産近甲龍につよい高校

2017年4月13日

今日は産近甲龍の合格者数の合計数でのランキングを作ってみました。ベスト50です(50位と51位が同数ですので、51校です。)

(数値は週刊朝日を参考にしています。空欄は高校からのアンケートで無回答という意味ですので、ゼロでない可能性もありますが、集計上一応ゼロとして集計しています。)

東大津、草津東、桃山学院の3校が抜きんでています。ただし東大津と草津東は京都産業大と龍谷大の割合が高いのに対し、桃山学院は近畿大学だけで240名合格しており、大半を占めています。近畿大学だけでランキングを作ると、1位は桃山学院、2位は泉陽、3位は清風、4位は清教学園、5位は初芝富田林と2位の泉陽以外は私立高校が並んでいます。募集定員のうち理系が占める割合が高く、難易度も上がっているため私立の進学校の優位性が表れているということでしょうか。

しかし、公立高校も健闘しています。昨日と同じように卒業者数で割って、学校規模による有利不利を補正してみました。

この補正を加えると、1位から7位まで公立高校が並びます。1位の草津東は体育科もあり、サッカーも全国レベルという学校ですが、大学受験に関しては推薦制度の利用を勧めないなど、私立の進学校のような方針をとっているようです。2位の東大津は部活も盛んな学校ですが、レベルが高い教材を使用し、高1から大学入試を意識した内容で授業が進められています。公立としては規模が小さい八日市高校や槻の木高校も上位にランクインしています。槻の木高校は単位制普通科の進学校として、14年前に作られた学校です。(正確には旧高槻南高校と旧島上高校を統合し、旧島上高校の校舎に設置)2学期制(半年で単位を認定できる)というメリットを生かして機動的なカリキュラムが組まれています。2学期制といっても前期、後期にそれぞれ3回、つまり年間6回の定期テストがあり、長期休暇でも受験対策の補習授業が組まれ、先生も生徒もとても忙しい学校なのですが、国公立大学への合格者数も伸ばしており、進学校として立派な実績を上げています。

この、槻の木高校と八日市高校、ともにこの春の高校入試に関してはなぜか低倍率となりました。(槻の木高校は1.03倍、八日市高校はまさかの0.99倍)御覧のような進学実績をたたき出している高校ですので、狙い目だといえるでしょう。