同志社大 全国各地で入試説明会を開催

2013年9月30日 月曜日

同志社大が、毎年秋に実施されている恒例の入試説明会を、10月から順次全国22ヶ所で開催されます。

詳細は次の通りです(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
同志社大 入試説明会2013

日程・場所:
東 京 10月 5日(土) 秋葉原UDX★
長 崎 10月 6日(日) 北九州予備校 長崎校
大 分 10月12日(土) トキハ会館★
札 幌 10月26日(土) アスティ45 会議・研修室ACU
鹿児島 10月26日(土) 天文館ビジョンホール
広 島 10月27日(日) TKPガーデンシティ広島
神 戸 11月 2日(土) 三宮研修センター
梅 田 11月 2日(土) ナレッジキャピタルコングレコンベンションセンター
京田辺 11月 3日(日) 同志社大学京田辺キャンパス
高 松 11月 3日(日) サンポートホール高松
高 知 11月 4日(月) ザ クラウンパレス新阪急高知★
名古屋 11月 4日(月) ミッドランドスクエア
福 岡 11月 4日(月) JR博多シティ会議室
難 波 11月16日(土) 難波御堂筋ホール
今出川 11月16日(土) 同志社大学今出川キャンパス
仙 台 11月17日(日) TKP仙台カンファレンスセンター
秋 田 11月17日(日) パーティーギャラリーイヤタカ★
岡 山 11月17日(日) 岡山コンベンションセンター
金 沢 11月23日(土) TKP金沢ビジネスセンター
静 岡 11月23日(土) 静岡駅ビルパルシェ
新 潟 11月24日(日) 新潟東急イン
山 口 11月24日(日) ホテルニュータナカ★

時間:13:00~16:00(※但し長崎会場のみ14:00~17:00)
★はキャンパスフェスタ(開催時間は14:00~16:20で、キャンパスフェスタと同時開催)

内容:入試制度及び概要説明、学生によるスピーチ、英語問題解説

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

同志社大を知るチャンスです。お近くの街で開催される回で、ぜひ参加するようにしましょう。

四條畷学園中高 驚異の高校入試結果

2013年9月27日 金曜日

四條畷学園中高の塾対象説明会にお邪魔してきました。

中学の様子をご紹介します。

今年で設置4年目を迎えた6年一貫コース(2クラス)、外部高校を受験することが可能な3年コースの位置づけとなる英数発展コース(1クラス)と英数コース(3クラス)の、3つのコースから成ります。

6年一貫では中1・2では週38時間で年間1330時間、中3年は週40時間・年間1400時間もの学習時間を確保。公立中は年間980時間なので、年間にして300~400時間ほどの違いが出てくることになります。「社会人講座」「勉強合宿(年2~3回実施)」に注力しており、この取り組み分で3年コースとは授業料にして年間6万円の違いが出てきます。年3回の全国規模模試を受験し、立ち位置を把握することにも余念がありません。

3年コース内の2つに関してご紹介します。

英数
全学年とも週37時間、土曜日は午前中のみ授業あり。特に英数はクラブ活動を頑張りたい子向けに設定されている。併設小学校からの内部進学も多い様子。

英数発展
中1・2で週38時間、中3は週40時間となっており、土曜は6時間授業。勉強中心の取り組み。この英数発展コースでは五ツ木模試において5年連続偏差値70以上が3人に1人、2012年度卒業生に限定すれば2人に1人が70を超えていたそう。

タイトルにもありますとおり、高校合格実績がかなりのものとなっています。今春は以下のような実績となりました。

四條畷 12 大手前9 寝屋川3 市立東6
慶応義塾1 灘1 立命館系1 同志社系4 関西大系1
東大寺3 帝塚山11 大阪星光3 西大和5

地元のトップ校四條畷高は毎年2ケタ、第2学区トップの大手前は9名中7名が文理学科であるなど、公立難関校に強いのがわかります。しかも、英数発展の子ばかりが優秀であるわけではなく、大手前や四條畷合格者の1/3程度、東大寺・大阪星光・洛南・西大和も英数から合格が出ているとのことです。

続いては、高校の内容です。コースは以下の3つです

①総合コース
女子のみの総合クラス(2年次より総合標準クラスと総合文理コースに分割)、吹奏楽クラス(男女)、情報クラス(男子は内部進学者及び水泳のトップアスリート限定)の3つから成る。土曜日の授業はなく、テストや行事で土曜日に来ることがある程度。

