2022年7月19日
兵庫県教育委員会は7月14日(木)、全日制の県立高校125校のうち、今の中1が高校受験を迎える2025年度に統合する予定の14校を発表しました。
(第1学区)神戸市北区=神戸北、神戸甲北
(第1学区)神戸市西区=伊川谷、伊川谷北
(第2学区)西宮市=西宮北、西宮甲山
(第3学区)三木市=三木北、三木東、吉川
(第4学区)姫路市南部=姫路南、網干、家島
(第4学区)姫路市北部・福崎町=夢前、福崎。
以上の14校が6校に統合されるという方針のようです。今後校地をどちらにするのか、または新たに移転するのか、校名はどうなるか等も含めて検討に入るとの事です。最終的には28校を統合して13校に統合する、つまり15校減少させる方針のようですから、今後残りの14校(減少数では7校)も順次発表されることになると思います。1校当たりの規模が大きくなることで選択授業の設置が可能になるなど、統合によるメリットが生かされる事を願っております。
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2022年7月15日
学校法人立命館には4つの中学校高等学校がありますが、その4校の進路状況をまとめてみました。まず立命館大学+立命館アジア太平洋大学(APU)への進学者とそれ以外をグラフにしてみました。北海道にある立命館慶祥高校からの進学者は約半数ですが、それ以外の3校は88%前後の卒業生が立命館かAPUに進学しています。
で、気になるのは残りの生徒はどうなったのかというところなのですが、ここで驚きの事実が・・・
立命館=既卒合わせて46名(現役では38名)が国公立に合格していますので、浪人する場合もあるようですが、大半が国公立に合格しているようです。
立命館宇治=海外の大学への合格件数が51との事ですので、大半が海外大学に進学しているようです。世界ランキングで東京大学よりも上位の大学に13名合格しています。
立命館慶祥=国公立に78名合格していますが、なんと現役での東京大学理科三類、京都大学医学部医学科を含む医学部医学科に34名もの合格実績となっています。
立命館守山=国公立19名、早慶7名東京理科7名など難関私大にも合格しています。
というわけで、立命館大学に行けるだけではなく、それ以外の大学にも進学できる学校ですよ、というお話でした。
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2022年7月14日
3月にもこのブログで紹介した近畿大学のオープンキャンパスのチラシデザイン、夏のオープンキャンパスでも使っています。関西では有名な肉まんのCMのパロディーなのですが、これをご本家はご存じなのかと余計な心配をしていたところ、実は広告代理店を通してご本家から快諾を頂いているとの事、さすが隙のない近畿大学でございます。
さて、チラシのデザインは春のオープンキャンパスと似ていますが、今回は100以上のミニ講義などさらに充実したイベントが用意されているようです。アンケートに答えると近代マグロシャーペンも頂けるとの事、お申し込みはQRコード、または大学HPからどうぞ。
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2022年7月13日
以前このブログでも紹介した「和歌山信愛高等学校」についてのお話です。
今春の卒業生224名に対し、国公立大学・大学校に75名(内既卒3名)という輝かしい合格実績を誇る女子進学校です。医学部医学科にも7名。中学から医進コースが設けられているだけのことはあります。もちろん難関私立大学にも多数合格。きめ細かな進学に特化したコース建てが有効に機能しているようです。このように書くと、勉強ばかりしている学校と思われそうですが、全国レベルのソフトテニス、バレーボール、バスケットボールなどスポーツも盛んですし、ダンスや軽音楽、ハンドベル、合唱など多彩な文化系クラブやサークルも自慢です。ところで学校のHPにアップされている校歌の楽譜をみてみると、賛美歌にもよく使われる「三位一体の調」ともいわれる変ホ長調!徹底ぶりが流石でございます。しかし1オクターブの跳躍もあり、歌うのは難しいぞ。
高校入試についてですが、大阪の高校受験生にとっては大阪と和歌山の私立高校は入試日程が異なりますので、先に合格を確保することができます。つまり私立高校をもう一校受験することができますので、このチャンスを生かさない手はありません。とはいえ、和歌山は遠いんじゃないかなぁと思っている大阪のあなた、ひとまずサマーフェスタに参加してみましょう。案外近いことに気が付くと思います。そして10年ほど前に完成した新校舎の抜群の学習環境も見てみましょう。そのうえで受験しようかな、となったら、プレテストを受験して入試に備えましょう。
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2022年7月12日
大阪府の公立高校受験を考えている中3生の皆様、お待たせしました。次年度入試の公立高校のアドミッションポリシー・学力検査の種類・学力検査と調査書の配点が発表されました。(大阪府教育委員会のリンク↓)
01_R05選抜_アドミッションポリシー並びに学力検査問題の種類並びに学力検査の成績及び調査書の評定にかける倍率のタイプ
(osaka.lg.jp)
大阪府の公立高校は学校独自の出題が無い代わりに、英数国に関しては高校側がABCの3レベルの中から、どの問題を採用するのか決めるというルールになっています。3教科で3レベルという事は3×3×3=27通りの組み合わせがあることになりますが、数学がAで英語がC、のような極端な組み合わせが無いので実質7通りくらいになります。その中で志望校が「CCC」と3科目とも発展レベルですと、さあ大変。合格者の平均点は5割前後の難問ぞろいですのでそれなりの準備が必要になるわけです。
また志望理由書の参考にするためのアドミッションポリシーも確認しなくてはいけません。昨年から変更のある個所には薄く色がついていますが、大きな変更があった学校は無さそうです。
というわけで、中3の皆さん、夏も頑張りましょう。
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2022年7月11日
