教科(科目)が変わる?(新指導要領 答申案より)

2016年8月8日 月曜日

大学入試改革について、大学入試センター試験が2020年に廃止されるなど大きな変更が報道されていますが、実は小学校から高等学校までの指導要領も大きく改訂されることになっています。小学校では平成32年(2020年)、中学校では平成33年(2021年)、高等学校では平成34年(2022年)から順次適用されることになります。

文部科学省は8月1日、学習指導要領の改定作業を進めている中央教育審議会の特別部会に、答申に向けた素案となる「審議のまとめ」案を示しました。小学5、6年の英語を教科化し、3、4年で英語に慣れ親しむ「外国語活動」を導入するという内容も含まれています。「道徳」の教科化と合わせて大きな変更だといえるでしょう。

高等学校ではもっと大きく科目の編成が変化することになります。

以下の図は新指導要領に向けて、現在文部科学省が検討している、教科・科目構成についてです。

 

今までの指導要領の改訂は、扱う内容を変更する、単元を扱う学年が変化する、という変化が主で、科目名まで変更するというのは限定的だったのですが、今回の改定では科目名も大きく変更されます。また必修科目のカバーする範囲も広くなります。

 

大きいところでは、日本史Aと世界史Aが合体して「歴史総合」という必修科目になるというのがあります。近現代の基礎を中心とした分野であっても合体することによって、大量の知識量を問われる教科になることは避けられないと思います。

国語も今までは「現代文」とされていた科目が「論理」と「文学」と明確に分けられ、それぞれ教科化することになります。論説文が不得意でも小説で得点しカバーしていた高校生は、今後は「論理国語」という論説文だけの科目の試験で苦労することになります。
(http://twinavi.jp/topics/tidbits/57a05996-0898-49e4-a2a5-754b5546ec81 より転載)
現代社会は倫理・政経の内容の一部を取り込んだ公共という科目に統合され、選挙権年齢の引き下げに伴って必修化されます。数学も中学校内容の増大に伴って消えていた「数学C」が復活するなど、内容の大きな増加に伴って科目の変更が考えられています。

 

さて、6年後の高校生になる現在の小学4年生はこのような科目構成の高校に進学することになるわけです。このような厳しい学習内容を乗り切っていくためにはそれを構成している科目の基礎をできるだけ早い時期、つまり今から身に着けることをお勧めします。そのためにはまず思考言語としての「国語」力をつけるために、新聞の購読などを通して多読・速読力と現代社会の知識を身に着けることが必要になります。また、理科・社会の基礎知識も大切になりますし、正確で、効率的な工夫ができる計算力なども必要でしょう。

国際社会では学歴よりも、正確な知識と的確な判断力、それを伝達できるプレゼンテーション能力の高い人材がリーダーとして求められています。

ちなみに中学校に関して、今回の答申では科目が変わるほどの大きな変更はありませんが、小学校で英語が教科化されることから、中学英語の内容は一新されると見込まれます。

 

開成進学フェア2016 今年も開催します‼

2016年8月4日 木曜日

毎年、開成教育グループが総力を結集して実施している「開成進学フェア」ですが、今年はまず滋賀会場で9月18日(日)に、続いて大阪会場が9月22日(木・祝)で開催することが決定しました。
お申込みは、滋賀会場分は8/1から受付が開始しており、また本日より特設HP(http://www.kaisei-group.co.jp/sc/kaiseifair/)もオープンしております。

今回のエントリーも含めた数回に分けて、この「開成進学フェア2016」の魅力をご紹介したいと思います。

まずは、先に開催される「滋賀会場」についてご紹介したいと思います(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

開成進学フェア2016 滋賀会場

日時:2016年9月18日(日)10~16時(イベントによって時間は異なります)
場所:ピアザ淡海
(滋賀県大津市におの浜1-1-20・JR膳所駅より徒歩12分、京阪石場駅より徒歩5分)
内容:私立高校進学説明会、京都公立高校個別説明会、高校入試分析会(京都・滋賀)、
滋賀公立高校・先輩に聞いてみよう!、笑ってタメになる!サイエンスショー、
開成親学(おやがく)セミナー、開成NET体験コーナー、ザ・開成大抽選会、
Kaisei Autumn Music Fair、英俊社・赤本販売コーナーなど

昨年までの内容に加え、今年は「滋賀公立高校・先輩に聞いてみよう!」「Kaisei Autumn Music Fair」「笑ってタメになる!サイエンスショー」を新たに実施することにしています。

各内容に関する詳しい中身などについては、今後のエントリーで徐々に明らかにしていきたいと思いますので、お楽しみに!

