2015年度 近畿地区中学入試 入試日程④

2014年10月31日 金曜日

開成教育グループにお通いの皆さんに向けては、去る2014年9月15日(月祝)に開催しました「中高進学フェア」内、「中学入試分析会」にて最新情報を詳しくお届け致しました、来る2015年度近畿地区中学入試の動向について、当ブログでも簡単にご紹介していくシリーズです。

当シリーズの初回エントリーであるこちら「2015年度 近畿地区中学入試 入試日程①」では、大阪府内各校の入試日程と状況について、2つ目のエントリー「2015年度 近畿地区中学入試 入試日程②」では、大阪府以外の府県にある私立中の入試日程について、それぞれご紹介しました。

これまでご紹介してきた入試日程を踏まえた上で、3つ目のエントリーとなる前回「2015年度 近畿地区中学入試 入試日程③」では、特に「入試日程の前倒し傾向」と、それによって「2日間で4回の入試を実施し、3日目以降は入試を一切実施しない」といった極端な学校が多数出てきている、ということも合わせてご紹介をしました。

当シリーズ最終回の今回は、午後入試にスポットをあててお話をすすめます。

2015年度入試において午後入試を導入する学校数や割合を、次の表にまとめました(画像をクリックすると拡大します)。

図内一番左下にある2011年度では、近畿地区全校のうち21校だった午後入試導入校数が、2年度の2013年度には倍の42校に、そしてもう2年後の2015年度では64校となり、2011年度から2015年度で3倍の学校数になっていることが分かります。

率にすると45%と、近畿地区のほぼ半数の学校がどこかしらの日程で午後入試を導入していることになっています。

画像の右の方に小さい字で学校名などが書かれている部分ですが、これは「2015年度入試を含む過去5年間で、一回でも午後入試を実施したことがある学校名と、実施した年度」を示したもので、○がついている年度が午後入試を実施した年度となります。

学校名を黄色くしている所は、2015年度入試で初めて午後入試を実施する学校となっています。ご覧頂いておわかりのように、2015年度入試では帝塚山中のような難関校、金蘭千里中・初芝富田林中・三田学園中といった上位校での午後入試新参入となっており、成績上位層の受験生獲得競争がより一層熾烈なものになっています。

このような状況となっていますので、成績上位生ほど「午後入試は避けて通れない」といった事態になることと思われます。今から、1日2つの入試をこなせるだけの体力と精神力をやしなっておく必要がありそうです。

全4回シリーズでお送りしました2015年度近畿地区中学入試日程についての分析は、これにて終了と致します。

私立中高 八尾地区入試説明会 2014年も開催

2014年10月30日 木曜日

来る11月1日(土)に、八尾商工会議所にて大阪・奈良の学校が集まる合同説明会が開催されます。

詳しい内容は以下の通りです(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。


私立中学校・高等学校 八尾地区入試説明会

日時:2014年11月1日(土)10:00~14:30
場所:八尾商工会議所
内容:
講演「2015年度入試展望とその先の中学・高校入試の行方」(10:20~10:50)
各学校別相談コーナー(11:00~14:30)
※講演終了後、ブースでの相談開始の時間まで少し間が空きます点ご注意ください。


学校別の相談コーナーとは別に、会の冒頭に30分の入試情報に関する講演会が催されます。今回、大変僭越ではありますが、ご縁がありましてこの講演を、一昨年・昨年に引き続き開成教育グループ 入試対策課が担当させていただくことになりました。ご来場の皆さまの受験校選びのご参考になるようなお話になるよう、しっかりと時間をかけて準備をしております。

高校入試部分では、今春からの「学区撤廃」によって人気が集まった学校と共通点について、公立高校前期入試において「厳しい競争を勝ち残ったのはどんな生徒だったのか?」について、また、現中2生以下の学年の方に向けては「新入試制度の解説と今から準備しておいてほしいこと」について、お話出来ればと思っています。

