梅花中 2014年度より新コース体制に

2013年4月30日 火曜日

梅花中より、来る5月18日(土)開催の説明会に関するチラシが届きましたので、ご紹介します(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

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梅花中 第1回入試説明会

日時:2013年5月18日(土)14:00~
場所:梅花中
内容:学校紹介、吹奏楽演奏、新入生・保護者インタビュー、校内見学、チアリーディング部見学、個別相談
※要予約

※作成には万全を期していますが、詳細は学校HP等で必ずご確認下さい

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ご紹介したチラシの中に「中学新コース スタート!!」「標準コース」「舞台芸術・チアリーディングコース」という、大変気になる文言があります。

これらについては上記の表記のみに留まっており、学校HPにもこの件に関しては何も記載がありません(当記事執筆時点)。よって、今回のこの説明会で初めて情報が出される可能性が高いです。

なお、併設の梅花高では、これまでの3コース体制から今春より6コース体制とされています。その中には「舞台芸術・スポーツコース」というコースがあり、かなり反響があったように聞いています。

高校では一足先に生徒それぞれの夢の実現に向けた取り組みが可能となっていることから、中学でもその下準備となるようなコース構成にされる、ということになっているようです。

いずれにしても、次回の説明会は大変重要なものになると思われます。梅花中を受験校に、とお考えのご家庭は必ずご参加下さい。

日本女子大 豊かな人間性と幅広い教養を備える自立した女性

2013年4月26日 金曜日

2013年3月30日(土)に開催されました、日本女子大のオープンキャンパスに行ってきました。

日本女子大では、以下の3つの観点から学生の才能と未来を引き出すことを念頭に教育を行われています。

「豊かな人間性と幅広い教養を備える自立した女性」
「広い国際的視野と専門的知識を身につけ世界で活躍できる女性」
「自らを磨き続け個性と能力を活かして社会に貢献できる女性」

その中でも特に、自由選択科目は学部を横断的に学べる、体育は必修、卒論は全学科必修、情報教育に注力するなど、「豊かな人間性と幅広い教養~」の言葉通りの広い学びが可能となっているのが印象的です。

この大学には目白Cと西生田Cの2キャンパスに家政学部・文学部・理学部・人間社会学部(これのみ西生田C)の4学部を設置しておられます。以下、4学部それぞれの学科・専攻構成です。

家政学部
児童学科、食物学科 食物学専攻、食物学科 管理栄養士専攻、住居学科 居住環境デザイン専攻、住居学科 建築デザイン専攻、被服学科、家政経済学科

文学部
日本文学科、英文学科、史学科

理学部
数物科学科、物質生物科学科

人間社会学部
現代社会学科、社会福祉学科、教育学科、心理学科、文化学科

上記の学科すべてについて「学生による学科紹介」が行われたのですが、特に人気が高かったのが食物学科の2つの専攻でした。100名程度入る教室は満席の上、立ち見が出るほどでした。上の写真がその様子です。

食物学科 食物学専攻は管理栄養士の資格取得を目指すものではない、という性質上、管理栄養士専攻よりも時間の余裕がある様子ですが、その中で、調理学実習で調理実習が週1回行われるのが特徴です。

また、同専攻における主な進路先(分野)として最も多いのが「企画・営業(37%)」で、次いで「事務・秘書(29%)」「研究(16%)」と続くそうです。

食物学科 管理栄養士専攻では、管理栄養士国家試験合格だけを目指すのではなく、社会に出てからも役立つ人材となるよう育成しているとのことです。

理学部 数物科学科では、3年次に数学情報コースか物理情報コースのどちらかを選択することになっています。それを見据えて2年次からどちらか片方の分野に特化して授業を選択する学生が多い、とのことでした。

他大学に無いと思われる施設として、数学の教育と研究のために国内外の数学関係の単行本・専門誌などが置かれた「数学図書館(目白C内)」が挙げられます。

続いて、日本女子大の入試について簡単にご紹介いたします。

入試は大きく分けて一般入試・センター利用型前期・センター利用型後期の3種類となっていますが、これらに加え、特別入試の扱いとなる「自己推薦入試」が存在します。これによる募集は英文・数物科物質生物科の3学科のみとなっています。自己推薦のため、高校の推薦書は不要ではありますものの、出願資格が設けられています。

2013年度入試結果ですが、2013年度は志願者が前年比106.5%(一般・セ前・セ後合計)と大きく増えたようです。いずれの方式においても倍率が上昇(一般2.6倍⇒2.7倍、センター前期3.2倍⇒3.7倍、センター後期2.0倍⇒2.3倍)しています。