進学校として57年の歴史を誇る金蘭千里中は高校募集をしない完全中高一貫校ですが、昨年から算数のみ、国語のみ、といった1教科入試を取り入れるなど、ある分野に秀でた生徒向けの入試も行っています。昨年入試の「中期M(算数のみ)」試験での合格者平均点は120点中101.6点(84.7%)と高水準の受験生が集まったようです。もちろん「前期A(算国理社)」がメインなのですが、それ以外にこんな入試もあるよ、というお話です。
【前期E入試】
2020年度から導入した「前期E(算国英+英語リスニング)」です。内容は英検3級程度との事ですが、こちらも今春の合格者平均点は360点中252.7点(70.2%)と「前期A(算国理社)」の68.6%よりも高くなっております。というわけで、算数と国語の対策もお忘れなく。
【帰国生入試】
海外生活をしていた受験生対象の試験です。こちらは「日本語」と日本語での「集団面接」「適性検査」となっており、入学後日本語での受講やコミュニケーションか可能かどうか判断する内容となっています。こちらは今春17名出願、16名受験、13名合格(1.23倍)となっております。試験日は「後期入試」と同じ1月16日午前ですから、後期との併願はできませんが、前期(1月15日午前)や中期(1月15日午後)との併願は可能です。英語圏からの帰国なら「前期E」入試との併願もお薦めですね。
というわけで、多彩な入試方式を取り入れている金蘭千里なのでした。
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2022年7月8日
今回は卒業生数で割った占有率でランキングを作ってみました。実際には既卒生もいるはずですが、学校の規模による有利不利を補正するため、合格件数÷卒業生数でのランキングです。占有率10%以上の20校をリストにしてみました。
まず東京阪神ですが、まあ、何で並べても北野・天王寺の1・2フィニッシュ。北野高校ってこの4大学に学年の6割も合格できるのですね。さて、3位には大阪星光学院。卒業生数が180人前後の学校ですから、割合にすると高くなるわけです。大教大付属も上の方に来ますね。
関関同立は、一人で複数合格があり得ますので、100%を越えます。というわけで、100%越えの24校をリストにしてみました。春日丘・大手前は卒業生数の2倍以上の合格を出している計算になります。やりすぎです。24位の金光八尾、伸び率でも実数でも40位以下なのですが、実は卒業生が少ない学年だったようで割合にすると上位に来るというわけです。大学の合格実績という数字は、学校の経験値で判断したいのであれば実数を、学校全体の雰囲気を重視するのであれば占有率を、過去と現在を比較するのであれば伸び率をみれば良いわけです。因みに伸び率に関しては追手門学院のように探究活動や課題解決型の授業展開を積極的に取り入れるなど、教育改革が進んでいる学校が上位に来ているような気がします。このように同じ数字であっても、分析することで多面的に学校の様子がわかるというお話でした。(大阪以外の地域は現在頑張って入力中なので、もう少しお待ちください。)
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2022年7月7日
同様に関関同立での実績ランキングを作ってみました。
こちらは合格件数合計150以上の48高校のランキングです。府立高校が10位までを占めます。こちらのランキングではTOP10を押しのけて、春日丘、三島が10位以内に入っています。北摂恐るべし。私学も負けていません11位に桃山学院、12位に清教学園と上位ランクインです。
さて、同じようにこちらも伸び率ランキングも作ってみました。すると新校舎に移って多彩な教育が充実の追手門学院が伸び率No.1です。そして3位には教員力も自慢の箕面自由学園が。8位には新校舎完成、部活も解禁された履正社が追い上げています。北摂の私立、頑張っています。これらの学校の人気が高いのは、進学に向けた教育力の高さも評判になっているという事でしょう。
(続く)
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2022年7月6日
今年も毎日新聞社から「大学入試全記録」という本が出版されました。この本の数値はサンデー毎日、大学通信などが共同で調査し、4月頃の週刊誌に掲載された数値なのですが、元の数値は各大学が発表したものと、高校へのアンケートによる速報値との事で、各高校が最終集約した数値と一致しないケースも多いのですが、ひとまずこの数値が毎年同じ基準で作られているので、こちらでランキングを作ってみました。
まずは今年度の「東京大・京都大・大阪大・神戸大」の4大学合計の合格者数が30以上の22校です。ご覧のように大阪では北野高校がトップ。2位の天王寺高校も150ラインはキープです。以下、茨木、三国丘と府立が続きますが、この22位までにTOP10高がすべて入っているのには驚きです。私学も10校ランクインしています。
この22校を(2021年と2022年平均)÷(2018年から2020年の平均)という計算をして近年の伸び率で計算してみました。するとご覧のように順位が大きく変わります。附属池田の2018年のデータが欠損していますので、そこだけは2か年平均との比較になりますが、私立では高槻、清風南海、桃山学院の躍進が目につきます。(続く)
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2022年7月5日
何度かこのブログでも紹介した人気校、大阪市旭区の常翔学園中学校からオープンスクールのご案内が届きました。
常翔学園といえば100周年を迎え、記念碑でも建てる?記念式典が行われる?しかしこのコロナ禍にどうする?と思っていたら、そのお金と手間をかけて「常翔ライダー」という歌を作りました。形のない物のほうが後世まで残るという事をよく御存知です。
詳しくは校長先生のブログ常翔ライダー| |常翔学園中学校・高等学校 (josho.ac.jp)
がありますので、ひとまずこれを読んでいただき、その中の「コチラ」と書かれたリンクを押すとYouTubeで再生することができます。是非一度お楽しみください。
それはさておき中学校オープンスクールは7月16日、もうすぐです。様々な体験プログラムが用意されていますので、お申し込みはお早めに。
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