関西大学北陽中 募集定員設定で若干の変更あり

2014年8月30日 土曜日

関西大学北陽中の塾対象説明会にお邪魔しました。

教育内容についてです。

単一コースで、高校進学時には全員特進コース(関大及び難関国公立大への進学が目標)とされます。高1時は高校入学組とは別のクラス編成とし、高2から中高一貫組と高校入学組が混成、同時に文系・理系分け及び成績上位生のみ1クラス編成の「アドバンスクラス」が設定される、というのが6年間の大きな流れです。

高校特進コースは月~金全てで7限授業、他コース制から1時間遅れてクラブに参加する必要があるなど「クラブ制限」があるので注意が必要です。ちなみに、クラブの入部率は約88%だそうです。

関西大への内部進学についても触れておかねばなりません。

今春は217名が関西大へ進学。うち、213名(Ⅰ類88 / 113・Ⅱ類125 / 239)が内部進学で、AO及びSF入試で2名、一般入試での合格が2名という内訳になったそうです。内部進学基準に満たない者が関西大の一般入試を受けて合格したのは、なんと今年が初めてとのことです。一般入試でも対応出来るだけの学力がつくようになってきている、という証明になるのではないでしょうか。

関西大の内部進学枠は高校募集定員の90%ほどの人数分用意されるそうです。3年間の実技も含む成績・生活状況と3年次実施分実力テスト3回の成績で判定され、条件をクリアすれば関西大への内部進学が可能となります。ちなみに、今春は理系で設定基準を下回る者が多かったようで、理系教育の充実が急務となっているそうです。

上記のように関西大への内部進学は「確実ではない」という事情もあり、公募制推薦入試の受験を薦めているそうです。この辺りの所も留意が必要です。

2014年度入試結果です。

1次では、女子が定員40名に対し35名しか出願が無く、定員割れを起こしてしまいました。

2次Aを昨年の16時開始から今年は17時開始と遅めたことで、志願者数が4割増となりました。ただ、合格者の歩留まり率が予想以上に悪かったようで、ご苦労されたご様子でした。

2次B志願者数は減ってしまっています。

2015年度入試ですが、募集定員の点で変更があります。

①1次の募集定員を80名⇒70名とする
②同じく1次の募集定員は「男女別」で定員をそれぞれ設定していたところ、男女一括募集へ
③1次で減らされた10名の定員は2次に割り当てられ、40名⇒50名となる

京都女子大 引き続き資格・就職に強い

2014年8月29日 金曜日

京都女子大の高校・予備校対象説明会の様子をご紹介します。

就職・資格取得状況です。まず、就職希望率・就職決定率などは次の通りに推移しています。

2014年 就職希望率86.9% 就職決定率96.4% 教員採用206名 公務員採用66名
2013年 就職希望率83.4% 就職決定率96.1% 教員採用197名 公務員採用72名
2012年 就職希望率81.8% 就職決定率94.9% 教員採用195名 公務員採用71名
2011年 就職希望率83.5% 就職決定率94.8% 教員採用196名 公務員採用67名
2010年 就職希望率82.0% 就職決定率93.3% 教員採用180名 公務員採用70名
2009年 就職希望率87.2% 就職決定率97.1% 教員採用161名 公務員採用47名

また、就職希望者のうち教員や保育士に就職した者の率は次の通りに推移しています。

教育学科(教育学専攻):
14年76.2% 13年84.5% 12年76.5% 11年87.9% 10年78.4%

児童学科:
14年78.5% 13年82.1% 12年83.7% 11年89.4% 10年68.8%

教員・公務員以外の就職者839名(昨年799名・一昨年786名)のうち従業員500人以上の企業には45.8%(13年45.4%・12年41.6%・11年40%)が就職しているとのデータもご紹介頂きました。

資格関連では管理栄養士国家試験合格率は97.3%(13年96.4%・12年97.3%・11年94.7%)と、相変わらず高い合格率を保っています。

2014年度入試結果です。

全志願者は前年度比92.1%。入試方式別に見ると、センター前期102.8%が唯一前年より増となっていますが、他は公募推薦92.2%・一般前期90.2%・一般後期78.7%・センター後期82.3%となりました。

