関西外国語大 各科目の出題傾向・対策法

2012年9月28日 金曜日

関西外国語大のオープンキャンパスに行ってきました。

関西外国語大①

まずは、留学の実情に関してです。

関西外国語大は50ヶ国・337校と留学の提携をしており、毎年約600名が留学をしに関西外大を訪れ、反対に短期・長期も含めて約1700名が海外留学に向かっているそうで、実に3人に1人が留学を経験していることになります。

その約1700名のうち、1~3年の長期プログラムで留学するのは600名程度、残りだいたい1100名が半年以内のプログラムでの参加となっているそうです。

気になる留学先の選考に関してですが、長期短期に関わらず、留学の際の選考試験では学内成績が重視されているそうです。入学後の頑張りが大切、ということになりますね。

また、海外へ留学に行かなくても、「留学生寮のアシスタント」「ルームメートとして寮で生活」「留学生のスピーキングパートナー」といった形で学内の留学生と交流が可能となっています。外国へ行かなくてもしっかりと国際交流が出来るように工夫している辺り、さすがは外大ですね。

関西外国語大②

関西外国語大③

関西外国語大④

さて、何やら飛行機内やホテルのフロントのような写真を並べましたが・・・。これらはすべて関西外国語大の中にあるれっきとした「教室」で、キャビンアテンダントやホテルマンを目指す学生が演習を行うような場所となっています。

関西外国語大の学生さんたちはもう慣れっこになってしまっているかもしれませんが、この日は多くの高校生・保護者が歓声を上げ、記念撮影をされていました。これらの設備は受験生たちにとってかなり魅力的に映ったことと思います。

科目別の出題傾向についてもいろいろとお話を聞いてきました。

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華頂女子中高 佛教大への内部進学 詳細

2012年9月27日 木曜日

華頂女子中高の塾対象説明会に行ってきました。

華頂女子中高①

こちらのエントリー「華頂女子中高 佛教大への内部進学」でご紹介しました佛教大との連携について、更に詳しい内容を聞いてきています。以下、要点を箇条書きでご紹介します。

・佛教大が有する7学部14学科すべてに対し内部推薦枠を保有、合計で25名分の枠となる。
・他高校では持っていないような2名もの看護学科枠(他校で指定校を回しているのは1校だけらしい)、3名の教育学部枠(こちらも他校には複数名の枠は与えていない)があるのが強い。
・高2~高3の1学期末に希望調査を実施、高3の9月と1月の2回に分けて内部進学者を決定する。高3の9月に決まった者は「内定者」と呼ばれ、他大学の指定校推薦や公募推薦などをチャレンジ可能となっている。
・各学部の枠について。希望調査実施時に出てきた状況を鑑みて人数枠を設定するので、例えば当初は3名と予定していた学科であっても希望者が4名いるようであれば4名分の枠を与えるように手配する。
・3年間(高3の2学期まで)の平均が3.2あれば佛教大の推薦が得られる。高3生の6割がこの基準をクリアしているそう。
・過去3年の間に、第1志望学科から第2志望学科へ回された者は1名のみ。

補足をしますと、例えば、梅花女子大 看護学部は他高校への指定校推薦枠を出し渋っており、高校からかなりお願い・ご要望を受けているという事実があるなど、看護系に関しては「外部から入学させる」姿勢が強いのが一般的な姿なのですが、佛教大は華頂女子高に多くの枠を与えており、かなり「お得感」があります。

華頂女子中高②

中学校の2013年度入試情報です。次年度入試での大きな変更点は以下の通りです。

①試験科目を変更。一般入試全日程で2科(面接あり)入試へ。
②同時出願の場合、1回分の受験料で複数回受験が可能。
③推薦入試の「要件」を変更。詳細は華頂女子中へ直接お尋ねください。

高校の次年度入試での大きな変更点は以下の通りです。

①特奨生(入学金及び授業料全額 3年間免除)の適用対象を普通科全コース及び音楽科へ拡大。教育・文系の入試成績上位者及び音楽科入試成績上位者・実技優秀者も有資格者へ。
②「K100奨学金(年間40万円)」を新設、普通科・音楽科受験者を対象。
③音楽科の学科試験が英国2科に。普通科の回し合格判定もあり。

なお、音楽科受験希望者は「学習会」「講習会」を受講してほしい、とのことですので、志望者はお見逃しのないように。

今回の説明会では、佛教大の内部進学については佛教大の入試ご担当の方が来られて直接お話しいただいたこともあり、「佛教大コース」や「佛教大クラス」といった明らかな名称ではないものの、華頂女子中高と佛教大の関わりはかなり濃いものであることがわかります。

大阪夕陽丘学園高 来年度入試は合格難易度が上がる?

