センターリサーチ段階での関関同立人気動向

2012年1月26日

過日のこちらのエントリー「国公立大 2次出願に向けて ~2012年度 系統別人気動向~」では、センター試験終了後に各予備校が実施したセンターリサーチの結果に基づいた国公立大の系統別人気動向をご紹介しました。

今回のエントリーでは、同じセンターリサーチにおける関関同立の人気傾向をご紹介したいと思います。なお、今回ご紹介する人気動向は「センター利用型入試」を対象として集計されたデータが基となっていることをご承知おきいただいた上で、ご覧いただきたいと思います。

関関同立 センターリサーチ動向(河合塾)

まず、大学名の下に数字が入っていますが、これは「昨年の人気を100とした際の今年の人気指数」となります。

大学全体で昨年よりも人気を集めているのは同志社大と立命館大で、特に立命館大は13%ものアップとなっています。

反対に人気を下げているのが関西学院大と関西大の2つです。関西大は1割以上の人気下落ということで、一時の大人気傾向に少々陰りが見えつつあります。

学部ごとに人気指数を入れていますが、昨年時点よりも人気が5ポイント以上アップしている所を赤く、反対に人気が5ポイント以上下がっている所を青くしています。

では、ここからは細かく見ていきたいと思います。

まず、関西大は青色がついている学部が多く、大きく人気を下げている学部ばかりであることがわかります。

一方で、立命館大は赤色がついている学部がほとんどを占めている状態です。昨年よりも人気傾向にある学部ばかり、ということになりますから、注意が必要でしょう。

今年は「文低理高」と言われる志望動向ということで、理系学部が大変人気を集めています。今回ご紹介している関関同立の動向においても、関西大以外の理系学部はすべて希望者数が大きく増えていることがわかります。また、立命館大の薬学部に至っては昨年比15%もの増加となっていることから、ハイレベルな入試になることが容易に予想できます。

人気があまり集まっていない文系学部においては、立命館大以外の3大学で経済系が苦戦をしているようです。意外と狙い目になるかもしれませんので、経済系は積極的に受験を考えることをオススメします。

全国的に法学部が不人気となっていますが、同志社大(法)が136、立命館大(法)も106という人気を集めていますので、関関同立においては全国の人気動向が必ずしも当てはまっているとは言えない状況のようです。また、「法学部は簡単にレベルを下げて合格者を増やすつもりはない」と言っている大学もありますので、ご注意ください。

以上、関関同立の学部別センター試験利用型動向分析でした。

大阪府高校入試 2012年度第2回進路希望調査結果①

2012年1月25日

去る1月21日(土)付の新聞各紙に、大阪府内の公立中学卒業見込み者を対象にした第2回進路希望調査(1月16日現在)の結果が掲載されました。

今回から4回のエントリーに分けて、この進路希望調査結果について見ていきたいと思います。今後の受験校選び、受験に向けての心構えに役立てて欲しいと思います。

まずは、私立高の全体概況についてです。

大阪府が2010年春から実施している「私立高校無償化」が昨年春の高校入試において大きな影響力を与えていたことは記憶に新しい所です。この無償化が定着した今、間もなく実施される高校入試に与える影響が気になるところです。

今回の調査結果によりますと、府内私立高の専願率は22.28%(前年度比0.01ポイント減)となっており、私立高授業料の無償化枠が拡大された昨年と遜色が無い、大変高い割合を維持しています。

昨年のこの調査結果段階では、府内私立高を第1希望とする「専願者」の割合は22.29%となっており、その前の年からなんと5.74ポイントもアップ、しかも過去10年で最高の値である上に、20%を超えるのはデータのある過去10年間では初めてのこと、というぐらい、私立高が人気を集めました。