保育コース
女子のみ。併設短大の保育学科で専門的に学ぶための基礎を勉強する。土曜は4限(第二土曜は休)。

特進文理コース
発展的・系統的な学習で学力向上を目指す特進Sクラス、きめ細やかな指導で実力アップを狙う特進クラスの2つに分かれる。土曜は4限(第二土曜は休)。特進Sは国公立大及び難関私立大を目指す内容で5教科対応。特進は難関および中堅私立大及び併設大、看護学部や薬学部を目指す、3教科対応のカリキュラム。

なお、次年度より特進国際APEXクラスは募集を停止されることになっています。

大学合格実績ですが、4年制大(併設大2%含)に34%、短期大(併設短大24%含)33%、専門学校20%、就職その他13%という内訳です。特進文理からの合格実績としては、国公立3名、最も多い私大で近畿大15名という結果で、大学進学については「もう一声」というのが正直なところでしょう。

2014年度入試に向けてです。

中学入試においては、日程は1次1/18(土)・2次A 1/20(月)PM・2次B 1/24(金)と決定しています。2012年度入試からそれ以前に比べて日程が前倒しとなっており、それが踏襲された形になっているのが特徴です。

高校入試では、先にご紹介した特進国際APEXの件以外の大きな変更点はありません。

2013年3月卒就職率 分析② ~就職率が高い学部・系統~

2013年9月26日 木曜日

こちらのエントリー「2013年3月卒就職率 分析① ~文系<理系 男子<女子~」では、2013年4月卒業生の最終就職率をご紹介し、特に今年3月卒業生においては男子よりも女子の方が就職率の点では健闘が光った、という話をご紹介しました。

大まかな就職率については前回のエントリーのような状況となっていますが、もっと細かく就職率を見てみたいと思います。今回は、近年ではどういった学部・系統の就職率が高いのか?低いのか?について検証してみます。次の表をご覧ください。なお、表内で紹介している就職率は大学通信調べによるもので、先にご紹介をした文部科学省及び厚生労働省調べのものとはソースが異なり、総計の就職率も異なっています。以下でご紹介する就職率は「就職決定者÷(卒業生-大学院進学者数)×100」で計算されたものです。

学部・系統別に過去5年分の値を掲載していますが、2013年度の就職率が高い学部・系統から順に左上⇒左下⇒右上⇒右下、と掲載しています。

就職率が高い学部・系統として、ベスト3は看護、薬、医療技術といった「医療系」が独占しており、もう少し下の方の順位を見てみても社会福祉、家政・栄養、教育という「資格系」が人気を集めています。

また、反対に就職率としては振るわない部類に入る、右側の表にある学部・系統を見てみますと、文系学部がひしめいています。

全国の進学校でご勤務されている進度指導教諭644名に「就職を意識して大学・学部を選ぶ傾向が強まっているか」と聞いた所…

以前に比べて強くなった 34.8%
以前に比べて少し強くなった 53.0%

と、この2つの回答だけで90%近くにまで達しています。その点から考えますと、この学部・系統別の就職率データは大学受験を控えた受験生の学部選びの参考になるものではないかと感じます。

特に、「大学で何を学びたいか決まらない」「興味がある分野が見つからない」といった受験生の皆さんは、いわゆる「つぶしが利く」所として「就職率が高い学部・系統」を候補として挙げるのも1つではないでしょうか。

このシリーズ3回目となる次回のエントリーでは、企業側の目線に立った内容で、昨今の就職状況等について分析してみたいと思います。

プール学院中高 高校でS文理を新設

2013年9月25日 水曜日

プール学院中高の塾対象説明会に行ってきました。

学校概要です。

女子校の魅力と使命として、以下の点を挙げておられます。

①「自立した女性」を社会に送り出す
②「女性力」の要請(優しさと強さ、人の痛みがわかる、命を産み育てる大切な使命)

キリスト教学校としての根本的な教育目標として、スクールミッションである「愛と奉仕」を挙げ、人を愛し、人から愛され、自ら進んで奉仕が出来る人間を育成すること、とされています。具体的な特徴点は次の通りです。