2012年9月26日 水曜日

大阪夕陽丘学園高の塾対象説明会の様子をご紹介します。

大阪夕陽丘学園高

大阪夕陽丘学園高は以下5つのコースを設けられており、それぞれ特徴を持たせた教育内容となっています。

特進Ⅰ類・Ⅱ類
入学時よりⅠ・Ⅱ類に分かれ、前者は国公立・難関私立、後者は難関私立へそれぞれ現役合格を目指す。他校特進系では夜遅くまで拘束して授業をしているが、ここの特進は詰め込み強制学習より自主学習の気持ちを育てることを重視し、クラブ・生徒会活動も可能。3年次には毎月進研模試を受験、他社の模試は各自で申込・外で受けさせている様子。

英語国際
「3週間」「3か月」「1年」と3タイプの留学プログラムがあり、1年留学は昨年35名以上いたとのことで、次年度から「1年留学希望者のみでのクラス編成」を検討している。週14時間もの英語の授業があるなど、英語に特化。1学年80名の在籍で今年は京都・関西両外大に合計40名が合格、大阪市立大・関関同立にも合格している。

音楽
科ではなくコースであるため、専門・専攻として踏み込んだレッスン等が出来ないのがネックだが、音大受験に必要な副科実技指導を充実させるなど、音大進学及びその後の学習に直結する知識・技能を習得させている。大阪音大との高大連携がある。

美術
芸大・美大受験に必要な素描と構成の実技習得に特化、基礎力を養うことを目的としたコース。コース在籍生の半分以上が美術部に入っているそう。過去16年で最も多く合格者を出している大学は大阪芸術大(98)、次いで宝塚大 造形芸術学部(46)となっている。

総合進学
女子のみ構成され、同校の中で最も生徒数が多いコース。補習・小テスト・再テスト・学習会といったきめ細かい指導を繰り返し行うことで定着を図る。1・2年次は均一のカリキュラムで基礎・基本を身に付けさせ、3年次にそれぞれの進路に合わせて文系・理系(医療・看護系含む)の科目選択を行う。

お聞きした所、今年度入学生466名のうち145名、実に1/3が特進Ⅰ・Ⅱ類生で占めているとのことで、3年後の大学合格実績に期待が集まるところです。

2013年度入試に向けた情報です。

総募集定員が300名⇒360名と増員され、10クラス体制となります。なお、コース別の定員は以下の通りとなっています。

特進Ⅰ35名 特進Ⅱ70名 英語国際70名 音楽35名 美術35名 総合進学115名

会の中で「設備がいっぱいいっぱいです」というお話がありましたので、今年度のように募集定員300名を大幅に上回る466名の入学者を迎える、ということは来年度は期待出来ないと思われます。

お話を伺っていて感じたのは、特に総合進学コースに何とかギリギリ滑り込みたい、という受験生が例年よりも苦しい戦いになると思われます。例年であれば合格しているような評定・実力テストの結果であっても、来年度に関しては合格出来ない例も出てくるかもしれません。受験校として考えている方は急いで実力アップに励んで下さい。

帝塚山学院泉ヶ丘中高 高校でコースの変更あり

2012年9月25日 火曜日

帝塚山学院泉ヶ丘中高の塾対象説明会に行ってきました。

帝塚山学院泉ヶ丘中高

2012年度入試結果です。

中学では総受験者数508名(昨年453名)・入学者数204名(昨年180名)と、昨年を大きく上回る数となっています。

特に医進(定員40名)の入学者数が今年80名となり、一昨年45名・昨年60名の流れになっていることも鑑みて特に注目されていることがわかります。昨年・今年と医進は2クラス体制とのことです。

