2022年度 大学入試状況速報【開成教育グループ トピックス】

2022年3月11日 金曜日

そろそろ2022年度大学入試も終盤戦に入り、今年の大学入試の状況が次第に明らかになってきました。各大学からの全体的な入試統計はまだ発表されていない時期ですが、ひとまず「開成教育グループ」での現状とそこから見える全体状況を推察してみます。

①近畿大学 グループ実績1200超!

一人での複数合格もそのままカウントした数字ですが、昨年の近畿大学最終合格数が692でしたから、既に昨年の1.7倍を超えています。「近大V模試」の導入や答案作成練習会によって、合格率も上昇しています。一方大学側も、追加合格を避けるために多めに合格を出したのでしょうか。

②京都産業大学 グループ実績479(昨年最終で330)

こちらも昨年よりも合格率が上がっています。特に公募の合格率が上がってきています。フリーステップの指導力の向上を見よ!と言いたいところですが、正直に言いますと、こちらは近畿大学と異なり、京都産業大学に特化した対策のイベントを行っていませんので、大学側が多くの合格を出したのではないでしょうか。

③外大系、志願者激減、合格者増

このようなご時世ですから仕方がないとは思いますが、2019年度入試と比べると当グループからの出願数は関西外大で6割ほど、京都外大で3割ほどまで落ち込んでいます。結果的に合格率は大きく上昇しています。しかし今後感染状況が落ち着いてくると、一気にこの分野の反発・難化も考えられますので、今後の受験生は、この2年間の入試結果による難易度をあまり信用しないほうが良いかも知れません。

④看護・医療・薬学系、志願者増、合格者変わらず

こちらの系統には当グループからの志願者が大きく増えています。しかし残念ながら合格者数は昨年並み、つまり難易度が上昇したのではないかと考えられます。例外として薬科大学の中で当グループからの合格者を大きく増やしたのは神戸薬科(現時点で20、昨年は最終で8)と昨年を上回る合格となっています。薬学部に限らず、今年は神戸方面が穴場になった影響でしょうか。

⑤他地域受験は増加

3大都市圏以外への大学への入試に関してですが、まだ2019年水準まで戻っていませんが、2020、2021年度入試よりは出願者・合格者が増えました。たとえば九州・沖縄方面では、立命館アジア太平洋大学も7名合格(昨年0)。まだ合格数の集約はてきていませんが、九州大学をはじめとする国公立大学にも昨年よりも多くの受験生が出願しています。

昨年もオンラインで行われた「関西8大学大研究」や「答案作成練習会」の成果でしょう、おかげさまで関関同立の開成教育グループ合計の合格実績は現時点で1600を超えています。(昨年最終1,466、一昨年最終1,327)

今後、各大学からの入試統計が出そろってきた段階でより詳しく分析してみたいと思います。