今年はその高い人気が継続している、ということになります。受験生の皆さんにとっては頭が痛いことでしょう。

ちなみに、今年を含む過去4年間の私立専願率(第2回進路希望調査時点)の推移は以下のようになります。

09年度 15.69% ⇒ 10年度 16.55% ⇒ 11年度 22.29% ⇒ 12年度 22.28%

さて、専願率が高いことはわかった次は、男子・女子・共学校それぞれの全体的な希望者の動きを検証してみましょう。下でご紹介している表は、昨年同時期の調査結果と比較して専願・併願・合計でどの程度希望者数が増えた・減ったのかを、男子・女子・共学校別に集計したものです(画像をクリックすると拡大します)。

私立高 全体概況

男子校は昨年から少しだけ増え、女子校は専願は増えたものの併願で大きく昨年から減らしており、男子校・女子校ともに合計で見てみますと昨年とほとんど変わらない希望状況です。一方で、共学校は専願・併願ともに大きく増やしています。このことから、共学校人気がさらに加速していることがわかります。

次回のエントリーでは、私立高それぞれの状況を細かく見ていきたいと思います。どんな学校が人気を集めているのか?大変興味があります。お見逃しなく。

国公立大 2次出願に向けて ~2012年度 系統別人気動向~

2012年1月24日

1月14・15日に行われた大学入試センター試験の自己採点結果も返却され、受験生の皆さんは国公立大2次の出願についていろいろと考えを巡らせていることと思います。なお、今回のセンター試験の平均点(中間集計)や各予備校が予想する平均点についてはこちらのエントリー「2012年度センター試験 予想平均点と難易度変化」でご紹介しています。

いよいよ1月23日(月)から国公立大の出願が始まっています。自分が志望している系統、大学・学部の人気傾向については非常に気になることと思います。

今回のエントリーでは、今回のセンター試験結果を受けての国公立大の各系統別人気動向をご紹介します。なお、今回ご紹介するのは河合塾及び駿台の集計結果に基づく資料となります。

まずは、大きなくくりでの人気傾向をご紹介します(クリックすると拡大します)。

国公立大 センターリサーチ動向(河合塾)

文系学部が軒並み人気を下げているのに対し、理系学部はすべてで昨年よりも志望者を増やしています。いわゆる「文低理高」という形です。

志望者数の減少が顕著なのは「法・政治」「経済・経営・商」の2系統です。各予備校等が実施している模試においては、秋の時点から不人気の傾向が強かった系統ですが、ここへきてもそのままの状態です。

教育系統では教員養成課程は前年並みの人気を集めている一方で、総合科学課程(いわゆるゼロ免課程)は1割近く減少しています。総合科学課程は、教員養成課程よりも手ごろなレベルで入学できることもあって、特にセンター試験の平均点が下がった年で狙われる傾向にあります。しかしながら、今年はセンター試験の平均点が上昇しましたので、あまり志望者がいない状態です。意外と穴場となっています。

理系の各系統はどうなっているか見てみましょう。

理は昨年以上の人気を集めている上に、工と農は前年並みの人気を維持しているなど、理系人気は昨年から継続している形となっています。

また、医療系も各分野で志望者数が増えています。特に医学科は「定員増」という話題性もあって、人気指数が112ということで大きな増加となっています。

看護系は前年比100ということで昨年と同じ人気となっているものの、近年で志願者数が増え続けてきた分野ですから、高い人気を維持している形です。

ここまでご紹介したとおり、理系は「昨年以上の人気」の系統がある上に、「これまで通りの人気を維持」している系統ばかりなので、各大学・学部とも合格には昨年あるいはそれ以上の力が必要となる所が増えるのではないでしょうか。要注意です。

ここまでは、河合塾の資料を基にして大きなくくりでの人気動向をご紹介しましたが、駿台からはもう少し細かく分類された形で人気動向が紹介されています。次の2つの表がそれになります(画像をクリックすると拡大します)。

センターリサーチ動向(駿台)①

センターリサーチ動向(駿台)②

指数が昨年から5ポイント以上上がっている所、つまり「昨年よりも人気が集まっている」所は赤くしている一方で、昨年から5ポイント下がっているという「人気を下げている」所については青くしています。