1次での入学者は166名となり、この時点ですでに定員の160名を確保できたのも大きな特徴です。また、2回目の入試となる2次での入学者が32名となっています。後期は24名が合格、6名の入学を得られています。

併願者177名に対する聞き取りで判明した併願先ですが、最も多いのが清風南海(71)、次いで近大和歌山(16)、四天王寺(13)、清風と開智(各12)と続きます。また、2次合格者で入学をしてきた者の併願先は清風南海(15)・四天王寺(2)他となったそうです。2次・後期の併願状況を見ている限りでは清風南海と四天王寺の併願が多い様子でした。

コース別の合格者平均偏差値の経年変化ですが、特徴としては医進の平均値が下がっているという点があります。これは、合格者数を増やして2クラス体制とした結果起きたことであるとのことで、上位生は例年と変わらない数が入学している模様です。

高校入試結果です。

受験者数348名(昨年332名)・合格者数348名(昨年328名)・入学者数139名(昨年86名)と、中学と同じく入学者数が、しかも大幅に増えています。入学者数の大幅増の要因としては・・・

①専願受験者数が増えた(昨年49名⇒今年86名)
②併願の戻りが多かった(戻り率20.2%) 

併願受験者の公立高受験先としては泉陽(66)、鳳(64)、岸和田(34)、富田林(31)、泉北(国際文化)(29)、泉北(総合科学)(24)、和泉(16)、三国丘(14)、生野(文理・普通)(11)となっているとご紹介いただきました。

併願入学生の公立受験状況もご紹介いただきましたが、文理学科開設2年目にして三国丘や岸和田の文理併願・戻りが多く出始めているのが特徴です。

大学合格実績についてです。

卒業生233名に対し、国公立大合格者数86名。うち東京・京都・大阪・神戸大は合計で17名、国公立大医学部医学科には23名(一昨年20名・昨年18名)が合格しています。

2013年度入試についてですが、中学入試は大きな変更がないものの、高校入試でコース制の変更があります。

理数Sコースを廃止し、普通科理数コースと国際科の2コース制へ改めるのがそれで、前者が将来理系へ進学を希望する者を対象とし、後者は文系志望者向けの内容、それぞれの色を強くすることになっています。

従来の理数Sにあたる生徒たちに関しては、入学後高1・2時に理数コース内で「アドバンストコース」を編成する予定のようで、加えて高3になると理数コースの生徒の中で中高6年一貫コース生に混ざって授業を受けたいという者がおれば「理系上位コース」に編入が可能となっています。

こちらのエントリー「東大谷高 移転・共学化に向けて」でご紹介したとおり、最寄駅である泉北高速 泉ヶ丘駅前に新しく学校が移転してきます。開校以来泉北の地で頑張っておられる帝塚山学院泉ヶ丘中高。迎え撃つ側として次年度はどのような人気動向となるでしょうか。

城南学園中高 高校で「教育特進コース」新設へ

2012年9月24日 月曜日

城南学園中高の塾対象説明会に行ってきました。

城南学園中高①

まずは中学の教育内容からです。

まず、今年度より制服が変更になっています。ぜひHPや学校案内でご確認下さい。

7限授業・週6日制・2期制によって授業時間数を多く確保している点が特徴で、授業の中身としては「反復集中講座」「習熟度別授業」「個別添削指導」が主な柱となっています。特に反復集中講座は、月~金が通常の授業、その後土曜日に1週間分の復習を実施、さらに定期考査1週前には考査範囲の復習が実施されています。特に理系教育に力を入れており、京都産業大の天文台見学、近畿大での実験学習といった取り組みを積極的に行っているそうです。

中学から高校への進学時には5つ(来春新設の教育特進コース含む)のコースから進学先を選ぶことになります。

高校では新コース「教育特進」が2013年4月よりスタートします。教員としての資質を養い、教育系の大学・学部への進学を目指すコースで、高2から国公立大系と私立大系に分かれることになります。

併設の大阪総合保育大の教員による授業、同じく併設の城南学園小・中での実習といった、同一学園内の資源を最大限に利用した教育内容は他校には真似しにくいものとなっています。