学科別に見ると、教育・心理・食物栄養・生活福祉が志願者減、音楽・生活造形・法などが志願者増。また、倍率的には一般前期Bが4.1倍と最も高いのですが、これは得意2科で受験が可能となっているから、というのが理由です。

最後に、2015年度入試のポイントです。次の通りとなります。

・公募推薦では高校の成績と諸活動が得点化される。A方式では書類の配点比率が、B方式では適性検査の配点比率がそれぞれ高い。
・公募推薦の国語と英語の基礎学力検査(食物栄養学科は生物または化学)と一般後期はマーク式。
⇒ 英語①「長文読解」の受験者平均点がどの年も低いことから、合否を大きく左右する部分であることは間違いない
・一般前期(A・B)は記述式。
・一般前期(C)、センター利用入試、一般後期(食物栄養学科のみ)でセンター試験の得点を利用。
・各入試では複数方式の受験が可能(現代社会学部AO入試と一般後期除く)。
・AO入試は現代社会学部のみで実施。
・2012年度より、公募推薦C方式食物栄養学科の「食物・栄養に関するテスト」がマーク式から記述式に変更されている。よって、過去問はこの2012年度入試以降のものだけとなる点、注意。
⇒ 家庭科の授業で扱う「フードデザイン」という教科書にあるような内容を問うそう

武庫川女子大 看護学部新設も保健師・助産師資格取れず

2014年8月28日 木曜日

武庫川女子大の高校・予備校対象説明会に行ってまいりました。

当ブログでは何度もご紹介をしていますが、武庫川女子大は2015年度に看護学部設置を予定されています。80名定員、中央キャンパス(鳴尾)での開設、「看護師国家試験受験資格」のみが取得可能となる予定となっています。取得資格を看護師のみとした理由について、「複数の資格を追い求めるとカリキュラムが過密になり、根底の看護の知識にも影響が出る」「4年でしっかりと看護の基礎知識をつけてもらいたい」とのことを挙げておられました。

近隣で同年度より看護を新設する神戸女子大では保健師(20名)・助産師(8名)・養護教諭一種の資格・免許も取得可能であり、この辺りの差が受験生の動向にどう影響を与えるか?が非常に気になるところです。

心理・社会福祉学科、健康・スポーツ科学科、食物栄養学科、応用音楽学科、薬学科の既設5学科との保健・医療・福祉の連携に関するコラボレート授業の展開も用意されているのが、武庫川女子大の看護学部の特徴となっています。

就職・資格取得状況です。就職決定率の過去からの推移は以下の通りとなっています

2014年度98.2% 2013年度97.5% 2012年度96.7%
2011年度96.5% 2010年度97.1% 2009年度97.5%
2008年度98.1%

就職者数 / 進学者を除く卒業者数 で算出する、いわゆる本当の就職率の推移は以下の通りです。

2014年度88.7% 2013年度85.1% 2012年度83.7%
2011年度82.2% 2010年度78.3% 2009年度86.0%
2008年度86.8%

管理栄養士合格率は95.8% となり、昨年大きく下げた90.1%から回復。2012年度96.4%・2011年度93.4%・2010年度83.7%が過去数年の実績の推移となっています。

6年制となって3期生が卒業を迎えた形となる薬剤師合格率は65.1%と昨年78.4%から大きく下げ、6年制1期生である2012年度95.4%を起点に考えると2年連続で大きくダウンと、気になる結果になっています。

2014年度入試結果です。

大学全体の志願者数は19,935名で、過去最高を記録。直近数年は2013年度19,074名・2012年度17,253名・2011年度16,488名だったので、2011年度から連続して増えていることになります。対前年比104.5%(昨年110.6%・一昨年104.6%)です。

公募推薦入試の志願者数は7,514名で、2013年度6,888名・2012年度6,048名・2011年度5,787名からこちらも年々増加しています。対前年比は109.1%(昨年113.9%・一昨年104.5%)。過去5年で最も多い志願者数となった昨年をまた上回り、受験生の「早期での進学先決定」の意向が顕著に数字に表れているのが年々強くなってきている様子です。