先ほど「経済・経営・商は人気がない」とご紹介しましたが、上の表で詳しく見てみますと、減少しているのは経済学と経営情報学であり、経営学・商学の分野では前年よりも多い志願者数が集まっていることがわかります。

理系では、軒並み赤いしるしがついている系統ばかりとなっており、理系の人気傾向が色でも一目瞭然となっています。

センター試験終了後に各予備校で実施されたリサーチでは、このような状況になっています。今後、受験生の皆さんはこういったデータを見て出願先を決めますから、ご紹介したとおりの人気傾向になるとは限りません。意外なところが穴場となっていたり、反対に穴場だと思っていた系統や学部が人気を集めてしまったなど、出願を締め切った後で動向が変わることもあります。

そんな可能性もあることを認識しつつ、今回ご紹介したデータを参考にしてもらえたら、と思います。

今後のエントリーで、同じセンターリサーチの結果を基にして関関同立の学部別人気動向(センター利用型)をご紹介する予定です。

2012年度 近畿地区公立高入試 選抜日程一覧

2012年1月23日

間もなく開始となる高校入試ですが、まず私立高入試が実施され、それが終了しましたらいよいよ公立高入試が始まります。

近畿地区では、滋賀県公立高入試の推薦・特色選抜の出願が1月末から開始となり、2月に入ると同時に京都府と兵庫県の推薦・特色選抜が出願開始となります。

下の表に近畿地区2府3県の公立高選抜日程一覧をまとめています。受験生の皆さんは出願期間や合格発表日を忘れないようにしましょう(画像をクリックすると拡大します)。

2012年度近畿地区公立高入試 選抜日程一覧

2012年度センター試験 予想平均点と難易度変化

2012年1月20日

去る1月14・15日に、全国各地で大学入試センター試験が実施されました。

昨年のセンター試験当日の様子はこちらのエントリー「2011年度センター試験 予想平均点と難易度変化」でご紹介していますとおり、積もった雪が会場へ向かおうとする受験生の行く手をはばむ、非常に大変な状況でした。

今年は、といいますと、お天気は大変よかったのですが、センター試験終了後数日に渡って新聞各紙・テレビ・インターネットのニュースサイト等では「過去最大規模のトラブルが起きた」と報じているとおり、受験生にとって不利益なことが多発する不本意な試験となったようです。

今年のセンター試験から地歴・公民で科目選択方式が変わり、2科目受験者には地歴と公民の問題冊子を一度に配布することになったのですが、配布に手間取ったり、公民の問題を配り忘れたりする試験会場が続出したようです。

産経新聞によりますと、「地理歴史と公民の2科目受験者に1冊しか問題を配布しなかった受験者が全国81会場で3462人に拡大した」と報じています。「説明や配布に手間取るなどして時間を繰り下げた48会場4053人と合わせ、影響人数は7515人に膨らんだ」とも報じており、まさに過去最大規模のトラブルであったことがわかります。

21日に行われる再試験ですが、希望者全員を対象として実施するようで、会場は受験生の地元、連絡が取れない受験者にも念のため受験席を用意する手はずのようです。

これによって、再試験対象者は過去最多となる模様です。

「全員を再試験の対象とする」ということでご対応されるようですが、再度試験すれば済むという話ではないと思います。試験を実施する側は受験生と同じ、いや、それ以上の緊張感を持つべきものと思いますが、いかがでしょうか?試験というものは本来「もう1回やり直し」はないはずのものなのですから。

そんなゴタゴタが繰り広げられたセンター試験当日、2000名近くの受験者を受け入れている関西大の前に様子を見に行って来ました。

センター試験 会場

初日の1限目が始まる30分前に着きましたが、関西大の門前はまだまだ閑散としていました。写真には写っていませんが、門の外ではある私立高校の先生方が校名が入ったノボリを持って数名立たれており、自校からの受験生が通るたびに声をかけていました。熱心!

