大阪私立中学校 2020年度入学者数 伸び率ランキング(その1)

2020年6月10日 水曜日

大阪府下の私立中学校の入学者数がまとまりましたので、分析してみました。中学校募集については定員も少なく設定している学校もありますので、前年比だけだと全体状況がわかりにくいと思い、 2015年度~2019年度までの5年間の平均と今年度の入学者数を比較してみました。そして、その「比」= 2020年度÷2019年度までの5年間平均、という数値でランキングを作り、その値が120%を超える15校を挙げてみました。

カウントダウン形式で・・・

15位 プール学院=「キリスト教大学推薦」コース人気に加えて国公立にも20名合格( 2019年度)と進学校としての実績も手伝い、堅調に推移しています。英語教育、異文化理解、宗教音楽教育など、この学校独自の教育活動も支持されている様子です。

14位 常翔学園=このエントリーでも何度か紹介しましたが、ICT教育と大学進学実績といった車の両輪で成長を続けている学校です。隣接地に新たに校地を取得、教育環境の向上も期待されています。

13位 箕面自由学園=かつては中3段階で他校を受験するのがメインでしたが、高校の進学実績向上に伴って、六年一貫に舵を切りました。この学校は複数ある全国レベルの部活での知名度に加え、近年進学実績でも頭角を現してきました。

12位 大阪薫英女学院=英検取得を第一に考えるなら、大阪ではこの学校一択です。20年以上にわたる徹底した検定対策のノウハウと毎年英検1級取得者を出し続けている実績は、ようやく英語4技能の重要性が語られる今日脚光を浴びた形です。

11位 関西大倉=創立120周年行事として新校舎の建築の進む関西大倉ですが、先行きの見えない大学入試改革に対し、六年一貫の進学校が見直されたというのもありますが、ここ1年で学校側の情報発信量が増えたというのも原因の一つでしょうか。(続く)