一般入試前期にあたるAは昨年より志願者が増加し6,249名(昨年5,982名)。ただ、一般Bは昨年3,633名から若干のダウンとなる3,503名ですが、A・Bトータルだと2013年度より2014年度の方が多いのが特徴です。

一般入試後期にあたるCの志願者数は2012年度507名⇒2013年度689名⇒2014年度788名と大きく増え続けており、直近で最も多かった2008年度の703名を今年は超えました。以前は受験生の「早期での進学先決定」の意向が数値に現れていたが、徐々に復調しています。

センター利用方式のDにおいては志願者数が1,303名で、昨年1,285名から若干の増を見せましたが、ピーク時(2009年度)の1,809名には遠く及ばない形となりました。

学部・学科別の人気動向をみてみると、教育学科が圧倒的人気で3,565名(昨年3,680名・一昨年3.557名)、次いで食物栄養学科の3,637名(昨年4,135名・一昨年3,506名)。この2系統の志願者数の多さは不動のものとなっています。

食物栄養学科は2009年度以来の志願者数減(12%減)となったのですが、「昨年の管理栄養士国家試験の合格率ダウン」「例年の高すぎる倍率」「理科の負担感」が志願者減に響いたのではないか、と考えています。

最後に。2015年度入試に向けた情報です。

新設の看護学部は公募推薦後期からの入試スタートとなります。一般ABは3科、他方式は2科で可となっています。

学科内で文系出身者が4割いることも鑑みて、食物栄養学科の公募推薦前期のみ「生物基礎+化学基礎+英語+調査書」での受験が可能となる科目選択を用意されました。

開明中高 国公立大合格者数が全盛期並みに復調

2014年8月27日 水曜日

開明中高の塾対象説明会にお邪魔してきました。

同校は2014年に100周年をお迎えになられたのを機に、いよいよ新校舎を完成させました。「安心・安全・エコの都市型キャンパス」とのことで、快適な環境で学習に臨めているのではないでしょうか。

中学では、中3及び高1進級時にはコース間移動があり、高2から文理分けとされています。また、高校からの入学生は高1時のみ内進生と別クラス編成とし、内進生39単位に対し週42単位と3単位多くして、特に数理を厚くして内進生との差を詰めるようにされています。高2進級時に合流し、文理別とされています。

高校からの入学生は高1時のみ内進生と別クラス編成とし、内進生39単位に対し週42単位と3単位多くして、特に数理を厚くして内進生との差を詰めることにされています。高2進級時に合流し、中学からの入学生と同様にこの段階で文理別とされます。

大学合格実績です。

目標としては「京都大30名」を大きく掲げておられます。

卒業生数に対する国公立大の合格率は09年度以来の6割超えとなり、京都大の合格者数は12年度6⇒13年度14⇒14年度13と、大きく伸ばした昨年の値を維持されています。最高値は共学1期生卒業時の「17名」でした。

2014年度61.2% 2013年度56.6% 2012年度55.6%
2011年度55.0% 2010年度56.0%  2009年度60.7%
2008年度56.1% 2007年度57.1%

国公立大合格者数は今春183名。昨年133名・一昨年139名なので大幅な増となり、共学1期生卒業年度である2007年度の186名に迫る数となりました。

分母である「卒業生数」が2007年326名⇒2013年度235名と約100名も減っていたのですが、2014年度は299名と久々に多く在籍していたことが、今回の大幅な実績向上に大きく影響していると思われます。

