清教学園中高 今春よりSGHアソシエイトに指定

2015年9月30日 水曜日

清教学園中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

難関国公立大の入試に対応すべく、「知識・技能」の習得は当然の前提とし、英国数に関しては中2で中学内容を終了し、高2で高校内容を終えるというカリキュラムになっています。理系数学や理社についても高3の途中で高校内容を終了することから、5教科全てで「複数回実施が予定されている新センター試験」に対応が可能となっています。

自習室、質問教室、確認テスト・宿題試験・実力試験、特別補講追試、夏期セミナーに関しては中1~高3全てで対応しており、徹底した学習指導が貫かれているのも頼もしい限りです。

タイトルにもございますとおり、清教学園中高は今春よりSGHアソシエイトの指定を受けており、グローバルな視野を持った人材を育成すべく週1時間「Global Studies(中学はJunior)」なる授業を全学年で実施されています。

また、1年留学と短期語学研修の間の位置づけとなる、「半年留学」を今年度より新設されています。参加促進のためもあり、奨学金を用意するとのことです。

そして、英語力の強化に向けて、次のような取り組みも行われています。

英会話授業:中1~3の週1時間実施で、ネイティブ・英語教員のTTによるクラスを2分割した少人数授業を実施
Global English補講:高1・2の希望者対象による、ネイティブによるレッスン
イングリッシュルーム:英語のみ使用可能な特別教室で、昼休みはネイティブ教員が常駐している

その他の目立った取り組みとしては、学びのデジタル化にも積極的に取り組まれている点が挙げられます。その一つが「e-ポートフォリオ」という、学びのプロセス・成果・評価を蓄積できるWebベースの学習支援システム」の導入です。生徒自身が学びのPDCAサイクルを意識し、教員や保護者も生徒の学びに関する状況を把握できる仕組みが構築されています。

クラブ活動の加入率は以下のとおりです。

中学:1年生97.7% 2年生91.6% 3年生90.4% トータル93.0%
高校:1年生83.3% 2年生76.9% 3年生73.5% トータル78.0%

大学合格実績についてです。

今春は国公立大199名となり、うち6年一貫生が104名と半分強を占めています。特に、東京2・京都3・一橋1は全て6年一貫・現役での合格となっており、大阪大も13名中12名が6年一貫の現役生です。結果、6年一貫生は53%が国公立大に合格しています。

高校入学組からの実績としては、難関国公立は大阪1・神戸3・北海道1・九州1、大阪市立は13名中11名、大阪府立も16名中10名を高校入学組が占めるというものになっています。

関関同立の中では関西大215名(うち現役199名)に次いで多いのが同志社大170名(うち現役160名)となっています。

2015年度入試結果についてです。

中学入試では、前期・後期で次のような特徴点があったようです。

前期:専願は前年度である2014年度とほぼ横ばいも、併願は「3or4科選択・面接廃止」の影響で前年9名だった志願者数が40名に増加(そのうち23名が清風南海との併願であった様子)。
後期:定員を減らしたせいか、志願者数が減少。併願は清風南海・大教大・四天王寺の順に多い様子。

高校入試においては、例年15~17%程度で推移してきた併願戻り率が、今年は合格701名に対し138名が入学し、結果として戻り率が19.7%と高騰しています。積極的な公立高校(特に上位校)受験の結果であると考えられます。

併願入学138名の公立高受験先も公開されましたが、前期・後期トータルの人数としては三国丘高が一番多く、三国丘高(後期)の不合格者数128名の実に1/3を清教学園高の併願者が占めている、ということになっています。

2016年度入試に向けた情報です。

中学入試では特段の変更点はありませんが、高校入試においては英語にリスニング試験が導入されます。ご注意ください。

 

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浪速中高 共学化から8年で改革も一段落

2015年9月29日 火曜日

浪速中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

2007年から着手した改革(共学化含む)は、今年8月の中央館竣工をもって大きなものは終了し、残されたものとして、来年春に学院神社・門堀・外壁を新しくするそうです。

最近では道徳教育に注力しており、全国的にも注目を集めているそうです。また、中学では英語教育の充実に注力しており、多聞向学館で英語漬けの3日間を過ごす「English Camp」や交換留学生の受け入れ、ニュージーランドでの10日間海外語学研修を実施されています。