また、このコースは「特進」の名がつけられていることからもわかるように、他の特進アドバンス・特進と同じくくりとして扱われ、両コースと同様の学力強化指導体制がとられることになっている点も特徴です。具体的なカリキュラムとしては、1年次は特進アドバンス及び特進と共通のカリキュラム、2年次より国公立大志望者は特進アドバンス文系と共通、私立大志望者は特進と共通のカリキュラムとなる(いずれも教育系専門科目以外)。

特進系としてひとくくりにされる特進アドバンスと特進で禁止されている運動部系のクラブ活動ですが、教員には様々な経験や知識が重要との考えから、この制限は行われないそうです。クラブも謳歌したい生徒も心配ないですね。

さて、高校のその他のコースでの教育内容をご紹介します。

特進アドバンスコース
2011年度より開設されたばかりのコースで、5教科の指導に力点を置き、国公立大進学を目指す。理系志望者の増加に対応すべく、カリキュラムを改編して理系にも対応することになる予定(高2で文理分け)。同コースは代ゼミサテラインを導入している。

特進コース
英国社3教科に力点を置き、関関同立などの難関私立大進学を目指すコース。

※上記2つのコースはクラブに制限がある(運動部は禁止)模様。

進学選択コース
今春43%が4年制大へ、城南短大へ9%、他短大へ6%、専門学校に19%、就職14%という構成で、80%ほどが何らかの形で進学をしていることになる。

幼児教育・福祉コース
併設の大阪総合保育大あるいは大阪城南女子短期大への内部進学に直結するコース。

最後の幼児教育・福祉コースについてですが、高校全体で大阪総合保育大の合格者が3名に留まっていることから、同大への内部進学は極めて難しいものと考えるべきで、実態としてはほとんど全員が短大への内部進学になっている模様です。その点はご注意ください。

2013年度入試に向けてですが、中学・高校共に同窓生子女や在籍生姉妹優遇に関するものは2013年度入試より廃止となります。

咲くやこの花中 入試で大きな変更が

2012年9月21日 金曜日

咲くやこの花中の受験生・保護者対象説明会に関する情報です。

咲くやこの花中①

まずはコース制のご紹介から。以下4分野から構成されており、入試受験時に1つだけ(第2志望は選択不可)選択する必要があります。

ものづくり(理工)分野(20名)
理科と数学の授業時間が多く、基礎学力の充実を図った上で発展学習に取り組む。高校進学時には総合学科の自然科学系列かロボット工学系列に所進学。

スポーツ分野(20名)
スポーツに関する授業時間が多く、実技と共にスポーツ科学の基礎的知識も教授。高校進学時には総合学科のスポーツ系列へ進学。

言語分野(20名)
国語や英語の授業時間が多く、語彙力・読解力・コミュニケーション能力を育む。高校進学時には総合学科の人文科学系列へ進学。

芸術(美術・デザイン)分野(20名)
美術やデザインに関する授業時間が多く、美術の基本的な表現技法を学ぶ。 高校進学時には総合学科の造形芸術系列か映像表現系列へ進学。

注意点があります。1度選択した分野・系列は中学3年間はもちろんのこと、高校進学時も6年間変更できません。併設高校には食物文化科と演劇科がありますが、それらも選択不可となります。分野・系列の個性が強いので、受験時に選択のミスをする事は許されません。ご注意ください。

また、分野ごとに加入できるクラブが決まっているのも注意が必要です。スポーツ分野に関しては高校進学後も指定された運動系クラブ4種から選ぶ必要があるものの、その他の分野に関しては高校進学後はクラブの制限はなくなるそうです。とはいっても、中学の間はクラブの制限がつくことになります。なお、器械体操部・陸上競技部は土日も含めて毎日練習があるようなので、平常の授業も含めてスポーツ分野の生徒は毎日何らかの活動を学校で行うことになるみたいです。かなりハードです。一方で、文化系クラブは週3日程度の活動だそうで、前述の運動系とはまた異なったスタンスとなっています。

本題となります入試制度の変更についてですが・・・

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大阪電気通信大学高 大学進学率が高い工業系コース

2012年9月20日 木曜日

大阪電気通信大学高の塾対象説明会に行ってまいりました。

科としては普通科と電子工業科の2つがあり、それぞれの科には複数のコースが設置されています。普通科は進学コースと健康スポーツコース(運動部に必ず所属する必要あり)の2つのコースで構成されており、3年間は次のような取り組みが行われることになっています。