 

2016 全日本吹奏楽コンクール大阪予選(高等学校 ①)

2016年8月1日 月曜日

高校の部活を学校選びにする生徒さんも多いと思いますが、ご参考までに今回は大阪府の吹奏楽コンクールの日程と、一部地域の結果をお知らせします。

 

夏の甲子園、高校野球の世界では、大阪代表になるのは学校の数が多いので大変だという話がありますが、実は吹奏楽も同じです。普通は府県ごとに大会があってそこで代表権を取れば関西大会などの地方大会に進むことができますが、大阪ではその前に地区ごとの大会が行われます。(関西では、滋賀県と兵庫県も同じ仕組みになっています。)今、まさにその最中なのですが、御覧のように連日のように日程が詰まっていて大変です。また、この地区大会で代表権を取っても、大阪桐蔭、関西創価、東海大仰星、箕面自由、近大付属、明浄学院といったシード権を持つ学校が待ち構えており、関西大会に進んでも全国で金賞を受賞している淀川工科がいるわけですから、
全国に進むにはなかなかハードルが高いといえるでしょう。

先日に行われた大阪南地区・中地区の高校の結果(小編成とA)です。小編成は優秀賞、Aは金賞以上のみ掲載しています。ここで代表権を取った学校はすでに次に向けて練習が始まっていることでしょう。また。それ以外の高校の皆さんも、このコンクールを通して、より音楽に深くかかわれるようになったことでしょう。次の演奏会に向けてもっと練習を楽しんでいただければと思います。

 


   

 

第65回 大阪私学美術展(大阪私立中学校高等学校芸術文化祭典)

2016年7月29日 金曜日

今、大阪市立美術館で「大阪私学美術展」が開催されています。

59の高等学校から1037点、32の中学校から379点の作品が出品されているという、とても規模の大きな展覧会です。

 

学校別ですと、帝塚山学院高校が130点以上、帝塚山学院中学校が80点以上と合計で200点以上の出品がありました。あとは好文学園女子高校が100点以上、金光八尾高校と大阪成蹊女子高校が80点以上と続きます。1校でこれだけの数の作品を選んで運んできた先生方のご苦労を想像すると気が遠くなりそうです。

さて、会場は絵画、工芸、版画など種類別に分かれて展示されています。残念ながらここでは作品をアップすることができませんが、中学生もとても大きな力作をいくつも作っており、高校生の作品に至っては構図や配色も含めて高校生とは思えない素晴らしい作品揃いでした。美術と高校選び、または他校の実力に興味のある方は、是非大阪市立美術館にお出かけください。31日の日曜日まで開催されています。入場料は無料です。

帝塚山学院は中学と高校でW受賞!高校のヴェルジェコースの中に美術系専攻があることを知っていましたが、中学校の「プルミエプログラム」が効果を発揮したのでしょうか、それとも中学と高校で別々に美術部があることが効果的なのでしょうか、いずれにしても高い美術教育力を感じます。

樟蔭高校には美術部と工芸部という二つの美術系のクラブがあり、おそらく工芸部の生徒さんの作品だと思いますが、デザイン的にも素晴らしいステンドグラスが府知事賞を受賞し、絵画の方も市長賞を樟蔭高校の生徒さんが受賞していました。

金光八尾高校は私学展団体優勝の常連校ですが、今回は細密な版画が目を引きました。さらに立体造形やイラストなど多方面にわたってレベルの高い作品を数多く見せていただきました。

その他個人では好文学園女子高校、関西創価高校、相愛中学の生徒さんが教育委員会賞や会長賞を受賞し、来年度の私学展ポスター制作は大阪信愛女学院高校、私学芸術文化祭のポスター作製は帝塚山学院、全国高等学校総合文化祭出品は、金光八尾高校、相愛高校、大阪成蹊女子高校、大阪信愛女学院高校の生徒さんが指名されていました。

