2026年1月15日
そろそろ、各大学から推薦入試の志願者数などの数値が出そろってきましたので、今回は今年の志願状況が良かった大学をカウントダウン方式で紹介します。
今年度の推薦入試志願者数が1万人以上の8大学だけ抜き出して、隔年現象による影響を小さくするために、「2026年度入試÷(2022年度~2025年度までの平均)」という計算をしてランキングを作ってみました。
8位=武庫川女子大学
女子大としての募集最終年度ですので、今年の減少は致し方無いかなぁと思っていましたが、過去4年間との比較では108.1%と増加しています。この大学を志願する受験生にとって女子大かどうか、というのはあまり関係ないのかもしれません。
7位=近畿大学
過去5年間と比べると109.2%。出願数は2024年度から5万件を超えるマンモス大学ですが、今年も多くの志願者を集めています。今年が過去5年間で最多となっています。新たに設置された看護学部も大人気。一般選抜でも多くの受験生を集めることになるでしょう。
6位=関西外国語大学
外国語系統は渡航制限や観光業界の打撃などでコロナ禍の影響を大きく受けましたが、順調に戻ってきている印象です。2022年度には6千件台だった志願件数が今年は1万2千件と倍増しています。揺り戻しで今年度は昨年よりは減少していますが、長期的にみると好調だといえるでしょう。
5位=摂南大学
2022年度から少しずつ出願数が減少してきた摂南大学ですが、今年は過去5年間で最高の出願数となりました。昨年度オープンキャンパスにもお邪魔してみましたが、在校生や先生方総出で文化祭のような賑わいを見せていました。各学部の専門性の高さがこの大学の魅力だと思います。一般選抜でも多くの受験生が集まるのではないでしょうか。(続く)
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2026年1月14日
大手予備校に多くの既卒生(浪人)があつまり、人気講師の授業には他のクラスからの「モグリ」も含めて1部屋に200名ほどの受講生であふれかえっていたのは昔のこと。特に受験機会の多い私立大学に関しては現役で入学する学生が大半となっています。最難関の国立を狙うのならさておき、私立大学では、既卒生は少数派だよね、という説を検証します。
大学入学共通テストの出願に関しては、既卒生が14%ほどですが、私立大学全体だと平均で10%と昔に比べると確かに低くなっています。しかし、分野ごとに差があるようです。最も高いのが医学部。既卒生の方が多くなっています。日本の医学部の定員は合計で約1万人ですが、そのうちの約4割を占める私立大学で既卒率が6割。別の資料によると国公立でも半数近くが既卒ですから、歯学部と共に「一浪は人並み」というのは今も昔も変わらないようです。
芸術・デザイン系統も2割近くが既卒生です。国公立の美術系も半数以上が既卒生という狭き門です。これは志望変更が簡単にできない分野だということが影響しているのかもしれません。一方で、一般文系では既卒率が1割以下となっています。というわけで、例えば経営学系統を考えているのなら、設置されている大学は多いわけですから、早い時期の入試も活用して併願を押さえておきましょう、となるわけですね。
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2026年1月13日
参考にしている資料に私立大学の入学者の男女比をまとめているものがありました。私立大学は大学入学者の人口比で8割近くを占めますので、全体傾向がわかると判断し、利用しています。
昔は法学、経営学などの学部も女子は少数派。理工系の学科で、在籍生全員男子というところもありましたが、今ではどうなのでしょうか。
たしかに昔から女子率の高かった文学、社会学、国際系は女子の方が多くなっていますが、法、経済系でも3割を超えています。理系でも生命科学~医療関連では女子が半数近くを占めています。最も少ない理工・工学系統でも女子は2割以上。男女比を気にして学部系統選びをする時代ではなくなったようです。
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2026年1月9日
同じように教員についても数値をまとめてみました。大学で教職課程の単位を取れば教育学部卒業でなくても教員免許は取得できますので、あまり差が無いと思っていたのですが、おお?