一方で、最難関である東大・京大・国公立大医学部医学科の合格者数は頭打ちが続いている、という印象はぬぐえません。

2014年度入試結果です。まずは中学入試について。

どの日程も例年並みの合格ラインであったと思われます。

実専願合格者における複数回出願者状況は以下の通りとなりました。

2014年度
実専願合格者263名中 3回出願者131名 2回出願者93名 複数回出願者割合85.2%

2013年度
実専願合格者285名中 3回出願者112名 2回出願者107名 複数回出願者割合76.8%

2011年度には出た「追加合格」ですが、2012・2013・2014年度と出ていません。

理数コースでの専願と併願の合格ラインの違いは15点を原則として設定されておられます。

今年度の3回の入試はほぼ同じレベルだった、と上述しましたが、1次前期を専願で受験する者は第一志望ということもあって問題をよく研究していることから問題に慣れており、結果追跡においては模試の偏差値が低めの生徒でも合格している様子があります。

併願合格者のうち、納入金全額または一部返還制度の利用者数は以下の通り。

2014年度 118名中48名 2013年度 137名中53名
2012年度 111名中63名 2011年度 122名中70名
2010年度 124名中74名

2次を出願したものの、受験しなかった場合は受験料返還に応じてくれるという親切なご対応をされています。利用者数は以下の通りです。

2014年度 524名 2013年度 487名
2012年度 498名 2011年度 492名
2010年度 632名

続いて、高校の2014年度入試結果についてです。

トップ10の併願状況としては次の通りとなりました(文理学科・普通科の表記)。

北野 7・6(昨年6・4 一昨年3・2)
茨木 2・1(昨年2・2 一昨年3・3)
豊中 3・5(昨年2・4 一昨年5・1)
大手前 15・15(昨年15・14 一昨年9・8)
四條畷 12・14(昨年10・9 一昨年4・5)
天王寺 0・1(昨年2・3 一昨年6・6)
高津 7・6(昨年6・4 一昨年5・5)
生野 3・1(昨年5・6 一昨年4・4)

入学者は男女とも20名ずつで、昨年男子30名・女子14名、一昨年の32名・8名と、年々女子の入学者数が増えているのが特徴です。

最後、来る2015年度入試に向けた情報です。

中学入試では、日程・コース・募集定員に変更はありません。ただ、全日程で同一としていた出願日程ですが、2次に関しては日程を「拡大」の方向で見直しをされているそうです。

高校入試では特に変更点をお聞きしていません。5科各100点・500点満点と国(1.5倍)・数学(2倍)・英(1.5倍)の3科・500点満点のどちらか高い方での判定の形を2011年度入試から実施されています。

同志社大 志願者数が4年で15%増

2014年8月26日 火曜日

同志社大の高校・予備校対象説明会の様子をご紹介します。

大学の近況です。

2013年にキャンパス整備が完了し、文系学部8学部は今出川C、理系及び文理融合学部6学部は京田辺Cで学ぶ事になっています。京都市交通局(地下鉄)がこの度のキャンパス整備(今出川回帰)が誘客のチャンスとしている一方、京田辺C付近では不動産業界を中心に「人がいなくなった」との声が出ているようです。同志社大ほどの規模になると、キャンパス整備が周辺地域に与える影響がかなり大きい、ということがわかるエピソードです。

なお、学部新設はひと段落し、今後は「内部充実」にシフトするご様子でした。

就職状況です。

今春就職率は97.4%(全国平均94.4%)で、文系学部97.1%、理系学部100%の内訳となりました。男女別では男子97.2%・女子97.7%で、ほぼ全ての学科で就職率が女子>男子となっているのが特徴です。

2014年度入試結果についての詳しい数値等です。

一般入試
志願者数 対前年比103.1%(昨年103.0%・一昨年103.4%)
合格者数 対前年比102.1%(昨年106.3%・一昨年96.0%)

センター利用型
志願者数 対前年比103.2%(昨年91.7%・一昨年112.6%)
合格者数 対前年比102.1%(昨年86.8%・一昨年103.1%)

学部別に見ると、一般入試で10%以上の志願者増減となったのは以下の通りです。

10%以上の増加
2014年度 政策学部(114.9%) グローバル地域文化学部(119.0%) スポーツ健康科学部(128.8%)
2013年度 文学部(108.0%) 文化情報学部(112.0%)

10%以上の減
2014年度 文化情報学部(82.4%)
2013年度 神学部(71.2%) 政策学部(75.9%)