もちろん、中学入試についても、2015年度入試情報とこの先のトレンド予測、といった事柄についてお届けする予定です。

ちなみに、一昨年・昨年の講演会の様子は次のような感じでした。上の写真が一昨年の時、下が昨年の講演時の様子です。

上の写真のように、一昨年で120~130名、昨年も約100名ほどの方と、共に予想を大きく上回る方々にご来場いただくことになりました。

また、講演終了後の学校別相談コーナーの時間帯には、「総合相談コーナー」の担当としてブースに着席させていただくことにもなっております。

当日は1人でも多くの皆さまにお会いできるとうれしいです。ぜひご来場ください。

関西大倉中高 2015年度入試に向けて

2014年10月29日 水曜日

関西大倉中高の塾対象説明会に行ってまいりました。

2015年度入試に向けた情報です。

中学入試ですが、日程については1/17土AM・1/18日PM・1/19月PMの3回入試で決定しています。

C日程の当日出願についてです。今春より開始としているC日程に限った当日出願ですが、「A日程とB日程の受験の無い方に限り」という条件はつくものの、1/19(月)13~15時という、C日程入試の直前に願書を受け付けて頂けます。また、この日に出願した者は16時点呼・16時15分試験開始となる「遅刻者対応組」として入試を受けることになります。

入試科目は、初日のみ3科4科選択制、以降2回は算国2科での入試となります。

プレテストは11/16日に実施となりますが、プレテストの判定と各日程の合否の相関に関しての情報を見ていますと、昨年はB判定以上あれば100%近くで合格が可能であるのと、C判定あればA・B日程であれば67~82%の確率で合格している点が特筆点となります。

高校入試に関してです。

今春2014年度入試では、9クラス募集の所、10クラス編成とされるなど、相変わらずの人気を誇っています。それに加えて内部進学組が2クラスあるので、総勢12クラスということになっています。

特進Sの併願者数が増えたものの、女子の併願戻りが減っている、というのが今春入試結果の特筆点でした。

次年度入試に向けた情報です。

出願コースを専願にし、回し先を併願にする出願パターンもありますので、詳しくは願書等をご参照ください。

入試科目を個々に見てみますと、数学に関しては文理学科併願の受験生を中心に満点が出ている一方、英語は満点の者がゼロとなっているなど、英数での難易度の差が激しくなっています。対策を進める際は少し注意が必要です。

ここからは、中学入試・高校入試それぞれにおいて、各教科の出題傾向や学習ポイントについてご紹介します。

(さらに…)

大阪女子短期大学高 入学後から徐々にコース分けへ

2014年10月28日 火曜日

大阪女子短期大学高の塾対象説明会に行ってきました。

進学状況についてです。

四年制大・短大・専門学校・就職それぞれの占有率ですが、四年制大へは今春28.9%となりました。昨春は23.9%と例年よりも低調だったものの、毎年大体3割が進学しているようです。

現高3生は四年制大志向が例年より高い4割程度、短大志望率が低く反対に専門学校希望が例年より多くなっているとのことでした。

タイトルにもあります通り、入学後にコース分けを開始されます。

普通科一本での募集に変更はないのですが、入学後にアンケートを取り、以下のように段階的にコース分けをされます。

入学直後
特別編成コース と 短大、進学、理系・看護系の3コース混合

高2進級時
短大、進学、理系・看護系もそれぞれに分割

各コースの詳細は次の通りです。

特別編成
難関大学を目指す人のためのコースで、授業レベルは他コースより高く、定期考査問題も難易度が上がる。放課後の大学受験セミナー(有名予備校の受験対策補講を年60回程度)と英検対策講座の受講が必須。

短大
大阪女子短期大を目指す人のためのコースで短期大の授業と試験を受けることが可能で、合格すれば短大進学後に単位認定される。同短大へ進学する場合は併設校特別入試を受験可で、検定料と入学金が免除に。

進学
系列大学(大阪商業大・神戸芸術工科大)や他の大学・短大・専門学校への進学、あるいは就職するためのコース。多くの教科・科目を幅広く学習する。

理系・看護
看護系・理系進学を目指す人向けのコースで、数学と理科の科目を多く学習する。
 
2014年度入試結果についてです。

昨春は188名が入学した所、今春は150名が入学。2010年度128名・2011年度140名・2012年度177名と好調に推移していましたが、今春で大きく下がっています。なお、今春から当日の合格基準点を専願・併願ともに5点ずつアップさせていることも一つの要因ではないでしょうか。

最後に、2015年度入試に向けた情報です。

今春より、特待生制度にそれまでのA及びB特待生の他にS特待生が新設されましたが、来春は3種類すべてにおいて中身が見なおされることになりました。基本的には専願のみが対象の特待生だが、併願者にも適用してもらえるそうです。ただし、併願で適用になった場合は、公立後期の出願日前日までに入学手続きをしないと、特待生としての入学が出来ないとのことなので、ご注意ください。