関大は門前で願書を配布

同じく関西大の校門前の様子です。このように一般入試の願書が門のど真ん中に置かれており、道行く受験生に大々的なアピールをされていました。その甲斐あってか、写真撮影前後に1人の受験生が願書を手に取ってカバンにしまいこんでいました。

さて、今回のセンター試験終了後、最も気になるのが今年の各科目の平均点です。大学入試センターが18日に「中間集計」として科目別の平均点を公開しています。大手予備校それぞれの予想平均点と合わせてご紹介したいと思います(画像をクリックすると拡大します)。

2012年度センター試験 予想平均点と難易度変化

今年のセンター試験ですが、昨年よりは全体的に易しくなった、という印象です。昨年も「易しくなった」と記載しましたので、2年続けての易化となります。

特に、昨年に引き続いて数学ⅠAが平均点を上げていること、現代社会が大幅に難化したこと、化学が簡単だったと思われる点、が特筆点です。

さて、センター試験が終わった今、次は自己採点と国公立大2次の出願先を探す作業に入ります。後日、このブログで「学部・系統別の人気動向」についてご紹介したいと思います。お見逃しなく!

Memories of 中学入試 2012 ~入試当日の様子~

2012年1月19日

去る1月14日(土)より、近畿地区の私立中学入試が開始となっています。開成教育グループから各中学をチャレンジした受験生たちにたくさんの吉報が届いています。

開成教育グループの2012年度中学入試合格実績については以下でご確認いただけます。現時点ではまだすべて合格が出そろったわけではありませんので、掲載学校については今後どんどんと増やしていく予定にしています。

どうぞ、頑張った受験生たちの足跡をぜひご覧ください。

http://www.kaisei-group.co.jp/2012result_cyugaku

今回のエントリーでは、今年の中学入試における各校における入試前の様子をご紹介したいと思います。

関西大学第一中

関西大学第一中 校門前

関西大学中

関西大学中 校門前

近畿大学附属中

近畿大学附属中 校舎入口前

大阪星光学院中

大阪星光学院中 受験生たちに秘策を伝える先生たち

またまた上昇 国立出身者の教員就職率

2012年1月18日

文部科学省は、小・中・高等学校等の教員養成を目的とする国立の教員養成大学・学部卒業者(44大学・学部)の教員養成課程の就職状況について、毎年データを取りまとめて公表しています。この度、最新のデータとなる「平成23年3月 教員養成課程卒業者」についての平成23年9月末までの就職状況が発表されました。

簡単にこのデータをご紹介しておきますと、まず、国立の教員養成大学・学部(教員養成課程)卒業者の教員就職者数が6,494人(正規採用3,820人、臨時的任用2,674人)となっており、全体での教員就職率は62.0%となりました。これは、前年から2.4ポイント増加となっています。

ここ数十年の教員就職率等の推移は以下のグラフの通りとなっています(画像をクリックすると拡大します)。

国立大出身者の教員就職率等 推移中央付近に点線で示されているのが、国立の教員養成大学及び学部(教員養成課程)卒業者の「教員就職率」となります。直近の教員就職率は62%となっております。少子化による児童生徒の減少等に伴い採用率を減少させた平成11年度32%という過去最低値から考えますと、よくぞここまで持ち直したな、という印象です。

ここまで持ち直したのは、教員採用者数を増加させたり、教員養成大学・学部の入学定員を減らしたりしたことが理由となっています。

また、教員就職率が盛り返したのは「臨時的任用」の部分での人数・割合が増したことが大きく寄与していることもわかります。

「少人数クラス編成」や「習熟度別授業」を取り入れる学校が増えるにつれて、この臨時的任用で採用される先生の数が飛躍的に増えているようです。

ただ、詳しいことまで言及しませんが、待遇面では正規任用の先生とは雲泥の差があるようです。その点を利用して(というと言葉は悪いですが)正規任用の代わりに臨時任用の先生を増やすことで人件費等を抑える、という動きもあるようです。

