2020年7月13日
京阪関目駅から近い大阪信愛学院は、136年の歴史を持つミッションスクールで、保育園~小学校は共学なので「女学院」の「女」が取れていますが、2年ほど前にこのエントリーでも紹介したように、中高は女子校で、そのメリットを生かして学習面だけでなく、スポーツ、文化面も含めて質の高い教育活動が行われています。
ここで、スクープ。今回の新型コロナウイルス禍に関して、家庭のオンライン環境整備補助の名目で数万円を支給した私学もありましたが、まだ入学していない子どものいるご家庭にも経済的に影響を受けた家庭も少なくないのではないでしょうか。というわけで、なんと、大阪信愛学院(中・高)は次年度入学者に対して『学びを守る支援』として「入学金全員免除」の方針を発表なさいました。しかも全員対象、条件もありません。この学校を運営する教会のシスターの皆さんの御決断とのことで、公平・公正な制度となっております。
私立中学・高等学校はお金がかかるから行きたくても行けなかった皆さん。チャンス到来です。ひとまず学校の説明会に参加してみましょう。
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2020年7月10日
さらに引き続き、兵庫県の公立高校の倍率推移です。今日は神戸市よりも西方面、明石~高砂~多可町方面の第3学区です。昨年度は倍率が上がりましたが、今年は全体的に落ち着いています。そんな中で京大・阪大・神戸大への合計合格実績25名を誇る進学校明石北が第1志願で定員マイナス30名、99名の第2志願からの流入(つまり第1志願不合格者)も少なく、入学者数がまさかの定員マイナス8名と本当の定員割れになってしまいました。明石城西も同じく入学者数が定員マイナス9名。いずれもここ数年では珍しい状況となりましたが、次年度は揺り戻しの可能性もありますので要注意です。
各学区の平均倍率推移を見てみましょう。ご覧のように全体的に下降していますが、今回は紹介していない第5学区はここ5年間定員割れ状態が続いており、今年はついに平均倍率も充足率も0.9倍を下回りました。但し第5学区は進学連携校方式(指定の中学校以外からの合格者は募集定員の18%以内に限られる)という縛りがあり、倍率は地域の中学生徒数の影響を受けるため、決して人気が無い、というわけではありません。74年前に創設された水産学校をルーツに、今でも海洋科学学科を併設し、敷地内に寮のある香住高校や、旧制中学校から107年の歴史を持ち、観光グローバル類型も設置する生野高校、旧制女学校から113年の歴史を持ち、地域連携のアクティブラーニングを行っている出石高校などなど、各校では独自の施設やコースによる魅力的な教育活動が行われています。(終わり)
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2020年7月9日
引き続き、兵庫県の公立高校の倍率推移です。今日は学校数も多い第2学区。地域北部の人口動態も影響し、近年では全体的に落ち着いた倍率になってきています。その中で難関校として第一志願だけでは定員割れの続く川西緑台は、85名といった第2志願者数を見ていただければわかると思いますが、それより難易度の高い高校の第2志願校といった使われ方になっていますので、合格ラインが下がっているわけではありません。
また、昨日と同じルールで倍率の変化が大きい学校の学校名を緑で塗っていますが、特に総合学科として特色のある科目設置や科目選択の自由度の高い伊丹北は根強い人気もあるのですが、毎年極端に倍率が乱高下している学校です。今年の出願動向も要注意です。(続く)
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2020年7月8日
気が付けばもう7月。中3生にとってはそろそろ志望校を考えなくてはならない時期が巡ってまいりました。というわけで、今回は兵庫県の公立高校、「学力検査」の倍率推移を作ってみました。
学校の並び順は当塾での過去データをもとに難易度順に並べたものですが、受験人数が少ない場合は推定値が含まれていますので、模試のランキングと異なる場合もあります。ご容赦ください。倍率が1倍未満の場合は赤色で、倍率が乱高下している学校名は緑で塗っています。
兵庫県にお住まいの方はご存じのように、兵庫県では公立高校を「第2志願」まで出願することができますが、ここでの「倍率」とは第一志望の「志願者数」÷「募集定員」での表記となっています。したがって、第2志願の生徒で、第1志願校が不合格になった受験生も含めて合否判定される仕組みですので、実際には入学者数が募集定員を下回ったのは伊川谷北と淡路の2校だけでした。
ご覧のように難関校は安定した競争倍率になっています。2016年にまさかの1倍割れになった進学校である星陵も、その後は手堅い人気が続いています。というわけで、内申ALL4以上が必要とされる夢野台以上の高校(この表では夢野台は1倍を割っていますが、実際には第2志願が流入するので高倍率になります)は、やはりそれなりの当日の点数も必要とされるわけです。(続く)