S特待
◎入学金170,000円を全額免除。
◎教育奨学金35万円を3年間給付。

A特待
◎入学金170,000円を全額免除。
◎教育奨学金15万円を3年間給付。

B特待
◎入学金170,000円を全額免除。
◎教育奨学金8万円を3年間給付。

近畿地区主要私立大 注目の新設学部・学科 最新偏差値②

2014年10月27日 月曜日

2015年度大学入試に向けて、新設や改組が予定されている大学・学部・学科が数多くあります。その中で、近畿地区において特に注目されている新設学部・学科の難易度動向を調査・一覧でご紹介をし、簡単な解説を加えるシリーズです。

本シリーズにおける1回目のエントリー「近畿地区主要私立大 注目の新設学部・学科 最新偏差値①」では、新設ラッシュの看護系にスポットを当て、予想も含めて解説を致しました。

今回は、看護系以外で注目されている新設学部・学科についての解説を加えたいと思います。

前回のエントリーと同じものになりますが、主要な新設学部・学科の各社模擬試験偏差値をご覧ください(画像をクリックすると拡大します)。

今回トップバッターでご紹介するのは、35年ぶりの農学部新設となる、龍谷大 農学部についてです。

龍谷大 農学部の新設は、「国内の大学における農学部の新設は35年ぶり」ということもあり、全国的に注目が集まっています。

農学部というと「理系以外の何物でもない」といったイメージですが、この龍谷大 農学部には「食料農業システム学科」という文系寄りの学科も置かれており、文系の受験生獲得もお考えになられていることが大きな特徴となっています。

ライバル関係となるところとしては、やはり近畿大 農学部でしょう。同じ模試における近畿大 農学部の難易度は、「50.0~55.0(河合塾)」「54~56(代ゼミ)」となっていることから、近畿大 農学部の少し下に龍谷大は位置している、ということになります。

私立大には農学部がほとんどない中での龍谷大 農学部の新参入です。国公立大志望者の私立大での「押さえ」として、全国の受験生から狙われることは確実視されますので、今回ご紹介している模試でのラインよりも高い力を持った受験生が多く受験してくることでしょう。模試ラインよりも少し余裕を持った力を身に着けて受験に向かって欲しい、と思います。

続いて、希少な4年制薬学部となる、立命館大 薬学部 創薬科学科についてです。

立命館大 薬学部には、6年制となる薬学科がすでに設置されていますが、この度4年制となる「創薬科学科」が新設されます。学科名の通り、新薬開発等の創薬研究者の育成を目指す学科です。

同じ模試における立命館大 薬学部 薬学科の難易度は「57.5~60.0(河合塾)」「62(代ゼミ)」となっていることから、薬学科と同程度か少し下の難易度設定、となっているようです。当然、薬学系の学部・学科では全国的に見てもかなり高い難易度となります。
 
研究者の養成を念頭に置く4年制の薬学部を持つ私立大は全国的に見ても非常に少なく、近畿地区においては大阪薬科大(入試段階では6年制と4年制の一括募集)、近畿大、武庫川女子大、それに今回新設となる立命館大の4つとなります。よって、国公立大薬学部志望者のうち4年制を希望する受験生の併願先として立命館大のこの4年制課程は大いに狙われることでしょう。既存の3大学の4年制課程は「大阪薬科大 58(代ゼミ)」「近畿大 55(代ゼミ)」「武庫川女子大 50(代ゼミ)」という評価となっており、先の立命館大の難易度と少々の隔たりがあります。従来であれば大阪薬科大を押さえとしていたであろう難関国公立大4年制薬学部志望者が、立命館大に流れることになってもおかしくはない気配です。

最後に、文系学部の中で今一番人気がある、国際系各学部の動向についてです。

ここ数年の理系人気に押され気味の文系学部にあって、国際系学部の人気は「高値安定」といった状況です。そんな状況もあって、国際系学部・学科の新設がここ数年で続いています。

2015年度に向けて近畿地区では、既存の国際文化学部のキャンパス移転と合わせて学部の再編を行う龍谷大 国際学部と、神戸学院大 グローバルコミュニケーション学部の新設が話題となっています。

龍谷大 国際学部は、前述の通り国際文化学部の移転・再編となります。2015年度入試に向けての各社の模試偏差値は表の通りですが、2013年度入試結果では「47.5~50.0(河合塾)」といった評価でしたので、大きな難易度の変動は今の所出ていないことになります。