教員養成系以外から教員になった割合は多くて1割程度、ほぼ居ない、という系統もあります。近年就職市場は活況を呈しており、一般企業の初任給の上昇などもあって、教員養成系以外からの教員志望の学生は減っているのでしょうか。一方で教員養成・教育学系統からの就職率が国公立で6割ほど、私立でもほぼ半数と高い割合になっています。やはり大学入学時点から教員志望の学生は、覚悟が違いますね。教員を目指すなら、教員養成系がお勧め、となりそうです。
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2026年1月8日
来週末は大学入学共通テスト。受験シーズン真っ最中となってまいりましたが、現在の高2の学年は来年度の塾での授業選択にも影響しますので、志望校や志望学部系統が具体化する時期でもあります。そこで、学部系統選びのネタになるお話をいくつか・・・
※今回参考にした数値は、「豊島継男事務所」一般入試志願状況レポート – 豊島継男事務所が作成したデータを参考にさせて頂いております。
法学部は公務員試験に有利とされており、就職が厳しかったころは文系学部の中で最難関だった大学も多かったのですが、他学部と比べてどの程度有利なのでしょうか。
ご覧のように国公立大学に関しては法・政治系の学部卒業生のうち33.8%が公務員になっています。しかし、公務員にはカウンセリングや、検疫など、心理学や農学・畜産など専門知識が必要な分野もあり、実際かなりの人数が就職しているようです。したがって公務員志望=法学部、と決めつけなくても良さそうです。(続く)
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2026年1月7日
【兵庫県】
こちらも京都と同じように、今年も昨年度と同じ4千名程度の受験者と、全体的には変化が少ないのですが、学校毎の増減を見るとその差が大きくなっています。
共学化2年目の親和はプレテストで多くの受験生を集めたようですから、今年の出願もふえるのではないでしょうか。一方今年から共学化する松蔭はあまり動きがみられません。親和同様に共学化2年目から状況が変化するという地域なのかもしれません。
【奈良県】
今年から公立高校の入試制度が変わり、特に中1・中2の中学校成績に関しては観点Ⅲ(主体性・多様性・協働性)のみが使われるなど、全国的にも例を見ない方式となりますが、このように公立高校入試制度が変化する時には私立高校の専願率が上がる傾向があります。その流れで私立中学入試にも動きがあるかな?と予想していたのですが、結果として、あまり変化はありませんでした。次年度以降の動きに要注意です。
【和歌山】
和歌山でプレテストを行っている私立中学校は4校だけですので、この受験者数から全体を占うのはいささか無理があるというのは重々承知のうえで、あえて予想してみます。増減に関しては近畿大学附属和歌山が1割近く増やしており、全体的にもそれほど減少している中学は少ないので昨年並みの入試となりそうです。12歳人口が減少している中で、ほぼ変化が無いということは私立中学の受験率が上がる可能性が高いともいえるでしょう。
【滋賀】
滋賀県も私立中学の受験率が低い地域で、プレテスト実施校も2校のみなので何とも判断はできないのですが、プレテストの状況はほぼ昨年通りでしたので、こちらも同様の出願数となりそうです。物理的に学校間の距離がある地域ですから、受験生が県内で大きく動くことは考えづらく、高校の修学支援金の充実が制度化されたとしても、中学受験への影響は限定的だと思われます。
【まとめ】
今後各学校からの出願状況が発表されると思います。志願者の増加によって名目倍率が上がると難化する!と判断してしまうご家庭もあるかとは思いますが、私立中学入試は学校が設定した基準点を超えれば合格できるケースが大半を占めます。出願者が多いからと弱気になる、逆に出願者が少ないので油断する、などということの無いように、ご家庭でも気をつけて頂きたいと思います。
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2026年1月6日