①充実した学習指導(何をどのように学ぶのか)
カリキュラム ⇒ 知識力とコミュニケーション力
「自習力」の養成 ⇒ 達成感と自信を身につける

②充実した進路指導(何を目指すのか)
豊富な体験から自らが選び取るキャリア教育、個別の丁寧な進路指導

③充実した課外活動(問題をどう解決するのか)
クラスアクティビティ、クラブ活動、国際交流プログラム

中学校では、「きめ細かい学習指導」「着実に学力をつける教育内容(充実の授業内容、卒業論文、検定試験への挑戦)」が学習指導面での特徴となっています。

一貫特進がスタートして今年で2年目。1期生(現中2)は英数国3科総合で中1の4月50.5⇒中2の4月54.5と偏差値が上がっているとのご紹介がありました。同コースの取り組みは次のようなハードな内容となっています。

朝テストによる国語・数学・英語の確認
放課後補習による数学・英語の基礎力の充実
休暇中の補充授業、夏期勉強合宿

高校では「充実した高校生活を送る」「自主自立の精神を養う」「生徒一人一人の夢を実現する」ことを目指して取り組んでおられます。

2014年度よりS文理コースを新設され、それに伴い選抜特進は廃止。当コースでは3年間で国公立文系・理系の現役合格を目指すため、以下の点に注力されます。

①理系志望の生徒のニーズに応える、3年間一貫クラス
②充実のカリキュラム(理科・数学は週13時間で、全体の1/3を占める)
③理科は物理・化学・生物を各「基礎」を高1から履修
④放課後の補習、居残り学習、勉強合宿、自習マラソンで徹底して「自習力」を養成

特進コースでは、2年進級時に芸術系特進クラスを設けます。

2014年度入試についてです。

中学入試では、初日午後入試に新参入。当該入試は算数のみが試験科目、一貫特進のみ募集の「算数特別入試」という名称になっています。16時半集合です。
2日目には午後入試となる1次Bを実施します。こちらは15時集合。

プレテストは実施回が1回増え、2回実施になります。2回目となる12月1日(日)実施分は算数特別入試に合わせた内容となる算数のみの実施となります。プレテスト受験者は入学検定料が5000円割引となる(どの入試回でも対象)

高校入試では、S文理コースを新設されます。それに伴い選抜特進は廃止。選抜特進のレベルとほぼ同等と考えてよいと思います。

すべてのコースで3教科受験が可能。特進コースでは芸術実技入試があり、英数国+芸術実技で選考されます。

ヨコハマ大学まつり2013 9月28日(土)・29日(日)に開催

2013年9月24日 火曜日

横浜市が進める大学・都市パートナーシップ協議会の連携事業として、みなとみらい21地区を会場に市内にある28大学が一堂に集まるイベント「ヨコハマ大学まつり2013」が、2013年9月28日(土)・29日(日)に開催されます。

このイベントは、最先端の教育研究内容と学生のパワーを活かし、新たな魅力を発信することを目的として開催されています。各大学の特色を活かしたプログラムが多数企画されており、子どもから大人まで楽しむことができるイベントとなっています。

詳細は以下の通りです(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――
ヨコハマ大学まつり2013

日時:2013年9月28日(土)・29日(日)11:00~17:00
場所:みなとみらい21地区
内容:
子どもが楽しめる工作、実験や運動遊び、劇など
中高校生が大学の授業を経験できる教室や夏休み中に参加した公開講座の作品展
大人向けの講座
学生(サークル)による音楽やダンス、パフォーマンス など
(詳細はPDF文書でご確認下さい)

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――――

次世代を担う子どもたちを中心に、本物の学術をわかりやすく体験する「子ども体験教室」や「大人向け講座」、「学生パフォーマンスステージ」などが開催されることになっており、大人だけでなく子どもも楽しめるプログラムが企画されています。ぜひご参加ください。

