2025年10月3日
死ぬほど暑かった気温も落ち着いてきて、ようやく半袖シャツだけだと涼しすぎるかなという季節になってきました。さあスポーツの秋だ!食欲の秋だ!と盛り上がっている方もいらっしゃるとは思いますが、関西の小学6年生にとっては私立中学校のプレテストのシーズンが巡ってきたということでもあります。
今回紹介するのは京都のノートルダム女学院中学校のプレテストです。2日程用意されていますので、どちらかを受験すればいいのですが、これほど恵まれた学習環境、教員組織が用意されている学校は貴重ですので、合格を確実にするためにもできれば2回受験することをお勧めします。
さて、お子さんがプレテストを受けている間、保護者向けに説明会と講演会が用意されています。こちらはこのブログを書いている人が担当します。1回目と2回目では全く異なった内容ですので、こちらも2回セットでご参加いただく方が良いでしょう。自分で言うのも何ですが、とても役に立つお話となっております。お楽しみに。
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2025年10月2日
人口が急増し、進学率も上昇していた1950~60年代を中心に、全国的に女子短期大学の設立ブームが起きました。しかしバブル崩壊後、特に1995年頃より女子の4年制大学志向が進み、2000年代に入って、女子短期大学は募集停止か4年制大学への転換や、それに合わせるように共学化が進行してきました。四国でも、高知県に「高知女子大学」という県立の女子大学と女子短期大学が2つありましたし、徳島県には女子大学2つ(四国女子大学、徳島女子大学)と女子短期大学2つ、香川県にも女子短期大学2つ存在していましたが、いずれも募集停止か共学校となっています。愛媛県には聖カタリナ女子大学(現地では「せいかた」と省略)、と松山東雲(しののめ)短期大学(「しのたん」と省略)がありましたが、聖カタリナ女子大学は2004年に共学化。1992年に4年制に転換した松山東雲女子大学(「しのだい」)は今では四国唯一の女子大学となりました。因みにタレントの友近さんもここの卒業生です。
その松山東雲女子大学が2028年度より、男子にも門戸を開くことになったようです。心理学や教育学の分野を学びたい松山市及びその周辺に住んでいる男子にとっては一つ選択肢が増えたという点で、良い話だと思います。
ここからは鉄道ネタです。松山市の市街地には伊予鉄道の路面電車が走っていますが、その起点である松山市駅の付け替え工事がこの夏に完了したところです。郊外線からの乗り換えも便利になりました。鉄道駅舎ファンの皆さん、同じくこの夏にリニューアルした広島駅と併せてお楽しみください。
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2025年10月1日
国公立216名(内、京大医学部2名、阪大医学部2名、神戸大医学部1名、大阪公立大医学部4名、その他国公立医学部医学科33名)関関同立早慶上理394名、私立医学部医学科112名・・・圧倒的な数字ですが、これは2025年度だけの四天王寺高校の大学合格実績です。国公立216名の中には既卒生も含まれていますが、わずか35名。現役が大半となっています。
東京には桜蔭という進学校がありますが、東大理三ランキングで、2024年度は1位、2025年度も1位の筑波大附属駒場、2位の灘に続いて3位にランクインしています。因みに筑波大附属と灘は男子校、桜蔭は女子校というわけで、超進学校には別学が強いようです。
というわけで、四天王寺中学校・高等学校はどのような雰囲気なのか、一度見にいってみてはいかがでしょうか。
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2025年9月30日
京都山科区の京都橘大学は毎年のように建物か学部がリニューアル。現在もお隣でなにやら工事中(「ACADEMIC TERRACE」という地上7階、地下1階の建物となるらしい)という、進化の止まらない大学なのですが、気がつけば奨学金制度の方も進化していました。経済的な理由や成績上位者向けの各種奨学金が用意されており、みんな何かの対象になっているんじゃないの?といった充実ぶりなのですが、共通テスト利用合格者には年間40万円プレゼント(正確には学費が年間40万円割引)、4年間で160万円プレゼントといった太っ腹な企画です。つまり京都橘の共通テスト利用に出願・合格すればお得に通えるよ、という制度です。
高3生の皆さん。大学入学共通テストの出願をお忘れなく。その結果が160万円に化けるかも。
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2025年9月29日
さすが商都大阪、商業学校をルーツに持つ私立高校が多いお土地柄なのですが、現在では大阪府下の私立高校で商業系の「学科」を設置しているのは興國高校と大商学園の2校のみです。興國は「ITビジネス科」という学科なので、「商業科」という旧来の名前をそのまま維持しているのは大商学園だけ、ということになります。
大商学園は138年前に開かれた私立大阪商業学校をルーツに持つ超伝統校で、67年前に現在の校地に移転、19年前から男女共学化、6年前には新館校舎完成、5年前には全面電子黒板化完備と進化が続く学校です。
10月5日・19日には体験授業が計画されています。どの授業も楽しそうなのですが、他校では体験できない商業の授業もとても貴重です。中学生の皆さん、お申し込みはお早めに。空調完備の明るい校舎も必見ですよ。
