【分野横断型】龍谷大学 「先端理工学部」設置予定【専門教育】その①

2019年4月18日 木曜日

龍谷大学が新たな理系学部創設を発表しました。

(注意)もちろんまだ認可されたわけではないので、内容が変更になる可能性ありでお読みください

もともと西本願寺の仏教哲学の教育や研究機関である学寮としてスタートした龍谷大学ですが、明治初期にはキリスト教の研究もおこなわれ、その後文学部、経済学部、法学部など文系学部を増設し、文系の総合大学として発展してきました。さらに平成元年には滋賀県大津市の「瀬田学舎」に理工学部を開設し、理系分野も扱うようになりました。その理工学部の中にあった「環境ソリューション工学科」は琵琶湖の環境の工学的な分析を元に地球環境を考えようという最先端の研究がおこなわれてきましたが、食や農の分野をさらに深めるために2015年「農学部」が設置されました。そもそも人の魂は現世の縁が尽きると浄土に生まれて仏となり、また現世に帰ってくるという仏教哲学の考え方と、地球環境における物質やエネルギーの循環という考え方は親和性が良いためでしょうか、農学部はまさにロケットスタート。まだ卒業生が出ていない段階で、光合成や土壌といった栽培技術の基礎研究や土壌環境と森林植物の相関などの意欲的な研究結果が発表されるまでになっています。(続く)