中学全クラスに電子黒板を配置するなど、ICT教育にも力を入れられています。

高校2・3年生の理数科、中高一貫コース、Ⅰ類、インテンシブコース在籍の生徒を対象にして、7時40分スタートのゼロ限講習を導入しています。単元集中の5日間連続講義で受験対策を行い、更なる実力を確実に定着させることを目的としています。また、勉強をあえて朝に行わせることで、放課後に生徒が自分の時間を有効に活用することが出来るのも利点です。このゼロ限講習受講者に関しては、0~3限の授業後の11:40から12:25が昼休み(通常なら12:25から昼休み)となります。

中学については、外部高校の受験を認めているⅡ類の在籍生が併設高校に進級する際は、高校入学生と混ぜられるそうです。行き先となるコースは次のような割合で分布しています。また、大学進学時の指定校推薦枠使用時には中学からの内部進学者を優遇しているそうです。

理数・Ⅰ類30%  Ⅱ類40%  Ⅲ類30%

新校舎である中央館6階には「天空レストラン」なる食堂が開設されており、早朝から夜遅くまで開店し、上記のゼロ限講習から放課後の学習まで対応しています。勉強面以外のサポートも万全です。

高校の文理S1(次年度より)とⅠ類については、週36時間+560分の実力アップ講座(必修)という時間数が1年次から課されているなど、非常に密度の濃い毎日となっています。

大学合格実績についてです。今春の卒業生数は725名で、国公立大14名という合格実績で、この14名は全て理数科・Ⅰ類からの合格となっています。14名中、部活動参加者は5名(運動部3名・文化部2名)となっていたとのデータもあります。

2016年度入試に向けた情報です。

中学入試では、1/19火の2次が一番最後の入試として予定されているのですが、これ以降で3次入試の実施も検討中であるとのことです。

プレテストは2回実施されます。

1次Aを受験した者はその後の受験については受験料は不要。また、1次A以外の入試を受験した者は、その後の入試回については受験料を半額として頂けるようです。

高校では、2016年度入試より、理数科を廃止した上で普通科内に「文理S1」を新設され、全てのコースが普通科で募集定員640名(うち内部進学者は約55名)となっています。

面接試験はグループ面接形式で行われ、神道や生活指導に関する質問が出されるようで、学科試験と合わせて総合的に判断する。

なお、試験において1教科でも0点があると不合格となる場合があるそうです。ご注意ください。

 

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近畿大 入試合格対策講座&説明会・相談会を開催

2015年9月28日 月曜日

近畿大が公募推薦入試を間近にした10月以降、各地で「入試合格対策講座&説明会・相談会」というものを実施されます。詳しくは以下の通りとなっています(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。


近畿大 入試合格対策講座&説明会・相談会

日時・場所:
10月4日(日) 神戸 三宮研修センター6階
10月10日(土) 大阪南 近畿大学東大阪キャンパスB館 1階
10月12日(月/祝) 京都 メルパルク京都 6階
10月12日(月/祝) 名古屋 ウインクあいち9階
11月1日(日) 東京 近畿大学東京センター
11月3日(火/祝) 大阪北 梅田スカイビル・タワーウエスト10階

内容:
近大入試活用ナビ
入試アドバイザーが、ここでしか手に入らない「オリジナル資料」を用いて、 2016年度入試のポイントや入試制度を詳しく説明。合格までの道のりを案内します。
英語・国語・数学対策講座
近畿大学の入試に精通した予備校講師が「オリジナルテキスト」を使って攻略法を伝授します。合格にグッと近づく50分です。※医学部除く
保護者向け近大概要説明
保護者の方が特に関心をお持ちの大学をとりまく状況や学費などもご説明します。
個別相談コーナー
入試から、学生生活、就職状況、資格取得まで、近畿大学に関する幅広い質問にズバリ答えます。
資料配付・資料閲覧コーナー
入試問題集などが手に入るほか、奨学金や就職関連の資料を閲覧できます。

万全を期していますが、詳細は必ず大学HPでご確認下さい


ぜひお近くの会場で実施される回に参加して、公募推薦入試に向けて貴重な情報を掴んでくるようにしましょう。

 

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開成進学フェア 滋賀会場は10/4日開催!