大阪産業大学附属中高 高校は多彩なコース設定

2013年9月20日 金曜日

大阪産業大学附属中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

まずは教育内容のご紹介から。特に高校は多彩なコースが用意されています。

中学校
・中2まではコース分けなく、中3から「中高連携(内部進学)コース」「3年受験(他校受験)コース」に分かれる。中3の1学期までは中学校の学習内容の完成(基礎力養成期)として同一カリキュラムで進行し、中3の2学期より中高連携コースでは高校学習内容の先取り学習を、3年受験コースは高校受験対策授業を実施する。
・3年受験コース生は、他校受験の他に大阪桐蔭高への系列校専願推薦制度(10名)もある。毎年6~7名がこの制度で進学している。
・週6日制、7限(土曜は4限)授業、週39時間。1年次より学期ごとに習熟度別クラス編成を行う。
・1・2年次では週1回(英数、隔週)7限授業終了後に補充授業を実施。3年次2学期以降は中高連携コースは英国数で週3回、3年受験コースでは英国数理社で週5回の補充授業を実施。
・早朝テストは、1年次では英国数、2・3年次は英国数理社で実施。20点満点。これ及び復習テストで合格基準に達しない生徒対象に随時個別指導が実施される(7限終了後)。
・発展的学習としては、英検・数検・漢検の対策補講を受験級別で実施することで対応。
・クラブ加入率は75%で、中学ではテニスが個人・団体ともに近畿でトップレベル。

高校
普通科と国際科の2つの科があり、それぞれに4つと2つのコースを設置。以下概略。

普通科
特進Ⅰ 国公立・難関私立大への進学を目指す。平日7(土曜4)時間授業、週39時間。90分のサポート授業は全員必須(無料)。
特進Ⅱ 産近甲龍等の難関私立大への進学を目指す。平日7(土曜4)時間授業、週39時間。90分のサポート授業は希望制(無料)。
進学 学業とクラブ活動の両立、主に大産大への進学となり、多くの生徒が内部推薦により同大へ進学。3年次より文系・理系分け(本人の希望を尊重)。多くの生徒がクラブ活動に参加。週33時間。
スポーツ 様々なスポーツを体験し、スポーツ推薦による進学を目指す。平日6(水金各5、土曜3)時間授業、週31時間。運動部への所属が必須の、男子のみのコース。スキー・ゴルフ・テニスの実習あり。

国際科
特進 外国語大・難関私立大の外国語学部への進学を目指す。平日7(土曜4)時間授業、週39時間。90分のサポート授業は希望制(無料)。1年及び3ヶ月の留学制度(希望制)や、関西外大との高大連携Pによる特別入試制度あり。
進学 英語力を伸ばし、大学進学を目指す。平日6(土曜3)時間授業、週33時間。1年及び3ヶ月の留学制度(希望制)や、関西外大との高大連携Pによる特別入試制度あり。

大阪産業大学の附属、ということで、同大へは多くの生徒が内部推薦で進学しているようです。大阪産業大への内部推薦は、高2と高3で実施する実テ(計5回)と3年間の全科目の評定平均値、欠席日数、生活態度を見て判断されることになっています。進学及びスポーツに209名、特進に68名、その他コースに関わらず3名の枠が2012年度実績として与えられているそうです。

清教学園中高 6年一貫生の半分が国公立大に現役合格

2013年9月19日 木曜日

清教学園中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

清教学園中が実施するプレテストである「清教中学模試」のご紹介は毎年させて頂いていますが、学校の中身について踏み込んだものを当ブログでご紹介するのは、実に3年ぶりとなります。

まずは教育方針(学園の特色)のご紹介から。次の5点にまとめられていました。

①キリスト教精神に基づき、愛と奉仕を実践できる人間を育成
②男女共学により、平等と他者の尊厳を大切に出来る人間を育成
③国際感覚を持ち、平和と友好を築く人間を育成
④勉学と部活動を両立し、幅広い価値観を持つ人間を育成
⑤難関大学現役合格を目指す進学指導
⇒ 40%の生徒を国公立大現役で、京大10・阪大20を目標とする

男女比はほぼ5:5で、クラブの加入率が高いのも特徴です。中高それぞれ次のような加入状況となっています。

中学 クラブ加入率 89.1%(中1:95.8% 中2:87.6% 中3:84.6%)
高校 クラブ加入率 74.7%(高1:80.5% 高2:76.9% 高3:66.5%)

中学においては、これまではⅠとⅡで同一進度・同一試験としていたところ、次年度より各コースで中2・3では試験問題を一部変更することになるそうです。これによって上位層の更なる伸びと、下位層の底上げを狙っているそうです。