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2020年7月7日
泉北高速鉄道の泉ケ丘駅からバスで約7分の、緑で囲まれたプール学院大学の校地を引き継ぐ形で2018年に誕生した「桃山学院教育大学」でも、いよいよオープンキャンパスが開催されるようです。各回100組の定員制ですが、ランチ体験以外のプログラムは去年通り開催される予定だそうです。 一方、遠方に住んでいて参加するのが大変だな、という受験生のためのWEB版も用意されています。こちらは昨年のオープンキャンパスの様子の動画などで雰囲気を感じることができます。
大御所ぞろいの教授陣による少人数制の指導で、 保育士・幼稚園教諭・小学校教諭の資格取得の分野では定評のある桃山学院教育大学ですが、次年度から中高の国語、英語の免許もとれるようになります。加えて、希望すれば学校図書館司書や日本語教員の資格取得も可能です。将来学校で働きたい高校生は是非参加してみましょう。
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2020年7月6日
2月から次第に深刻化していったコロナ禍の影響で小中学生を招いての説明会や体験授業は自粛ムードが続いていましたが、説明会に加えて体験授業も行われるようになってきました。その一つ金光大阪の授業体験では理科実験と英会話体験が用意されているようです。しかも親子参加OKとの事ですので、保護者の方も一緒に楽しんでみては如何でしょうか。 申し込み制となっています。学校HPよりお申し込みください。
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2020年7月3日
神戸市の王子公園から少し山手にある神戸海星女子学院大学は65年前に開かれた短期大学をルーツに持つ女子大学ですが、現在は1学年が100名程度の規模で、先生と学生の距離が近く、キャリア教育も含めた丁寧な教育が行われている学校です。 入試説明会も、個別の進学相談が主なのですが、今回のコロナ禍の影響もあって、WEB経由での相談に加えて、AO入試の出願に必要な「事前面談」もWEB経由で行えるとの事です。発達心理の知識や英語運用力を身に着けたい女子は、一度アクセスしてみてはいかがでしょうか。
ここでお得な情報を一つ。英検2級相当の英語力はあるが、学費が心配という受験生は、こちらをご覧ください。実は入学までに取得すればよい、などさらに有利な条件もありますので、詳しくは学校にお問い合わせください。
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2020年7月2日
今年は甲子園での高校野球大会も中止との事で、大阪桐蔭野球部の活躍を見ることもできないのかなと思っておりましたが、本格的な練習は再開したとの事。そのうち地区レベルの試合も行われるでしょうからそちらの活躍も楽しみです。一方、学校としては大学合格実績でも大活躍したようです。 東大8名(うち現役7名)、京大33名(うち現役24名)、阪大22名(うち現役13名)などなど、国公立252名、省庁大学校を入れて259名という実績だそうです。
さて、今週末にはJR尼崎駅前のホテルでの出張説明会が開催されるそうです。阪神間の受験生・保護者はその合格実績の秘密を聞いてみるのはいかがでしょうか。予約制となっております。詳しくは学校HPをご覧ください。
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2020年7月1日
今年の私立中学入試関連の説明会は、オンラインで行う学校が増えてきました。堺市の帝塚山学院泉ヶ丘中学校もその一つ。しかし、この説明会は単に動画の視聴だけではありません。
まず、生徒は事前に算数の問題を解いておきます。その答えを入力して送信します。次に動画の説明会を視聴。そのあと個別に電話での相談か可能。また、生徒が解いた算数の解説が配信され、分析結果が後日家庭に郵送されるという手厚さ・・・。相当手間がかかっています。
お申し込みは学校HPからどうぞ。締め切りは来週水曜日です。
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2020年6月30日
学校も4月・5月はなかなか多くの人を集めての学校説明会が難しい状況でしたが、受験生にとっても 例年に比べて得られる情報が少ないため、不安な日々を 過ごしていると思います。そんな中、SNSを利用した情報提供を行っている学校が増えてきました。 こちら、大阪の大谷中学校・高等学校もその一つ。学校とLINEの「おともだち」になると学校からの情報が簡単に入手できるようになります。
学校、特に今から受験しようとする志望校に、質問するのは緊張すると思いますが、LINEのおともだちだと思えば、怖くありません。入学する前に、学校のことをいろいろ知っておきましょう。
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