2015年9月25日 金曜日

過去のエントリーでは、開成進学フェア 大阪会場の実施内容等について詳しくご紹介をしてまいりましたが、この場を借りまして10月4日(日)に開催が予定されております、開成進学フェア 滋賀会場のご紹介をさせて下さい。

今回のエントリーでは、滋賀会場の開催日や会場などについて以下のとおりご紹介したいと思います(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。


開成進学フェア 滋賀会場

日時:2015年10月4日(日)10~16時
場所:ピアザ淡海
内容:私立高校進学説明会、京都公立高校進学説明会、ためしてハッケン!まなびステーション、高校入試分析会(京都・滋賀)、開成NET お楽しみコーナー、開成親学セミナー


こちらの滋賀会場ですが、開成教育グループの京都府及び滋賀県の教室に在籍されている方がご案内の対象となっております。

ブースによる個別相談が可能な「進学説明会」ですが、滋賀会場に関しましては「京都・滋賀の主要私立高校」に加えまして、「京都府内の主要公立高校」にもブースでご対応頂けることになっています。

 



 

 

プール学院中高 中高とも特進コースに入試での優遇措置あり

2015年9月24日 木曜日

プール学院中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

中高それぞれコースは以下2つずつが設置されています。

中学校
一貫特進 少人数の6年一貫教育、無理のない先取り授業と受験指導で国公立大現役合格を目指す
特進 きめ細かい指導で高校にかけて多彩な進路に対応し、一人ひとりの賜物を育む

高校
S文理 一人ひとりに「自習力」を養成し、国公立大を目指して1年生から無理なく備えが出来る
特進 大学指定校推薦が充実しているなど、幅広い進路選択に対応

共に「バランス」をキーワードとし、「勉強とクラブ活動が両立できる、偏らない学校生活」「5教科をベースとし、宗教教育や芸術教育など人格を育むために必要なカリキュラムを設定」されています。

また、中学卒業時に論文を制作させたり、キャリア教育や社会体験など、生徒が自信を持って一人の女性として自立できるように多彩な教育プログラムを用意しています。

また、「グローバルな視野に立ち、愛と教養を持って社会に貢献できる女性の育成」の取り組みの一環として、本年度より新たな国際教育プログラムである「グローバルチャレンジプログラム」を立ち上げておられます。

同プログラムでは中1~高3を3つのステージに分け、それぞれのステージにあったプログラムを用意。ステージ2から海外へ出向くことが増えます。また、あえて海外研修を2回以上参加させるプログラムとしているそうなのですが、「海外研修は2回目が大きく成長する」という経験則から、とのことで、昨年の説明会でお話がありました。また、カナダへの1年留学は、高2の1学期~高2の3学期に現地で学習するという、日本の教育課程に合わせたプログラムとし、大学入試に支障が無いようにしているのが特徴です。

大学合格実績については、説明会内での言及はありませんでした。

2015年度入試結果についても、中高ともご説明頂けませんでした。

最後に、2016年度入試情報です。

中学入試に関しては、入試日程は今春から変更はありません。2014年度初日午後に「算数特別入試」として新参入し、2015年度入試で早々と撤退し2日目午後に当該入試を移動(算数のみが試験科目で一貫特進のみ募集であるのは変わらず)した位置取りも、2016年度入試でも踏襲しています。

一貫特進の1次Aは3科(理社は選択)で、1次Bと2次は2科、算数特別は算数1科で受験が可能です。

一貫特進から特進への回し判定の際は、特進合格者の合格最低点より6点以上高ければ転コース合格とするという規定があるのでご注意ください。また、逆回し合格もあります。

来春入試から新導入される試みとして、1次B(2日目PM)において、特進に限り英検5級以上取得者については「算国のうち得点が高い方を2倍にした点を持ち点とする」という優遇措置を行う、というものがあります。英検資格をお持ちの方には大きなチャンスです。

プレテストについても若干の変更があり、昨年2回実施だったものが今年は1回実施となることになっています。「算数特別入試」に合わせた内容となる算数のみの実施だった回が廃止になりました。

また、プレテスト受験者はプレテスト解説会で渡される専用の振込依頼書を使用することで、入学検定料が5000円割引となる(どの入試回でも対象)ので、プレ受験者はこの件をお忘れなく。

