【2024年度入試では】近畿圏 女子大学 募集状況【どうなる?】その1

2023年12月21日

近畿圏には17の女子大学がありますが、それらの募集状況について調べてみました。定員と入学者数を旺文社の「大学の真の実力 情報公開BOOK」の各年度版を用いてまとめてみました。

ただ並べただけでは面白くないので、入学者数÷定員で充足率を求め、その過去3年平均でランキング形式にしてみました。

まず、10位から7位

10位の神戸女子大学は看護と2022年から設置した心理は常に定員超過しているのですが、文学部が募集定員の半分程度となっています。学部の定員変更は簡単ではないと思いますが文学部の定員を他に振り分けるか、学部改編が望まれます。

9位は京都光華女子。企業とのコラボや外部への情報発信も盛んな大学ですが、2024年度から看護福祉リハビリテーション学部の立ち上げに合せて現在新校舎建築中。現在の健康科学部と併せて医療系へのシフトが進んでいます。

8位は大阪樟蔭女子大学。東大阪にありますが、広範囲からの入学者を集めるなどブランド力の高さでしょうか、学部系統としては他大学では苦戦の学芸学部でも募集が成功しています。但し児童教育学部は、教育系不人気の全体状況を受けて、昨年も定員の半分以下の入学数となりました。

7位は神戸女学院大学。これも阪神間でブランド力が高い大学です。文学部、人間科学部、音楽学部の3学部なのですが、音楽学部は定員40名という規模ですので、実質文学部と人間科学部の入学者数で全体のランキングに影響が出ます。2017年には定員の120%の入学者がいたのですが、ここ3年はこのような状況です。こちらも国際学部と心理学部を新設予定となっていますので、今年の状況が楽しみです。(続く)