私立中学校の「推薦入試」

2017年5月26日 金曜日

来年度の私立中学校の募集要項がそろそろ発表される季節になってきました。最近は学力テストだけでなく資格や特技によって評価される入試も増えてきました。帰国子女枠や、資格による推薦入試は珍しくありませんが、今日は自己推薦型の入試をいくつか紹介しましょう。

平安女学院中学校の「課外活動重視型自己推薦型入試」
今まで取り組んできた課外活動(バレエやピアノなどの習い事も含みます)を事前に申告し、認定されると入試では作文と面接のみ課されます。英検、漢検も含まれます。英検の級が低いからダメかな?という場合は、小学校の通知表も加味して判断してもらえます。

武庫川女子大附属中学校の「M方式」
こちらも事前エントリー方式です。
「小5、小6において、児童会、学習、スポーツなどでの活動が顕著であり・・・」という条件です。認定されればこちらも作文と面接だけです。
大阪の金蘭会中学校も「K方式」という同様の入試を行っています。

と、このように女子校の多くが採用していますが、共学校でも常翔啓光学園や初芝立命館、早稲田摂陵なども事前エントリー型の入試を行っています。
しかもこれらの入試は事前エントリーを通過すればほぼ合格できているようですので中学受験の学習をする代わりにスポーツなどに打ち込んでいた受験生にとっては美味しい話です。中学校に入学すれば受験勉強をしてきた生徒と机を並べることになりますので学力が不要なわけではありませんが、ぜひ受験の参考にしてみてください。