首都圏と異なり、入試日程が早い近畿圏の私立中学校では既に出願が始まっています。一昔前は出願をするために、紙の願書を入手し、郵便局や銀行の窓口で受験料を支払い、その受領書と写真を貼った願書を郵便局の窓口まで出向いて書留郵送する、といった平日のお昼に時間が取れないご家庭にはハードルの高い儀式が必要でしたが、今ではネット出願が主流となり、そこのストレスはなくなりました。一方でネット出願により試験日の直前まで出願できる学校も増え、出願の全体状況が判明するのは試験終了後になる場合もあります。
そこで、12月末時点でのプレテストの受験状況から、ざっくり地域ごとの傾向を予測してみます。
【大阪府】
あくまでも現時点で判明している範囲の情報ですが、プレテストののべ受験者数は昨年の1万9千人から2万人と5%以上増加しています。そんな中で大阪青凌、金光大阪、追手門学院、箕面自由といった北摂の学校が大きく伸ばしているようです。淀川以南では金蘭会、相愛、堺リベラルといった女子校や四條畷学園、浪速、利晶学園(現:初芝富田林)、上宮といった比較的規模の大きい共学校も伸ばしてきています。
【京都府】
今年のプレテストのべ受験者数は昨年の4千100名前後とほぼ変わりません。私立高校無償化が先行している大阪府と異なり、まだその影響が出ていないということでしょうか。大阪と異なり、減らしている女子校が多いような印象です。花園、大谷、京都先端科学大学附属といった中堅共学校が多くの受験生を集めたようです。今年から共学化する京都光華はプレテストでは昨年の2倍ほどの受験者を集めたようですが、実際の出願にどの程度つながるのか気になるところです。(続く)
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2026年1月5日
皆さん明けましておめでとうございます。良いお正月をお過ごしいただいたでしょうか。
今年はどのような年になるのでしょうか。まずは目前に迫ってきた新課程2年目となる大学入学共通テストについても、難易度や問題傾向が気になるところです。その他、今年も新たなニュースが飛び込んでくるとは思いますが、足と人脈で得たネタも含めてお伝えしていきたいと思います。今年もよろしくお願いします。
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2025年12月25日
サンタさんはいらっしゃいましたか?来てくれた方、おめでとうございます。サンタの下請け作業を担った方、お疲れ様でした。
しかし、今年もいろいろありました。首都圏大学の公募制推薦の導入に伴う文部科学省の動きや、高校修学支援制度の変更(高校無償化)による私立高校人気の高まりなど、入試を巡る環境が大きく変動しました。新課程初年度となる大学入学共通テストでは、得点しやすかったからでしょうか、強気の受験生が遅い時期まで残りました。一方で女子大を中心に募集停止や共学化のニュースが飛び込んでくるなど、気の休まる暇がなかったような気がします。
ひとまず、今年のブログはこれで最終となります。今年ご愛読いただいた皆様、ありがとうございました。次回は1月5日(月)の掲載予定です。良い年をお迎えください。
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2025年12月24日
高等専門学校とは、15歳で入学できる「高等教育機関」(大学と同じ位置づけ)で、工業系なら5年間で「準学士」になれる教育機関です。つまり大学入試を経ずに高度な専門知識と大学2年次終了と同じ学歴が得られます。
日本には工業系、商船系など合わせて58校の高専がありますが、滋賀県には1校も有りませんでした。そこで、滋賀県立大学を中心に全国で59番目の高専を開設することになりました。
まず、開設予定時期ですが、2028年度から、つまり今の中学1年が受験する年度からの募集となりそうです。滋賀県立ではありますが、滋賀県外からの募集も行い、寮も設置する予定だそうです。第1学年は総合学科として基礎を学び、2年次から情報・電気電子・機械・建築環境系の4つの専門分野に分かれ、少人数教育を受ける、という構想です。と書いていますが、今後の議論の結果、変更される可能性はあります。
というわけで、詳細がわかり次第、また紹介したいと思います。
202507-leaflet.pdf
↑ 学校紹介リーフレットのリンクです ↑
ところで、今夜はクリスマスイブ。サンタさんが来ることを祈りつつ、受験生はがんばれ。
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