私立大学進学説明会 残すは大阪会場のみ!

2012年5月31日 木曜日

こちらのエントリー「私立大学進学説明会 今年も大々的に開催!」でご紹介をした私立大学進学説明会ですが、5月26日(土)の京都会場と5月27日(日)の神戸会場が終了しました。

2会場とも昨年を上回る総来場者数となっており、特に神戸会場は昨年と比べると4割ほど来場者数が増えるなど、高校生・保護者の関心が多く寄せられているイベントになっています。

開成教育グループでは、各会場で「進路相談コーナー」の担当としてブースで受験生・保護者の皆さんからのご相談にお応えしています。

今回のエントリーでは、2会場の当日の様子を簡単にご紹介します。

京都会場①京都会場の訪問カード記入コーナー

京都会場②京都会場での進路相談コーナーの様子

神戸会場①神戸会場での各大学のブース

神戸会場②神戸会場の進路相談コーナーの様子

先ほどもご紹介しましたとおり、各会場の来場者数が昨年よりも増えています。つまり、大学入試に向けてこの時期からもう動き出している高校生あるいは保護者の方々が多くなっているということになります。

残すは6月3日(日)の大阪会場のみとなりました。神戸や京都にお住いの方で今回のイベントに参加できなかった方は、最後のチャンスとなるこの大阪会場に必ず参加するようにしましょう。

他の受験生に乗り遅れるな!

立命館3高校合同 高校入試分析会 当日の様子

2012年5月30日 水曜日

こちらのエントリー「立命館3中学合同 中学入試分析会&相談会 当日の様子」でご紹介をした系列3中学校の合同説明会に続き、系列3高校の合同説明会も開催されました。当日の様子をご紹介します。

前回ご紹介した3中学合同説明会よりもかなり狭い会場でのご実施となりましたが、ご覧の通り立ち見が出るほどの大盛況ぶりでした。写真に写っていない会場後方で立っておられた方も含めると、立ち見だけで70~80名は居たものと思われます。

各校が発表された入試分析内容を順番にご紹介する前に、2013年度から新体制を迎える立命館宇治高の教育内容と、同じく2013年度入試から変更が予定されている立命館高のコース制度変更についてご紹介します。

立命館宇治高では、2013年より大きく教育内容をリニューアルされます。具体的には、「3学期制」、「土曜授業」、放課後に開講される「トワイライトスクール」を開始するといった点を今回簡単にご紹介いただきました。

立命館高はコース制と入試科目での変更が発表されています。まず、現在のMSCとSSCと総合の3コース制から、2013年度からはMSCとコアの2コース制となることが発表されました。これにより、1年から募集していたSSCは高2進級時に選択する形となります。

また、後期入試の入試科目数が3教科へ変更となり、専願の書類点は40点となる予定であることも明らかになりました。この3教科科の背景には「(特に大阪府の)公立高の3教科型入試への対応」が挙げられます。

それでは、各校の今春入試の注目点や今後の学習のポイントについてご紹介します。

(さらに…)

大卒生就職内定率 昨年より上昇も・・・②

2012年5月29日 火曜日

こちらのエントリー「大卒生就職内定率 昨年より上昇も・・・①」でご紹介をしました、今春大学を卒業された学生たちの就職内定率に関しての続きです。

前回は「就職内定率が好転したものの、就職希望者数が当初よりかなり減っていることから「就職浪人」などが多くいるのではないか」ということと「国公立大と私立大では圧倒的に国公立大が就職では有利」という情報を、データを交えながらお届けしました。

今回は、文系と理系で就職内定率がどれほど違うのか?についてご紹介をいたします。早速、下のグラフをご覧下さい(画像をクリックすると拡大します)。

文理別 就職内定率

過去3年分の、国公立大・私立大それぞれの文系・理系別そして全体の就職内定率をお示ししています。

2010・2011年は文系と理系では3~4%もの差が開いていた就職内定率ですが、今年は約1%に留まっています。全体の就職内定率自体が好転したのがこちらにも良い影響となって表れています。

文系と理系の比較で言いますと、これまでは「圧倒的に理系が有利」というデータでしたが、今年は特に私立文系の就職内定率の上昇が著しく、私立理系のデータとさほど変わらない値となっているのが特徴的です。

しかしながら、国公立大と私立大ではやはりまだまだ大きな差が残っているのが現状です。文系と理系に分けて見た際にも、やはり国公立大の方が就職内定率が高いということが証明されました。

