大阪府内公立高 5万2000人が挑む

2016年3月11日 金曜日

3月10日に大阪府公立高校入試の一般選抜が行われました。それに先立ち発表された各高校の最終倍率についてです。

前期入試が実質廃止された初年度である今年の競争倍率がどのように変化するのか注目されていましたが、普通科の倍率が高くなり、特に文理学科を含む進学校が軒並み学校倍率で上位を占めました。学校倍率が1.4倍を超えている学校を並べてみましたが、いずれも進学実績を上げている公立高校だといえるでしょう。

今まで前期入試で高倍率が出ていた普通科単位制の高校の動向も注目されていました。前期入試は早く入試を終えたいという受験者を集めていたため、後期入試に移る事で競争倍率は下がるのは当然ですが、進学実績を出している高校はある程度の倍率を維持すると予想されていました。今回の結果ではその通りになっている学校がある一方、それらよりも高い大学合格実績を誇り115年の伝統を誇る名門市岡高校が定員を割っているのが不思議です。受験者層が一気に下がっているわけではないので学校のレベルが急に下がるわけではないと思いますが、入学者のモチベーションが心配です。

 

発表は3月18日です。受験生は落ち着かない一週間を過ごすことになりますが、担当した先生方にとってもそれ以上に気が気でない日々となるでしょう。