高校入試に関しては、両コースとも3科受験か5科受験の選択が可能となっています。

特進専願に限られるのですが、優遇条件を今春から新設してされています。以下に当てはまるようであれば、入試において若干の判定優遇を受けられるようです。所定の書式を使って中学校を通して申請をする必要があります。

①英検3級以上を持つ者
②中学校においてクラブ活動、生徒会活動で顕著な活躍をした者

また、その特進コースでは芸術実技入試があり、英数国+芸術実技で選考されます。

開成進学フェア 中身を更に充実して今年も開催!④

2015年9月18日 金曜日

来る9月22日(火祝)に開催予定の開成進学フェア 大阪会場についてご紹介している当シリーズですが、いよいよ大阪会場の開催が間近に迫ってきました。

過去には3回に渡り、大阪会場の中身についてご紹介をしてまいりました。

開成進学フェア 中身を更に充実して今年も開催!①
開成進学フェア 中身を更に充実して今年も開催!②
開成進学フェア 中身を更に充実して今年も開催!③

いよいよ大阪会場の開催が間近に迫った今回は、開成進学フェア 大阪会場で実施されるイベントの中でも特に注目が集まっている新企画「ためしてハッケン!まなびステーション」と「KAISEI Autumn Music Fair」のご参画校と発表内容についてご紹介を致します。

これら2つに関して学校名と発表内容などが明らかになるのは、これが初めてです。

その前に、念のため大阪会場の開催日や会場などについて以下のとおりご紹介したいと思います(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。


開成進学フェア 大阪会場

日時:2015年9月22日(火祝)10~17時(一部イベントは16時まで)
場所:マイドームおおさか
内容:私立中高進学説明会、ためしてハッケン!まなびステーション、中学入試分析会、高校入試分析会(大阪・兵庫県第2学区)、公立高校/咲くやこの花中学 教育講演会、開成NET 体験コーナー、KAISEI Autumn Music Fair、USJペアチケットや自転車など素敵な賞品が当たる、お楽しみ抽選会


ブースのご参画あるいはクラブ発表をして下さる学校及び内容についてご紹介致します。

【ためしてハッケン!まなびステーション】
ロボット、英会話、看護体験などなど、私立中高が実践されている魅力ある独自の教育プログラムを体験し、楽しく学校を知ってもらうブース。

大阪薫英女学院 iPadを使っての楽しい英語学習体験
香ヶ丘リベルテ・堺リベラル ネイティブスピーカーとの英語ゲーム、ウィッグを使った編み込み体験
金蘭会 赤ちゃん人形を使った沐浴(お風呂)体験(看護師を目指す大学生や金蘭会高の生徒も来られます)
宣真 缶バッチや折り紙制作を通したアニメ・保育体験
追手門学院大手前 レゴのロボット製作と操縦体験
大阪偕星学園 総合コース社会福祉ステージの授業で行われる手話の体験
羽衣学園 電子辞書に実際に触れて学力アップにつながる活用法を学ぶ
(男女共学、50音順)

【KAISEI Autumn Music Fair】
クラブ活動だって学校選びの大事なポイント!大阪・兵庫で今注目を集めている音楽系クラブにお越し頂き、演奏やクラブ紹介をしてもらいます。

桃山学院 吹奏楽部
浪速 雅楽部
仁川学院 吹奏楽部
香ヶ丘リベルテ・堺リベラル バンド塾
常翔学園 吹奏楽部
初芝富田林 ギターマンドリン部
関西大倉 和太鼓部
(発表順)

各イベントのタイムテーブル等つきましては、下記に添付のバナーをクリック頂いて移動されたページに掲載をしております。合わせてご確認下さい。

 

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開成進学フェア 中身を更に充実して今年も開催!②
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明浄学院高 吹奏楽部の在籍生が圧倒的多数

2015年9月17日 木曜日

明浄学院高の塾対象説明会に行ってまいりました。

創立95年を迎える伝統ある女子校で、和歌授業に代表されるような文化的伝統行事を継承する取り組みが続けられているのが特徴です。

1年次には全コース対象に英会話授業を行い、オーストラリア等と活発な国際交流を行っているのが学校全体の特徴です。

クラブ加入率は80%なのですが、特進と看護については加入率が高くない様子です。また、在校生総数約600名のうち、吹奏楽部に加入しているのは200名ほどいるそうです。