神戸学院大 グローバルコミュニケーション学部には3つのコースが用意されており、その内日本語コースは外国人留学生が募集の対象となるため、各社とも模試偏差値の設定はありません。英語と中国語の2コースを比較すると、英語コースの方が若干高いレベル設定とされています。

神戸学院大 グローバルコミュニケーション学部の難易度ですが、同大の文系学部の中では最も高い人文学部 人間心理学科と同等レベルの設定となっています。特色として「英語・中国語両コースは3年次前期の半年間全員留学する」「3年次の半年間留学に向けて、2年間で語学の授業を540時間以上確保」「聞く・話す・読むの基本語学力を少人数クラスで徹底的に強化するなどし、TOEICで180点アップを目指す」「語学力だけでなく、コミュニケーション力に代表されるような社会で求められている「社会人基礎力」の育成にも力を入れる」といった、硬質な教育内容が支持をされており、同大志望者の中でも特に成績上位の受験生が集まっているものと思われます。

受験校選びの一助として下さい。

2015年度 近畿地区中学入試 入試日程③

2014年10月24日 金曜日

開成教育グループにお通いの皆さんに向けては、去る2014年9月15日(月祝)に開催しました「中高進学フェア」内、「中学入試分析会」にて最新情報を詳しくお届け致しました、来る2015年度近畿地区中学入試の動向について、当ブログでも簡単にご紹介していくシリーズです。

当シリーズの初回エントリーであるこちら「2015年度 近畿地区中学入試 入試日程①」では、大阪府内各校の入試日程と状況について、2つ目のエントリー「2015年度 近畿地区中学入試 入試日程②」では、大阪府以外の府県にある私立中の入試日程について、それぞれご紹介しました。

3つ目のエントリーとなる今回は、これまでご紹介してきた入試日程を踏まえた上で、詳細な分析や次年度入試に向けての注意点などについてご紹介したいと思います。

次の表は、主要4府県の日程別の入試回数を男子・女子・共学別に集計したものです。「18⇒23」とあるのは、「2014年度入試では18回だったのが、2015年度入試では23回になる」ということを示しています。黄色くしている部分は、2014年度入試よりも実施される入試回が増えていることを示します(画像をクリックすると拡大します)。

こうして見てみますと、いかに17日(土)と18日(日)で入試回数が増やされているかがよくわかります。

また、次のグラフでは各日程における入試回数の占有率を示していますが、17日(土)と18日(日)の2日間で、主要2府2県の何と2/3の入試回数が消化されることになっています。つまり、統一解禁日である17日(土)を含む2日間のうちに合格を取っておかないと、それ以降になると受験をしたくても入試が行われていない、という事態に陥ります(同じく、画像をクリックすると拡大します)。

次回のエントリーで午後入試のことについては詳しく触れますが、入試日程の前倒しに午後入試導入も併せて、初日と2日目にすべての入試を終了してしまい、以降の日程では入学チャンスが全く無いという学校が多数出てきています。なお、これらの学校の中には、2日間で3回あるいは4回の入試を実施している学校もあるから、驚きです。

初日・2日目ですべての入試回を終える学校を以下にご紹介します(○内の数字は2日間で消化される入試回数)。また、表内で黄色くなっている学校については、2日間で3回以上の入試回数を消化している学校となります(同じく、画像をクリックすると拡大します)。

「入試日程の早期化」だけでなく、2日間に3回や4回の入試を実施する「密集化」も進んでいます。

次回は、午後入試導入の状況にスポットを当ててご紹介をします。

近畿地区主要私立大 注目の新設学部・学科 最新偏差値①

2014年10月23日 木曜日

2015年度大学入試に向けて、新設や改組が予定されている大学・学部・学科が数多くあります。その中で、近畿地区において特に注目されている新設学部・学科の難易度動向を調査し、一覧でご紹介を致します。

早速、主要な新設学部・学科の各社模擬試験偏差値をご覧ください(画像をクリックすると拡大します)。

今回のエントリーでは特に看護系に絞って解説を進め、また改めて別のエントリーでその他の注目学部・学科について触れたいと思います。

新設ラッシュが続く看護系の動向についてです。

2015年度、看護学部・学科を増設する大学(新設大学を含む)が15校に及び、その内近畿地区では半分近くの6つを占めています。2014年度に引き続いて「看護ラッシュ」となっている中、現在近畿地区で最も注目が集まっているのが、この看護系各学部・学科の難易度の位置取りです。