最後に、受験生からよく聞かれる質問の1つに「漢文の扱い」に関してがあるようで、これに関してお話を伺うことが出来ました。

家政学部は出題範囲から漢文は除外されているものの、文・人間社会学部は出題範囲となっています。ただし、大問として独立した形で漢文が出題されることはここ数年無いようなので、安心してください。

日本女子大のオープンキャンパスの様子でした。

立命館附属3高校 合同入試分析会 開催

2013年4月25日 木曜日

こちらのエントリー「立命館附属3中学 合同入試分析会 開催」でご紹介をしました、立命館大の系列中学3校合同の入試分析会・相談会に続き、系列高校3校についても合同で同様の催し(ただし入試分析会のみ)を開催されます。以下詳細です(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

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立命館附属高等学校 高校入試分析会

日時・場所:2013年5月25日(土)9~12時 メルパルク京都6F
内容:入試分析会(9:20~、10:50~)
※入試分析会につきましては参加予約制です。各高校のHPよりお申込み下さい。

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昨年も同様のイベントが行われましたが、その際の様子はこちらのエントリー「立命館3高校合同 高校入試分析会 当日の様子」でご紹介をしています。当日ご参加になる前に、ご参考にご一読頂ければ幸いです。

私立中学校入試結果報告セミナー 4月26日(金)開催

2013年4月24日 水曜日

毎年4月下旬に西宮で実施されます、「私立中学校入試結果報告セミナー」ですが、今年も開催されることが発表されました。早速ご紹介いたします(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

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私立中学校 入試結果報告セミナー

日時:2013年4月26日(金) 10時半~14時半
場所:西宮市フレンテホール(JR西宮駅南側すぐ)

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地元である兵庫県の学校が多く参加されているのはもちろんですが、遠くは奈良県・京都府の学校、それもどこも人気・有力校ばかりが参加されているのがポイントです。そんな中でも、昨年は参加されていなかった洛星中の名があるのも目を引きます。

各校の教育内容や入試結果などについてコンパクトに知ることが出来る「ミニ講演会」も魅力です。

開成教育グループ 入試対策課はここ数年、毎年お邪魔させていただいていますが、このミニ講演会で思いもよらない「ウラ情報」や新年度入試に向けてまだ発表されていないネタなどが聞けるなど、たいへんありがたい会となっています。

今年はどんな爆弾情報が飛び出すでしょうか、今から楽しみです。

名称を変えて開催 大阪私立女子中学校フェスタ

2013年4月23日 火曜日

もう「恒例」と言っていいと思います、大阪の私立女子校16校が一堂に会し各学校の情報が一度に得ることが出来る貴重な機会である「大阪私立女子中学校フェア」が、今年2013年も開催されることになりました。

これまで通り4月開催の「大阪私立女子中学校フェア Stage1」と6月開催の「大阪私立女子中学校フェア Stage2」の年2回の開催というのは変更がないのですが、Stage1のネーミングに変更が出ており、今年からは「大阪私立女子中学校フェスタ」と改められています。

詳細は以下の通りとなっています(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

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大阪私立女子中学校フェスタ2013

日時:2013年4月29日(月祝)10~14時
場所:大阪新阪急ホテル
内容:相談コーナー、女子中コレクション(制服紹介)、交流コーナー、女子中全16校グッズ詰め合わせプレゼント(先着200名)

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ここ数年、1回目の開催である「~Stage1」では女子教育のオーソリティーの方による講演があったのですが、今回は講演が無くなっています。その代わりに、各校の制服を紹介する「女子中コレクション」がステージで行われることになっています。11時からと13時からの2回開催になっていますので、ご都合の良い方でぜひご覧ください。

中学入試に向けて頑張っている女子とその保護者の方にはぜひともご参加いただきたいイベントです。

東京都立高 自校作成問題をグループ共同作成へ

2013年4月22日 月曜日

東京都教育委員会から2014年度入試における変更が発表されましたが、その中に、15校の都立高(全日制)が自校で作成していた入学者選抜の学力検査問題が、2014年度入学者選抜から15校を3つのグループに分け、グループで共同作成することになることが発表になっています。

今回のエントリーでは、新しい作成方法のご紹介と、今回のこの変更が引き起こすであろう事象について考えてみたいと思います。

まずは、今回の変更の概要です。

「3つのグループ」ですが、進学指導重点校のグループ・進学重視型単位制高校のグループ・中高一貫教育校のグループのに分かれることになっています。具体的には、3つのグループそれぞれに属する高校は次の通りとなります。