中学では高1から文理分けをしますが、高1では文理とも共通カリキュラムとし、高2から文系・理系が確定しカリキュラムを変えるようです。また、週35時間という、進学校の中では少ない授業時間数のため、電子黒板等を活用するなどして授業の中身を磨いて対応しているとのお話もありました。

大学合格実績の詳細をご紹介します。

今春卒業生数は435名で、うち6年一貫生は214名となっています。

今春の国公立大合格者数は166名(うち浪人45名)で、6年一貫生88名に対し高校入学組は78名となっています。

東大・京大・北大合格者のすべて、阪大・神大・大阪市大・大阪府大・大教大合格者の半分以上が6年一貫生が占めており、連携コース生を除く6年一貫生143名のうち、66名が現役で国公立大に合格しており、率にして46.2%ということで、「6年一貫生の半分が現役で国公立大の合格」していることになります。

高校入学組の実績を見ていますと、入学時に専願で入学している方がよい大学合格実績を出していることがわかりました。入学時の「やる気」の違いに起因しているのではないでしょうか。

詳しい合格者数は割愛しますが、関関同立においては合格者延べ数と実数がほぼ同じ値となっています。これは、一人で数多く受験しなくても少ない受験回数で確実に合格を仕留めてきていることを示しています。ひとえに、対策指導が確立している表れではないでしょうか。

指定校推薦枠についてですが、関関同立で35名分(関学11・関大9・同10・立5)あるものの、国公立大志望が多いこともあって毎年余らしているそうです。

2014年度入試に向けてです。

中学入試では、後期において「3科4科選択制を導入」「面接試験を廃止」とされ、併願しやすくなっています。

年々前期・後期ともに志願者数はやや減少しているものの、2回のプレテストとその後の成績懇談会で第一志望者を確実に取り込んでいる様子が伺えます。特に、前期合格者の95%、後期合格者の84.8%がプレテストを受けており、今年度入試においてはプレで60%取れていれば100%合格しているとのデータもお教え頂いています。

清教学園中を目指される方は、来る11月4日(月祝)の第2回清教中学模試を受験し、合格の可能性を探るようにしましょう。

近江高 2つの「系」を新設

2013年9月18日 水曜日

近江高の塾対象説明会に行ってまいりました。

アカデミーコース内に「医・歯・薬・難関理系」を、アドバンスコース内に「吹奏楽系」を新設されます。2つの「系」についての詳細を以下にご紹介します。

医・歯・薬・難関理系
・大阪・神戸・滋賀大にはコンスタントに合格者を出しているものの、滋賀医科大や京大・阪大・名大の理系学部等もう1ランク上の大学にも合格者を出したいとの思いから、同系を設置。
・入学時からアカデミーコースと別編成となる。
・1年次から数学と物理に関してはアカデミーとは別の担当者が教える。添付の通り進度が早く、何度も高い授業を行うとのこと。
・アカデミーは隔週土曜日に授業を行っているが、この系は毎週土曜日に授業を行い、数学・理科で100分の授業を行う。

吹奏楽系
・2年次より医療系・文系・理系と合わせて吹奏楽系を加えた4系統から所属先を選ぶ。よって、入試段階では実技試験も行わない。
・ソルフェージュや音楽理論など音楽系の科目が加わり、芸術としての音楽を学ぶ。
・「吹奏楽系」とあるが、吹奏楽部に入らなくてもよく、個人でピアノや声楽を習いながら音大を目指す生徒も入学してほしいとのこと。
・進路としては、音大だけでなく、龍谷大のような吹奏楽に注力している大学、幼児教育・保育・音楽療法などが想定される。

さて、2014年度入試に関する変更点等です。

一芸及び建学(共にⅢ種)奨学金の対象コースが総合・キャリアにアドバンスも加わることになります。また、新たに加わったアドバンスに関しては「学力テスト(3教科)+奨学生面接」で奨学生を選考することになりますので、ご注意ください(他2つのコースは基礎学力テスト+奨学生面接)。

併願奨学生は次年度入試よりⅢ種からⅡ種へ引き上げとなり、3年間の負担額が約18万円と従来の約半額になるという嬉しいお知らせもあります。

2013年3月卒就職率 分析① ~文系<理系 男子<女子~

2013年9月17日 火曜日

当ブログでは、過去に「大卒生の就職率」について何度か記事を書いてきています。

特に、直近の動きとなる今年4月卒業生の途中経過についてはこちらのエントリー「2月時点就職内定率 文系<理系 男子<女子」で、昨年春に卒業された方々の就職率についてはこちら2つのエントリー「大卒生就職内定率 昨年より上昇も・・・①」「大卒生就職内定率 昨年より上昇も・・・②」でご紹介をしています。