同様に、センター利用型入試において学部別で10%以上の志願者増減となったのは以下の通りです。

10%以上の増加
2014年度 政策学部(128.9%) スポーツ健康科学部(133.0%)
2013年度 神学部(642.9%) 文学部(112.0%)

10%以上の減
2014年度 神学部(71.1%) 文学部(86.0%) 法学部(84.1%) 心理学部(84.2%)
2013年度 法学部(87.9%) 経済学部(88.6%) 文化情報学部(81.6%) 理工学部(78.7%)

過去5年分の志願状況を分析すると、2010年を起点として10%以上の志願者増となっているのが文系では文学部と経済学部、理系では理工・生命医科・心理。10%以上の志願者減が神・商・政策と、特に社会科学系に集中しています。

そして、志願者数トータルでは、2010年度の114.3%にあたる52,994名が今春志願となり、4年で志願者数は約15%増加していることになります。

最後に、2015年度入試での主な変更点です。以下の通りとなっています。

①理工学部エネルギー機械工学科の理科の科目を変更し、これまで「物理」必須としていたところを物理か化学の選択を可能に
②理工学部エネルギー機械工学科がセンター利用型で6科目方式新設、国語(現国のみ)を必須とする
③社会学部自己推薦(スポーツ)入試で募集する学科は社会福祉学科・メディア学科・産業関係学科の3つとし、社会学科・教育文化学科での募集は廃止

開成教育グループ主催 中高進学フェア!

2014年8月25日 月曜日

来る2014年9月15日(月祝)に、開成教育グループ主催の「中高進学フェア」をマイドームおおさかで開催します。

詳しい日時及び開催内容は以下の通りです(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。


中高進学フェア

日時:2014年9月15日(月祝)10~17時(私立中高進学相談会のみ16時まで)
場所:マイドームおおさか
申込:https://www.kaisei-group.co.jp/form/shigakufair_osaka/
内容:
■シリウス文理学科模試【要事前申込】
文理学科入試に即した模試で実力を試そう!一般生の参加も大歓迎!
【科目】数学・英語・国語・小論文 【対象】文理学科合格を目指す中3生 【時間】9:30~13:15

■中学入試分析会・高校入試分析会【要事前申込】
私立中学及び高校入試に関する分析会をそれぞれ開催。来春の入試動向予測、最新入試情報など、受験生・保護者必聴の進学情報をご提供。マル秘情報も飛び出すかも!?

■私立中高進学説明会
私立中高の先生方からテーブルを挟んで個別の学校説明をお受け頂けます。お目当ての学校の説明を詳しく聞くことができ、志望校選択に最適です。どんどん質問しよう!

■公立高校教育講演会【要事前申込】
大阪府を代表する公立高校の校長先生などをお招きしての、1校25分の講演会です。
参加校 北野高・豊中高・茨木高・春日丘高・千里高・大手前高・市岡高・天王寺高・高津高・生野高・住吉高・三国丘高・泉陽高

■開成NET お楽しみコーナー
開成NETを利用した学習コンテスト・クイズなどを開催。優秀者、面白い解答を寄せてくれた人に豪華賞品を進呈!(開成NET上でも発表)参加者全員にも参加記念品をご用意!

■開成親学セミナー【要事前申込】
これまで4,500名以上の保護者が参加した「親学セミナー」を当フェアでも開催!受験生の親としての心構え、子どものやる気を引き出す働きかけを、実例を交えてご紹介。


ご参加頂く学校の数と当日の参加者数において、学習塾が行う同様のイベントの中でも比較的「多い」というのが自慢の、当グループが誇る一大イベントです。

一部イベントでは事前申し込みが必要なものがありますので、ご参加をご希望の場合は開成教育グループHP内に設置の、こちらの申込専用ページからお申込み頂きますようお願い致します。

自分に合った受験校選択や、最新の入試情報の入手には最適な教育イベントです。ぜひご参加ください!

大阪私立学校展 開成教育グループが講演をしました!