・進学指導重点校(7校)
日比谷高、戸山高、青山高、西高、八王子東高、立川高、国立高
・進学重視型単位制高校(3校)
新宿高、墨田川高、国分寺高
・併設型高校(中高一貫教育校)(5校)
白鴎高、両国高、富士高、大泉高、武蔵高

それぞれのグループでは国語・数学・英語の問題を作成し、理科と社会は東京都の共通問題を使用することになります。ただし、一部の問題を学校独自の問題に差し替えることが可能など、弾力化を認めています。

今回のこのグループ化によって「期待される効果」として、東京都は次の4点を挙げています。

(1)各校で選ばれた問題作成に関して高い能力をもつ教員が集まって共同作成することにより、学力検査問題の質の向上が期待できる。
(2)各校における結果分析に関するノウハウを持ち寄り、分析の手法を改善することで結果分析の精度が向上し、入学時の生徒の学力を一層的確に把握することが期待できる。
(3)作問及び教科指導に関する優れた実践等の情報の共有化を通して教員の教科専門力の向上を図るとともに、その情報を所属校に還元することにより、国語、数学、英語の教科指導の充実が期待できる。
(4)グループ共通の問題にすることにより、中学生が各グループ内の高校を選択しやすくなる。

今までは自校で問題を作成している学校を受験する際、学校ごとに対策を立てなくてはいけませんでした。学校ごとに入試問題が異なることが生む面倒な点でしたが、確かに(4)にあるとおり、グループ化することによって、もし志望校を同じグループ内で迷っている受験生ならば、これまでのように個々の学校の対策を進める必要はなくなるので、対策がムダになったり、学校選びの遅れから対策開始も遅くなる、といったことが避けられます。

同じグループの学校であれば基本的に入試問題が同じになる、というメリットはかなり大きいと思われます。

反対に、これまでの出題傾向とは異なった問題になることが予想されるため、問題の難易度や出題形式・傾向の予想が立てにくく、ひいては対策をどのように進めれば良いのか?が手探りの状態になることと思われます。

受験生にとっては便利?ありがたい?面もある一方で、難易度や出題傾向の予想が立てにくくなるというありがたくない?面もある、都立高の自校作成問題についての大きな変更についてご紹介しました。

京都女子大 就職・資格に強い

2013年4月19日 金曜日

2013年3月24日(日)に開催された、京都女子大のオープンキャンパスにお邪魔してきました。

就職・資格取得状況についてです。

就職希望率、就職決定率などは次の通りとなっています。最新の数値は2011年度(2012年3月卒業)生のものとなります。

         就職希望率 就職決定率  教員採用 公務員採用
2011年度生  81.8%   94.9%    195名    71名
2010年度生  83.5%   94.8%    196名    67名
2009年度生  82.0%   93.3%    180名    70名
2008年度生  87.2%   97.1%    161名    47名

2011年度卒業生1,354名に対し求人件数は5,634件あったそうで、就職希望者1名あたり5件の計算となります。また、就職者のうち、従業員500人以上の企業には41.6%(2010年度40%)が就職されているようです。

資格面に関してです。

教員免許取得者は533名で卒業生の約4割となり、教育学専攻卒業者117名のうち75名が教員・保育士として就職、専任として就職したものの割合は64%となったそうです。

その他資格試験の合格率などに関しては次のような合格率になっています。

管理栄養士国家試験合格率97.3%(受験者113名中110名合格)
社会福祉士国家試験合格率56.1%(受験者41名中23名合格)

こうして改めていろいろなデータを見てみますと、京都女子大は就職・資格面に強いことがよくわかります。

入試制度についてですが、特に学科ごとで選考方法が若干異なる公募推薦入試におけるポイントを以下にご紹介します。

①調査書を得点化する(3学年1学期あるいは前期まで)。ただし、食物栄養学科(理科)・生活造形学科(理科・家庭・芸術)・生活福祉学科(地歴・公民・理科)は個別科目(それぞれカッコ内の科目)も評価する。

