2019年度大学入試 高校別実績ランキング(奈良編)

2019年6月27日 木曜日

大学進学率の高い奈良県の状況です。特に北部は大阪、京都からの流入も多く、進学校の多い地域です。

東京阪神占有率で2%以上の学校は12校ですが、滋賀県と全く異なり半分以上私立高校が占めています。京都大学に強い東大寺、東京大学シフトが成功した西大和とともに最上位実績では拮抗しています。そんな中で奈良や畝傍など県立高校も東京阪神だけでなく、大阪市立大や大阪府立大などで実績を上げていますが、今後の県立高校再編の影響がどのように出てくるのか気になるところです。

関関同立10%以上はこの18校です。こちらでも私立高校が9校と半分を占めています。進学実績だけで考えると、私立の中高一貫校が強い地域だといえるでしょう。(続く)

 

2019年度大学入試 高校別実績ランキング(滋賀編)

2019年6月26日 水曜日

京都と同じ基準で、難関国公立(=東京大学・京都大学・大阪大学・神戸大学)の実績合計を卒業者数で除して補正した「占有率でのランキングを作成し、2%以上の学校を選びました。


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滋賀県で東京阪神2%以上の高校は6校です。御覧のように国公立大に関しては、膳所高校の1強状態です。私立高校は比叡山1校のみランクインしています。実際には京都の私立高校に通学している滋賀県在住の高校生も多いので、京都の資料と合わせる方が実態に合うという見方もあると思いますが、京都の私立で、膳所高校を超えているのは洛星だけですから、やはり膳所高校の強さが際立ちます。


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関関同立の占有率10%以上の15校によるランキングです。やはりここでも県立「御三家」が上位独占です。一方で東大津が上位にランクイン。立命館大学だけで181件合格という驚異の実績を上げています。部活動も盛んな高校ですが、龍谷大の実績では滋賀県No.1と大学進学実績にも力を入れていることがわかります。

また、地理的なこともあってか、滋賀県から兵庫県の関西学院大学への受験生はそもそも少なく、当然実績もほぼありません。(続く)

2019年度大学入試 高校別実績ランキング(京都・関関同立編)

2019年6月25日 火曜日

関関同立の占有率については10%以上の33校を紹介します。参考までに産近甲龍+佛教大学の実績も併せてご覧ください。


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私立大学は一人で2合格以上が可能ですから上位では占有率が100%を超えています。西京、嵯峨野、堀川といった公立高校が健闘しています。女子校では京都女子、京都聖母、ノートルダム女学院の3校がランクインです。但し、この数値は推薦系入試の実績は含まれていませんので、大学附属・提携校は実際にはこれより多くの進学者がいますし、特に私立女子校は指定校推薦枠を多く持っている場合が多いので過小評価されています。実際の進学者数は学校発表の数値もご確認ください。(続く)

2019年度大学入試 高校別実績ランキング(京都・難関国公立大学編)

2019年6月24日 月曜日

高校別の大学合格実績のデータがそろそろそろってきました。大学合格実績だけが高校教育の成果を測るものではありませんが、高校選びの一つの指標となると思いますので、これから2回に分けて、紹介したいと思います。

(元データはサンデー毎日4月21日号です。このデータは高校からのアンケートで作られており、調査後合格者が判明したなどの理由で、学校発表の数値と異なる場合があります。ご了承ください。)


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まずは最難関国公立である、東京大学、京都大学、大阪大学、神戸大学の4大学(東京阪神)の合格者数を卒業生数で割った「占有率」でランキングを作ってみました。実数では京都では洛南がトップですが、占有率にすると4位になります。2%以上の18校は表と通りです。同志社や立命館、京都女子といった大学附属系は低めになりますが、花園や東山、など中堅の私立高校も、中学からの進級者を中心に京大・阪大の実績が出ているようです。(続く)

ノートルダム女学院中学校・高等学校 オーケストラクラブ推薦

2019年6月21日 金曜日

京都のイメージといえばお寺や神社、和服や茶道など伝統的な和のイメージが強いのですが、実は西洋音楽が盛んな地域でもあります。日本で最古の自治体直営のオーケストラである「京都市交響楽団」を始めとして、100周年を迎えた京都大学交響楽団、毎年ヘンデルのメサイア全曲演奏を行う同志社大学、こちらも60年以上の歴史のある立命館大学、さらに龍谷大学、京都産業大学、京都女子大学、京都薬科大学、京都教育大学にもそれぞれオーケストラがあり、京都府立医科大学、京都府立大学、京都工芸繊維大学は合同で「京都三大学交響楽団」を構成しています。

