2019年4月24日

授業は基本6時間、たまに7時間の日もあるようですが、授業後は9割近い生徒が部活に参加しています。(私立では驚異的な数値です)そこで14年前に作られた体育館を見せていただきますと・・・


バスケットの公式コートが2面取れる広さもさることながら、トレーニングセンターにはトレーニングマシンがずらりと・・・。ここは体育大学ですか、という充実ぶりです。ほかに柔道場も武道場もあり、外にはテニスコートがあり、と充実の環境です。確かここは進学校だったはず。大丈夫か?との疑問に応えるかのように、部活ごとの進学実績の資料があり、チラッと見せていただきました。すると例えば野球部は約半数が国公立合格。全員関関同立以上合格とのこと。野球部の合宿では勉強道具持参となっていて、夜は先輩後輩一緒に勉強会を開催しているそうです。インターハイなど全国レベルの大会に複数のクラブが出場していますが、部活がすごいだけでなく、部活によって学力も含めて生徒を成長させる仕掛けになっているところが、すごいぞ、というわけでした。2019年入試でも国公立大学(省庁大学校除く)現役合格者数が卒業生の34.2%となっています。(参考までに2018年度データですが、岸和田が41.8%、泉陽が30.2%、富田林は15.5%ですので、この数値の高さがお分かりいただけると思います。)(続く)

カテゴリー: 中学校・中学入試, 高等学校・高校入試 |
2019年4月23日

さて、厚かましさついでに施設を見せていただきました。まず、「リブラリア」という名前の図書館外観です。カフェではございません。

6万冊以上の蔵書を誇る図書館。司書の先生常駐で新しい本も多く、学校も図書館に力を入れているようです。その書架の上に何やら論文集がずらり。こちらは中学生が総合学習で作成した課題研究です。テーマは様々ですが、手に取ってみてみるとともかく深い。巻末を見ると多くの参考文献が明示され、しかもインタビューやフィールドワークに実際に出かけた跡も。このレベルのものを中学校のうちに作成できるとは感心至極でございます。

その上のフロアは自習室。中学生は18:00、高校生は19:00まで利用可能です。同じような自習室がほかにもありますが、いずれも監督の教員が付くとのこと。生徒の自主性を重んじる校風ではありますが、ルールはきっちり維持される体制になっています。

キリスト教(プロテスタント)の学校ですからチャペルがあります。高い天井と700席の重厚な木製の椅子が落ち着いた空間を作り出しています。パイプオルガンもスタインウェイのグランドピアノも燦然と鎮座しております。いいなぁ。(公立高校の生徒目線・・・)
(続く)

カテゴリー: 中学校・中学入試, 高等学校・高校入試 |
2019年4月22日
南海高野線 河内長野駅から通学専用歩道である「しらかしの道」を通って徒歩10分。落ち着いた戸建て住宅地の中の「清教学園」にお邪魔してきました。

この春、中学校173名、高等学校212名の新入学生(高校1年生は進級生が159名いますので合計371名です)を迎えられたそうですが、今日はその歓迎行事が行われています。

まず、中学生は「新入生歓迎スポーツ大会」。4つのチームに分かれて綱引きやドッジボールの試合が複数同時進行で行われています。4月には入学者向けのオリエンテーション合宿やガイダンスが行われ、何となく緊張感の漂った学校も多いのですが、清教学園では生徒にルールをたたき込むというのではなく、まず生徒さんが学校に慣れることを目指しているようです。

今日は天気も良く、いい思い出作りができたことでしょう。(続く)
(グランド 4階からの遠景写真)

カテゴリー: 中学校・中学入試, 高等学校・高校入試 |
2019年4月19日
今回の「先端理工学部」という新学部設置はこのような蓄積の延長線上にあるわけで、地球環境のみならず宇宙開発や新素材の創造など今までの学問分野の枠を超えた教育・研究機関として期待が膨らみます。既存の「理工学部」の改組という形での新設ですから、施設や教職員の新規確保といった心配もありませんね。


現段階ではここにあるような「課程」が想定されているようですが、重要なのはこれらが「学科」ではないという点です。(国内の理工系学部で初!)つまり「学科」という形では各学期にそれぞれの専門分野の必修授業の履修が必要ですが、「課程」とすることで、広い範囲からの科目の組み合わせによる「分野横断型の専門教育」が可能になります。さらに3年生の第2四半期には必修授業がなくし、留学や長期インターンシップにも挑戦できるという仕組みが構想されているようです。
何が学べるのか、も新しいのですが、どうやって学ぶのか、も新しいという学部のお話でした。1年後の設置を目指して準備中とのことですが、興味のある受験生はオープンキャンパスなど説明会で詳しい内容を聞いてみてはいかがでしょうか。

カテゴリー: 大学・大学入試 |
2019年4月18日
龍谷大学が新たな理系学部創設を発表しました。
(注意)もちろんまだ認可されたわけではないので、内容が変更になる可能性ありでお読みください

もともと西本願寺の仏教哲学の教育や研究機関である学寮としてスタートした龍谷大学ですが、明治初期にはキリスト教の研究もおこなわれ、その後文学部、経済学部、法学部など文系学部を増設し、文系の総合大学として発展してきました。さらに平成元年には滋賀県大津市の「瀬田学舎」に理工学部を開設し、理系分野も扱うようになりました。その理工学部の中にあった「環境ソリューション工学科」は琵琶湖の環境の工学的な分析を元に地球環境を考えようという最先端の研究がおこなわれてきましたが、食や農の分野をさらに深めるために2015年「農学部」が設置されました。そもそも人の魂は現世の縁が尽きると浄土に生まれて仏となり、また現世に帰ってくるという仏教哲学の考え方と、地球環境における物質やエネルギーの循環という考え方は親和性が良いためでしょうか、農学部はまさにロケットスタート。まだ卒業生が出ていない段階で、光合成や土壌といった栽培技術の基礎研究や土壌環境と森林植物の相関などの意欲的な研究結果が発表されるまでになっています。(続く)