コース別の取り組み内容は次のとおりです。

総合:2年次に8つの系列(私大進学・総合進学・国際教養(中国語と韓国語が必須)・イラストデザイ
ン・医療系進学・保育・フードクリエイト・スポーツ)に分かれる。1年次の少人数英会話授業の実施に加え、2年次から第二外国語として英語演習2・英会話・中国語・韓国語が用意されるなど、外国語科目が充実している。指定校推薦枠は同コースが対象。

看護:高等看護専門学校(看護系大学も含む)への現役合格を目指し、国語・数学・英語・理科の各教科に重点を置いて受験に対応する。

特進:国公立・難関私立大の現役合格を目指し「センター試験、理数にも対応」「週37時間の授業体制」「休業期間中の特別講習実施」「予備校との連携指導」を実施。

長期休暇中には「校内受験講習(8月上旬まで、全学年で実施)」「予備校受験講習(春と夏、全学年で実施)」も行われています。

2016年度入試に向けた情報です。

看護コースについては募集定員を70名から35名に減らされます。これは、難易度を上げるためではなく、入学者数の実態に募集定員を合わせただけのことです。

 

 

大阪国際大和田中高 将来は3名に1名が国公立大へ進学を

2015年9月16日 水曜日

大阪国際大和田中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

現校長が就任され3年と少しが経過し、学校改革の成果が見え始めてきています。

特に改革前後で大きく変わっている点として挙げられていたのが、中学入試における入学理由の違い、です。以下、順位の高い順に3つずつ紹介致しますが、新体制に変わって学習面・教師力・英語力などが評価されるなど、ポジティブな変化が顕著になってきていることがわかります。

改革前:通いやすい距離・近い、親兄弟姉妹・知人が在学・卒業生、設備・環境の充実
改革後:学習面・カリキュラムの充実/中高一貫の魅力、先生が熱心/雰囲気が良い、知人・在校生の評価や評判

教育内容についてご紹介を致します。

中学入試で入学された後の、中1~高3の流れは以下のとおりです。
中1:入試成績結果によってコースは決定するがS文理・文理とも同一カリキュラム、進級時に5・6名がコース間移動をする
中2:S文理は英数国の先取り、文理は中2内容の徹底に注力し、1・2名のコース間移動あり
中3:S文理は英数国の先取りに加えて高1内容履修、文理は中3内容と併設高の受験指導
高1: S文理は「内部S特進」と呼ばれ大和田高では最上位クラスの位置づけ、文理は「内部英数」とされ希望によって外部S特進や特進へ編入が可能
高2・3:HRクラスは固定だが、授業は習熟度別でバラバラとなる

同様に、高校から入学された後の高1~高3の流れもご紹介します。

高1:入試成績結果によるコース決定もS特進・特進・英数とも同一カリキュラム、進級時にクラス替えと同時にコース間移動も多く発生する(英数⇒S特進の例もあり)
高2・3:特にS特進と特進には5教科に積極的なチャレンジをするような指導を行うが、英数は3教科絞り込み・文武両道・指定校枠の優先取得とする

大学合格実績についてです。

上の写真にもありますとおり、今春は京阪神市府16名で、昨年14名なので昨年並みは維持。特に京都大2・大阪大3・神戸大3・大阪市立大7と複数合格者を確保しておられます。

国公立大37名。昨年39名なので若干の減少だが昨年並みは維持しています。

関関同立は157名となり、前年202名から大きく減少しているようです。ただし2年前が153名、改革前となる2012年・2011年は150名水準にほど遠いことから、昨年の数値が「出来過ぎていた」とも考えられます。

指定校推薦枠は同志社3・立命館6・関大14・関学2 関関同立合計で25名分あるのですが、2012年度は立命館1・関大14の合計15名分しかなかったことから、大和田出身者の評価が各大学で上がっていることがわかります。

将来的には3名に1名が国公立大へ進学する学校にしたい、と力強く語っておられました。

2015年度入試結果についてです。

中学入試に関しては志願者数は200名で、そのうち1次Aは92名が占めています。なお、改革着手前の2011年度入試では志願者数80名・1次A53名という状態でした。

最終的な入学者数は84名で、前年96名・2011年度54名と過去からは推移してきています。

プレテストでS判定あれば、1次A・BともにS文理には100%、同A判定でS文理7割弱の合格率。B判定でもS文理1次Aで3割弱、1次Bで2割弱の合格率。C判定なら1次Aでほぼ100%、1次Bでも約半分ほどの合格率になっています。