この度、2013年4月卒業生の最終就職率が明らかになりましたので、ご紹介を致します。以下、文部科学省および厚生労働省発表の資料を基に作成・分析を進めます。早速下のグラフをご覧ください(画像をクリックすると拡大します)。

折れ線グラフが示しているのが、毎年4月時点の就職率となります。今年度は93.9%ということで、昨年度の93.6%から0.3%という微々たるものではありますが、2年連続で就職率が上昇しています。しかしながら、過去からの就職率の推移をご覧いただければお分かりの通り、「厳しい就職状況」と言わざるを得ない状況が続いています。

また、棒グラフが示しておりますが、国公立大の就職率95.3%(昨年度より―0.1 ポイント)、私立大就職率93.4%(同+0.5 ポイント)となっており、国公立大と私立大の就職率の差が2012年度の2.5 ポイントから1.9 ポイントに縮まっています。「リーマンショック」による景気の悪化で就職率が大きく落ち込んだ2010年度や2011年度は国公立大の就職率が私立大のそれを大きく上回り、「不況でも国公立大卒は強い」ことを見せつけましたが、景気が徐々に回復していくにつれて私立大の就職率も持ち直してきている、という状況です。

就職率自体は改善の傾向にありますが、企業の採用方針に関しては必ずしも「人数を多く採る」というわけでもなさそうです。

近年ちょくちょく聞く話の1つに、大手企業の中には「要求する水準を満たす人材が募集人数より少ない場合、人数を確保することに執着しない」という、言わば「質を保つ」方針の所が多くある、という話があります。ですから、学生の質次第では、特に大手企業での採用者数がもう少し増えるでしょう。

続いて、文系・理系に分けて就職率をご紹介します(こちらも画像をクリックすると拡大します)。

左側に文系、右側に理系、それぞれ国公立大・私立大別に過去4年分の就職率をご紹介しています。

一目でお分かりいただけるのが、理系の就職率の高さです。国公立大・私立大とも、理系の就職率が文系を凌駕しています。

また、2012年度⇒2013年度の動きを見てみますと、文系は国公立大で前年比+0.4ポイント、私立大は横ばいとなっている一方で、理系では(国公立大ではなぜかダウンしていますが)私立大で+4.1ポイント、理系トータルで+1.6ポイントと、大きく数値が上がっている点も目を引きます。

文系と理系で比べると、やはり理系に分があるようです。

続いては、男女別の就職状況です(画像をクリックすると拡大します)。

冒頭にお知らせしました通り、若干ではあるものの就職率が好転しているにもかかわらず、男子は全体・国公立大・私立大の3つすべてで値を下げています。その反面、女子は全体・国公立大・私立大すべてで値を伸ばし、全体で94.7%となりとうとう男子の94.5%を超えました。日本経済新聞が過日に報じていたところによりますと、女子の就職率が男子を「5年ぶりに上回った」とのことです。

男女で就職率が逆転した理由として、同紙では「女子の採用が多い医療や介護分野の求人が伸び、男子の就職が多い製造業の求人減が影響した」と文部科学省及び厚生労働省はみている、と報じています。

また、あちこちの中高あるいは大学で「男子よりも女子の方が元気」というお話をお聞きします。「元気」にはいろいろな意味が含まれていると思いますが、就職率を見ている限りでは「女子の元気さ」が浮き彫りとなっています。

男子諸君、頑張れ!