2014年8月23日 土曜日

こちらのエントリー「大阪私立学校展 開成教育グループが講演をします!」でご紹介を致しました、去る8月16日(土)・17日(日)に開催された大阪私立学校展において、開成教育グループ 入試対策課が講演を担当させて頂きました。

その時の様子をご紹介致します。

両日とも、当方の講演と五ツ木書房様のご講演の2本立てとなっておりました。上の写真は16日(土)の講演スケジュールで、当方の講演が先の開催となりました。

当方の講演は「親子で知ろう!「学校選びの道しるべ」」というタイトルで、近年の私立・公立高校入試動向分析、学校選びのポイント・コツ、説明会の聞き方・廻り方 等について、90分たっぷりとお話をさせて頂きました。

上の写真のように、16日(土)の講演ではおかげさまを持ちまして多くの方にご来場いただきました。立ち見の方が多くいらっしゃっただけでなく、会場に入ることすら出来ない方も多くおられました。

という事情がありましたので、上の写真内にもありますように、急遽15:15からもう1回同内容の講演をすることとなりました。

立ち見で大変御辛い思いをされました方、午前の講演を聞けず午後の回までお待ち頂いた皆さん、大変申し訳ございませんでした。

また、ご来場頂きました皆さんには厚くお礼を申し上げます。ありがとうございました。今回お話させて頂きました内容が、学校選びに際しご参考になるものであれば大変嬉しいです。

高槻中 入学後にコース分けへ

2014年8月22日 金曜日

高槻中の塾対象説明会の様子をご紹介します。

学校の近況です。

大阪医科大と法人合併を行ったのですが、狙いは次の通りだそうです。

①経営基盤の強靭化・骨太化
②高大連携の新しいカリキュラム
③生徒の視野を広げる教育環境

大阪医科大への夏期医学部実習が行われているそうです。

SSHの指定を受けており、研究開発課題として「先端学力知とグローバルマインドセットを備えた生命科学系リーダーを育成する」こととし、「探究型学習の本格的スタート」「アウトプットが出来る人材の育成」を行っておられます。

また、「卓越した語学力と国際的な視野を持って世界を舞台に活躍できる次世代のリーダーを養成する」ことを使命とし、世界を見据えたグローバル進学校を目指しておられます。その実現に向けて、新たにコース制を導入されます。

そのコース制ですが、今年度より導入されているようです。コースは以下3つですが、入学時は単一コースで中3から分かれることになります。

GL(Global Leader)(標準コース)
中学入学時は全員このコースで、中3から他2つのコースも含めた3つに分割される。従来型カリキュラムを基本とし、独自英語教育などを実践。高2から文理分けし、難関大の理系・文系学部を目指す。

GS(Global Science)(理系コース)
中3でGLから分割となり、SSH事業を核として大学や研究機関と連携し「課題研究」を実践。難関大医学部や理系学部への進学を目指す。

GA(Global Advanced)(文理融合コース)
中3でGLから分割となり、SGHに合わせた文理融合型教育実践によってグローバル課題解決に向けて挑戦する次世代リーダーを育成。文理分けは高3とギリギリまで引っ張る。難関大文系理系だけでなく、海外リーディング大への進学も目指す。

大学合格実績についてです。

国公立大現役合格者数は88名。2010年度83名⇒2011年度103名⇒2012年度109名と増えてきていましたが、2013年度99名⇒2014年度88名と2年連続で減少。次年度志願者数に与える影響が心配です。

浪人も含めた国公立大合格者数は161名で、うち22名が医学部医学科です。また、京大22名中13名が現役、浪人1名が医学部医学科。大阪大23名中18名が現役。医学部医学科は現役で10名が合格、浪人含めると22名となります。

2014年度入試結果です。

前期-78名、中期-75名、後期-61名、トータルで218名の志願者数減となりました。

前期では4科受験者が減っており、中期では合格者平均点と受験者平均点の間ぐらいが入学者平均点、後期は洛星が受験日をズラした関係で戻りが読みづらく合格者数を前年より多めに出した、という状況になっています。