また、今年度の近畿高等学校総合文化祭(兵庫大会)の出品は樟蔭高校と好文学園女子高校の生徒作品が指名されていました。こちらは11月11日から13日まで近畿で選ばれた作品が兵庫県立美術館に展示されますので、美術に(または高校生のレベルの高さに)興味のある方はこちらもぜひご覧ください。

 

第69回 近畿高等学校弓道大会(速報)

2016年7月26日 火曜日

 夏といえば甲子園、今年も各地で高校球児による地方大会の熱戦が繰り広げられていますが、他のクラブでも大きな大会が行われる季節でもあります。様々な競技の中で高校から初心者で始めても全国レベルになれるものの一つに弓道があります。

7月23日、24日の二日間にわたって和歌山県の田辺市弓道場という、昨年国体が行われたときに建て替えられたという立派な会場で近畿大会が行われました。その中の24日の団体戦を観戦してきました。弓道の団体戦というのは5名の選手が4本ずつ的を射て、その的中数の合計を競うというものです。団体といっても一人ひとりが射るわけですから個人戦と同じかと思っていましたが、前の人の結果や全体のリズムなど、その時の雰囲気で結果が左右されるとのことで、独特のチームワークが試されます。

 

近畿の強豪校、それぞれ男女で20校ずつが午前中の予選に挑みます。女子は上位8校=三田学園(兵庫)、好文学園女子(大阪)、紀央館、神島(和歌山)、桃山、桂(京都)、大津、東大津(滋賀)が決勝トーナメントに進みました。男子は上位5校が決まったのですが、次の3枠に7校が並んでいます。そういった場合は一人1本ずつ射て決めるという「競射」に持ち込まれます。その結果、決勝トーナメントに進むことができたのは、報徳、甲南(兵庫)、浪速、岸和田市立産業(大阪)、橿原(奈良)、京都外大西(京都)、紀央館(和歌山)、甲西(滋賀)の8校です。

午後はその8校での決勝トーナメントが行われました。優勝をかけた最終戦は報徳と浪速(男子)、大津と好文学園女子(女子)、の戦いとなり、それを制した浪速(男子)、好文学園女子(女子)と共に大阪勢が近畿大会優勝校となりました。好文学園女子は2年連続優勝で、大阪福島女子だった時代も含めて過去20年の間に今回も含めて8回も優勝経験があります。

以前、このブログでも取り上げた日本文化を大切にする浪速高校が日本古来の武道である弓道で優勝できたのは偶然ではないと思います。「今を大切に一生懸命生きる」という神道の教えを元に、謙虚で芯の強い生徒を育てるという教育が実際に生徒の力を伸ばすことにつながっていることを示していると思います。

さて、この日で引退になる3年生もいるのでしょうか、駐車場の隅で泣いている円陣がいくつもありました。しかし、かれらも近畿大会に出場できたという戦績を自信に変え、次の進路に向かって頑張っていくことでしょう。

高校から弓道を始めて国体選手になった方も数多くいるそうです。弓道に限らず高校入学を機に新たな競技に挑戦するのも面白いかもしれません。

 

星翔高校の学校説明会に行って来ました。

2016年7月22日 金曜日

7/16(土)、梅雨明けを思わせる日差しの強い日、阪急摂津市駅から徒歩で高校へ向かいました。平坦な道ではありましたが15分ほどかかりました。

 

まず、学校長の挨拶と学校方針の説明。創立79年目。普通科と工業科と国際科があり、普通科では希望大学を目指してキャリア教育から『将来の人生に向けて』指導している。工業科は4つの学科を持ち『ものをつくる』就職に向けての指導をし、〔資格〕〔検定〕を身に付けさせる。国際科は、今話題のグローバル教育ではなく、〔スポーツコース〕のみの学科であるとのことでした。