ですから、教員就職率が上昇しているとは言えども、臨時任用の占める率が高いことを考えると、手放しで喜べる状況ではないのかもしれません。

続いて、国立の教員養成大学・学部(教員養成課程)を2011年3月に卒業した方々の教員就職率を、大学別に見てみたいと思います。下のグラフは率が高い方から30校を順番に並べています(画像をクリックすると拡大します)。

国立大 教員就職状況

グラフ内に赤線が1本ありますが、ここが全国の平均値である「62.0%」の位置となっています。よって、赤線よりも左にある大学は平均値以上の教員就職率となっている、ということになります。

近畿地区にある教員養成系学部を持つ国立大は6大学ありますが、すべて平均就職率である62.0%を上回る率となっています。特に兵庫教育大は全国国立大で2番目に高い値となっている点に注目です。

また、近畿地区から非常に近い地域にある鳴門教育大が77.9%という非常に高い教員就職率で1位になっています。

近畿地区に住んでいる受験生の皆さんで将来学校の先生になりたい方は、地元である近畿地区の国立大に鳴門教育大も含めて、教員就職率が高い所がそろっているという点ではとても恵まれた状況です。

あとは、入試を突破するのに必要な学力を備えられるよう、努力あるのみです。

女子の憧れ キャビンアテンダント採用数ランキング

2012年1月17日

毎年のことですが、年末年始のテレビは特番一色となります。この年末年始も例外ではなく、各局とも様々な番組を編成して視聴率獲得合戦を繰り広げていました。中でも特に12月31日の夜は、NHKの紅白歌合戦を筆頭としてどの局でも非常に長い番組が組まれていました。

今回の紅白歌合戦の裏番組の中で、「笑ってはいけない空港24時」なる番組がありました。お笑い芸人さん5人がキャビンアテンダントに扮し、空港を舞台に襲いかかる数々の笑いのワナに対して笑わずに1日を過ごす、というものです。

番組の中身はさておき、テレビを見ている間にこの「キャビンアテンダント」について調べてみたいことが出てきましたので、早速調査してみました。

それは、「どの大学がたくさんキャビンアテンダントを輩出しているのだろう?」ということです。

調べてみました所、次のようなデータが見つかりました(画像をクリックすると拡大します)。

キャビンアテンダント採用数

関西外国語大と青山学院大、この2校の実績がダントツで高いことが分かります。

また、並んでいる大学名を見ていますと、首都圏の大学に偏っているということも無く、関関同立・京都外国語大・甲南大といった近畿地区の大学も数多く顔を出しています。名古屋外国語大や金城学院大といった中部地区の大学もランクインしています。

また、日本女子大・フェリス女学院大・同志社女子大といった女子大の健闘も目を引きます。

もう1つ気付いたのが、いわゆる「偏差値の高い大学」の採用者数が必ずしも多いというわけではない、という点です。

具体的に見てみましょう。1位関西外国語大の下には4位同志社大、5位関西学院大、9位立命館大、21位関西大と関関同立が並んでいます。また、21位の関西大よりも高い順位の所には京都外国語大がランクインしているなど、入学時に必要となるレベルと採用実績が必ずしも比例していない所が多々見受けられます。

ちなみに、関西外国語大が航空業界の就職に強い様子は過日のエントリー「関西外国語大 航空業界就職に強い」でご紹介していますので、合わせてお読みください。

大学名というよりも、採用されたいと願う女子学生本人のパーソナリティーが合否に関係してくるのだと思います。そして、採用者数が多い大学の中には、キャビンアテンダント採用に向けて様々な授業や講習を組んでくれている所もあります。そういった大学に入れば、学生のパーソナリティーをよりキャビンアテンダント向きへと変えてくれる機会が多いことでしょう。

