【関関同立即日分析「総まとめ」シリーズ】関西大学 国語の出題傾向

2022年3月1日 火曜日

先月1日から連日発信した「関関同立即日分析」をまとめてみました。今日は関西大学の国語についてです。因みにこの「即日分析」は翌日の受験に対する情報提供という意味もありますので、最終日は行っておりません。従ってこの表にはありませんのでご了承ください。

さて、実は毎日関西大学の国語の入試問題に目を通しているときに「違和感」を感じていたのですが、まとめてみるとその違和感の正体がわかりました。(画像を拡大しなくても雰囲気が感じられるように現代文の「社会科学」に水色、「人文科学」にオレンジ色、「自然科学」に黄色、古文の源氏物語に「緑色」を塗っています)(画像クリックで別ウインドウで開きます)

①古文で「源氏物語」が復活

例年、関西大学では全日程の1日は「源氏物語」が出題されるのですが、2020年度には2回出題され、2021年度には出題がありませんでした(最終日は表にはありませんが、「落窪物語」でした。)しかし、今年は復活、しかも2回。源氏物語の知識がある程度なければ難易度は高くなります。

②論説文で人文科学の内容が激減

哲学的内容や、文化論といった人文科学的な内容が多い関西大学の現代文ですが、2019年から減少が始まり、今年は2回だけでした。特に今年は法学部の先生が作った?と思われる社会科学に関する出題もありましたので、それなりの心構えが必要になりそうです。

というわけで、次年度以降の受験生はこの傾向を見て、対策を考えましょう。