同志社系列校 合同学校説明会 今年は2回開催

2012年5月28日 月曜日

昨年・一昨年実施された際は大好評のうちに終了した同志社系列校 合同学校説明会ですが、今年も開催されることが決定いたしました。昨年までは夏に1回だけ実施されていたのですが、今年は6月に1回追加され、例年の8月実施分と合わせて2回実施となっています。

同志社の目指すもの、教育理念、教育方針がわかると同時に、併設校それぞれの特徴がしっかりと理解できる大変ありがたい会となっています。

詳しくは次の通りとなっています(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。

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同志社 合同学校説明会

同志社系列校 合同学校説明会

日時:場所
2012年6月24日(日)12:30~16:00 ブリーゼプラザ(JR「大阪」駅 徒歩5分)
2012年8月5日(日)10:00~15:00 同志社大学室町キャンパス 寒梅館(京都市営地下鉄烏丸線「今出川」駅徒歩1分)
※事前予約不要・入退場自由
参加校・園:
同志社大学
同志社女子大学
同志社中学校・高等学校
同志社香里中学校・高等学校
同志社女子中学校・高等学校
同志社国際中学校・高等学校
同志社小学校
同志社国際学院 初等部・国際部
同志社幼稚園

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なお、8月5日(日)実施回では同志社大・同志社女子大のオープンキャンパスが同時開催されていますので、併設校の説明を聞いた後は進学の最終目標となる各大学の様子を実際にご覧いただけます。

なお、このイベントについて学校法人同志社のHPでは以下のようにご紹介されています。こちらも合わせてお読みください(以下、転載)。

「同志社は、知・徳・体を兼ね備えた人物を育成すべく、「キリスト教主義」「自由主義」「国際主義」を教育理念に掲げ、各学校・園がそれぞれ特色を活かした全人格教育を展開しています。同志社は、推薦入学制度をベースに一貫教育を行っており、大多数の者が、幼稚園から小学校、小学校から中学校、高校から大学というように上級の学校へ進学しています。

そこで、同志社が、幼稚園から大学までの教育を通して、どのような人物を育成したいと考えているのか、各学校・園ではどのような教育が行われているのかについてご理解いただきたいとの思いから、同志社の学校が合同で学校説明会を開催します。当日は個別相談も行いますので、ぜひご来場ください。」

大卒生就職内定率 昨年より上昇も・・・①

2012年5月25日 金曜日

今年大学を卒業された方々の就職内定率の調査結果が、このほど文部科学省および厚生労働省から発表されました。

過去にこちらのエントリー「2月時点就職内定率 やや好転も・・・」では2月時点の就職内定状況をご紹介しましたが、今回は最終的な就職内定率となっています。

早速下のグラフをご覧ください(画像をクリックすると拡大します)。

就職内定率 推移

折れ線グラフで示しております通り今年は93.6%と、昨年の91.0%から大きく上向いた結果となりました。近年で最も就職率が高かった頃と比べるとまだまだ低い数字ではありますものの、懸念された90%割れは回避できました点から考えますと「一安心」といったところでしょうか。

しかし、ひとつ気になる点があります。

厚労省の推計値によると、大学の2012年3月新卒予定者数は55万人。この内、今回のこの調査時点での大学就職希望者数は38万1千人、内定をもらったのが35万6千人となっています。

この「大学就職希望者数」ですが、調査を重ねる度に減ってきているのです。以下、今年度数度に渡って調査された際の大学就職希望者数です。

10月1日調査時点 42万5千人
12月1日調査時点 41万6千人
2月1日調査時点 40万6千人
4月1日調査時点 38万1千人

卒業者数は文部科学省「学校基本調査」から推計した数値である一方で、この「就職希望者数」は今回の調査対象となった約6千人から得た統計結果から推計した数値ですから、全体を集計すればひょっとすると少々かけ離れた数字になっているかもしれないものの、10月から2月の間に約2万人減った上に、2月から4月の間にまた2万5千人減っています。これは、新卒予定者が就職を諦めたり、大学院や専門学校などへ進学するなどの進路変更をした、ということが推測されます。それだけではなく、「本当は就職を希望しているがどこからも内定がもらえないので「希望せず」とした」という学生も多々いることでしょう。

こういった学生が「大学就職希望者数」から抜け落ちていくことで、就職内定率算出の際の「分母」が減りますから、おのずと数値も良く出る方向になります。

整理しますと・・・

新卒予定者数 55万人
就職希望者数 38万1千人
就職内定者数 35万6千人

となります。新卒全体に対して就職内定を得た学生の率は64.7%となり、学生の3人に1人が就職していない(出来ていない)計算となります。

また、国公立大と私立大それぞれの統計を見てみますと、国公立大が昨年より約2%の上昇であるのに対し私立大は3%ほどの回復を見せているものの、上の画像内の棒グラフで示しておりますとおり国公立大が圧倒的に高い値となっています。