カテゴリー: 大学・大学入試 |
2019年4月17日
阪急箕面駅から徒歩5分の住宅地の中にある箕面学園高等学校には、かつては女子のみ募集の「幼児教育コース」がありましたが、2010年度より全面共学の普通科総合選択制に移行して9年目、いまではなんと80種類以上の選択科目から自分だけの時間割を作成することで、大学進学やスポーツなど様々な進路に応じた履修が可能な学校となりました。さらに、十数校の専門学校や大学の協力によって、美理容・調理・自動車整備・観光など様々なジャンルの体験実習講座も開講されています。

今回届いたのは「エリア学習」という特別授業を体験することができますよ、というお知らせです。進学実績や設備などで学校を選ぶのも一つですが、やはり学校で一番重要なのは授業です。在校生と一緒にその授業に参加できるというのは得難い機会だといえるでしょう。事前申込制となっていますので、学校HPで詳細をご確認ください。

カテゴリー: 高等学校・高校入試 |
2019年4月16日
以前にこのエントリーで紹介しましたが大阪地下鉄御堂筋線「本町」駅下車出口すぐ。雨の日も傘をささずに登校できるという通学が便利な学校、相愛中学校のオープンスクールのお話です。

(画像をクリックするとPDFが開きます。)
小学生女子向けの体験イベントがいくつも用意されています。在校生のお姉さん方と一緒に130年の歴史を誇るこの学校の雰囲気を楽しんでみてはいかがでしょうか。事前申し込みが推奨されていますが、当日参加も可能とのことです。但し「制服マスコット作り」は既に定員に達しているようです。詳しくは学校HPをご覧ください。

カテゴリー: 中学校・中学入試 |
2019年4月12日
桜の花もそろそろ終わり、代わりに毛虫が出ますから気を付けましょう。ということをお伝えしたかったのではなく、過ごしやすい季節がやってまいりましたので、高校生はオープンキャンパスに行ってみましょう、というお話です。

阪急梅田からわずか29分、北千里の駅から緑豊かな住宅地の中の緩やかな坂を上りますと、キャンパス正面。そこからまっすぐ進みますと「千里金蘭大学」という女子大に到着します。ちなみに門の右手は金蘭千里中高です。
住友病院と提携している「看護学科」、保育士はもちろん小学校教員にもなれる「生活科学部・児童教育学科」も人気ですが、お勧めは「生活科学部・食物営業学科」。管理栄養士や栄養教諭の免許も取れるこの学科は調理の実習だけでなく細菌培養や動物を使った実験も多いなど、本格的なカリキュラムと食品工場さながらの食品加工実験室などの設備が自慢です。というわけで、ともかくオープンキャンパスに参加してそのあたりも詳しく聞いてみましょう。併せて校舎周りの環境もお楽しみください。

カテゴリー: 大学・大学入試 |
2019年4月11日
「河堀口」(こぼれぐち)という近鉄の駅が、JR天王寺駅隣接の近鉄阿部野橋駅から一駅のところにありますが、(その昔、和気清麻呂が・・・という由緒ある地名だそうです)その駅前という非常に便利な場所に80年以上昔から大阪女子商業高等学校(その後「大阪女子高等学校」と改名)という女子校がありました。法人はそのままで5年前に共学化、校名を「あべの翔学」と改名し、今ではちょうど男女が半々という学校になりました。女子高が共学化した学校の多くが男子の扱いが慣れていないのもあるのでしょうか、生徒が元気になりすぎるものですが、ここではそのようなことはありません。その理由の一つが「スポーツ専攻」でしょう。入試ではスポーツ推薦はありませんが、プレーヤーとしてだけではなく、スポーツトレーナー育成も目的としたスポーツ専攻という授業が設置されています。本格的なトレーニングマシンもそろっており、スポーツを通した人材育成がおこなわれているようです。

昨年度に比べて今年は説明会の日程も増やすとのことで、今年度は12月まで合計5回の説明会が行われます。事前申込制となっていますので、詳しくは学校ホームページでご確認ください。入試過去問プレゼントもあるようですよ。

カテゴリー: 高等学校・高校入試 |
2019年4月10日
本日立命館から届いたチラシとポスターを紹介しましょう。

立命館附属の3校は(本当は北海道にもあるので4校)それぞれ特徴がはっきりしています。新校舎ぴかぴかの「立命館中高」、国際バカロレアのコースを持つなどグローバル教育にも強い「立命館宇治」、元平安女学院大学の広々としたキャンパスを持つ「立命館守山」。立命館大学への推薦枠があるというところは同じですが、それぞれの学校が目指している部分はかなり異なるように感じます。
もちろんそれぞれの学校のオープンスクールに参加することをお勧めしますが、その前にこの3校の違いを知っておくというのもお勧めです。
というわけで、「令和」になって2回目の日曜日は「みやこめっせ」に行ってみましょう。
出口APU学長のお話も、とても楽しみです。

カテゴリー: 中学校・中学入試, 高等学校・高校入試 |