高校入試についてです。併願での入学者数が108名ですが、14年度120名・13年度137名でしたので、2013年度以降年々減少していることになります。

併願入学者の公立後期受験先(判明分)は次のとおりです。市立・東・牧野レベルは2013年度を頂点に大きく減少をしている一方、四條畷・寝屋川は2012年度を起点に考えると今春は3倍近い数がいるなど受験生のレベルアップが見て取れます。

大手前6(昨年9) 四條畷32(昨年36) 寝屋川37(昨年40) 市立・東・牧野13(昨年11)

2016年度入試に向けた情報です。

2日目AMの位置取りを同日PMへ移し、初日AM・同PMと合わせて3回の入試を2日間で終えることになります。

1次A受験者はその後1次B・2次を受験しても追加の検定料は不要です。ただし、1次B・2次の組み合わせでは検定料の減額は行われない点、注意が必要です。

また、今春は2/1に「オープン入試」なる名称で入試日程の追加が行われたのですが、来春も1/31か2/7で実施が予定されているようです。ただ、この入試は同校を1度も受験したことが無い者だけが対象となる入試であるので、門戸は少し狭くなっています。ご注意ください。ちなみに、今春は3名受験・2名入学となったそうです。

高校入試においては、募集定員が230名から220名へ減じられることになっています。

 

 

京都産業大 公募推薦対策講座を開催

2015年9月15日 火曜日

京都産業大が、各地で公募推薦入試に向けた説明会を開催されます。

詳しくは次の通りです(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。


京都産業大 公募推薦対策講座

日時・場所:
奈良 9/27(日) 奈良商工会議所 13:00~16:30
高松 9/27(日) 高松センタービル 13:00~16:30
高槻 10/8(木) 高槻現代劇場 17:30~19:30
姫路 10/7(水) 姫路・西はりま地場産業センター 17:30~19:30
草津 10/4(日) ホテルボストンプラザ草津 13:00~16:30
大阪南 10/3(土) あべのハルカス 13:00~16:30
岡山 10/10(土) 岡山コンベンションセンター 13:00~16:30
大阪北 10/11(日) ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンター 13:00~16:30
枚方 10/15(木) ラポールひらかた 17:30~19:30
京都 10/17(土) 京都産業大学 13:00~16:30
神戸 10/24(土) 三宮研修センター 13:00~16:30

内容:公募推薦ガイダンス、英語対策講座、国語対策講座、数学(理系)対策講座、個別相談
(対策講座実施科目は会場によって異なりますので、大学HP等でご確認下さい)


公募推薦入試の制度に関する説明や日程、また判定の方法などについて詳しく説明してもらえるだけでなく、各科目の対策講座では、英語・国語・数学(理系)の出題傾向や重要ポイント、勉強方法などを人気予備校の講師が解説して下さいます。

ただし、対策講座の実施科目については会場によって異なりますので、お目当ての科目の対策講座がどの会場で実施されているのかを調べた上で、参加する会場を選ぶようにしましょう。

 

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帝塚山学院泉ヶ丘中高 中学入試で大きく動く

2015年9月14日 月曜日

帝塚山学院泉ヶ丘中高の塾対象説明会にお邪魔して参りました。

中学校では新コースが作られます。

「東大・京大や国公立医学部医学科に通す」ことを目標として、来春より「特別選抜コース」という名称で、20名程を募集されます。

医進は募集定員(40名)もいじらずそのまま残し、特進A/Bに関しては一つに統合し募集定員を20名減じ、100名募集とされます。これまでの特進AとBを一つにまとめることになりますので、成績層が上下にばらけることが想定されることから、成績上位生で1クラスを編成し、医進コースレベルを目指すとのこともお話されていました。

大学合格実績については、説明会内での報告はありませんでした。

ただ、話題として挙げられていたものとして、昨年関西学院大との進学協定を締結したことに関する現況、というものがありました。

昨年の進学協定締結により、同大の推薦人数枠が13名から14年度より26名へ増加、うち、16名が国際科指定となっていました。今年は協定校推薦枠が38名に増え、文系学部20名分・理工学部18名分の枠が与えられているようです。前年同様、文系学部20名枠のうち16名分が国際科の割り当てとなっていることから、国際科は約40名の募集ということを考えると、同科在籍生の半分近くの割合となるという、大変「おいしい」状況にあります。