将来航空業界で働きたい女子の方は、このランキングをぜひ参考にしてみて下さい。

ちなみに、キャビンアテンダントはいわゆる「和製英語」で、英語圏では「フライトアテンダント」もしくは「キャビンクルー」と呼ばれていますから、ご注意を。

佛教大 公募推薦入試を終えて

2012年1月16日

公募推薦入試では、志願者数が増えたにもかかわらず合格者数が昨年よりも絞られている学部が多数あったり、新設の看護学科においても高い倍率だったりと、かなり狭き門だったようです。

佛教大が実施された一般入試向けの説明会にお邪魔してきました。

佛教大①

紫野キャンパスで実施されたのですが、当日は全国高校駅伝が行われており、大学周辺の道路が交通規制されていたり、沿道には全国各地から集まったと思われる関係者の皆さんが応援していたり、とにぎやかでした。

佛教大②

当日は入試制度の説明・保護者向け説明・受験生対象の各教科対策講座というプログラムが組まれていました。

今回は、タイトルにもあります通り公募推薦入試を終えた段階での佛教大の人気動向、そこから予想される一般入試の動向といったものをご紹介したいと思います。

公募推薦入試結果は次の通りとなっています。赤い部分は志願者の増加に対し合格者数を絞っており、かなり難化したと思われる所になります。また、注目の看護学科については目立つように黄色くしています(画像をクリックすると拡大します)。

佛教大 公募推薦入試結果

表の下から2番目にある「看護学部を除く昨年比較」に記載の通り、大学全体では志願者増である一方で合格者減、合格者が絞られていることがわかります。これは、2011年度の公募推薦入試合格者の歩留まり率(合格者の入学手続き率)が予想よりも高く、3月の一般後期まで定員を残せず、公募推薦での入学比率が高くなってしまった、ということを踏まえてのご対応であるようです。これが、今年公募推薦入試段階で絞り気味に合格を打たれている理由です。

ただ、今年の公募推薦入試合格者の入学率に関してはまだまだ分からない所があるので、昨年よりも大幅に歩留まり率が下がるなどで状況が一転すれば、一般入試でかなりの数の合格が出る可能性があります。

とにかく、公募推薦入試が終了したばかりの現時点では一般入試での合格のイスは昨年よりは残されている状況です。

学部・学科ごとの動向を見てみましょう。

まず、国公立大・私立大を問わず全般的に教育系が人気である風潮の中、佛教大の教育学科が昨年より約15%少ない志願者となっているのが目につきます。これは、近畿地区に教育学を学べる学部・学科が増え、受験生が分散傾向にあるからではないでしょうか。

特に、佛教大の教育系に合格するためには高いレベルが要求されますが、近年新設された他大学の教育系学部・学科にはさほど高いレベルを必要としない所もたくさん出てきていますので、安全を期する受験生はそういった所に流れていることと思います。

さて、注目の看護学科ですが、倍率は約14倍。かなり狭い門だったことがわかります。過日にこちらのエントリー「摂南大 一般入試に向けて②」でご紹介した「摂南大 看護学部の公募推薦での倍率は3.6倍」というのと比べると、摂南大が手ごろなレベルで狙い目だったことがわかります。

近年人気の系統となっている理学療法・作業療法の両学科はどうなっているでしょうか?

理学療法学科では志願者数の増え幅以上に合格者数が多くだされており、作業療法学科に至っては志願者減であるのに合格者数は昨年の約1.25倍出ているなど、受験生にとて非常にありがたい状況となりました。それでもまだまだ高い倍率であるのには変わりは無いのですが・・・。

最後に、佛教大の先生が受験生の皆さんに向けて言われていた、一般入試に向けての出願のコツをご紹介して終わりたいと思います。

・決定的に苦手な科目がある受験生は、傾斜配点方式で点数を引き下げるように。
・日ごろ科目間で極端な差が無い場合は、均等配点が無難。
・第2志望として考えられる学科があるのであれば、併願することを強くオススメする。
・3月に実施される、一般後期に位置付けられるB日程は、3月5日(月)の午前・午後、3月6日(火)の午前の3回チャンスがある。前期で良くない結果であっても負けずにこちらを積極的に受験してほしい。

大阪府第1回進路希望調査 私立専願率が昨年度より上昇!