表の一番上に、新設看護学部・学科を固めて掲載しています。いずれも定員80名という点が共通しています。

現時点で最も高い評価となっているのが同志社女子大で、次いで神戸女子大と武庫川女子大がほぼ同難易度、かなり離れて四條畷学園大、京都学園大と大阪青山大はほぼ同難易度、といった難易度になっています。

なお、近畿地区主要私立大 既存の看護学部・学科 最新偏差値(河合塾)は次の通りとなっています。

摂南大 52.5~55.0
畿央大 52.5~55.0
甲南女子大 50.0~52.5
京都橘大 52.5
佛教大 52.5
大阪医科大 52.5
大和大 50.0
京都看護大 47.5
奈良学園大 45.0~47.5

看護学部・学科は2014年度時点で3.3大学に1大学が設置しているなど、飽和状態に近づきつつあります。受験生の根強い「資格志向」、慢性的な看護師不足による需要、といったものが根底にあり、これらの状況を受けて大学が看護学部・学科の設置に動く、という構図になっています。

2014年度入試結果をひも解くと、私立大看護系の志願者数は対前年比101%と、志願者数は頭打ちの状況であるのに対し、合格者数は対前年比118%と多く出され、難易度の大きな下落が見て取れます。

そんな状況であるにもかかわらず、特に近畿地区では大量の新設によって受け入れ先が増えます。受験者が分散することで各大学とも志願者減となり、難易度が下がることが予想されます。既存校の偏差値(河合塾)動向についても合わせて別表でご紹介をしていますが、模試偏差値で50を超えている学部・学科の中に同志社女子大・神戸女子大・武庫川女子大といった名門大が割って入ってくるため、レベルの高い受験生をめぐる争奪戦がより熾烈なものになるでしょう。既設校は倍率ダウンによる易化が考えられますので、「狙い目」になるのではないかと予想します。

後日、改めて他の新設学部・学科についての解説をお目にかけたいと思います。

大阪薫英女学院中 11/2日にプレテストを実施

2014年10月22日 水曜日

大阪薫英女学院中では、2015年度入試に向けたプレテストを11/2日に実施されます。

詳細は以下の通りです(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。


大阪薫英女学院中 プレテスト

日時:2014年11月2日(日)8:45~12:45
場所:大阪薫英女学院中
申込:同校HP内専用ページ(こちら)からか、FAXまたは郵送で
注意点:
要事前お申込み
4科型(国・算・理・社)、3科型(国・算・英)、2科型(国・算)の受験型があるので申し込み時に選択が必要


例年はプレテストを2回実施されている同校ですが、今年度に関してはこの1回だけとなっています。ご注意ください。

以下、同校HPに記載の文言を引用し、ご紹介にかえさせていただきます。

入試の雰囲気を経験できる絶好の機会です。本校受験希望をお考えの方はもちろんのこと、来春の私立中学校受験をお考えのすべての方にとって大切な入試体験になります。費用は一切かかりませんので、貴重な機会として、ぜひともご参加ください(同校HPより引用)。

関西大 毎年恒例 秋の入試説明会を全国32会場で開催

2014年10月21日 火曜日

毎年恒例、関西大が全国各地をお回りになり、入試説明会を全国32会場で開催されます。

開催日時・場所等については以下の通りです。なお、関西大からお送り頂いたチラシPDF内には近畿地区の日時・場所のみの掲載となっていますが、画像下に全国の開催日時・場所を列挙します。お近くで催される回でご参加ください(画像をクリックするとPDF文書が開きます)。