次回のエントリーでは、学部・系統別の就職率をご紹介し、近年ではどういった学部・系統の就職率が高いのか?低いのか?について検証してみます。

京都産業大学附属中高 中学1期生の卒業を迎えて

2013年9月13日 金曜日

京都産業大学附属中高の塾対象説明会にお邪魔してきました。

今年度で開校7年目となり、今春はとうとう中学1期生が卒業を迎えています。今春全卒業生331名中、中高一貫生は64名。一貫生の合格先内訳は次の表の通りとなりました。

 

卒業生数

一貫生数

国公立

関関同立

医歯薬看

京都産業

産近甲龍

他私大

浪人

特進

117

37

12

5

6

 

4

5

5

進学 文理

19

2

 

1

1

 

 

 

 

進学 KSU

195

25

 

 

 

25

 

 

 

合計

331

64

12

6

7

25

4

5

5

大変残念ながら、期待を下回る結果となっているようです。次年度以降に期待をしたい所です。

その中高一貫生も含めた、大学合格実績を改めてご紹介します。

今春は卒業生331名(昨年296名)。特進117名(昨年73名)、進学コース内の文理コース19名(昨年26名)、同コース内KSUコース195名(昨年197名)、という構成になっています。

国公立大49名(昨年57名)合格(浪人5名(昨年3名)含む)。昨年は一昨年から大きく合格者数が増えたので、6年一貫生の卒業初年度ということもあり今年度は期待をされたのですが、一昨年の47名と同水準に後退してしまっています。

関関同立126名(昨年104名)合格⇒22名入学(昨年は12名)となり、昨年から若干良化はしているものの、一昨年は176名合格だったので引き続き見劣りする数値です。特に同志社が一昨年33名⇒今年16名と半減している点が気になります。

京都産業大へは内部進学で188名(昨年183名)が合格。185名がKSUコース、1名が特進、2名が文理という内訳でした。例年2~3名が文理・特進からKSUへ内部進学しています。その他、外部受験で19名(昨年37名)が合格しているそうです。

KSUコースから関西大(指定校)の合格が出ているのですが、指定校推薦での進学は上記を含めて全体で3名に留まるとのことです。

京都産業大への内部進学は高3の9月にKSUだけでなく文理や特進も含めて全コース対象で希望がとられます。学部・学科の希望はKSUコース生が優先で、成績上位者から選んでいくことになるそうです。今春卒業生の間では経営学部の人気が高く、枠の関係で希望に添えなかった者は経済・法の各学部に進学することになった生徒も数多く出たようです。

大学入試結果を総括しますと、特進コースでは49%(昨年75%・一昨年73%)、文理コースからは37%(昨年35%)がそれぞれ国公立大or関関同立に合格している、ということになります。

2013年度入試結果です。まずは中学入試から。

開校から3年間は70名の募集、それ以降は90名の募集で展開されています。

今春の総受験者数は586名(昨年567名)、これまで一番少なかった受験者数の3年前の439名から回復傾向にあります。また、今春入学者数は87名で、昨年の100名からダウンしています。

日程別の状況については次の通りとなっています。

A日程
83名(昨年87名)受験、54名(昨年56名)合格、1.5倍(昨年1.6倍)。合格者のレンジはss43~59(昨年ss39~68)。

B日程
271名(昨年319名)受験、188名(昨年187名)合格、1.4倍(昨年1.4倍)。同じくレンジはss44~66(昨年ss40~69)。

C日程
164名(昨年161名)受験、73名(昨年71名)合格、2.2倍(昨年1.7倍)。レンジはss42~71(昨年ss40~66)。

また、データとしては表れていませんが、BとCの両日程で洛北高等学校附属と西京高等学校附属の併願者が増えている傾向にあるようです。

続いて、高校入試結果です。

今春は専願296名(昨年285名・一昨年332名)、併願613名(昨年694名・一昨年657名)、合計909名(昨年979名・一昨年989名)の受験者数を集めています。

特に、専願で58名(昨年53名)不合格になっているのですが、これは過去最多の数ということです。

今春入試における特待生のラインは以下の通りだそうです。昨年のデータも合わせて表記しておきますので、次年度入試の参考にしてください。

全額免除 専願370点(昨年約73%) 併願400点(昨年約76%)
半額免除 専願350点(昨年約71%) 併願380点(昨年約74%)
1/3免除 専願340点(昨年約68%) 併願370点(昨年約70%)

2014年度入試に向けてです。

中学入試では特に変更点はなく、従来通りの入試となっています。

高校入試では少し注意点があります。今年は専願不合格者数が過去最高の数となっているなど、人気を博している京都産業大学附属高です。2014年度入試ではやはり併願の合格ラインがますます厳しいものになることはほぼ間違いなさそうです。よって、例年以上のレベルが必要になることを覚悟して、これからの学習に取り組むべきではないかと思います。