1年次(両コース共通)
1年次は基礎学力づくりとして「朝のトレーニング(基礎的な学習)」「資格取得の奨励」や「宿泊研修での友達づくり」「クラブ活動」での人間関係構築を図る。両コース共通部分が多い。

2年次
進学:高大連携授業(文系は追手門学院大、理系は大阪電気通信大)によって適性を発見。
健康スポーツ:コナミスポーツを利用した水泳やトレーニング実習。

3年次
進学:習熟度別選択学習システムで、「理1:理系学部を志望」「理2:大阪電気通信大を志望」「文1:文系学部を志望」「文2:文系学部・専門学校・就職を志望」と4分類
健康スポーツ:中高保健体育教員、スポーツトレーナー、各スポーツの指導者、インストラクターなど、生徒の目標に合わせてサポート

普通科2コースの大学進学率などは以下のようになっています。

大阪電気通信大35%・他大学39%
⇒ 大学進学率74%(電通大:他大学=47:53)
⇒ 文系学部:理系学部=46:54

他、専門学校10%、就職5%、未定5%という進路構成となっています。

普通科と並んで電子工業科が設置されていますが、こちらは「理数」「電子情報」「医療電子」「デジタルゲーム開発」の4つのコースに分類されています。

電子工業科167名卒業中、大阪電気通信大が80名(48%)、その他大学63名(38%)、短大1名(1%)、専門学校14名(8%)、就職1名(1%)、浪人6名(3%)、未定2名(1%)といった進路状況になっており、電通大+他大学の率を足すと、工業系コースにしては異例の86%の4年制大学進学率となります。

一般的な公立の工業・工科高校は50%以上が就職なので、ここは極めて大学進学率が高い工業系コースであると言えます。

特に理数コースが同高の「大学合格実績の稼ぎ頭」となっており、理数コースから今春は大阪府立大1名・同志社大5名・立命館大4名・関西大1名といった合格も出ているのが特徴です。

理数以外の3つのコースからは、大阪電気通信大69名、同志社大3名を始めとして129名の卒業生のうち107名が4年制大へ進学しています。

入試科目は3教科でOKですが、来春入試から1教科でも10点未満となると不合格となる点に注意が必要です。

東大谷高 移転・共学化に向けて

2012年9月19日 水曜日

東大谷高の塾対象説明会に行ってまいりました。

東大谷高

2013年4月より、泉北高速泉ヶ丘駅から徒歩8分の所に移転、同時に男女共学化することがすでに発表になっています。現中3生の入学より新校地の使用・男女共学開始となります。

この移転・共学化については随分前に決定されて一般的に知られるところとなっていたものの、詳細については泉北ニュータウン内で配布されているコミュニティ誌が報じるだけで、当事者である学校のHPなどでの紹介は皆無でした。しかし、今年の4月以降は非常に積極的に移転・共学化についての宣伝活動をされておられます。この春(5月末)に実施された説明会では中1・2生の参加も含めて700名ほどが集まったようですから、広報面での出遅れに関しては「遅れを取り戻した」と言い切れるでしょう。また、その説明会の参加者数1つを取ってみても注目度の高さは抜群であることを示しています。

さて、現在の校地である阿倍野の校地ですが、現在籍生が引き続き使用し、現高1生の卒業をもって使用を終了することとなります。以後は大谷中高が何らかの形で使用予定とのことです。

制服も変更しており、先ほどご紹介した春に実施された説明会の際には「投票」が行われ、その結果も受けたスタイル(ブレザー)になっています。

教育方針としては以下のような点を養う、とご説明頂きました。
①学力の基盤となる国語力
読書百冊、到達度別授業、「ことばの教育研究所」を設置、「10年未来プロジェクト」「探究ゼミナール」
②豊富な知識と教養
③自分で考える力
④考えを発表する力

また、ホワイドボード・電子黒板・タブレット型端末・無線LAN環境といった電子機器を整備することも発表されています。この辺りについては近年新しく校舎を建てる学校にはほぼ「常識」の範囲として設置されているもので、東大谷高もきっちりとそれに倣っておられます。