国公立大と私立大の数値の移り変わりを数年分見てみますと、2007年や2008年のように雇用状況が良好な時期は国公立大も私立大もさほど変わらない内定率なのですが、雇用状況が悪化してくるにつれて私立大の学生が不利な状況になっていくのが目に見えて明らかです。

さて、大卒生全体の就職率の他に文系・理系別の就職率も公開されています。こちらについてはまた改めて別のエントリーでご紹介します。

東大谷高 移転・男女共学に関する説明会開催

2012年5月24日 木曜日

こちら約1年前のエントリー「東大谷高 移転+共学化+中学開校 へ」でご紹介をした東大谷高の移転と共学化についての話題です。

来る5月26日(土)に、移転先の近くである泉ヶ丘で移転と男女共学化に関する説明会が開催されることになりました。詳しくは以下の通りです。

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東大谷高 新体制に関する説明会

東大谷 新校舎

日時:2012年5月26日(土)14時~
場所:ビッグアイ(泉北高速泉ヶ丘駅徒歩3分)

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当ブログでは2ヵ月ほど前にこちらのエントリー「東大谷高 移転に関する進捗状況・続報」で、地域誌に掲載されていた情報を基にして新校舎についてご紹介を差し上げましたが、今回は東大谷高の方々が直接お話し下さるという機会となっています。

近々中学校も開校される方向でお考えのようでもありますので、その点にも注目したいところです。

京都文教中高 京大・医歯薬コース1期生の現状と取り組み

2012年5月23日 水曜日

京都文教中高の塾対象説明会に行って来ました。

京都文教中高①

みやこめっせに行く用事がある際は何度も前を通っていましたが、学校の中にお邪魔したのは今回が初めてです。1934年に建てられた「本館」と呼ばれている校舎が、他校にはない良い雰囲気を醸し出しているのが印象的です。

まずは大学合格実績についてご紹介します。

卒業生数228名(昨年272名)中、国公立大13名(全員特進コース生)、関関同立29名という成果でした。大学合格者の内訳ですが、文系学部・学科への合格は220名(男53・女167)、理系学部・学科は71名(男33・女子38)となっています。

特進コースの実績は良くもなく悪くもなくといった印象ですが、それ以外のコースは推薦やAOでの入学が目立っており、学年全体のうち実に60%が「京都文教大・短大への内部特別推薦(30%)」「指定校推薦(25%)」「京都文教大・短大への内部推薦(5%)」で進学をしているのが現状です。

内部推薦という言葉が出ましたので、ここで京都文教大・短大への内部進学についてご紹介します。京都文教大・短大への内部進学に関しては以下2つのルートがあるそうです。

①内部特別推薦(合格保証あり) ALPを受講し、修了したもの
②内部推薦 ALPを受講していない、もしくは修了していないもの

ALPとは、高2の2学期から開講されるもので、進学・体育・特進B(高3から受講可)の在籍者を対象とし、京都文教大・短大への進学を強く希望する者を対象とする高大連携授業のことです。

さて、今回の説明会では京都大を始めとする難関国公立大・難関私立大・医歯薬系学部を目指す京大・医歯薬コースの1期生が現在高3生ということもあり、進研模試の成績状況が公開され、来年の大学入試に向けての抱負などをお聞かせいただきました。

(さらに…)

梅花高で進路講演会を実施しました!

2012年5月22日 火曜日

開成教育グループ 入試対策課は、先日、梅花高から特進コース高3生の保護者の皆さまを対象とした進路講演会にお招きいただき、大学受験に関する講演会を担当させていただきました。

梅花高 講演会①

今回担当させていただいたのは、「特進コース」に在籍されている高3生の保護者の皆さん約30名に対する講演で、これから大学入試に向けてどのように学習を進めていけばよいのかという疑問にお答えすべく、大学合格までのスケジュールという点を中心にお話をさせていただきました。

梅花高 講演会②

スケジュールと合わせて、志望校合格に向けた各教科の学習方法、判定や偏差値の分析といった模擬試験の見方、夏休みの学習ポイント、最近の大学入試問題の出題傾向も鑑みての学習ポイント、も合わせてお話をさせていただきました。

また、今回は保護者の皆さんがご参加ということもありましたので、受験生との向き合い方やコミュニケーションの取り方といった部分も時間を割いてお話をさせていただきました。その際には、こちら「高校生と保護者 進路について話す頻度と内容①」とこちら「高校生と保護者 進路について話す頻度と内容②」でご紹介しているグラフ・表を中心にお話をいたしました。