続いて、教頭からの学科説明。『普通科』(男女)は、〔アドバンスコース〕と〔キャリアコース〕に分かれているが、現状は〔アドバンスコース〕は7限目授業や土曜日講習などで〔キャリアコース〕と差別化をしているとのこと。そしてやはり学科のメインは、『工業科』(男子)のようでした。4学科〔機械工学科〕〔電子機械工学科〕〔電気工学科〕〔電子工学科〕があり、1年次にはすべての学科を経験し、2年次から希望の学科に進むとのことです。卒業までには最低1つの資格は取るようです。
『国際科』(男女)は、スポーツコース。女子サッカー・女子柔道・女子駅伝・男子硬式野球・男子バレーボール・男子バスケットボール・男子卓球の各部があるそうです。

進路は、〔進学:就職〕=〔7:3〕各合格率はほぼ100%とのことです。

サマースクールは、8/27(土) オープンスクールは、11/19(土)です。サマースクールでは、“体験実習”や“体験授業”が受けられます。HPで確認してみてください。
以上、星翔高校の学校説明会についてでした。

 

京都光華中学校・高校の学校説明会に行って来ました。

2016年7月19日 火曜日

7/12(火)、昨日とは違って梅雨と真夏の両方を体験したような激しい雨としとしと雨が降る中、阪急京都線・西京極駅を降りて学校へと向かいました。ほぼ直線の平坦な道を8分ほどで着きました。

まず、会の前に『吹奏楽部』による演奏と、学内で実施された『合唱コンテスト』の各中学校、高校の優勝クラスの合唱がありました。心豊かになる時間でした。

そして、学校長のご挨拶と学校の説明。
教育5本柱を構え、その中でも「言葉の力を育成する教育」に重点を置いておられます。すべての教科の基になっているのは、『言葉』。『言葉』をしっかり身につけることによって、教える力・学ぶ力・コミュニケーション力も身についてくるものだと。他には、「グローバル時代の英語養育」の強化(文部科学省・英語教育強化地域拠点事業採択)。「光華サイエンスプログラム」の実施など。様々なプログラムに取り組んでいるとの紹介がありました。

ここで、在校生2人による英語スピーチの披露がありました。パワーポイントを使いながら、何も見ずにほんとうにスラスラ(筆者は英語が苦手なのでそう聞こえた?)と話しをしてくれました。お見事!中学生と高校生ともに元気に話してくれました。

次に、副校長より入試に関係したお話がありました。女子中高としての学校が取り組むべき所をしっかりお話されました。それは、女子中高の生徒の進路についてです。単に国公立に合格するのではなく、通える国公立が大切。(将来の就職は生まれ育った京阪神地区で就職もできますね。)すなわち、将来を見据えて『進路保障』をしっかりすることだとおっしゃいました。

最後に、来年度の高校入試よりコース名が変更されます。「プリムラ関大コース」は、「グローバルプリムラ関大コース」に変更されます。さらに、高校生の制服も新しくなります。

 

★オープンキャンパス:7/30(土)・7/31(日)の2日間で実施。
学校見学会や入試説明会も含めてHPで確認してください。
以上、京都光華中学校・高校の学校説明会についてでした。

 

同志社香里中高説明会 9月に夕方以降の時間で各所にて開催

2016年7月15日 金曜日

同志社香里中高のオープンキャンパス・説明会に関する、秋開催分のお知らせです。
学校で実施されるオープンキャンパスだけでなく、各所にて夕方以降の時間で説明会が開催されることになっていますので、ご紹介いたします。

学校実施分も含め、詳しくは次のとおりとなっています(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

○秋の夜長の個別相談会
日程・場所:

2016年09月02日(金)堺東会場  プリメールアートホール(南栄ビル3F)
2016年09月06日(火)梅田会場  同志社大学サテライト(梅田スクエアビルディング17F)
2016年09月08日(木)尼崎会場  ホテルホップインアミング
2016年09月13日(火)京都会場  オフィス・ワン 四条烏丸ビル2F会議室3(京都産業会館西側)
2016年09月15日(木)学園前会場 近鉄学園前セミナールーム(学園前駅南口改札前)
時間等:17:00〜20:00 事前予約不要

同志社香里中高の今年の入試について最新情報を手に入れることができる貴重な機会です。なかなかオープンキャンパスに行くことができないみなさんは、お近くの会場で行われるこの説明会に参加し、しっかりと情報を得ていただきたいと思います。