②基礎学力検査は学科によって指定されている2問題を90分で解答。各教科は以下の構成。

国語:①現代文 ②古典(漢文は単独では出題しない)
英語:①長文読解 ②文法・英作文等

学科ごとの試験科目指定は以下の通り。

国文学科:国語①②
英文学科:英語①②
現代社会学科:「国語①・英語①」または「英語①②」のいずれかを選択可能
その他学科:国語①・英語①

③基礎学力検査の代わりに個別試験を課す学科もある。詳細は以下の通り。
英文学科(C方式):英語による面接(英文黙読⇒質疑⇒コミュニケーション)
史学科(A方式):歴史に関するエッセーを読み、小論文を書く
教育学科音楽教育学専攻(A・B方式):音楽実技。ただし、A方式は基礎学力検査(国語①・英語①との総合点で判定。両方式出願の場合でも実技は1回のみ
食物栄養学科(A・B方式):「生物」または「化学」のいずれかを選択(マーク式)
食物栄養学科(C方式):食物・栄養に関するテスト(記述式)
生活造形学科(C方式):デッサン
過去の題材 2013年度「クロワッサンと袋」 2012年度「ブックエンドとレモン」 2011年度「木槌と石」 2010年度「びんとマスク」
生活福祉学科(C方式):生活と福祉に関する小論文

京都市・乙訓地域公立高 新入試制度の「前期選抜」概要

2013年4月18日 木曜日

こちらのエントリー「大きく変わる! 京都市・乙訓地域の公立高入試」でご紹介をしました、京都市・乙訓地域の新しい公立高入試制度についての続報です。

この程京都府より、新入試制度における「前期選抜」の概要が発表になりましたので、ご紹介します。

前期選抜を実施する学校・募集割合・検査項目(試験科目)は次の通りとなっています(画像をクリックすると拡大します)。

一覧を見るだけでは「どこがどう変わったか」がわかりませんので、特徴的な所を取りだしてみたいと思います。

まず、専門学科に記載があります紫野高の学科名「アカデミア」が目を引きます。そのアカデミアについて、現時点で判明している内容をご紹介します。

アカデミア科
・Ⅲ類英文系が「アカデミア科」として専門学科となる
・「大学の学びにつながる探究学習」「実践的英語力の育成」「英語活用能力の強化」が目標
・1年次は共通の履修内容、2年より文系(グローバルコース)と理系(サイエンスコース)に分かれる
・学科試験は3教科(独自問題)+英語面接 の予定

また、普通科においても次のような取り組みになることが発表になっています。

普通科
・入学前の希望と学習状況診断テスト(英国数)の結果に基づき、1年次より「アドバンスト(発展)クラス」「スタンダード(標準)クラス」2つのクラス編成を行う
・2年よりそれぞれのコースで「人文科学」と「自然科学」の各コースに分かれる
・前期選抜は定員の30%、選抜方法は以下2種類(各方式で定員の15%ずつ)
A方式 英数国の学科試験(京都市共通問題)作文 報告書
B方式 面接 作文 報告書 活動実績報告書

「御三家」と呼ばれる各校においても大きな変更点があります。

西京高(エンタープライジング)と嵯峨野高(京都こすもす)の両校・学科は前期選抜で定員の100%の募集となっていますが、共に「5教科での入試」になることが、この表を見て明らかになっています。

今後、専門学科がいわゆる「共通問題」を使うのか、それとも各高校が独自に作成する「独自問題を使うのか、そして各高校の試験科目の配点比率等について発表になる予定です。6月ごろからは各高校が受験生・保護者を対象とした説明会を実施されることも多くなると思います。今後、1学期の間はしっかりと各高校の情報を得ておき、進路選択あるいは夏休みからの学習に備えることが必要になるでしょう。

津田塾大 理系学科でも英語が得意でないと苦しい?

2013年4月17日 水曜日

津田塾大が2013年3月29日(金)に開催されたオープンキャンパスに行ってきました。

大学の概要です。

津田塾大は、明治の教育者である津田梅子が、当時の日本では先駆的な「学問重視の女子学校」として設立したことが始まりです。なお、その津田梅子の墓所は小平キャンパス内にあります。

リベラルアーツの理念の下、津田塾大には学芸学部1学部内に4学科が設置されています。簡単にご紹介します。

英文学科 同大で最も伝統がある学科で、副専攻に翻訳コースと通訳コースがある
国際関係学科 「国際関係学科」を日本で初めて作ったのが津田塾大
数学科 60名程度のこぢんまりとした学科、英文の数学テキストも扱う
情報科学科 数学科の授業も履修可能、理系ながら英語の必修授業が多く用意されている

数学科と情報科学科は理系の学科となりますが、共に英語「も」重視した内容となっておりますので、英語が好きではない方には理系であっても津田塾大では大変な思いをするだろうと予想します。

