再び獲得しました。野球やサッカーなど特定の競技だけでなく、合計30近い競技での順位を得点化して合計された数値による順位ですから、学校全体のスポーツに対する取り組みを表す指標となります。また、アーチェリーや馬術、登山、ゴルフなど、ほとんどの生徒が高校入学後に初心者として始める競技の場合、先生方の指導力はもちろんですが、卒業生の協力、保護者の理解などの影響も大きいと思います。

これらのランキングに入るような学校は、スポーツも含めて生徒の可能性を伸ばすことができる学校だといえるでしょう。

 

 

神戸常盤女子高校の「家庭科」

2017年6月15日 木曜日

神戸市長田区の神戸常盤女子高校は山陽電鉄西代駅、JRや地下鉄の新長田駅から徒歩圏内の女子校です。ビーチバレーやソフトボールなどスポーツが強いことで有名な学校ですが、兵庫県の女子校で唯一の「家庭科」を設置している事でも知られています。100年以上前には女性に生活技術の習得を目的とする女学校が各地に作られ、裁縫や調理などの教育が行われていました。その後、新制高校として存続している学校も数多くありますが、女性の進学率の向上に伴って募集定員の大半が普通科となっていきました。この学校も例にもれず110年前には家政学校としてスタートしたのですが、なんと今でも設立当初の家政科が「家庭科」として存続しています。

2年生から調理・製菓と服飾のコースに分かれ、卒業後はそれぞれを専門とする学校に進むようですが、普通科卒業の生徒と違って、進学後の活躍度が大きく異なるそうです。服飾のコースに進むと、裁縫の基本を手芸で身に着けた後、ワンピース、ドレス作成と段階を追って高度なものを作成し、毎年文化祭でファッションショーを行うそうです。調理・製菓のコースでは専門学校の先生方による本格的な指導を2年間受けることができる上に、テーブルサーブなど付随する技術も学ぶわけですから、卒業生の多くが有名ホテルなどで働いているというのも納得できます。

このような取り組みが地域にも評価され、今春の入試でもこの学校の「家庭科」は40名定員のところ、200名を超す受験生が集まったそうです。

というわけで、交通アクセスも良い学校ですので、これらの分野でプロフェッショナルを目指す女子は、一度チェックしてみてはいかがでしょうか。

 

 

開智中学校・高等学校「S1類」初の卒業生の進路は・・・

2017年6月14日 水曜日

和歌山市の開智中学校・高等学校は、阪和線の六十谷(むそた)駅の近くにある1学年250名程度の進学校です。S1類という進学に特化したコースを設置したのが3年前、というわけで初めての卒業生の大学合格実績が出ました。この年度の卒業者数は273名です。

 学校ホームページより

過年度生も含んだ合格実績数ですが、国公立合計143名!学年の半分以上が国公立に合格できたという快挙です。現役に限っても6割以上が国公立に合格したとの事です。十分な授業数と朝7時から解放している自習室など、大学進学に対応した環境も備わっていますが、薬学部や医学部など難関学部への合格に向けては先生方の個別の対応がなされたと考えるべきでしょう。

 

関関同立の指定校推薦枠が30名以上あるそうですが、ほとんど使われずに返しているとの事です。学力をつけて一般入試に向けて戦うという進学校として正しい姿勢を貫いている学校なのでした。

 

 

ノートルダム女学院中学校・高等学校オープンスクール

2017年6月13日 火曜日

京都のミッション系の女子校、ノートルダム女学院は、中学校からは120名以上の募集ですが、高校からは30名程度の募集といった、中・高6年間を通して学ぶ生徒の割合が高い学校です。京都に暮らしている人にとっては馴染みのある白川通りの「錦林車庫」のバス停に夕方になれば茶色い制服の御嬢さん方が横一列に整然と並んでいる光景を見ることができます。

それはさておき、この学校、大学への推薦枠を豊富に持っている事でも知られています。2015年実績として、同じキリスト教系の関西学院大学へは20名の、同志社大へは7名、上智大へ4名の指定校推薦枠があったそうですが、昨年度、関西学院大学の「協定校」になりましたので、もっとその枠は拡大されそうです。それ以外でも、関西大10名、立命館大8名、さらに薬科大で12名、歯科大で8名など難関大の推薦枠も持っています。というわけで、この学校で上位にいればこれらの大学が待っているというわけです。

元々英語教育が熱心な学校ですが、昨年度から新設されたグローバル英語コースは、英検準1級取得を目指すという目的がはっきりしており、そのためのカリキュラムが用意されています。さらに2018年から3コース制となって、指定校推薦に加えて、一般入試でも戦えるように、新たな大学入試にも対応するという計画です。

詳細についてはひとまずオープンスクールに参加して、説明を聞いてみましょう。茶色い制服の試着もあるようです。

(画像をクリックするとPDFが開きます)

ところで、この学校、ミッションスクールなのに座禅体験が行われているそうです。教会が怒ってこないのか大丈夫なのでしょうか。気になる方は直接お聞きください。