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2025年9月26日
大阪府の南東部、南河内郡河南町にある大阪芸術大学は近鉄阿部野橋から約25分の喜志駅からスクールバスで約10分という、大阪市内から見ると距離を感じてしまう立地なのですが、芸術という分野だからでしょうか、いい意味で個性的な学生もいて、賑わっています。2024年5月1日現在5,717名の学生が2学部14学科に分かれて学んでいます。
この学校を運営しているのが学校法人塚本学院なのですが、1945年に大阪市平野区に設立した英語塾がルーツです。その後美章園に設置した各種学校が短大に昇格し、現在大阪芸術大学短期大学部の校舎がある東住吉区の矢田に本部を移転します。
さて、今回この法人が新たに医療系の大学を開学するということで、その場所も気になっていたのですが、どうやらこの矢田の施設を利用する形になりそうです。つまり近鉄矢田駅から徒歩5分ですので、大阪市内はもちろん、北河内や北摂からも楽に通学もできるロケーションです。設置するのは理学療法学科と看護学科で、初年度の定員はそれぞれ40名ずつの合計80名となっています。
1期生には開学記念として、全員に特別奨学金として30万円が支給されるそうです。ご興味のある方は是非調べてみましょう。
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2025年9月25日
飛騨高山に新たな私立大学が誕生します。その名も「コーイノベーション大学」。直訳すると、「共同革新大学」という感じですが、面白いのは名前ではなく、革新的なまなび方にありそうです。
まず、岐阜県のキャンパスに通うのは1年生だけ。2年次以降は日本各地に設けられた学習拠点を利用しつつ、全国で実践型のインターンシップに取り組みます。つまり、卒業時には、学生が実社会におけるキャリアを積んだ状態になれる、というのをめざしているようです。日本中を(海外も?)キャンパスに見立てた学びの場というわけです。
新しい形の大学となりますから、理解されるまでには時間がかかるかもしれませんが、面白そうですね。
「共創学部 地域共創学科」の単科大学としてスタートする予定です。
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2025年9月24日
ちょうど100年前の1925年(大正14年)に京都府船井郡日吉町(現:南丹市)に開かれた鍼灸学校は1983年(昭和58年)には明治鍼灸大学という大学組織になりますが、柔道整復や看護など専門分野が広がり、2008年(平成20年)には明治国際医療大学と改称され、今では救急救命士の資格取得も可能な学科を設置するなど発展を続けています。
このように、ルーツは鍼灸師を養成する学校ですから、東洋医学的な考えも大切にされているのだと思います。そこで、健康を守るには食、ということで、食に関わる有機農業についても取り組む「農学部」の設置を計画していることが発表されました。
近畿圏の私立大学の農学部といえば、設置が古い順に近畿大学、龍谷大学、摂南大学の3つしかありませんが、新たに4つ目の、ちょっと異なったアプローチの農学部が誕生するかも、というわけです。
大学は京都駅からJR山陰本線(園部までは嵯峨野線とも)で50分ほどの「鍼灸大学前」駅の真ん前と通学も便利です。農学部を考えている高校生の皆さん、一度詳しく調べてみてはいかがでしょうか。
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2025年9月22日
「いやいや、日本最大の女子大は武庫川女子大学ですよ」というツッコミを覚悟しての題名なのですが、ご存知の通り、武庫川女子大学は2027年度から共学化する、という方針が示されました。となれば、現在女子大として学生数2位の規模を誇る大学が日本一にスライドするはずなのですが、学生数を比較すると、どこが「日本最大」になるのかわからないぞ、というお話です。
因みに2024年度の女子大在籍学生数ランキングでは、
1位 武庫川女子大学 9,323名
2位 大妻女子大学 6,581名
3位 昭和女子大学 6,453名
4位 同志社女子大学 6.382名
5位 日本女子大学 6.214名
(朝日新聞調べ)
このように武庫川女子大学って、ぶっちぎりの女子大日本一なのですが、2位以下が近接しています。大妻女子大学がちょっと減って、昭和女子大学がちょっと増えたら逆転も十分考えられる程度の差しかありません。
因みに、6位は東京家政大学、7位は京都女子大学と続くのですが、大妻女子大学と比べると500名以上の開きがあるので、大幅な定員変更が無ければ逆転することはないでしょう。しかし4位の同志社女子大学なら武庫川女子大学からの流入を考えれば可能性が無いわけではないような気もします。「日本最大の女子大学」はどこになるのか、2027年の入学結果を待つことにいたしましょう。
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2025年9月19日
1位は東京大学。採択件数も1000件以上と桁違いですが、採択率も43.1%と最高です。やっぱり東大ってすごいな。
2位は京都大学。こちらも採択数、採択率とも東大に迫っています。
3位は慶応義塾大学。医学系の分野は採択される率が高いそうですが、ここに私立大学が来るのはすごいです。
というわけで、皆さんの予想は当たったでしょうか。研究者になりたい高校生諸君、これらの大学をめざそう。
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