第37回 大阪府高等学校 第2ブロック音楽会

2018年11月13日

記録的に厳しかった夏の暑さもウソのように、今年もさわやかな秋がやってきました。というわけで、芸術の秋を楽しんでまいりました。

例年千里金蘭大学佐藤記念講堂で行われる高等学校第2ブロック音楽会ですが、今年は早稲田摂陵中学校・高等学校の「学園生徒会館」が会場です。2004年に建てられたこの建物は1Fが明るい食堂、2~3Fが約600席規模の立派なホールとなっています。舞台上には本格的な反響板が設置された音楽ホールとしての設計ですが、前半分の座席には折り畳み式の小型テーブルが設置されるなどセミナー仕様としても利用可能となっています。

(プログラム2ページ目以降はこちら↓のリンクをクリックすると、PDFが開きます。)

第37回第2ブロック音楽会プログラム

単独出演の21団体のうち、16団体が府立高校ですが、ここでは私立高校についてレポートします。

関西大倉中・高からは吹奏楽とギター合奏の2団体も単独ステージに出演です。どちらも30人以上と人数も多く、素晴らしい演奏を聞かせてくれました。(因みに1校で単独ステージ2団体出演は、これ以外には府立茨木高校と三島高校の2校だけです。)

共学2年目となった高槻中・高の吹奏楽は早くも女子部員の姿が目立ちます。とはいえ、まだまだ男子の方が多いので、切れの良い男子校サウンド(?)は健在です。

大阪高校の吹奏楽部も人数が多くなってきました。歌謡曲の編曲ものと吹奏楽の定番「テキーラ」で盛り上げてくれました。

早稲田摂陵中・高の吹奏楽は吹奏楽コースの生徒と、それ以外のコースの生徒の所属する吹奏楽部の混成チーム合計87名という大人数での出演です。演奏曲目は「オリエント急行」。本物の機関車が動き出して走り出す様子が目に浮かぶような素晴らしい演奏でした。客席の高校生たちも喜んでいます。

この音楽会ではコンクールのように賞や点数が付かないことも影響しているのかもしれませんが、どの学校も伸び伸びとした楽しそうな演奏ばかりでした。そういった意味でそれぞれの学校独自の雰囲気が発揮されるという点でも面白い演奏会です。

最後は時期的に少し早いのですが、合同合唱団+合同オーケストラによるクリスマス・メドレーの演奏で締めくくられました。

この演奏会は外部向けの宣伝はされていませんが、一般の入場も可能ですので、音楽に興味のある中学生は、出演する高校に所属する先輩などから情報を得て聴いてみては如何でしょうか。入場料は無料です。