過日にはこちらのエントリー「大阪夕陽丘学園高で進路講演会を実施しました!」でもご紹介しておりますとおり、開成教育グループ 入試対策課はいろいろな高校様での進路講演会、あるいは大学がたくさん集まる合同説明会での相談コーナー担当など、塾外でも進路指導活動(あとはほんの少しの宣伝)を行っています。このブログをご覧の高校様で進路指導に関するイベントで何か講演を、とお考えの所がございましたら、ぜひお声かけください。

梅花女子大 大きい看護学科と他学科のレベル差

2012年5月21日 月曜日

梅花女子大の塾・予備校対象の説明会にお邪魔をしてきました。

梅花女子大は今春より「食文化学科」という学科を新設されています。そちらの詳細については過去にこちらのエントリー「梅花女子大 現代食文化学部は文系から食にアプローチ」でご紹介をしていますので、合わせてご一読下さい。

梅花女子大の教育内容や学科についてご紹介します。

大学のキーワードは「歴史」「女子大学」「キリスト教主義」の3つがありますが、大学の個性を表す言葉としては「立地環境の良さ」「小規模」「多彩な学科」といったところが挙げられます。

梅花女子大で最も重きを置いているのが「就職」で、これまで就職をテーマとして種々の改革を行っておられます。また、今後も様々な改革が予定されている様子です。

学科構成です。実学系の学科としては看護学科とこども学科、一般企業を就職のターゲットとする学科は心理学科と食文化学科、文化表現学部内の3学科については好きな分野を伸ばしつつ就職へとつなげるもの、といった学科構成になっています。資格はもちろんのこと、資格以外にも武器を持たせるために多彩な学科構成や小規模であるメリットを活かした教育内容となっています。

各学科の入学に必要となるレベルですが、おおざっぱに言うと、看護学科は模擬試験での偏差値で50は必要な一方で、他の学科は40を少し超える程度で入学が可能となっており、レベルの差が大きく開いているのが特徴です。

その看護学科では、実習先病院を多く確保して多くの病院を見てもらう機会を設けることで「場数」を踏んでもらう、あるいは病院を見る目を養ってもらうことが念頭に置かれています。これは、看護分野で最も頭の痛い問題である「離職率の高さ」の一因となっている「病院と合わない」ことを未然に防ぐための策であるようです。

そして、今年から新設された食文化学科は、こちらのエントリー「梅花女子大 現代食文化学部は文系から食にアプローチ」でご紹介をしましたとおり、管理栄養士養成のカリキュラムになっていません。聞くところによりますと、管理栄養士資格を取得しても「離職率が低い」「一事業所で複数名の管理栄養士は不要」といった事柄から就職口が極端に少ない現状があり、後発で参入しても中々しんどいということから、あえて管理栄養士から外れた内容とされたそうです。

入試部分での特筆点は、公募推薦入試で合格した受験生が、「授業料免除」を目指して(入学金を納入した学科に限ることが条件となるが)再度一般入試Ⅰ期を受験をする「Sチャレンジ」という制度がある、という点があります。検定料は無料です。ちなみに、公募推薦入試では看護学科であれば75%がボーダーライン、他学科は60%あれば、とのことです。目安にしてください。

京都橘中高 大学合格実績躍進と中高入試に与えた影響

2012年5月18日 金曜日

京都橘中高の塾対象説明会にお邪魔してきました。

京都橘中高

京都橘中高といえば、大学合格実績が上昇していることで話題になることが最近増えた学校です。今年は京都大1・大阪大4・神戸大3を始めとして、国公立大に39名が合格しています。昨年は29名でしたから、約3割増となります。

また、今年Sコース1期生が卒業され、その31名中28名、率にして90%が国公立大に合格したというご報告も受けました。

このような大学合格実績躍進の理由は以下のような点に集約されると、今回の説明会で発表されておられました。

①質の高い授業を目指す教師集団
②教職員の意識変化の継続
③若いスタッフが学校を勢いづけている
④橘チームプレーで生徒をサポート
⑤経験豊かな教科担当のサポート
⑥生徒の進路目標への拘りを大切に
⑦良い生活習慣が学力づくりの土台
⑧先輩たちのサポート

今春は英数特進(B)コースから今春国公立大6名合格したことと、入学者アンケートでは50%が国公立大への進学を希望されていることから、英数特進(B)コースでは国公立大への進学を目指すカリキュラムを含む3本立て(国公立文系・私立文系・理系(国公立・私立))とされているようです。

そんな大学合格実績の上昇が話題となっており、今年の高校入試においては例年にない動きがあちこちで見られたようです。

(さらに…)