前期不合格でも後期で合格したのは20名ほどおり、前期結果700番台でも後期合格になっています。

前中後期3回受験し、最後の後期で合格したのは8名いるそうなので、最後まであきらめずに頑張ることも大切なようです。

追加合格が前期10名(3点下)・中期77名(8点下)・後期13名(5点下)出ています。2/10ぐらいまでかけてじわじわ電話で打診していったようですが、今後はスピーディーに追加をアナウンスするとのことです。ご注意ください。

最後に、2015年度入試に向けてです。

帰国生対象入試を刷新し、年内(12/14日)実施とされます。

また、その帰国生入試で定員が約15名となることから、前期が140名⇒130名、中期90名⇒85名と定員削減となります。難化の可能性があるので要注意です。

親和中高 2015年度より高校募集を再開

2014年8月21日 木曜日

親和中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

タイトルにもございますとおり、高校入試を再開されることになっており、それによって教育体制を再度整えられます。

2015年度入試より再開される高校入試での募集定員は約30名で、複数コース制はもたないことになっています。

中高一貫生との進度の違いが生じるため、以下のように対応されます。

・入試終了~入学前の数日間及び長期休みを利用した補習を実施。特に、併設中は中3で数ⅠAを、理科においては化学基礎の2/3・生物基礎の半分・物理基礎の1/3が終了しているなど、かなり先に進んでいるので、以下のような取り組みでキャッチアップする。
数学 入学前5日間、夏休み7月10日間・8月10日間・春休み10日間に1日3時間程度の補習
理科 化学基礎で併設中からの入学生より1単位増、夏・春休みに各10日間1時間の補習
・高1の間は中高一貫生とクラスは混ぜず、高2進級時に混合する。同時に、文理及びレベル(Ⅰ・Ⅱ)分けを行う。

説明会の中でご説明頂いたのですが、かつて高校入試を実施していた際は、入学直後から中高一貫生とクラスを混ぜて運営しており、高校入学生たちは追いつくためにクラブを犠牲にして補習等に励んでいたそうです。今回の高校入試再開にあたり、その辺りは改められています。

ここからは入試についてです。まずは2014年度の中学入試結果です。

今春より、Sコースと総合進学コースの2コース制とされて募集されています。4教科受験または3教科受験を選択し、4教科受験者は次の①~③のうちの最高得点を、3教科受験者は受験した3教科(理か社選択可能)の得点合計×1.25(350点満点)を「得点」とされました。

①国語・算数・理科・社会4教科の得点合計(360点満点)
②国語・算数・理科3教科の得点合計×1.25(350点満点)
③国語・算数・社会3教科の得点合計×1.25(350点満点)

4科の合計点と3科2種類の合計点で10点差がつけられているのですが、これは「国公立大進学のためには全ての教科を万遍なく学習する必要があり、中学入試段階でもそれを求めたい」という理由から、あえてこのようにされているようです。実に合格者のうち60%が4教科受験者だった、ということです。

この度のSコース設置によって上位の受験者層が集まって平均点が上がることも予想されたのですが、初日に関しては例年通りだった様子。ただし、後期Ⅰは平均点が若干上がっています。

2日目午後に実施され、Sコースのみの募集とした後期Ⅱについてですが、総合進学への回し合格を設けていました。後期Ⅰよりも受験者平均点が20点上になるなど、上位層が集まった形です。

2015年度入試についてです。

中学入試の変更点としては、以下の通りとなっています。

①Sコースのみの募集だった後期Ⅱを、両コース共募集とする。
②後期Ⅰと後期Ⅱに関しては、試験開始時間を30分遅らせる。
⇒ 特に後期Ⅱは午後入試ということもあって今春は多数の遅刻者がおり、その状況に合わせた形
③追加合格連絡開始時間を3日程すべて同じに合わせる(1/20火17時ごろから)

高校入試は次のような形で実施をされます。

・専願併願含む、約30名募集。
・入試科目は英国数3科で、英語には10分程度のリスニング(兵庫県公立高のものと同レベル)を含む。
・午後からは面接が実施される。3~5名の集団面接で、1組15分程度を予定。
・合否は2/12木に届く予定で中学校長宛てに送付し、その中に個人宛通知書等も同封される。よって、家庭に直接合否が届かず、学校から合否を伝えられることとなる。
・1.5次の実施予定はないが、2次に関しては未定。
・過去問については、かつて高校入試をやっていた頃のもの(10年程度前)を今後秋ごろに配布予定としており、それを参考にしてほしいとのこと。ただし、国語の配布は無い予定。