その上、TOEICで600点を取れていない学生は卒業出来ないという話もあります。

まさに、「英語の津田」と言われているだけのことはありますね。

4学科の学生が選択可能な「メディアスタディーズ・コース」というものも設けられており、このコースでは「言葉・批判・IT」の3つの力を身につけ、その後は新聞・広告・放送・出版業界等での活躍を目指します。具体的には「情報を批判的に読み解く」「メディアを活用して情報を発信する」ことなど、理論と実践を通してメディアリテラシーを身につけることになるようです。

このコースは3年次から選択可能となっています。

最後に、就職に関する諸データについてもご紹介を頂きましたが、データの年度が不明なため、あくまでも参考程度に留めておいてください。

就職決定率 95.7%
総合職・専門職に就く割合 90%
第一・第二志望先に就職できた率 85%

最後の写真は、津田塾大の最寄駅となる鷹の台駅の様子です。春にはこのような満開の桜が津田塾生を出迎えてくれます。素敵な所ですね。

同志社大 新設グローバル地域文化学部の難易度は?

2013年4月16日 火曜日

同志社大が2013年3月23日(土)に開催されたキャンパス見学会にお邪魔してきました。

同志社大では現在以下の2つの大きな動き・取り組みを行っておられます。

①国際化に対応
2011年4月に京田辺Cに「グローバル・コミュニケーション学部」を新設、次いで2013年4月には今出川Cの北に新しく烏丸Cを作り、そこに「グローバル地域文化学部」を新設

②キャンパス整備事業
法学部や経済学部のように1回生を京田辺C・2回生以降を今出川Cで学ぶことになっている学部に関してはすべて1~4回生を今出川Cで学べるように整理中。2013年4月から4年間同じキャンパスで一貫して学べるようになった。

余談ですが、この度の②の取り組みによって文系学生が今出川Cに集まりましたので、今出川C周辺での下宿先が「品薄」状態になっているようです。

就職率についてです。最新のデータとなる2012年度(2013年3月卒業)生の就職率などについてはまだ公表されていませんが、2011年(2012年3月卒業)生を含む過去2年分の学部別就職率が今回の説明会で公開されています。昨春は生命医科学部では1期生が卒業する、という節目を迎えています。

神学部 91.2%(昨年95.8%)
文学部 90.0%(昨年92.4%)
社会学部 93.7%(昨年95.9%)
法学部 95.5%(昨年97.2%)
経済学部 97.2%(昨年95.7%)
商学部 97.0%(昨年97.9%)
政策学部 95.1%(昨年93.2%)
文化情報学部 92.4%(昨年97.3%)
工学部(理工学部) 97.6%(昨年99.4%)
生命医科学部 98.1%(昨年データなし)
大学院計 95.2%(昨年96.4%)
総合計 95.2%(昨年96.1%)

やはり高い就職率であることがわかります。特に理系学部の率の高さが際立っています。

話題は変わりまして今春入試結果についてです。

今春入試では志願者数は41,072名(昨年39,867名)となり、実質倍率2.8倍(昨年2.9倍)となりました。志願者が増えているにもかかわらず倍率が少し低下していますが、これは昨年度より合格者数が850名増えているためです。

今春は「グローバル地域文化学部」が設置されて初めての入試となりました。気になる難易度についてですが、同志社大では同じ系統となるグローバル・コミュニケーション学部の各コースとも絡めて合格最低得点率を比べてみることにしましょう。

グローバル・コミュニケーション学部
英語コース 全学部日程78.0%① 学部個別日程77.5%②
中国語コース 全学部日程70.8%⑤ 学部個別日程69.6%⑤

グローバル地域文化学部
ヨーロッパコース 全学部日程75.0%② 学部個別日程78.0%①
アジア・太平洋コース 全学部日程73.8%③ 学部個別日程76.8%③
アメリカコース 全学部日程72.0%④ 学部個別日程74.8%④

パーセンテージの横にある「①」などですが、これは全学部日程・学部個別日程それぞれで上記5つの学部・コースを得点率の高い順に並べたときの「順位」となります。

グローバル・コミュニケーション学部の英語コースとグローバル地域文化学部のヨーロッパコースが最上位争い、グ地アジア太平洋⇒同アメリカ⇒GC中国という序列になっていることがわかります。

グローバル地域文化学部は、先行して設置されたグローバル・コミュニケーション学部と比べても遜色ない合格ラインになっており、「ほぼ同等」の難易度となったと見てよいでしょう。その中でも特にヨーロッパコースのレベルが若干ですが高くなっています。

今年度入試に関してはこういった結果に落ち着いたこれら2つの学部ですが、次年度どういう人気傾向・難易度になるか、注目されるところです。