中学校、高等学校でも洛星、京都女子、ノートルダム、同志社、同志社女子の5校にオーケストラ部があります。つまりそれほど広くもない盆地に、プロオケ1つ、大学オケ9つ、中高オケ5つ、その他それらの卒業生たちが作ったアマチュアオケを含めると、数十のオーケストラがひしめいているという不思議な街です。

そんな京都ならではの企画なのですが、以前このエントリーでも紹介したノートルダム女学院中学校・高等学校では、入学段階でオーケストラに入りたい女子への優遇策が発表されました。

詳細は学校ホームページから要綱を確認していただきたいのですが、オーケストラで使われる楽器(バイオリンなど)だけでなく、中学入試ではピアノやエレクトーンでも楽器経験があればOKであるようです。何らかの楽器を習得した生徒なら、別の楽器に取り組んでも成長が早いわけですから納得です。

というわけで、こちらのエントリーは10月1日と早めとなっておりますので、お気を付けください。

 

(画像をクリックするとPDFが開きます。こちらは中学入試用で、高校入試用のものは別に学校ホームページに掲載されています。)

箕面自由学園にお邪魔してきました(部活編)

2019年6月20日 木曜日

 

箕面自由といえば全国レベルの吹奏楽、チアリーダー部、アメリカンフットボール部は超有名、女子バレーボール、男子バスケットボールも近畿大会レベルなど、部活で全国に知られています。

ちなみに、ここまで部活に打ち込んでしまったら、大学進学の準備は大丈夫か?となりますが、3年生の大半がすでにスポーツ系の推薦で行先が決まっております。ここには書けませんが、日本を代表する難関私大にもぞろぞろ・・・。まあこの学校の部活で身についた日本一の集中力と持久力があればスポーツ以外の世界でも力を発揮することでしょう。

 

「桂門ホール」にお邪魔してみます。2層の大きなホールですが、1階部分で吹奏楽が、2階部分でチアリーダー部が練習しているはずです。

おや?美しい歌声が聞こえる・・・。吹奏楽部が楽器を持つ前にトレーニングとして合唱を行っているのだそうです。聞かせていただきました。ん?座って歌うの?おお・・・なんという力強い歌声、正確な音程、声楽の声の出し方ではないのに音程が安定している。しかも鍛え上げられた横隔膜による切れの良いブレスがばっちり合っているので、パート間の掛け合いではそちらに自動的に目が行きます。なるほど、楽器を持つ前に音楽を一緒に作るというところから指導していらっしゃるのですね。基礎練習だというのに思わず感動いたしました。今年のコンクールも楽しみです。頑張ってね。そういえば楽器吹くときは座っているから座ったまま歌う方がトレーニングとして合理的なのかぁ。

(楽器を持っていないですが、吹奏楽部です)

2階に移動しますとジャパンカップ19回優勝、全日本高校選手権14回優勝、海外遠征も多数というチアリーダー部にお邪魔しました。

いや、凄すぎます。全身筋肉女子が空中を飛んでおります。人の上に立っております。後ろ向きに飛び降りたら仲間が複数でキャッチ。命がけのチームワークですが、常にバキバキの笑顔も忘れません。世界レベルの演技の迫力は写真や文章では伝えられません。因みに私も持ち上げられてみました。いやぁ怖かったぁ。

最後にカイセイを応援していただきました。ありがとうございます。これで明日からも生きて行けそうです。というわけで、中学生は勿論、中学入試をお考えの小学生も、毎日全力な箕面自由学園を見るために一度オープンスクールに参加してみましょう。

箕面自由学園にお邪魔してきました(デザインタイム編)

2019年6月19日 水曜日

7限目は箕面自由学園高校生にとって、とても楽しい時間となります。特に高校1年生には週4回、英検対策やビブリオバトル、ゲーム作成、基礎韓国語、グローカルリーダープログラムなどの20種類もの多彩な探究活動から自分の希望するものを選んで参加できる「デザインタイム」というプログラムが用意されています。