先の説明会の際にもご要望が多かったと思われるスクールバスですが、以下の3系統運行することになっています。

①古市コース 古市~富田林~金剛~学校
②泉大津コース 泉大津~和泉府中~学校
③泉佐野コース 泉佐野~熊取~貝三中前~学校

最後に、2013年度入試についてご紹介します。

コース構成を以下のように刷新されています。募集定員とともにご紹介します。

特別進学(120名)
言語・国際(40名)
進学探究(160名)

合計の募集定員が320名となっており、今春の240名から80名もの定員増となっています。男女別の人数設定はありません。

回し合格に関しては7通りの出願パターンから選ぶことになります。詳しくは願書や入試要項でご確認下さい。

入試科目及び合否判定で大変面白い制度が採られていますので、詳しくご紹介します。試験を受験する際は全員必ず5教科を受験する必要がありますが、判定は以下の形で行われることになります。

①出願時に国数英の中で最も得意な教科を1つ申告、その科目は②判定時に「2倍」される
②国数英3科400点満点で判定
③上記②で基準に達しなかった受験生についてのみ5科500点の成績を中心に総合的に判断して判定

3教科(うち1教科は得点2倍)で判定し、万が一の時は5教科で判定してくれる、という制度になります。他校では見られない、ユニークな制度ですね。

合否判定の際、以下の条件に合う受験生は合否判定の際に「有利に取り扱われる」との旨、発表になっています。

①部活動で優秀な成績を修め、中学校長・部顧問から推薦された者
(言語・国際、進学探究の専願者に適用)
②英語検定3級以上の資格を有する者(言語・国際に適用)
③日本語検定4級以上の資格を有する者(全コースに適用)
④漢字検定3級以上の資格を有する者(全コースに適用)

最後に学費面でのお話を1つ。授業料が軽減・無償といえども私立高入学者は一時的に授業料を納める(立て替える)⇒後日無償分を返還、という流れになっていますので、一時的に授業料を納める必要がありますが、東大谷高では1年次の立て替え納付が免除、つまり学校側が肩代わりしてくれるとのことです。この点も願書・入試要項で細かい所を必ずご確認下さいますようお願いします。

泉北の地で新たな歴史を刻むべく、いろいろと準備しておられる東大谷高の様子でした。

大阪女子高 2014年度より共学化

2012年9月18日 火曜日

大阪女子高の塾対象説明会に行ってきました。

大阪女子高

説明会の冒頭、「2014年度入学生より共学校となるべく、申請手続きに入った」とご報告いただきました。

各コースの取り組み内容は後程簡単にご紹介しますが、現行の普通科及び商業科を維持しつつ、新たな展開をお考えになられている様です。

来る2013年度入試が女子校としては最後の入試となる予定なので、現中2生の皆さんが知っておくべきなのはもちろんですが、現中3生でも「女子高 に進学したい」との希望が強い方で大阪女子高を志望している場合は、共学化の可能性があることを念頭に置いて受験するかしないかを決める必要があります。

大阪女子高②

さて、大阪女子高の教育内容のご紹介です。

この学校は普通科(文系特進・看護進学・保育進学・総合教養の4コース)に加え、女子校としては大変珍しい商業科を持つ学校です。

普通科
文理特進 文系大学への進学に絞って英国に重点を置く
看護進学 看護・医療系大学へ進学にしぼって国数英に重点を置く
保育進学 幼児教育や保育関連への進学をめざし、音楽美術家庭科など実技に重点を置く
総合教養 基礎から着実に学力をアップ、進学と就職のどちらにも対応

商業科
経済・経営・商学の知識を習得し、経済社会で活躍出来る人材を育てる

普通科内に設置されている文系特進と看護進学の各コースについては、代ゼミとの連携により英国を重点的に学力強化する講座を無料で受講可能だそうです(テキスト代別)。

入試面においては、「クラブ特待生(対象クラブは陸上競技・バスケ・吹奏楽)」「成績優遇(学力検査成績上位者、学力検査が170点以上もしくは上位150位以内)」といった特待生・優遇制度を持たれていますので、ご興味がある方は一度大阪女子高の先生方にお聞きになってみてください。