なお、2月には系列中高4校の合同説明会がすでに京都で開催されています。開成教育グループ 入試対策課も参加し、当日の様子をこちらのエントリー「同志社系列合同学校説明会 春の3都市シリーズ」でご紹介をしております。こちらも合わせてご覧ください。

 

同志社合同学校説明会 7/31(日)に開催

2016年7月14日 木曜日

幼稚園から大学まで、同志社系列のすべての学校が集まる合同学校説明会が今年も開催されることになりました。

同志社の目指すもの、教育理念、教育方針がわかると同時に、併設校それぞれの特徴がしっかりと理解できる大変ありがたい会となっています。

詳しくは次の通りとなっています(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

○同志社 合同学校説明会

日時:2016年7月31日(日)10:00~15:00
場所:同志社大学 室町キャンパス 寒梅館B1F(地下鉄今出川駅 徒歩約1分)
参加校・園:
同志社幼稚園、同志社小学校、同志社国際学院初等部・国際部、同志社中高、
同志社香里中高、同志社女子中高、同志社国際中高、同志社大、同志社女子大

学校法人同志社のHPには、今回のこのイベントについて以下のような記載があります(以下転載)。

特徴
・同志社、そして各校の教育理念、教育方針がわかります。
・幼稚園から大学までの取り組みを聞けるので、先を見据えて進路を考えることができます。
・中学や高校受験をお考えの方は、系列の4つの中学校・高校の説明をまとめて聞くことができます。
・当日は、同時に開催している大学や女子大学のオープンキャンパスもご見学いただけます。
(以上転載)

なお、2月には系列中高4校の合同説明会がすでに京都で開催されています。開成教育グループ 入試情報室も参加し、当日の様子をこちらのエントリー「同志社系列合同学校説明会 春の3都市シリーズ」でご紹介をしております。こちらも合わせてご覧ください。

 

京都女子中学校・高校の学校説明会に行って来ました。

2016年7月13日 水曜日

7/11(月)、梅雨明けを思わせるような暑い晴天の日、京都女子中学校・高校にほど近い会場に行きました。さすが京都という感じで外国人観光客も多く、その目当てでもあろう、まもなく始まる祇園祭の各山鉾町にて鉾建てが始まっていました。

まずは、学校長のご挨拶。創立は明治43年。仏教精神のもとに設立され『自立・共生・感謝』の宗教教育を行っているとのお話でした。

次に、中学校の内容説明。新体制となり4年目を迎えました。1クラス36名のⅢ類型2クラスとⅡ類型3クラス設定とし、各類型とも競い合うことにより以前とは違い成績向上などが見られるようになったそうです。キャリア教育やプロジェクト学習もしっかり取り入れてられています。今年度からは、高校進級時に高校からの入学生との混合クラスとしている。ウィステリア科については、実績のある指導のもと、英語教育の充実をさらに強固にしていくようです。

高校の内容説明。普通科Ⅱ類型は、2年次よりⅡ類型(国公立・私立理系)とⅠ類型(私立文系)に分かれ、ウィステリア科は、京都女子大学進学クラスであるとのことでした。ICT教育やアクティブラーニングについては開発途上という感じでした。

大学合格実績については、国公立大81名(うち現役生54名)。京大3名(1名)、阪大9名(5名)、神大7名(5名)などでした。関関同立は211名(119名)。同志社大54名(30名)、立命館大96名(51名)、関西学院大26名(20名)、関西大35名(18名)でした。また京都女子大学へは175名(推薦161名)という結果です。

次は、入試に関する説明がありました。中学校の今春の合格者は5年ぶりに追加合格者を出した。オープン模試をしっかり受けて、受験してほしいとのことでした。今年は10/29(土)に実施されます。

高校の今春の結果。入学者は、ウィステリア科33名、Ⅱ類型推薦&専願56名・併願63名の合計152名。入試では、英語:長文より後半、数学:計算と図形、国語:語彙力がそれぞれポイント。受験生は過去問題をしっかり研究しておく必要があるようです。

学校見学会や入試説明会も含めてHPで確認してください。

以上、京都女子中学校・高校の学校説明会についてでした。