今の1年生は全員タブレットを持っていますので、教室前のスクリーンに各人の意見を投影するなど、かなり熱い時間になっています。自分が興味を感じる分野だけに生徒たちも身を乗り出して参加しています。自分たちで考えた成果はe-ポートフォリオとなって学びの記録として残っていきます。このように自分たちで調べて考える教育活動が、今年の国公立大学合格者の急増【国公立大学前年度22名➡77名(内既卒2名、省庁大学校含む)】にも結び付いているのでしょう。因みに高校2年以上の学年は、希望者参加という原則は同じですが、教科の補習といった内容が多くなっています。(続く)

箕面自由学園にお邪魔してきました(施設編)

2019年6月18日 火曜日

このエントリーでも紹介した豊中市と箕面市の間に、甲子園球場(のグランド部分)5つ分の広大なキャンパスを持つ箕面自由学園は、同じ敷地に保育園・幼稚園から高校まで併設する総合学園です。

この併設されているというのは実は利点が多く、堺の賢明学院でも同じ話を聞きましたが、小学生の下校時間が早いので、中学生・高校生がその後部活に使うことができる、保健室も共同なので、保健の先生が3名も常駐しているなど、スケールメリットがあります。食堂も、幼稚園に迎えに来た保護者の待ち合わせ場所になっているそうです。

食堂にはセブンイレブンの自販機があり、食堂の営業時間以外でも軽食を買うことができます。スポーツ系の部活をしている生徒を含めて、好評なのだそうです。

紀伊国屋書店に運営が委託されている図書館はなんと3万冊の蔵書があり、毎月50~80冊の本が入れ替わっています。最新ニュースをテーマにしたコーナーなど展示にも工夫がなされています。奥の方には自習コーナーもあります。

(続く)

【校名変更】四天王寺東(現 四天王寺学園) 高等学校・中学校【東が付きます】

2019年6月6日 木曜日

四天王寺の境内にある女子校の話ではありません。姉妹校として藤井寺球場跡に新たに2014年にできた「四天王寺学園中学校」、2017年にできた「四天王寺学園高等学校」についてのお話です。羽曳野市にあった「四天王寺羽曳丘中学校・高等学校」は2019年3月末をもって閉校となりましたので、お引越しをした、という解釈をする方もいらっしゃいますが、移転というわけではなく、別の学校ができた、という扱いになるようです。

 

「四天王寺藤井寺」という名称ではなくて、「四天王寺学園」というおしゃれな名称だったのですが、やはり「四天王寺中学校・高等学校」との混同があったのでしょうか、高校としてはわずか2年で名称変更となります。その名称とは「四天王寺東」。確かに四天王寺の南東にありますので、位置関係から付けたのか、何か仏教的な意味がある名称なのか、詳しくは分かりませんが、少なくとも四天王寺との混同はなくなりそうです。

中学校は6月8日に学校見学会が開催されます。事前申し込みが必要となっていますので学校ホームページをご確認ください。トップページに「お申し込みはこちら」のボタンがあります。

 

因みに泉北高速鉄道「泉ヶ丘駅」の近くに「東大谷」高等学校がありますが、阿倍野にある大谷中学校・高等学校のほぼ真南にあたります。近年移転しましたから、その前の位置関係を表すのかと思い出してみましたが、移転前の「東大谷」も大谷の敷地の南西にあったような気がするのですけど・・・。すみません。また、由来を聞いてきます。

芦屋学園中学校 オープンスクール

2019年6月5日 水曜日

兵庫県芦屋市六麓荘という日本有数の高級住宅地の中、つまり最高に落ち着いた環境の中に芦屋学園中学校・高等学校はあります。上層階からは大阪湾が一望、空気が澄んでいたら関西国際空港から淡路島まで見渡すことができます。

しかし、こんな高級住宅地にある学校ですから、さぞかしお高いんでございましょ?と思うあなた、いえいえ、兵庫県の私立高校を年間納入金額の高い順に並べてみると、下から3番目、しかも駅から直結のスクールバスも無料と、大変通いやすい条件が整っています。

高校からの入学も可能ですが、この環境で基礎学力から、留学生と談笑できるレベルの英語力まで身に着けるには中学からの入学がおススメです。

今ならさわやかな夏服の現役生がお迎えしてくれるはずです。中学校のオープンスクールは6月15日となっています。申し込みは学校ホームページのイベント予約のバナーからどうぞ。