大阪からまた一つ女子校が消えつつある、というさみしいお知らせでした。

樟蔭中高 多方面ながらしっかり根をおろした教育内容

2012年9月14日 金曜日

樟蔭中高の塾対象説明会にお邪魔してきました。

樟蔭中高

まずは教育内容のご紹介から。

中学では2年次に特進がⅠとⅡに分けられることになり、特進Ⅱに関しては先取りを行わず基礎学力の定着を目指して中学校の指導要領に沿った内容で授業が進められます。進度が異なるということもあり、特進ⅡからⅠへは3年進級時にコース替えが可能になるのを最後に、以降は上へは上がれなくなる点注意が必要です。

コース間の入れ替えは高2進学時までは実施していますが、以降は入れ替えを行わずに大学入試まで進むとのことです。高2進級時には難関国公立大を狙う「文Ⅰ・理Ⅰ」、国公立大及び難関私立大を狙う「文Ⅱ・理Ⅱ」、中堅私立大がターゲットの「文Ⅲ」の3分割されます。

中学に昨年新設されたばかりの身体表現コースは、高校進学時に進学・児童教育・健康栄養から進学先を選ぶことになります(児童と健康は一定の成績が必要)。また、進学に進級した者は高2進級時に教養系か表現型を選ぶことになります。

高校では、6年一貫コースに編入して国公立・難関私大をめざす「特進」、2年次に教養系と表現系に分かれて指定校推薦などを使っての大学進学となる「進学」、併設の大阪樟蔭女子大の関連学部に内部進学する「児童教育」「健康栄養」というバラエティーに富んだコース編成が特徴です。

児童教育コースから直結している大阪樟蔭女子大 児童学部は小学校・幼稚園教諭・保育士を目指す学部で、就職率が100%の年もあるという大変優秀な学部です。

健康栄養コースは児童教育コースと同様に併設大に進学することになります。進学先の学芸学部 健康栄養学科では管理栄養士を養成する学科となり、管理栄養士国家試験の合格率が高いのもうれしいです。

児童教育・健康栄養ともに安心して併設大へ内部進学が出来ると思われます。

それでは、2012年度の入試結果です。

中学入試では受験者数153名(昨年126名)・合格者数148名(昨年110名)・入学者数98名(昨年89名)となりました。特に受験者数は一昨年206名⇒昨年126名と80名もの減少となったが、今年はその減少傾向に歯止めをかけ、受験者数を増やした点は高く評価すべきでしょう。

入学者数は一昨年から昨年で約15名減少したものの、今年は昨年から約10名増加させたので、受験者数同様に回復をさせていることになります。

先ほどご紹介をしました2011年度新設されたばかりの身体表現コースですが、今年24名が入学しています(昨年20名)。

高校入試はどうでしょうか。専願162名(昨年116名・一昨年94名)に対し併願412名(昨年416名・一昨年483名)となり、専願が大きく増えた一方で併願は昨年並みの志願動向となりました。

結果、入学者数は213名となり、昨年150名・一昨年144名と比べると大きく上回っています。これも「女子校不遇の時代」と言われる昨今では、非常に良い結果となりました。

樟蔭中高②

来る2013年度入試についての情報をまとめます。

中学入試におけるコース制や入試制度等についての変更として、身体表現コースの対象競技が新体操・ダンス・バトントワリング・ソフトテニスに加えて新たにスキー・体操・バスケットボールが追加となるということが挙げられます。種目の数が増えたことで、より一層活気あふれるコースになることと思います。

高校入試では、大阪府前期選抜において普通科が3教科で募集を開始することを受け、特進で3科5科の選択制が開始になります。5科受験者は①5科の得点 ②3科×5/3 の高い方の得点で判定されることになります。

高校の各コースの中で今一番レベル・難易度が上がっているのが健康栄養ではないでしょうか。今年は偏差値でいうと50程度の受験生が多く集まっているようでもありますので、来年も専願・併願ともに偏差値50程度の力が目標になってくると思われます。

女子校の魅力を残しつつ、中学の選抜特進に代表される「成績上昇」の面、信頼をおける併設大の資源を活かした高校の健康栄養や児童教育の取り組みと、広範囲ながらしっかりと根をおろした教育内容となっているがゆえに、近年評価が高くなっている樟蔭中高のご紹介でした。