2012年1月13日

昨年末の新聞各紙に、大阪府内中学校を卒業する中学3年生の第1回進路希望調査(12月8日現在)結果に基づく記事が掲載されていました。

以下、各紙で報道された中から主要な部分を列挙し、大阪府の2012年度高校入試の今後の成り行きについて考えてみたいと思います。今回報道された内容で、大きなポイントとなるのは以下の3点です。

①私立高を第1希望とする「専願」の割合が17.95%で、記録が残る2000年度以降で最多
②公立高の学科別では普通科が1.15倍で、昨年の1.08倍から復活
③公立高トップ10校に新設される「文理学科」(各校定員160人)全体の競争倍率は2.49倍

①については、やはり「私立高 授業料無償化」が大変大きな影響を与えていることは言うまでもありません。この私立高人気は、今年度(2011年度)入試直前段階でも話題となっていました。当ブログではこちらのエントリー「大阪府進路希望調査 私立専願率アップ・文理学科2.57倍!」でご紹介しました。

さて、毎年の年末に発表される第1回進路希望調査結果によると、過去3年では私立高の専願率が次のように推移しています。

10年度13.34% ⇒ 11年度16.14% ⇒ 12年度17.95%

今回の調査結果である17.95%は、2000年以降の調査で最も高い専願率であるようです。私立高の授業料無償化制度がいかに効果絶大であるか、がわかる数字の推移となっています。

余談ですが、今回の調査結果によりますと、国立や他府県への進学希望者は1665人で、昨年度より175人減少しているようです。大阪府の私立高授業料無償化が大阪府内の私立高に通うことを条件としていることが影響しているのではないでしょうか。

続いて、②の普通科倍率についてです。

過去3年の第1回進路希望調査時点の普通科倍率の3年間の推移を以下にご紹介いたします。

10年度1.16倍 ⇒ 11年度1.08倍 ⇒ 12年度1.15倍

今回の調査結果では2年前の1.16倍とほぼ同倍率にまで回復しています。

しかし、2012年度入試に向けて、私学人気のあおりを受けて今春入試で定員割れした公立高の多くが来春入試の定員を絞りました。ちなみに、学区ごとに募集定員を減じた普通科の学校名を以下に列挙してみます。

第1学区(7校)
西淀川高・渋谷高・池田北高・茨木西高・吹田高・吹田東高・阿武野高

第2学区(3校)
港高・泉尾高・門真西高

第3学区(9校)
清水谷高・花園高・勝山高・阿倍野高・平野高・大塚高・長野高・長野北高・藤井寺高

第4学区(2校)
金岡高・岸和田高

これら21の学校では40名ずつ募集定員が削られました。これとは反対に募集定員が増やされた学校もありますので相殺してみますと、それでも普通科だけで600名の募集定員の減少となります。

この大きな募集定員減少の影響があり、現時点での普通科倍率は2年前水準の数字に戻っているのであって、決して「公立人気が戻ってきた」わけではないのが真相です。

最後、③についてです。

文理学科が2.49倍で、昨年同時期の調査結果である2.57倍に比べるとほんの少しのダウンとなりますが、これは「誤差の範囲内」といえるでしょう。よって「人気は引き続き維持している」と考えてよいでしょう。

文理学科以外の専門学科等の一部についても倍率が公表されていましたので、合わせてご紹介しておきます。カッコ内の倍率は、昨年同時期に実施された進路希望調査時点の倍率です。

食物文化科 4.35倍(3.95倍)
美術科 2.60倍(2.63倍)
理数科 2.13倍(1.77倍)
教育センター付属 1.28倍(0.90倍)
グローバルビジネス科 1.62倍(新設)