2015年度入試結果についてご紹介します。

中学入試では、受験者数572名(昨年655名)に対し164名(昨年196名)が入学。受験者数は13年度604名⇒14年度655名⇒15年度572名と隔年現象を起こしており、入学者数は13年度217名⇒14年度196名⇒15年度164名と連続して減少しています。160名募集なので適正値といえるのですが、寂しい結果であることは確かです。

コース別入学者数は次の通りです。特に医進はこの5年間続けて2クラス体制となっているようで、このこともあって、成績最上位者だけで「特別選抜」を作ることに踏み切られたのかな?とも思います。

医進71名(14年度78名・13年度74名)
特進A 62名(14年度78名・13年度105名)
特進B 31名(14年度40名・13年度38名)

日程別の動向は次の通りです。

1次
併願が増えた昨年の規模を維持し(13年度10名⇒14年度43名⇒15年度44名)、併願44名中41名が当日午後に清風南海を受験した(14年度は43名中37名)だけでなく、併願からの戻りで入学した9名は全て清風南海との併願者(昨年は11名)

2次
専願が13年度77名⇒14年度163名⇒15年度130名と推移。2次受験者からの入学者数は28名(昨年22名)となり、うち21名(医進14・特進A6・特進B1)が併願戻りとなっている(昨年13名)

ここ数年で特進Aは1次・2次とも合格者のレベルが上がっていることが伺えましたが、今年は前年並み~少し下程度でしょうか。

プレテストでB判定以上ならば、1次・2次とも100%の確率でどこかのコースに必ず通っているようです。C判定でも1次で100%・2次で87%がどこかのコースに合格しています。次年度受験予定者は参考にして下さい。

高校入試結果についてです。

併願が13年度212名⇒14年度182名と大きく減りましたが、今年度は222名と盛り返しています。

最終的な戻り率が13年度20%(42名)⇒14年度25%(45名)⇒15年度16%(28名)と推移し、例年の戻り率より大幅に低くなってしまい、結果として入学者数は69名(14年度80名・13年度81名)となりました。

併願者の公立併願先(面接時の聞き取り)は次の通り(前・後期合算)となっています。参考までに、昨年度入試のデータも並べておきます。

2015年度調査結果
泉陽85  鳳43  和泉27  岸和田23  富田林21  泉北17  三国丘6  生野5
住吉2  その他12  受験せず18  未定など28

参考 2014年度調査結果
泉陽 前期40・後期64  鳳34  富田林 前期12・後期14  岸和田 文理17・普通18
生野 文理10・普通12  三国丘 文理4・普通4  和泉 グロ7・普通29  住吉 計10
泉北 計6  その他(天王寺・高津・大教大平野など) 前期12・後期6

2016年度入試に向けた情報です。

中学入試では、先にご紹介をした新コース設置に加えて、日程の位置取りや試験時間割等の大きな変更があります。

従来通り3回の入試回数なのですが、日程を大幅に変更し、初日AM・初日PM・2日目PMという位置取りとし、早期決着型へシフトされています。

15年度入試では後期入試の集合時間を2時間早め13時半集合とされましたが、それに続き、16年度入試では初日の1次で試験開始を20分早め、4科受験であっても弁当不要の12時45分試験終了とされます。

初日PMは15時10分集合、2日目PMは4科13時55分・3科14時50分集合とされていますが、共に試験開始後30分までは遅刻対応されるとのことです(別室受験)。

1次Aと2次を同時出願した場合、専願・併願に関わらず2次の検定料を免除する、という特典があります。

なお、出願コースは選べず、成績の上位から機械的に合格コースが振り分けられるとのことなので、ご承知おき下さい。

高校入試に関しては特段の変更点はありません。

回し合格が無く、国際科に限り英語の配点を150点としている、というのが同校の大きな特徴です。

「3科5科いずれかを出願時に選択可能」とされており、普通科の場合、3科なら「3科×500/300」とし、国際科なら「3科×550/350」と計算されます。なお、5科受験者であれば、5科合計か上記の3科での計算のうち高い方を持ち点とする方式となっています。