関西大 入試説明会

日程・場所・時間:
10月25日(土) 14:00~16:30 関西大学 千里山キャンパス
11月1日(土) 14:00~16:30 宝塚 宝塚商工会議所
11月2日(日) 14:00~16:30 難波 難波御堂筋ホール
11月3日(月・祝) 13:30~17:30 広島 広島県JAビル
11月3日(月・祝) 14:00~16:30 山口 山口グランドホテル
11月4日(火) 17:30~19:30 京都 メルパルク京都
11月4日(火) 17:30~19:30 姫路 姫路予備校
11月5日(水) 17:30~19:30 和歌山 和歌山英数学館
11月8日(土) 14:00~16:30 東京 代々木ゼミナール本部校
11月10日(月) 17:30~19:30 神戸 生田神社会館
11月10日(月) 17:30~19:30 奈良 ならファミリー
11月11日(火) 17:30~19:30 枚方 枚方市市民会館
11月12日(水) 17:30~19:30 なかもず 堺商工会議所
11月12日(水) 17:30~19:30 加古川 加古川プラザホテル
11月13日(木) 17:30~19:30 西宮 西宮市フレンテホール
11月14日(金) 17:30~19:30 熊本 代々木ゼミナール熊本校
11月15日(土) 14:00~16:30 金沢 金沢駅西予備校
11月15日(土) 14:00~16:30 小倉 小倉興産KMMビル
11月17日(月) 17:30~19:30 高松 サンポートホール高松
11月18日(火) 17:30~19:30 浜松 アクトシティ浜松
11月19日(水) 17:30~19:30 津 津市アストプラザ
11月19日(水) 17:30~19:30 天王寺 天王寺ミオ
11月19日(水) 17:30~19:30 松山 いよてつ髙島屋
11月20日(木) 17:30~19:30 福井 AOSSA(6F研修室)
11月20日(木) 17:30~19:30 高知 高知市文化プラザかるぽーと(小ホール)
11月21日(金) 17:30~19:30 奈良 橿原文化会館
11月22日(土) 14:00~16:30 松江 松江テルサ
11月23日(日) 14:00~16:30 福岡 JR博多シティ
11月23日(日) 14:00~16:30 鹿児島 宝山ホール
11月24日(月・休) 14:00~16:30 名古屋 ミッドランドスクエア
11月24日(月・休) 13:30~17:30 岡山 岡山国際交流センター
11月25日(火) 17:30~19:30 草津 クサツエストピアホテル

内容:
関大「英語対策講座」(土・日・祝日のみ問題演習時間あり)、2015年度入試説明、個別相談

※事前予約不要、時間内の入退場自由


来場者には「2015年度一般入試・センター利用入試要項(願書)」「2014年度一般入試過去問題集」「関西大学オリジナルグッズ」をプレゼントして下さるそうです。

2015年度入試まであとわずかとなったこの時期、関西大学の最新情報を入手することができる貴重な機会です。オープンキャンパスに参加出来なかった方は、お近くの会場で行われるこの説明会に参加し、必要な情報を得たり、疑問点を無くしておくようにしましょう。

注目校が目白押し! 2015年度入試向けプレテスト(11月)

2014年10月20日 月曜日

2015年1月17日(土)の近畿地区中学入試統一解禁日に先駆けて、近畿地区の多くの学校では秋~冬に「プレテスト」を実施しています。

各私立中学が実施しておりますこの「プレテスト」は、中学によってテスト自体の名称は異なるものの、ご存知の通り各中学の入試問題と同じ傾向・同じ形式で出題されており、「入試本番の雰囲気に慣れることができる」「出題傾向がわかる」「受験勉強の指針となる」などのメリットがあります。まさに、入試本番へ向けて大変重要なテストとなっています。

以下、11月中に主要な中学で実施されるプレテストの日程をまとめております。「テストに慣れる」という意味もありますので、1回でも多く受験されることをお勧め致します(画像をクリックすると拡大します)。

※学校名の後ろの数字は、○回目の実施であることを示します
(回数は9月以降実施分を対象に集計)

※作成には万全を期していますが、詳細は学校HP等で必ずご確認下さい

学校名の後ろに何も数字等がついていないところは「1回しかプレテストを実施しない学校」ということを示しますが、11月はそのような学校が非常に多いことがわかります。

そんな学校の中で特に注目なのは、次のような所ではないでしょうか。

11月2日(日)常翔学園中・初芝立命館中
11月3日(月祝)清教学園中・帝塚山学院泉ヶ丘中
11月8日(土)東山中
11月9日(日)上宮中・龍谷大学付属平安中
11月15日(土)関西大学北陽中・清風南海中
11月16日(日)関西大倉中
11月24日(月休)桃山学院中

1回しかプレテストを実施しない学校をまず先にスケジュールに組み込み、その後で複数回実施の学校のいずれかの回をはめ込むようにしていけば、上手に今後のスケジュールを立てられるのではないでしょうか。

この11月は同一日に多くの学校でプレテストが実施され、それが毎週土・日と続きます。プレテストラッシュの一ヶ月となりますが、反対に次月12月になると、入試本番が近くなることもあって、極端に実施校数が減ります。それゆえ、11月の間は毎週毎週テストテストと続くことかと思いますが、最大かつ最後のチャンスとなるところが多くなりますので、ここが正念場となります。

中学受験生の皆さん、大変だと思いますがどうかひと踏ん張りしてほしいと思います。頑張って下さい。