気になる「高校入試のレベル」についてですが・・・

(さらに…)

兵庫医療大 学科間、兵庫医科大や2つの医科大病院と連携

2014年8月20日 水曜日

兵庫医療大の高校・予備校対象説明会にお邪魔してきました。

この度、初めてキャンパスにお邪魔をさせて頂きました。

大学概要です。

兵庫医科大・兵庫医科大学病院・兵庫医科大学ささやま医療センターを持つ法人が設置する、医学部以外の医療系に特化した大学です。教育理念は「幅広い知識と豊かな人間性を持ち、社会とともに医療を担う医療専門職者を育成する」というものです。

同大を含んだ2大学・2病院が一体となって医療人育成に取り組む「医療総合大学」である、というのが大きな特徴です。

薬学・看護・理学療法・作業療法の4学科が単独で学ぶだけでなく、兵庫医科大も含めて関連分野とのボーダレスな教育環境のもと、専門性の高い知識と技術の取得を目指します。これにより、優れたコミュニケーション能力を基礎としたチーム医療や地域医療を担える資質を育成しています。

学生の交流、医療大の学生を医科大(病院)で実習生として受け入れる、医療大の学生を医科大(病院)の人材(就職先)として受け入れる、などの連携が取られています。

これらの点は、他の医療系学部・学科を持つ大学とは一線を画する点となっています。

気になる国家試験合格率・就職状況についてです。各種国家試験の合格率は以下の通りとなります。すべて新卒のみのデータです。

薬剤師国家試験51.3% 全国平均70.5%
看護師国家試験100% 全国平均95.2%
保健師国家試験96.0% 全国平均88.8%
助産師国家試験85.7% 全国平均97.6%
理学療法士国家試験100% 全国平均90.2%
作業療法士国家試験97.4% 全国平均94.2%

薬剤師国家試験の合格率が低いのが気になるところです。

看護学部は2年続けて看護師国家試験合格率100%の上、今春は大学病院に70.3%、公立病院15.8%、民間病院13.9%と卒業生全員が病院へ就職を決めているそうです。

2014年度入試結果です。

今春は「看護学部で公募推薦A日程を追加」「リハビリテーション学部の数学でマークシートの変更」という変更点がありました。

薬学部は大幅な志願者増。特に公募推薦Bと一般前期Cが前年比1.5倍の志願者数とのことです。看護学部も大幅な志願者増。特に前述の通り公募推薦Aを新設し9.1倍の高倍率をマークした上、合格者の半分が入学に結びつくなど、レベル・歩留りとも言う事なし、という状況だったようです。

理学療法は微増。一般Aに志願者が集まったようですが、その後の一般Bと一般後期で志願者が減少しています。

作業療法は前年並みの志願者数。各入試も昨年と同じような感じの動向のようでした。

特待生は全学部で18名に合格を出されましたが、入学に結びついたのは4名どまりです。

最後に、2015年度入試に向けた変更点です。次の通りとなっています。

①リハビリテーション学部の一般入試後期を廃止。
⇒ 薬学部・看護学部に比べて志願者数が極端に少なく、非効率であると判断したのでは?
②上記①のこともあり、募集定員の配分を変更する。
薬学部 センター利用前期 5名⇒7名  センター利用後期 5名⇒3名
理学療法学科 一般前期B 6名⇒8名  一般後期 2名⇒廃止
作業療法学科 専願公募制 15名⇒13名  一般前期A 13名⇒17名  一般後期 2名⇒廃止
③看護学部 一般前期日程(従来の前期A)を薬学部・リハ学部一般前期B日程と同じ期日に実施
④看護学部 一般前期日程及び薬学部・リハ学部 一般前期Bで大阪(天王寺)と岡山会場を新設。