2025年9月25日
飛騨高山に新たな私立大学が誕生します。その名も「コーイノベーション大学」。直訳すると、「共同革新大学」という感じですが、面白いのは名前ではなく、革新的なまなび方にありそうです。
まず、岐阜県のキャンパスに通うのは1年生だけ。2年次以降は日本各地に設けられた学習拠点を利用しつつ、全国で実践型のインターンシップに取り組みます。つまり、卒業時には、学生が実社会におけるキャリアを積んだ状態になれる、というのをめざしているようです。日本中を(海外も?)キャンパスに見立てた学びの場というわけです。
新しい形の大学となりますから、理解されるまでには時間がかかるかもしれませんが、面白そうですね。
「共創学部 地域共創学科」の単科大学としてスタートする予定です。
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2025年9月24日
ちょうど100年前の1925年(大正14年)に京都府船井郡日吉町(現:南丹市)に開かれた鍼灸学校は1983年(昭和58年)には明治鍼灸大学という大学組織になりますが、柔道整復や看護など専門分野が広がり、2008年(平成20年)には明治国際医療大学と改称され、今では救急救命士の資格取得も可能な学科を設置するなど発展を続けています。
このように、ルーツは鍼灸師を養成する学校ですから、東洋医学的な考えも大切にされているのだと思います。そこで、健康を守るには食、ということで、食に関わる有機農業についても取り組む「農学部」の設置を計画していることが発表されました。
近畿圏の私立大学の農学部といえば、設置が古い順に近畿大学、龍谷大学、摂南大学の3つしかありませんが、新たに4つ目の、ちょっと異なったアプローチの農学部が誕生するかも、というわけです。
大学は京都駅からJR山陰本線(園部までは嵯峨野線とも)で50分ほどの「鍼灸大学前」駅の真ん前と通学も便利です。農学部を考えている高校生の皆さん、一度詳しく調べてみてはいかがでしょうか。
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2025年9月22日
「いやいや、日本最大の女子大は武庫川女子大学ですよ」というツッコミを覚悟しての題名なのですが、ご存知の通り、武庫川女子大学は2027年度から共学化する、という方針が示されました。となれば、現在女子大として学生数2位の規模を誇る大学が日本一にスライドするはずなのですが、学生数を比較すると、どこが「日本最大」になるのかわからないぞ、というお話です。
因みに2024年度の女子大在籍学生数ランキングでは、
1位 武庫川女子大学 9,323名
2位 大妻女子大学 6,581名
3位 昭和女子大学 6,453名
4位 同志社女子大学 6.382名
5位 日本女子大学 6.214名
(朝日新聞調べ)
このように武庫川女子大学って、ぶっちぎりの女子大日本一なのですが、2位以下が近接しています。大妻女子大学がちょっと減って、昭和女子大学がちょっと増えたら逆転も十分考えられる程度の差しかありません。
因みに、6位は東京家政大学、7位は京都女子大学と続くのですが、大妻女子大学と比べると500名以上の開きがあるので、大幅な定員変更が無ければ逆転することはないでしょう。しかし4位の同志社女子大学なら武庫川女子大学からの流入を考えれば可能性が無いわけではないような気もします。「日本最大の女子大学」はどこになるのか、2027年の入学結果を待つことにいたしましょう。
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2025年9月19日
1位は東京大学。採択件数も1000件以上と桁違いですが、採択率も43.1%と最高です。やっぱり東大ってすごいな。
2位は京都大学。こちらも採択数、採択率とも東大に迫っています。
3位は慶応義塾大学。医学系の分野は採択される率が高いそうですが、ここに私立大学が来るのはすごいです。
というわけで、皆さんの予想は当たったでしょうか。研究者になりたい高校生諸君、これらの大学をめざそう。
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2025年9月18日
科研費(科学研究費助成事業)は、日本の研究者が基礎から応用まで幅広い学術研究を行うための国の資金です。文部科学省・日本学術振興会が運営し、自然科学から人文社会科学まで全分野を対象に、研究計画の独創性や学術的意義に基づき審査・採択されます。というわけで大学ごとの新規採択の件数を見れば、どの程度最先端の研究がなされているのか、を知ることができるわけですが、当然件数でみると大きな大学が有利になるわけです。
そこで、新規採択件数が100件以上の大学の中で、「新規採択率」の割合でランキングを作ってみました。(元データは令和6年度実績で、日本学術振興会のHP3-4-1_r6_0531.pdfを参考にしています)
というわけで、これらは100件以上の新規採択を勝ち取った大学です。国公立が多くを占めていますが、近畿圏の私立では27位に立命館大学、41位に近畿大学がランクインしています。どちらも最先端の研究が盛んに行われている大学だといえるでしょう。
明日は1位~3位です。さて、どの大学でしょうか。予想してみましょう。
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2025年9月17日
この春も多くの入学者を集めた浪速中学校、高等学校は、中学校の新校舎も完成して抜群の学習環境となっていますが、中央館6階に「天空のレストラン」という眺望良好かつ広々とした食堂があります。そこの一角にパン焼き窯をそなえたベーカリーがあり、焼き立てのパンは生徒さんにも大好評なのですが、この夏休みの間に改装して、そのコーナーをさらに拡充させたようです。それに伴いパンの種類も変わったようで、クロワッサンやチュロスなど、レベルの高い本格的なパンも楽しめるようです。
これから受験を考えている皆さん、学校説明会やプレテストで学校に行く機会があれば、食堂もチェックしてみましょう。
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2025年9月16日
9月14日(日)滋賀会場、15日(月祝)大阪会場で開催された開成進学フェア2025は無事終了しました。
来場者総数の速報値をお知らせします
滋賀会場:560名(昨年536名)
大阪会場:4,387名(昨年3,755名)
こちらは入退場のシステムによる速報値です。大阪会場では開場時に来場者が集中したため、受付ができずに分析会や教育講演会に参加した人も多く、現場のカウントでは4500を超えていたため、そちらを当日速報値としましたが、個人が特定できる4,387名を正式な数値としたいと思います。
但し、大阪会場の申し込み数は、事前キャンセル込みで6000名超、キャンセルを抜くと5285名でしたので、例年の来場率から考えると、もう少し多かった可能性もあります。1階のミスタードーナツ、ファミリーマート、文具の福屋、赤本の英俊社、いずれも過去最高の売り上げだったとのことです。
ご協力いただいた学校の皆様、ありがとうございました。
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2025年9月12日
今年も開成進学フェアがいよいよ近づいてまいりました。まだ最終の数字ではありませんが、木曜日時点での申し込み数をお知らせします。
【滋賀会場】
申し込み人数は昨年(最終)587名→今年(木曜日時点)689名。子どもの人数は昨年よりも10%増ですが、保護者は25%増。昨年に続いて子どもだけで来場する割合は下がってきています。
中3生は12.5%増で、中2・中1も1割近く増えています。今年から県立高校13校と県立守山中の先生にも相談ブースを担当していただきますので、申し込みが増えているのでしょう。但し県立高校は1~2人の先生でのご担当となりますので、待ち時間が生じるかもしれません。あらかじめご了承ください。
【大阪会場】
申し込み人数は昨年(最終)4492名→今年(木曜日時点)5334名。18.7%の増加です。子どもの人数は12%増ですが、滋賀会場同様保護者が25%増となっています。学年ごとで見てみると中3は6.1%増ですが、中2は28.1%増。中1も24.7%増と大きく増えています。つまり高校選びの早期化がさらに進んでいる状況です。小学5年生も18.0%増と中学受験の盛り上がりも感じます。
昨年、大阪会場内に出店しているミスタードーナツが過去最高の売上高を更新したことから、来場者が会場内にいる時間が伸びたと思うのですが、今年はさらに保護者の来場が増えそうですのでその傾向はさらに強まりそうです。各ブースでの待ち時間が発生するかもしれませんので時間には余裕を持ってお越しください。
ご来場お待ちしております。荒天にならないことを祈るばかりです。
お申し込みがまだの方はこちらからどうぞ(↓)
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2025年9月11日
「こうした中、ことし7月に「女子大学宣言」を公表し、今後も女子大学として存続していく姿勢を示している京都女子大学では、新たに3つの学部を設置する方針を固めたことが関係者への取材でわかりました。」(以下略)NHK 京都NEWS WEB 9月9日13:05分配信より引用
女子大を取り巻く環境は厳しさを増しており、募集停止や共学化などのニュースもしばしば耳にするようになってきています。そんな中で京都女子大学は、共学化は行わないという「女子大学宣言」を発信しました。教養、教育、家政などの分野からスタートした女子大が多く、現在でも女子大といえば文系中心の専門分野が多いのですが、産業構造の変化に伴い、就職に強い理工系やビジネス系の学部への女子人気も高まっており、共学校に受験生が流れています。つまり女子大として存続するためには専門分野の強化による女性活躍の推進が不可欠です。
そんな中で、専門分野はまだ公表されていませんが、京都女子大学が新たな学部を3つ、ここ3年間で立ち上げるという方針が示されたというのは、大きな前進だと思います。
具体的にどのような専門分野が設置されるのか、今後の大学側の発表が楽しみです。
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2025年9月10日
入試とは入学後にその学校の授業が理解できるかどうか、その基礎となる知識や技能が身についているか、という観点で行われるものですが、大学入試では、「知っていますか?」「できますか?」といった旧来の学力ではなく、総合型選抜のように、主体的な学びの姿勢を評価する入試も増えてきています。しかし理工系では数学や物理の基礎力が入学後に必要とされるわけですから、一般学力試験以外で入学が決まった場合、大丈夫かいな、となるわけです。
しかし、そこは昔から育成型「アサーティブ入試」を導入している追手門学院大学。ノウハウがあります。面倒見が違います。効果も抜群です。
入学前に数学と物理の基礎力を付けてくれるサービス付き、というわけで、今のところ少し不安だという受験生も勇気をもって各種入試を利用してみましょう。
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